2010年2月27日 (土)

高田馬場で昼食×3

高田馬場で昼飯を食うことにした。学生が多い街はどこもそうだが、うまい昼飯を食える店が多い。最近はチェーン店やブームのつけ麺の店などが増えたが、自分が学生だったころから営業している店もまだまだがんばっている。

電車の中で、どの店に行くかずっと考えていたが、3軒に絞ってから先、どうも1つに決められない。

相当真剣に悩んだ末、出した結論はこうだ。

「全部食べよう」

俺も社会人だ。学生のころよりは金銭がある。昔からこんな贅沢を一度やってみたいと思っていたのだ。

というわけで一軒目は、中華の老舗「秀永」。実は学生時代には入ったことがなかったが、あとで噂を聞き、そのあと何度か訪れている。

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注文したのは「白果鶏飯(とりめし)」。「おかずのクッキング」土井善晴先生もテレビでホメていた逸品だ。730円。

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鶏肉、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、そして銀杏を炒め、とろみをつけてご飯にかけたものだ。口に運ぶと、これが実にうまい。生姜のきいた鶏と、玉ねぎの甘さ、銀杏のほろ苦さを絶妙の味付けでつつみこんでいる。ご飯にもぴったりで、そこそこボリュームもあるのだがぺろりと食べてしまう。食欲のないときなど、超お勧めである。

                      ◇    ◇

次に向かったのは早稲田通りの「鳥やす」。さかえ通りにある「鳥やす」の支店だ。ここはランチ営業をしているので、学生時代から相当数通っている。

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代表メニューの焼き鳥丼は現在570円。自分が大学に入学したときは500円だったが、消費税導入に伴い520円に。この時点で5円便乗値上げしている。しかし、その後5%に税率がアップしたにもかかわらず、そのまま520円だった。つまり、この時点で本体価格は500円を割り込んでしまっている。近年ようやく570円になった。物価の優等生と言って差し支えないであろう。

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実にシンプルだが、七味とうがらしをかけて食べると本当にうまい。学生のころは大盛りにしていたが、普通盛りでも十分なボリュームだ。

                      ◇    ◇

そして3軒目。やってきたのはさかえ通りの「洋包丁」。カウンターのみの小さな店だが、自分が学生時代から人気の店だ。

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ボリューム重視であれば「ジャンボ焼」「スタミナ焼」などがお勧めだが、味で選べばやはり「からし焼」ランチであろう。620円。

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豚肉をさっと炒め、黒胡椒で味付けしたもの。濃いめの味付けとコショウの香りが実に食欲をそそる。ぱくぱくと食べ始まったが、さすがに腹がきつくなってきた。

だがうまいので箸を止めるわけには。いやしかし・・・

が・・・

ま・・・

おかずは完食しましたが、ご飯はかなり残してしまいました。すいません。

                      ◇    ◇

高田馬場もずいぶん様変わりはしているが、変わらないものもある。しかし一番変わっていないのは俺の精神年齢だったというオチだ。

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2009年4月18日 (土)

Bunkamura「ドゥ マゴ パリ」のランチ

「ひぐらしのく頃に」を観たシアターTSUTAYAはBunkamuraのほど近く。終わったのが1時半ぐらいなので、飯でも食おうとBunkamura内のレストラン「「ドゥ マゴ パリ」へ。

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Bunkamuraは今年で20周年だそうだ。バブルの恩恵で企業メセナ華やかなりし頃に出来たわけで、よく20年持ちこたえたと思う。ハコだけでなく、質の高いコンテンツをプロデュースしてきたことの賜物だろう。

このレストラン「ドゥ マゴ パリ」も、バブルの象徴みたいな存在だったが、これも消えることなくずっと営業しているのだからたいしたものだ。かなり久しぶりにメニューを見ると、意外にお手ごろ価格のランチが並んでいる。

よく前は通るけれど、店内に入ったのは10年ちょっとぶりじゃないだろうか。あのときは待ち合わせだった。窓側の席に座ると、エスカレーターを降りてくる人がよく見えるので待ち合わせにはぴったりなのだ。

この日は「日替わりプレートランチ」を注文。肉、魚料理がちょっとずつ入っているというものだ。

まず上等なスープとパンが出てくる。

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続いてこのようなプレートが。なかなか豪華だ。サラダ、フライドライス、肉、魚。思ったよりもボリュームがあり、パンも調子に乗って全部食べたのでかなりおなか一杯に。

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コーヒーと、小さなデザートもつく。

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これで1680円だから、休日のぜいたくランチとしては十分なコストパフォーマンスである。

