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2014年5月25日 (日)

AKB握手会の事件について

25日、岩手県で行われたAKB全国握手会で、メンバー2人とスタッフが暴漢に襲われ怪我をする事件が発生した。傷も軽くはないものだったようだし、精神的に受けたダメージも計り知れない。入山杏奈(あんにん)、川栄李奈(りっちゃん)、そして会場スタッフの心身の回復をただただ祈りたい。

事件そのものについては、公式発表は隔靴掻痒の感があるし、ネットの情報はまちまちだし、メディアの取材結果は明日以降にならないと出てこないだろう。だから今の段階では真相についてはよくわからない。

警備体制とか、リスク管理の甘さとか、いろいろ批判が出てくるのは当然だ。そしてそれについての反論もあるに違いない。だがその辺りについては、外野が騒がず、当事者が冷静に分析して結論を出せばいい話だ。

あと俺らが犯罪者予備軍だとか言われるのも、別に今に始まったことじゃないから気にならない。というか、人間は誰でも犯罪者になれる素質を持っている。そこに明確な線引きなんかできない。

自分が感じているのは、そういった話じゃない。

もう祭りは終わるんだな、ということだ。

いや、ブームがもうすぐ終わる、という話でもない。実際もうブームは下り坂にさしかかっているし、個人的には早くファンが減って、また昔のように会社帰りにふらりと立ち寄って劇場公演が見られた時代に戻ってほしいと思っているぐらいだから。

順を追って話そう。

AKBは、このグラフを掲載していたどっかのサイトの中の人が言ってたように、「やっちゃいけない」ことをあえてやる、「逆張り戦術」でブームを演出してきた。メンバー間であえて格差をつける。シングル曲を歌うメンバーをファンに選ばせる。あまつさえ、じゃんけんで決めてしまう。いろいろあるが、その最たるものはこの握手会だ。さして人気のない時期であれば握手会はふつうのことだが、AKBは人気が出ても握手会をやり続けた。膨大な費用と、メンバーの負担をおしてもなお、握手会をやめようとはしなかった。

「やっちゃいけない」ことには、理由がある。そしてそれはたいてい「確率は高くないが、悪いことにつながる可能性がある」というものだ。スピード違反も信号無視も、それをしたからといって事故に直結するわけではない。だが繰り返していけば、確実に事故を起こす確率は高くなる。

そして日本、いやこれは海外でもそうかもしれないが、そういう「悪い結果を招くかもしれないから、禁じられている行為」は、期間や地域を限定して、たまに解禁されることがある。「祭りの日だけは○○が許される」という具合に。

AKB界隈においても、メンバーと握手するというのは、劇場という空間の中で、あるいは年に何回かだけに限定された「祭り」だった。

それを「カネになるから」といって毎週のように、そして全国の巨大な会場で開催するようになった運営側の姿勢は批判されてしかるべきだろう。リスクがあるから「やっちゃいけない」とされているのに、その頻度を上げれば、今回のような事件がいつか起きることは誰でも予想できることだ。

もちろん「楽しいから」といって、その踊りの輪に加わっていた俺たちも、批判されるのは当然だ。

映画「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」で、ラムちゃんは「学園祭の前日」という心浮き立つ時間を永遠に固定させることを夢見る。

でも、祭りを永遠に続けるなんて、しょせん夢でしかないのだ。

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2014年5月21日 (水)

AKB48 37thシングル 選抜総選挙 速報結果分析

今年もAKB総選挙の季節がやってきた。きのう20日から投票が始まり、1日が経過したきょう、早くも速報を発表するのは例年どおりのスケジュール。結果は下記の通りだ。

【選抜圏】
1位 HKT48 Team H 指原 莉乃 37,582票
2位 AKB48 Team B 渡辺 麻友 25,283票
3位 SKE48チームS/ AKB48チームK 兼任 松井 珠理奈 23,012票
4位 AKB48チームB / NMB48チームN兼任 柏木 由紀 17,266票
5位 AKB48 Team A 島崎 遥香 15,514票
6位 SKE48 チームE / 乃木坂46兼任 松井 玲奈 14,897票
7位 NMB48チームN/AKB48チームK兼任 山本 彩 14,798票
8位 SKE48 Team E 柴田 阿弥 12,340票
9位 SKE48 研究生 松村 香織 12,190票
10位 HKT48チームH / AKB48 チームK兼任 兒玉 遥 9,879票
11位 HKT48 Team KⅣ 森保 まどか 9,562票
12位 AKB48 Team K 横山 由依 9,505票
13位 AKB48 Team A 高橋 みなみ 9,005票
14位 SKE48 Team S 二村 春香 8,755票
15位 AKB48 Team K 北原 里英 8,584票
16位 SNH48チームSII / SKE48 チームS兼任 宮澤 佐江 8,273票

