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2013年9月28日 (土)

連続テレビ小説「あまちゃん」終了

「あまちゃん」が終わった。ここまで人気だと、いや俺はそんなでもないね、とカッコつけたくなるところだが、到底そんなことはできない。これは21世紀になって作られたドラマの中で、最高の出来なんじゃないか。

みんながこのドラマを語り、分析し、論評している。だから今更かもしれないけど、一応ブロガーとして、ひとこと呟いておこう。

「あまちゃん」の魅力は多すぎて、とてもその全てを挙げることはできない。宮藤官九郎のスゴさに的をしぼっても、その数はそんなに減らない。なので2点だけ。

 

まず一点目は脚本のダイナミックな構成だ。「ホンモノ」と「ニセモノ」の2つの世界観を立体的に交錯させている。

この作品には多くのニセモノが登場する。海に潜れないアキの代わりにウニをとる安部ちゃん。歌えない鈴鹿ひろ美の代わりに歌う春子。夏ばっぱの言うように「サービス業」であり漁業ではない観光海女。東京出身なのに訛っているアキ。「いい母親」を演じようとしているユイの母。東京に詳しい(つもりの)ユイ。存在自体にニセモノ感あふれる荒巻太一。数えあげたらキリがない。

こうしたニセモノたちの競演の中で、ホンモノ(と思われる)家族の愛情や、信頼関係といったものが、翻弄され続けていく。それが前半の展開だった。

ここで注目すべきは、ドラマの中でニセモノの中のホンモノが描かれていくだけではなく、ドラマ自体がリアルな世界とリンクすることによって、ニセモノ化していることである。視聴者は、ホンモノの世界の中でニセモノを見ており、その見ている先でニセモノにホンモノが圧倒されているのだ。

さらに言えば、ホンモノのアイドルだった人がニセモノの世界でアイドルを演じているが、そもそもアイドルってニセモノなんじゃないか、というかなりこんがらがったマトリョーシカな構造も用意されているが、混乱するからここでは脇に置く。

そして終盤が近づくにつれ、ホンモノとニセモノの立場は次第に逆転していく。登場人物はそれぞれに、ニセモノを捨て、ホンモノに向かおうとし始める。

その逆転が決定的になる瞬間はどこだったか。それは「おらのばっぱ、恋の珍道中」の週だ。この週は、どこか他の週と比べ、異なる印象を受けた人も多いのではないか。あのエピソードは、このダイナミックな構成を完成させるために必要な「特異点」だったのだろうと自分は見ている。

その象徴的な画面がこれだ。
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ホンモノとニセモノが交差した瞬間である。この瞬間、ホンモノの橋幸夫はニセモノになり、ニセモノの世界でホンモノを見抜くことになる。その状況を発生させるために、ずっと北三陸から出たことがなかった夏ばっぱが、初めて東京に出るという特別なイベントによって熱量を高める必要があったのだ。そのエネルギーによって、2つの世界観のバランスは逆転し、さらにはドラマの内と外という垣根も崩れてしまう。

じゃあ福田萌やさかなクンもご本人が登場しているじゃないかという声もあるだろう。それに対し無理にこじつけるとするならば、福田萌の登場はドラマの中のニセモノが、ホンモノの現実世界とリンクしていることを示したもので、さかなクンはニセモノとホンモノの世界を超越し、自由に行き来できる次元トラベラーとして存在している。さかなクンは、キャラを作っているわけではなく、普段からあの調子であることが知られている。これは、実際に一緒に仕事をした人から聞いたから間違いない。そういうさかなクンにとって、ホンモノかニセモノかは全く意味をなさないのだ。

「恋の珍道中」の翌週が「おらたちの大逆転」。太巻は改心(?)してアキを主役に起用。ホンモノ優勢の流れが決定的になって東京編は終わる。そして再び舞台は北三陸へ。そこには圧倒的なホンモノ(自然)を前に、ニセモノの力で懸命に生きようとする人々の姿が描かれる。ここへきて、ホンモノとニセモノ、どちらが正しいのかという議論の余地はなくなり、完全に両者は等価のものとして相対化される。だから、これまで「落武者(≒影武者)」とネガティブに表現されていたニセモノが「あまちゃん」という表現に変わる。

そもそも宮藤官九郎の脚本の持ち味は、世の中のあらゆる現象を一歩引いて見たようなドライさだ。そこには優劣を競うべき価値はなく、すべてが相対的に描かれる。「生」「死」までを含めて。

 

二点目は、そこに関係してくる。震災の描き方だ。

このドラマが震災を描くことは最初から分かっていた。だから、どんなに楽しくても、能年玲奈が可愛くても、のめりこみ過ぎないようにセーブをかけている自分がいた。

上に述べたように、宮藤官九郎は生も死も現象としてしか捉えない。つまり、死を描くときに、それを「特別なもの」という包装紙に包むことなく、そのまんまで提示する。だから、宮藤作品は常に血なまぐさい「死の香り」が漂う。