今年の夏はBunkamuraにちょくちょく来ることになるだろうから、また寄ろうっと。

「ドゥ マゴ パリ」のページ

http://www.bunkamura.co.jp/restshop/magots/index.html

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2008年10月25日 (土)

浜乃納屋で釜飯と味噌汁

急に「ジーザス・クライスト=スーパースター」ひたちなか公演を観る事ににした。四季発売分は売り切れというので、会場に連絡してみるととても丁寧に対応してくれて、自分好みの席を1枚確保できた。

自分の住んでいる柏からは、フレッシュひたちで1時間の乗り換えなしで行けるので、どう考えても電車で行ったほうがラクチンだが、愛車のバッテリー上がり対策もあり車で行くことに。もっともこちらも、柏インターから常磐高速→北関東自動車道→東水戸道路で空いていれば1時間半ほどで行ける。

ひたちなかICで降りるのが近いはずだが、その前に飯を食っていこうと思い水戸大洗で降り、2年ぶりぐらいに大洗の「浜乃納屋」へ。

ここは味噌汁と釜飯をメインにした店で、なかなかの人気店だ。昼時はとても混んでいる。

この日はいわしのつみれの味噌汁と、あわびの釜飯を選択。釜飯はできるまで30分ほどかかるので、それまでサイドメニュー(味噌汁はメインです)を食べて待つ。仲間と来たときには、冗談のように大きい「ジャンボかき揚げ」を頼むところだが、これは4人がかりでもきついという冗談にならないボリュームなので今回はパス。いつも頼んでいる刺身の盛り合わせをオーダーする。

刺身の盛り合わせ。量的にも値段的にも、2~3人で食べてちょうどいいぐらい。

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きっかり30分ほどで、釜飯と味噌汁が出てきた。

釜飯は、あわびそのものよりもご飯のほうがうまい。あわびの上品な味わいを、米が炊き上がるプロセスの中でしっかりと吸収しているからだ。何かと一緒に炊くことで、ご飯をうまくするのが釜飯という料理だという基本的なことを再認識させてくれる。つみれの味噌汁はいつもうまい。

窓の外には大洗の海。たいてサーファーたちの姿が見える。

浜乃納屋の情報(Yahoo!グルメ)

http://gourmet.yahoo.co.jp/0003560693/M0008000210/

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2007年3月17日 (土)

東池袋大勝軒 3月20日閉店

日本ラーメン界の重鎮として、数多くの人材を育ててきた山岸一雄氏の率いる東池袋大勝軒が、3月20日に閉店する。

数年前に体調を崩してからは店に立つこともほとんどなかった山岸氏は、これをもって正式に引退し、今後は跡目を継ぐ飯野俊彦氏の新店舗を後見として見守り、また全国の弟子たちの店も廻って歩くのだという。

自分も最近は年に1回ぐらいしかこの店には来ていなかったが、閉店となればもう一度行っておきたい、と東池袋にやってきた。普段から最低1時間待ちは覚悟の店だが、閉店が報じられた影響でてからはその行列がさらに伸びている。数時間は待つ覚悟でその最後尾に並ぶ。

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実際数時間待ってやっと入った店内。出てきた「あつもり」は、大勝軒の名物メニューだ。

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いつもは「あつもりチャーシュー」にするがとっくにチャーシューは売り切れている。

初めてこれを食べたときは、その味、その量に度胆を抜かれたものだ。しかしもはやそのインパクトはめっきり薄れている。

それは、大勝軒の味が変わったのではなく、ラーメンを取り巻く環境が変わったのだ。もう麺が太い、スープの味が濃いラーメンは珍しくなく、どこでも食べられる。

同じように、大勝軒の古びた建物は昔のままだが、周辺の環境はすっかり様変わりした。独特の雰囲気を持った隠れた名店の多かった東池袋エリアだが、ほとんどは再開発で姿を消し、変わりに高層マンションが建ち並んでいる。

そういうことに感慨を覚える詩的なセンスは持ち合わせていないが、ここに歴史の断層が確実に存在している、ということを強く感じさせられた。

食べ終わって店の外に出ると、山岸氏が店の外でインタビューに応えていた。そのにこやかな表情は、なすべきことをなし終えた者だけが許される、充実感にあふれた男の顔だった。

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大勝軒のホームページ

http://www.tai-sho-ken.com/

余談だが、自分は大勝軒の一門の店では柏の「匠神 角ふじ」が一番好きで、地元ということもあり頻繁に通っている。あの冗談のように太い麺、濃いスープ、でかいチャーシューは明らかに邪道だろうが、あの感覚こそ、初めて東池袋大勝軒に行ったときの衝撃なのである。