【アンダーガールズ圏】
17位 AKB48 Team A 小嶋 陽菜 8,177票
18位 SKE48 Team E 須田 亜香里 8,114票
19位 SKE48 Team E 磯原 杏華 7,981票
20位 HKT48チームKIV / AKB48 チームA兼任 宮脇 咲良 7,963票
21位 AKB48 Team B 高橋 朱里 7,469票
22位 HKT48チームKIV / AKB48チームB兼任 朝長 美桜 7,114票
23位 AKB48 Team 4 加藤 玲奈 6,437票
24位 AKB48 Team 4 木崎 ゆりあ 6,359票
25位 NMB48チームBII / SKE48チームS兼任 渡辺 美優紀 6,276票
26位 NMB48チームM / SKE48チームKII兼任 山田 菜々 6,100票
27位 HKT48 Team H 駒田 京伽 6,056票
28位 HKT48 Team H 穴井 千尋 5,849票
29位 SKE48 Team E 岩永 亞美 5,761票
30位 AKB48 Team K 岩佐 美咲 5,490票
31位 SKE48 Team KII 山田 みずほ 5,163票
32位 AKB48 Team 4 佐々木 優佳里 5,146票

【ネクストガールズ圏】
33位 SKE48 Team S 大矢 真那 5,133票
34位 AKB48 Team K 小嶋 真子 5,132票
35位 HKT48 Team H 坂口 理子 5,079票
36位 NMB48 Team BII 梅田 彩佳 5,000票
37位 SKE48チームKII / NMB48チームBII兼任 高柳 明音 4,945票
38位 HKT48 Team KIV 本村 碧唯 4,821票
39位 SKE48 Team S 山内 鈴蘭 4,734票
40位 NMB48 チームN / AKB48 チーム4兼任 小谷 里歩 4,526票
41位 AKB48 Team 4 峯岸 みなみ 4,504票
42位 SKE48 Team KII 大場 美奈 4,260票
43位 NMB48 Team M 白間 美瑠 4,144票
44位 SKE48 Team KII 古川 愛李 4,143票
45位 AKB48 Team A 川栄 李奈 4,057票
46位 HKT48 Team H 田島 芽瑠 4,021票
47位 AKB48 Team A 武藤 十夢 3,973票
48位 NMB48 Team BII 薮下 柊 3,884票

【フューチャーガールズ圏】
49位 HKT48 Team H 岡本 尚子 3,778票
50位 HKT48 Team KIV 多田 愛佳 3,767票
51位 AKB48 Team 4 岩立 沙穂 3,751票
52位 NMB48 Team BII 市川 美織 3,608票
53位 SKE48 Team S 宮前 杏実 3,599票
54位 SKE48 Team KII 阿比留 李帆 3,545票
55位 NMB48 Team M 谷川 愛梨 3,514票
56位 乃木坂46 / AKB48チームB兼任 生駒 里奈 3,510票
57位 HKT48 Team H 松岡 菜摘 3,481票
58位 SKE48 Team E 小林 亜実 3,471票
59位 NMB48 Team N 上西 恵 3,417票
60位 AKB48 Team K 宮崎 美穂 3,372票
61位 SKE48チームKII / AKB48チームA兼任 古畑 奈和 3,354票
62位 SKE48チームE / HKT48チームKIV兼任 3,332票
63位 AKB48 Team B 内山 奈月 3,324票
64位 AKB48 Team B 高城 亜樹 3,315票

【アップカミングガールズ圏】
65位 AKB48 Team A 前田 亜美 3,209票
66位 AKB48 Team B 倉持 明日香 3,194票
67位 AKB48 Team B 平田 梨奈 3,145票
67位 AKB48 Team 4 岡田 奈々 3,145票
69位 NMB48 Team M 高野 祐衣 3,100票
70位 AKB48 Team B 大島 涼花 3,030票
71位 AKB48 Team K 田野 優花 3,026票
72位 SKE48 Team E 斉藤 真木子 3,010票
73位 AKB48 Team K 小林 香菜 2,998票
74位 SKE48 Team E 梅本 まどか 2,973票
75位 SKE48 Team E 熊崎 晴香 2,904票
76位 HKT48 Team KIV 植木 南央 2,895票
77位 AKB48 Team A 入山 杏奈 2,871票
78位 SKE48 Team S 北川 綾巴 2,866票
79位 AKB48 Team 4 茂木 忍 2,815票
80位 AKB48 Team K 石田 晴香 2,809票

