10回目のブセナテラス 2日目
翌日の朝食は、自分の中では定番、朝にしか来たことがない「真南風」へ。
お粥か白飯か五穀米が選べる。この日はお粥を選択。京都「瓢亭」にインスパイアされたとみられるダシをかけてたべる。
さて、この日は昼からダイビングを予約してあるが、午前中何をしようかな、と事前にウェブサイトを見ていたところ、X-ジェットパックを導入したと分かった。これはちょっとやってみたい。
(ブセナのウェブサイトから)
予約して参加。人気なのと、人数が限られているので、この日は予約でいっぱいだった。
スタッフ2名でサポートするが、写真を撮ってくれる余裕はないため、写真撮りたい人は有人や家族に頼んだほうがいい。(そのサービスも考えてくれるといいけど。けっこう高いし)
わずか15分なので、不器用な自分は浮き上がるのがやっと、という感じだったが楽しかった。すぐに左右どちらかに回ってしまうので、そのバランスのとり方が難しい。でも30分くらいやったらそれなりにできるようになると思う。他の人を見てると、けっこううまくやっていたので、相変わらず自分の運動神経が並み以下だと痛感。
さてビーチで一休みしてからダイビングへ。4年前、ここでライセンスを取得したのだが、それ以来のブセナの海だ。しかもダイビングそのものが3年ぶり。ということでリフレッシュを兼ねてインストラクターさんに指導いただく。
なかなか中性浮力がとれなくて、写真撮ってるどこじゃなかった。波もけっこうあったので、というのは言い訳。
短時間だったけど、トイレに行きたくもならず(だいたいすぐ行きたくなる)、楽しいダイビングだった。
風呂に入ってから、クラブラウンジでおやつ。
いつもながら食ってばかりだが、この日の夕食はメインダイニング・ファヌアン。ファヌアンは以前はシンプルさの中にうまさを感じさせる技巧をこらしたフレンチだったが、数年前からは遊び心に富んだ、楽しいフレンチに変わっている。個人的には昔のほうが好きだったが、もちろん今のファヌアンも素晴らしい。
ただ、遊び心がありすぎて、写真を見てもなんだかわからない。メニュー保存しとけばよかった。
フルーツの上に生ハムがのっている。「デスノート」のLなら、ハムをよけて食べるところ。
漫画「Heaven?」で、「テリーヌを、短い辺が手前になるように盛るのはおかしいじゃないか」とオーナーが文句をつけたところ、シェフが「短い辺は容器に接触してるからきれいになるけど、長い辺は上の開いているところだからきれいにならない」と説明するシーンがあった。あれは勉強になった。
ところが、この皿をみると長いほうが手前になっている。
えっ!と思ったが、よく見ると薄く切った野菜(ズッキーニかな?)で回りをぐるりと巻いている。なるほど、これなら表面がきれいになるから、長いほうが手前になってもいいわけか。
あのときオーナーは「日本人なら末広がりでしょう!」と言ったが、その日本人の美意識と、料理人のプライドの両方を納得させている技法だ。
パンもあいかわらずうまい。
これなんだっけなー
魚料理。野菜で包み込んでおり、開けてみるまで中身がわからない。
パンおかわり。
肉料理。仔牛だったと思う。
デザート前の軽いデザート。パタリロか!といつも心の中で突っ込んでいる。
デザート本体。凝りに凝っているうえ、ボリュームがすごい。
ファヌアンはおいしいし、お腹いっぱいになる(パンおかわりしたからだ)ので本当にいいレストランだ。メインダイニングなのに、気取っていない。
それに、決して安いというほどではないけど、都内でこれだけの料理を食べたらたぶん倍ぐらいの値段にはなる。特に龍潭のあとだからそう感じるのかもしれないが、リゾートのちょっとした贅沢気分を味わうなら、リーズナブルと言えるのでは。
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