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2007年1月13日 (土)

築地場外市場

3連休に訪れた爆弾低気圧で体が動かなくなり、その後熱も出てまたぞろ体調が悪くなってきたが、週末になるにつれ回復してきた。寝てばかりいるのもよくないだろう、ということで上記エントリーにあるように新橋演舞場に行くことに。

開演は12時なので、それまでにごはんでも食べようと思ったが、付近の店はたいてい11時半オープンからだからあわただしい。演舞場の中にも店はあるが、開演前に営業しているかどうか分からない。だいたい1人で「雪月花」はちょっときつい。

というわけで、ほど近い築地の場外市場へ久しぶりにやってきた。昔ならラーメンだ刺身だと店をハシゴして食べ歩くところだが、そこは俺ももう大人だ。分別というものがある。病み上がりでもあることだし、胃にやさしいものでもちょっとだけ食べていこう。

現地に着いたのが9時50分ごろ。

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天気はいいが非常に寒いので、体を温めたくなり、場外一の人気ラーメン店、「築地井上」へ向かう。

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このラーメンは、麺はまあ普通、スープは意外にあっさりした味だが、景気よく盛りつけられたチャーシューがうまい。さほど厚くはないが適度に歯ごたえがあり、味もしっかりしている。これで600円。

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さてすっかり体も温まったので、何かサッパリしたオードブルのようなものでも食べたくなった。そこで、ウニを箱ごと出すというふざけた店があると聞き、「鈴木水産」へ向かう。10時半からという情報があったが、10時10分ごろ行くともう開いていて、客が1人いる。座って噂の「生うに定食(1000円)」を注文。すぐに出てくる。

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うには国産ではなく、スーパーなんかで売っているレベルだが、とても1000円で買えるものではない。それにまぐろぶつと小鉢、味噌汁も付いているのだからお得感はいっぱいだ。うにの味も悪くない。

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かなり満足して店を出てくる。しかし時間はまだ10時半で、開演まではだいぶ余裕がある。スープ、オードブルときたらやはり次はメインだろう。というわけで「築地どんぶり市場」でまぐろホホ肉ステーキ丼(900円)をたべる。

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さっとソテーにされたマグロは生臭さがなくてうまい。今回は注文しなかったが、アサリの味噌汁(100円)、モツ煮込み(400円)もうまそうだった。

すっかり満腹になったところで、なんとなくデザートが食べたくなった。それならば、と築地共栄会ビル1階の「寿月堂」で抹茶クリーム白玉ぜんざい(890円)を。

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抹茶の粉も振りかけてあって、風味が抜群。白玉も弾力があっていい歯ごたえだ。

少し舌が甘ったるくなったので、食後のコーヒーをいただくことに。そのまま共栄会ビル2階の「築地インフォメーション・カフェ&ワイン」で260円のコーヒーを飲む。スタンド式の店だが、なかなかいい雰囲気である。

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と、だいたいこれで11時40分ぐらいになった。合計3650円の豪華ブランチだ。きょうは夕食はいらないな、と思っていたが、夕方5時から秋葉原の「立吉」で、このときと同じ量食べてしまったのは内緒だ。

築地場外市場のホームページ

http://www.tsukiji.or.jp/

ラーメン「築地井上」

http://tsukiji-monzeki.com/tsukijiinoue.htm

築地どんぶり市場

http://tsukiji-monzeki.com/donburiichiba.htm

築地共栄会のホームページ

http://www.tsukijikyoueikai.co.jp/

寿月堂

http://www.tsukijikyoueikai.co.jp/shop/jyugetu/index.html

築地インフォメーション・カフェ&ワイン

http://www.tsukijikyoueikai.co.jp/shop/cafe%20wine/index.html

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2006年8月26日 (土)

串揚げ 新宿「立吉」

新宿にある串揚げの「立吉」は、安くてうまいという評判で、いつも行列が出来ている。この日も30分ほど待って入店した。

1本170円(税込み)均一で、座るとどんどんいろんなネタの串揚げが出される。適当なところで「ストップ」をかける、という仕組みだ。

こういうシステムだと、昔の自分なら大いにファイトを燃やし、20本、30本と食べてしまうところだが、そこはもう大人だ。自制心を働かせ、適度な量をたべることにする。

それにこのときに述べたように、異常な血圧も記録してしまったので、食べ過ぎは禁物だ。

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1本目はカニ爪。串はささっていないが、素材のうまさを生かしたシンプルさが食欲をそそる。

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2本目はマッシュルーム。淡泊な味のキノコが、揚げることで個性を主張するようになるのが不思議だ。