と、これだけコピペしても、何が起きてるかいまいちピンとこない。というわけでこれを可視化してみよう。

昨年は、これをツリーマップ表示しているサイトがあったのだが、もうなくなってしまったので、そのソースをまるごとコピーして、今年のデータを流し込んでみた。それがこれ。(マス目の大きさは得票数。色は正規メンバーデビューの年。ベテランほど赤く、ルーキーほど緑に近づく)


さらに、これをグループ別に並べ替えてみる。

こうすると、いろんなことが見えてくる。

まず厳しい現実としてつきつけられているのが、NMBの凋落だ。

実は、昨年も速報段階ではNMBはHKTに負けていた。しかしそれは指原票があったからで、指原を除いた合計には勝っていた。ところがどうだ。今年は指原を差し引いても負けている。

これはもちろん、渡辺美優紀(みるきー)がやらかしたせいである。だが、それだけか?

山本彩とみるきーの2トップにこだわりすぎて、それに続く人材の育成に力を入れてこなかったツケが回ってきた、と見るべきではないのか。いや、力はそれなりに入れていたのかもしれないが、成果が上がっていないのだ。もちろん、様々なアクシデント(と、言っておこう)があったのは気の毒ではあるが、この結果はかなり残酷だ。市川美織に助けられていることも考えると、状況はさらに深刻である。

先日のさいたまスーパーアリーナを見ても、また運よく新体制移行前の「ここにだって天使はいる」(まーちゅん生誕←じまん)を見たときも、もうそれは「山本彩とNMB48」だった。その印象が形になって現れてしまった。

そして、あいかわらずのSKEの選挙の強さ。もはやグループ合計はAKBと遜色ないレベルまで来た。

しかも須田亜香里の底知れない人心掌握術と、大矢真那の宗教的なコミュニティーを考えると、この結果ではまだ本気を出していないように見える。高柳明音、古川愛李もまだ積んでくるだろうし、松村はさらに爆発する可能性がある。

かたやAKB陣営は実に元気がない。ぱるるのこの順位は大健闘だが、さらに上に行きそうなのは岡田奈々くらい。強いていえばSKEから来た木崎ゆりあ、といったところ。

最終的には指原莉乃、渡辺麻友(まゆゆ)の一騎打ちになるだろうが、そこがさほどヒートアップしなければ(全体的にもっと票が割れれば)、SKE合計とAKB合計の逆転もありうるか。

ところで、てんとうむChu!どうした。朝長美桜が田島芽瑠に大差をつけたのは太いオタががんばったからだろうが、朝長22位、小嶋真子が34位、田島46位、岡田奈々67位、北川綾巴78位、西野未姫と渋谷凪咲に至っては圏外だ。ここはおじさん達の奮起を期待しよう。俺もがんばる。

ところで、昨年からこの「速報」に全力を注ぐ一部のファンの動きが顕著になってきた。

その代表例は昨年いきなり8位につけた柴田阿弥。最初から速報狙いで一気にファンが初日に投票を集めたのが功を奏したわけだが、それが話題を呼んで最終結果でも17位という好位置につけた。その後の活動でもポジションを上げてきているので、ファンの努力は大いに実ったといえる。今年も8位につけているのを見ると、本当に素晴らしいファンを獲得しているのは分かる。

しかし今年は柴田だけではない。11位の森保まどか、14位の二村春香、27位の駒田京伽などなど、ファンの血のにじむような頑張りが透けてみえる。下位にもそうした、かつての佐藤亜美菜のようなブーストのかかったメンバーがぞろぞろいて、見ていて実に面白い。

おそらく運営側も、こうした面白さを狙ってわずか1日で速報を発表しているのだろう。何しろ最終投票数は260万以上。1位の得票数は15万以上。昔と違い、ファンが財産を投げ打って結束したところで「奇跡」を演出するのは難しい。

しかし速報なら、まだ何とか爪あとを残すことができる。それが去年の柴田のようにポジションアップにつながるチャンスも生まれる。ファンが自分たちの力でストーリーを作ることができるのだ。

下位の面白さに引きかえ、1位から4位のまあつまらないこと。もちろん全力でこのあたりに投票したファンもいるだろうし、特にまゆゆには保守層の票が集中しているに違いない。だがほとんどは、ライトな層からの票が占めているものと見える。

そこには、運営の引いた本線をなぞりながらも、多少は自分たちで支線を作って楽しんできたAKBの醍醐味が微塵も感じられない。与えられた物語をただ消費するだけの素直すぎる客層だ。

