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2014年12月29日 (月)

9/11 Memorial Museum

9/11テロ事件のあと、ニューヨークに来るのはこれで6回目。しかし、グラウンド・ゼロ近辺に行ったことはなかった。正直、怖かったし、観光で行くのもためらわれた。

しかし今年、ミュージアムがオープン。この機会に行くべきだろうな、と初めて足を踏み入れた。

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よくテレビなどでも紹介されている、ビル跡地に作られた2つの巨大な噴水を見ながら、真新しいミュージアムへと向かう。全米から観光客が集まっているこのシーズンなので、チケットは時間指定でネット予約しておいた。Eチケットをプリントアウトして持参。

X線の荷物検査を経て入場。あまり厳しくはない印象だった。

米国では博物館の設計が十分に研究されていて、子供などにも興味を持ってもらえるにはどういう空間を作ればいいのか、そのノウハウが蓄積されている。同時に、今回のような負の遺産を、精神的なショックを受けずに伝えていくための工夫も多い。

このミュージアムは、そうしうた知見と、最新のテクノロジーを最大限に盛り込んだ施設になっているので、そうしたミュージアムの設計に興味がある人には参考になると思う。

展示されているのは、熱で変形した鉄骨や、命を救った階段など、当時の記憶を間接的に伝えるものが多く、また残っているビルの土台をそのまま見せたり、といった印象的な展示もある。自分はカメラを向ける気にならなかったが、撮影も許されている。

当時のニュース映像などを見ると事件を思い出してショックを受けてしまう人にも配慮し、そうした直接的に記憶をよみがえらせるような展示は、エリアを分けて入り口にその旨を明記し、さらにスタッフを立たせて「この中にはこういう展示があります」と説明したうえで入場させるようにしていた。

他の博物館と同様、ミュージアムショップがあり、そこには鶴の折り方の説明を添えた折り紙も売られていた。

早すぎる再開発や、抑え気味だが多少イデオロギーと関連づけた展示など、批判もあるかもしれないが、負の遺産をどう次の世代に伝えていくか、学ぶところは多い。当時の記憶を呼び覚ましたくない、という人は無理に行かなくていいと思うが、少しでも関心があるなら、行っておくべき場所だと感じた。

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館内の案内アプリもあって、事前にダウンロードしておくと、ロバート・デニーロによる解説を聴きながら回ることができる。日本語版もある(もちろんデニーロではないが)。ヘッドホンが必須となるが、音声だけでなく、文字でも表示できるので、英語が苦手で展示物の解説が読めない、という自分のような者にはとても役に立った。

11月にオープンした、全米一の高さを誇るワン・ワールドトレードセンター。複雑な思いで見上げる人も多い。

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9/11 Memorial Museumのウェブサイト
http://www.911memorial.org/




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