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3本目は牛肉とししとうを一緒に揚げたもの。ししとうの辛さが牛肉のうまみと解け合って深い味わいをもたらす。

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4本目はグリーンアスパラ。これも素材そのままの味。

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5本目は名古屋コーチン。歯ごたえがあってうまい。

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6本目はうなぎの白焼きを揚げたもの。

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唐辛子。辛い。

続きを読む "串揚げ 新宿「立吉」"

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2006年7月 8日 (土)

筑波山ひたち野で常陸牛

アド街ック天国でも紹介されていた「ひたち野」で昼ごはん。ひたち野はつくばと大洗にあり、つくばでは常陸牛を、大洗ではあんこう料理を出している。

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ひたち野の店舗は奥飛騨白川郷の合掌造りを移築したものだ。世界遺産持って来ちゃっていいのかよ!?指定前の話ではあるだろうが。そもそも茨城なのになんで奥飛騨なんだか。まあそれが観光センスがいまひとつの茨城らしいといえばそうなんだけど。

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ここは駐車場が広くていい。女体山、男体山も見渡すことができる。

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入り口には、県知事を18年もの間務め、茨城に発展と停滞の両方をもたらした男、竹内藤男の手による看板が。我々の世代は知事といったらこの人だったのだが、ゼネコン汚職で逮捕され、寂しい晩節を迎えた。

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自然光を生かした風情のある内装がいい。

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「常陸牛囲炉裏焼ロース(150g、4200円)を注文。プラス525円でサラダ、みそ汁、ごはんがつく。だがよく見ると肉のつけ合わせにモチが2切れついているので、小食の人はこれだけで十分かも。常陸牛は、松阪牛のような華麗さも、佐賀牛のような油の乗りもない、素朴な味わいでそれなりにうまかった。

ひたち野のホームページ

http://www.hitachino.com/info/index.html

ぐるなび

http://r.gnavi.co.jp/a237900/

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2006年6月11日 (日)

目黒「アルカション」

目黒駅にあるフレンチの名店、「アルカション」に初めて訪れた。

かねてから評判の店であり、2年ほど前には「美味しんぼ」でも大きく取り上げられた(コミックス90巻「感動の多い料理店」)。一度行ってみたいと思っていたが、なかなか機会がなかったのだ。

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営業時間は23時までだが、ラストオーダーは20時30分と早い。ゆっくりと時間をかけて料理を楽しんでもらおう、という姿勢なのだろう。閉店してしまったパトリス・ジュリアンの店「サントル・フランセ・デ・ザール」もそうだった。

予約の時間から少し遅れ、ラストオーダー時間ぎりぎりにとびこむと、決して広くはない店内は明るくやわらかい空気に満たされている。いやがおうにも期待が高まるというものだ。

ここのディナーコースは「充実2皿コース」(4800円)「アルカションおまかせコース」(6500円)「スペシャルコース」(10000円)となっている。今回は「アルカションおまかせコース」を注文した。

前菜1皿目

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マスを焼いたシンプルな一皿。最小限の味付けで魚本来の味を引き出している、なんとなく懐かしい一品だ。

前菜2皿目。

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スミイカのオリーブオイル焼きをサラダ仕立てにしたもの。イカはやわらかく食べごたえがあり、また添えられた野菜がどれもこれも見事にうまい。

前菜3皿目。

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芋セロリをすりおろしてブランマンジェにし、さらにオマール海老を添えてスープにしている。セロリの鮮烈さを保ちながら、その刺激をまろやかな味わいに閉じこめている。このブランマンジェを作るのにいったいどれほどの手間がかかっているのか、想像もできない。

魚料理。

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魚料理はアイナメだ。その身の淡泊なうまさと、パリっと焼いた皮の香ばしさが絶妙のバランスである。つけあわせのキノコはジロール茸というフランスのきのこだそうだ。

肉料理。

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鴨のソテーは火の通し方が職人芸である。さわやかな味わいのソース、にんじんのパテ、温野菜にはちょっとだけトリュフが。

デザートの前の小さなデザート。

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ほんのりリキュールの聞いたシャーベットだ。

デザート。

5~6種類のデザートから1つを選ぶことができる。そのうち3種類を撮影。

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味も量も、大満足のコースだ。野菜がおいしい、というのがこの店の売りだが、アルカションというのはフランスの海を臨むリゾート地の名前だそうで、魚介類の取り回しも実に手慣れたものである。