一方で、そうした層を取り込まないと、ビッグビジネスにならないのも確かではある。日本のエンターテインメント産業は、モノを言いつつそれなりにカネを出す少数の人に支えられている。だから、いまいちぱっとしない。モノを言わず、ちょっとしかカネを出さない多数の人を招き入れれば、ビジネスとしては伸びるけど、中身がつまらなくなる。

このジレンマからどう抜け出すか。それを考えるために、またブログを真剣に書こうと思う。

話はそれたけど、この速報について他にも言いたいことはたくさんある。でもグラフ作るのに疲れたので、もう寝ます。

オフィシャルサイトはこちら
http://www.akb48.co.jp/sousenkyo/37thsingle/sokuhou.php


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2014年5月11日 (日)

twitter

寄る年波には勝てないので、ツイッターも併用することにします。

http://twitter.com/kengaku_showby

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2014年5月 5日 (月)

四季「キャッツ」博多の猫はほどよい大きさ

グリザベラ 早水小夜子
ジェリーロラム=グリドルボーン 岡村美南
ジェニエニドッツ 加藤あゆ美
ランペルティーザ 山中由貴
ディミータ 増本 藍
ボンバルリーナ 高倉恵美
シラバブ 和田侑子
タントミール 滝沢由佳
ジェミマ 松山育恵
ヴィクトリア 馬場美根子
カッサンドラ 藤岡あや
オールドデュトロノミー 橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 正木棟馬
マンカストラップ 松島勇気
ラム・タム・タガー 阿久津陽一郎
ミストフェリーズ 永野亮比己
マンゴジェリー 笹岡征矢
スキンブルシャンクス 塚田拓也
コリコパット 横井 漱
ランパスキャット 政所和行
カーバケッティ 一色龍次郎
ギルバート 新庄真一
マキャヴィティ ニ橋 純
タンブルブルータス 松永隆志
 

キャナルシティ劇場でキャッツを観るのは、福岡シティ劇場時代も含めて初めてだ。というか、常設劇場でのキャッツが初めてである。

どんなものだろうと思ったが、ふつうの劇場がゴミに埋もれているのは、仮設の専用劇場とはまた違ったワクワク感がある。そして劇場がぐっとコンパクトに感じられる。これはなかなかいいではないか。昔、札幌JRシアターで観たとき(ジェリーロラムは堀内敬子)以来の「狭いキャッツシアター」だ。もっとも考えてみれば、ロンドンでもニューヨークでもキャッツは普通の劇場を改造してやってたわけで、日本がちょっと特殊なわけだが。

キャストはなかなかの豪華な布陣。劇場は撤退したけど、福岡の市場はちゃんと重視してますよ、というメッセージだろうか。

早水グリザベラはさすがの安定感。しかも、そこに円熟味が加わってきた。彼女のメモリーのあとは拍手も起きない。みな圧倒されているからだ。メモリーに感動し、そのあとの静寂に感動。これは他では味わえない醍醐味だ。

今回、むちゃくちゃ期待していたのが岡村ジェリーロラム。エルフィーもピコもなかなか良かったからね。で、これが期待通りだった。この役、どうしてもグリドルボーンとしての歌唱力が重視されがちなんだけど、個人的にはジェリーロラムの、オジサンのつまんない話も楽しそうに聞いてくれる、という水商売な優しさがとっても大事だと思う。岡村ジェリーロラムはそのあたりの情感をきっちり出せていた。

そしてそれ以上の出来だったのが、高倉ボンバルリーナ。もうタントミールはきついのかな?と思ったがとんでもない。その動きのシャープさは健在で、タントミールと並んで同じ動きをする場面ではシンクロ率高すぎて笑った。それにしてもこの人猫メイクがホント似合うというか、可愛い猫になるなー、丸顔で薄味の美人さんだからだろう。いつかジェニエニドッツも見たい。実に可愛いおばさん猫になるに違いない。

松島マンカストラップは初見。クドさが出ていたミストフェリーズとは一転、なかなかの爽やか好男子である。ウィキッドでフィエロとか演じたからだろうか?スキンブルナンバーの「やくざな奴」は、ヤクザというより不良。胸にジェット団のJの文字が見えた。

阿久津タガーは相変わらず変な人。決して猫じゃない。でも久しぶりにタガー締めを見られてよかった。

久しぶりだったこともあり、改めてキャッツの楽しさを実感した。期間限定公演だけど、また行こう。

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キャッツのウェブサイト
http://www.shiki.jp/applause/cats/

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