その宮藤官九郎が震災を描く。正直、恐怖だった。終盤、どんなにショッキングな展開が待ち構えているのか、想像だにできなかったし、想像もしたくなかった。それを考えると、「リアス」のにぎやかなやりとりを見ていても、この中の誰かは「死ぬため」に創られたキャラクターなのでは、という目で見てしまう。

だが、結果的に、誰も「死ぬため」に生きてはいなかった。その代わり、観光協会のジオラマが、実は「壊されるため」に用意されていたのだと知った。

この震災の描き方に関しては、批判もあるようだ。宮藤官九郎なら恐れずにもっと深いところまで入り込んで描けたのではないか、日和ったのではないか、という気持ちからだろう。それも分からないではない。

しかし、果たしてそれが可能だっただろうか?震災で家族を失った人の気持ちを、震災から2年しか経過していない今日、納得のいく形でドラマとして描けるだろうか?

真相は分からない。しかし、自分はこれで良かったと考えている。確かに被災地の現実は描けなかったかもしれない。だが、被災地ではないところにいた人の現実を、あまりにもリアルに描き出していた。揺れが収まったときのアキの「じぇじぇ!明日お披露目ライブなのに」という、場違いな心の声。テレビのニュースを見ながら、それをどう解釈していいのか分からず混乱しているアメ女やGMTのメンバー。すべて、「あの日」に起こった現実だ。

震災の記憶を風化させないように、忘れないように、というのはみんなが心がけていることだ。そのために被災地を訪問したり、被災した人の話を直接あるいはメディアを通じて聞いたりする人も多い。もちろんそれらは価値のある行動だ。しかし、それは多くの人にとって「忘れない」ためのものではなく、「新たに知る」ためのものだ。

このドラマを見て、震災当日、自分が何を考え、どう行動したのか思い出した人も多かったと思う。これが「忘れない」ことだ。

当日だけではない。ネットでも話題になっている「潮騒のメモリー」歌詞に込められたいくつもの仕掛け。「寄せては返す 波のように」という歌詞が問題になって、CDは宣伝もされることなくひっそりと売られることになる。

カンのいい人なら、この歌が最初に流れたとき、これが震災にからんでくるのだと予測できただろう。しかし自分はそんなことは考えもしなかった。だからドラマの中で、歌詞が問題で映画が中止になる、という状況に、滑稽ささえ感じた。

ところが震災直後、多くの映画やドラマが公開延期になったり放送中止になったりしている。もし、自分もあの曲を震災の3カ月後ぐらいに聞いたとしたら「あ、これはマズいんじゃないか」と感じたに違いないのだ。もう、自分は震災直後の感覚を完全に「忘れて」いるのである。

被災地以外で起きた現実を、これほどリアルに描いたドラマは初めてなのではないか。そう考えれば、震災を描いたドラマとしても、やはり「あまちゃん」は特筆すべき存在である。

確かに被災地の人が本音を語るシーンは少なかったかもしれない。しかし、自分は鈴鹿ひろ美の問いかけに夏ばっぱが答えたこの一言だけで、十分に胸に響いた。

「歌っても歌わなくても、津波の事は、頭から離れませんから。どうぞ、お構いねぐ」。

このシーンを見て、「ちゅらさん」のあるシーンを思い出した。それは、一風館で管理人のみづえさんとおばぁが2人で語り合うシーンだ。ぜひ沖縄に遊びに来いと誘うおばぁに、みづえさんは「戦争のことを思うと、気軽に遊びには行けない気がして」と語る。するとおばぁは「みづえさんのような人に、沖縄に来てほしいわけさ」と返す。短いシーンだが、ちゅらさんの中で最も印象に残っている場面だ。

20世紀に制作されたNHKのドラマで沖縄を描くときには、必ずといっていいほど戦争の記憶が深く陰を落としてきた。21世紀になって制作されたこのドラマは、NHKにとっては異例とも言える「戦争を描かない」沖縄の物語だった。そこに、1シーンだけ挿入された戦争の記憶。だから余計に重く感じられたのかもしれない。

また過去の朝の連続テレビ小説でも、悲痛な出来事はいくつも描かれてきた。「鳩子の海」では原爆投下、「純情きらり」では東京大空襲、「甘辛しゃん」では阪神・淡路大震災。他にもたくさんある。だが、いずれもそうした出来事を時間をかけて描くよりも、その経験をしたヒロインの生きざまを描いてきたのはすべてに共通している。

ここに思い至り、宮藤官九郎は、あくまで朝の連続テレビ小説のフォーマットの枠内で、「あまちゃん」を書き上げていることに気付く。確かにNHKにあるまじき小ネタのオンパレードなど、一見破壊的に見える作品だが、ヒロインの成長、周囲の人々との心の交流、親子の愛情、日本の行く末など、この枠に必要な要素はすべて踏まえているのである。