決してぜいたくな素材を使っているわけではないが、それに丁寧に手を加えてうまい料理にしてくれる店、という評判は全くもってその通りだった。その手のかけ方も、だいぶユニークというかオリジナリティーの感じられるものだが、それでいて決してマニアックに走っているわけではない。あくまで真正面から素材に向き合い、常識にとらわれず、純粋に、真摯にそのうまさを追求した結果が、結果としてユニークなものになっているという印象だ。

素材や、その料理法を自慢げにひけらかすのもそれはそれで面白いが、この店はそういう店ではない。謙虚といえば謙虚だが、確かなものを提供しているという自信の現れでもあるのだろう。そのスタンスは料理だけでなく、住宅地にひっそりとたたずんでいる店構えにも、その内装にも、そしてそのサービスにも共通している。決して強い自己主張はしないが、絶大な信頼感を漂わせている。ぜんぶひっくるめて、実に気持ちのいい店だ。

なんだかちょっとだけ健康を取り戻したような気がした。

「アルカション」の情報(グルなび)

http://r.gnavi.co.jp/g235500/

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2006年6月10日 (土)

焼肉「正泰苑」町屋本店

東京一、いや日本一の呼び声もかかる「正泰苑」に初めて訪れた。銀座や大門、そして町屋駅前にもあるが、本店が一番うまいのだという。

路地を入った住宅地にあり、場所が分かりにくい上に外観はぱっとしないが、店内は明るくて小ぎれいだ。

出てきた肉は、一目見ただけでよだれが出そうに美しい。これはもう、食べずともうまいのが分かる。

食べてみた。

どれもこれも、言葉を失ううまさである。

塩カルビは肉本来のうまさが口の中でスパークする。上ロースは「生でもどうぞ」という店員の言葉を信じて食べると、舌の上でとろけていく。

レバ刺も、山芋をかけて和風仕立てにした創作っぽいユッケも、みなうまい。

元気のいい店員さんたちは各テーブルの様子をきちんと見ており、すぐに網を替えてくれるのもありがたい。

値段は、野郎二人でたらふく食べたのでそれなりにいってしまったが、チェーン店でない、普通の焼肉店なみといったところ。肉の質はいずれもIT長者が通うような超高級店並であることを考えれば、コストパフォーマンスは素晴らしい。

人気店のため時間を制限されてしまうのは、のんびり食べたい人にはマイナスか。しかし予約時に、すぐになくなってしまう上ロースなどを頼んでおくと取り置いてくれるなど、限られた時間で満足してもらおうという姿勢が感じられ、おごった印象は全くない。

ほかの焼肉がちゃんちゃらおかしく思えるほど、まぎれもない名店だ。

血圧が・・・

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泣くほどうまかった「塩カルビ」

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2006年5月 7日 (日)

「品達どんぶり」オープン

ラーメンをテーマにしたフードパークは最近あっちこっちに出来ており食傷気味だが、そのうちのひとつ、品川駅ガード下にある「品達」が5月3日にどんぶり部門をオープンさせた。上のエントリーと下のエントリーの間に時間があったので、さっそく見物に。

親子丼や海鮮丼など5種類の店が建ち並んでいる。そのうちのひとつ、「伝説のすた丼屋」に入ってみる。

すた丼といえば、国立に本店があり、最近急速に他店舗展開を初めている店だ。いまひとつ屋号に統一感がなく、店によって「スタミナ丼の店」とか「すた丼の店」とか「スタミナ飯店」とか書いてあるが、最近できた店はこの「伝説のすた丼屋」という名称を使っているようだ。

すた丼というのは要するに豚丼だが、ニンニクの効いた味付けと、圧倒的なボリューム感が特徴だ。ニンニクの苦手な人は、見た目も値段も同じの「生姜丼」を頼む。

自分は学生時代、友人が国分寺に住んでいて、遊びにいくたびに国分寺店に行っていた。とにかく量が多いので、いつも腹を空かせている学生には有り難い店だった。ただ、店員がリーゼントをばっちり決めた気合いの入ったおニイさんばかりだったので、残したらなぐられそうで、ぜったいに食べきらなくては、と妙にプレッシャーを感じながら食べていたのを思い出す。実際にはもちろんそんなことはないが、大盛りで残すと罰金、というルールはあった。その大盛りというのが、大きめのラーメンどんぶりにテンコ盛りにしたすさまじいもので、とても手を出す勇気はなかった。

さてかなり久しぶりに食べたすた丼は、ちょっと味もボリュームもパンチが欠けるような気がした。たぶん舌も腹も肥えたからだと思う。そして値段は他の店舗より50円高い600円。これは場所代が上乗せされているせいだろうか。

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品達どんぶりのホームページ

http://www.shinatatsu.com/donburi/index.html

すた丼のホームページ

http://www.sutadon.com/

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