「結局普通の朝ドラだった」と批判している人のコメントをどこかで見た。確かにそうだ。だからこそ、スゴいのである。

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まあでも、一番印象に残ったのは、オーディションでアキに負けた小野寺ちゃんの表情だったよね。

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2013年9月22日 (日)

らぐぅんぶるぅ

さて、沖縄にもご当地アイドルがいる。もともとの名を「らぐぅん」と言い、ライブ活動などをしていた。

いつか観たいと思っていたが、俺の中でがぜん注目度が上がったのは、「琉神マブヤー1972レジェンド」に出演していた棚原里帆が「りほ」として加入してからだ。

りほ、その後に加入したあやの2人で、らぐぅんの派生ユニットとして「らぐぅんぶるぅ」が結成され、その後オリジナルメンバーは卒業したため「らぐぅんぶるぅ」だけが残った。そこにまいこが加入して、今に至る。ここまでの経緯は複雑だが、「御菓子御殿」など沖縄を代表する企業のCMソングを歌っており、今は順風満帆だ。

この3人、何とか観られないものかと調べていたが、ちょうど浦添市の病院で、地元との交流を目的としたイベントがあり、そこに出演することが分かったので出向いてみたのだ。

オタらしき影は少なく、完全に病院、そして地元の人のイベントだったので、後ろのほうから邪魔にならないように見学。

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3人とも沖縄の子らしい可愛さと溌剌さに満ちていて、観ていてとても心地いい。よーし、この子たち推すぞ!と心に誓って帰ってきた。

らぐぅんぶるぅの公式ブログ

http://ameblo.jp/gungun-lagoon/

このあと、ちょっとしたアクシデント発生の連絡があり、急きょ帰宅することに。ばたばたの夏休みだったけど、らぐぅんぶるぅに会えた大収穫の沖縄旅行だった。

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夏休み4日目

この日も那覇ステイ。またしてもいい天気だ。台風どこにいったんだか。白いシャツに袖を通し、上機嫌で「白いシャツ着よう~♪」とチームB公演「パジャマドライブ」の『白いシャツ』を鼻歌で歌いながらまずは朝ごはん。

またしてもミカドへ。前日気になった「やきうどん(ケチャップ味)」を頼んでみる。

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なるほど、沖縄そばをナポリタンのようにケチャップで味をつけるわけか。たくさんの野菜が入っているあたりはまさしく焼うどん。これはクセになる。

しかしさっそく白いシャツにケチャップをつけてしまった。

午前中、国際通りなどぶらぶらしながら時間をつぶし、昼からレンタカーで浦添市方面へ。牧港のブルーシール本店、その横にあるブルーシール直営レストラン「On Dish」に入る。

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ここには以前も来たことがある。2008年だ。 アメリカンなステーキに、ブルーシール食べ放題が付けられるとあっては、俺が気に入らないわけがない。

同じようにステーキを注文。

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そしてセット(480円)を頼むと、サラダバー、ドリンクバー、スープバー、そしてアイスクリームバーが使える。これはお得過ぎる。

だから、隣のブルーシール本店で「ビッグマウンテン」(3500円)を食べるより、こちらのアイスクリームバーを使ったほうが、単純にアイスをたくさん食べるなら安上がりだ。もっともフレーバーは20種類に限られるけど。

というわけで20種類食べた。

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皿に盛ったそばから溶け始めるから大変だけどね。いやー幸せ。

ブルーシールのウェブサイト

http://www.blueseal.co.jp/


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2013年9月21日 (土)

夏休み3日目

この日は波照間に足を延ばす予定だったが、那覇にいる。これも何かの縁だろう。那覇の街歩きを楽しもう。この時のことをちょっと思い出した。

まずは朝食。前夜、ミカドで「味噌汁」を発見したので、そうだ味噌汁にしよう、と連日のミカドへ。

以前このブログでも書いたように、沖縄大衆食堂のメニューに「味噌汁」とあったら、それはオプションではなく単独の、しかも定食のメニューだ。オマケにつく味噌汁とは全く別のものが、どんぶりで出てくる。オーダーを受けてから1杯ずつ丁寧に作る。

カウンターから眺めていると、ダシを張った鍋に、とうふ、こんにゃく、豚肉を入れ、調味料を入れ、アクをすくいながらしばし火を通し、味噌を溶かす。それから卵をポーンと入れる。そして野菜を入れ、ひと煮たちさせて完成。途中味を確認したり、アクをすくったり、とても丁寧に作る。

そして出てきた味噌汁。定食だからご飯もつく。

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これは朝ごはんにピッタリだ。卵がとてもいい感じである。ちなみに三笠の味噌汁はこんなだった。

そこから歩いて桜坂へ。ここには独立系のシネコンとして、ロードショー作品と単館系の作品、名作のリバイバルなどを独自企画で上映している「桜坂劇場」がある。

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そこで「標的の村」を観た。

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8月に公開され、東京でも中野で上映されているが、なかなか行く機会がなかった。しかし、沖縄で観ることができたのはかえって良かったかもしれない。

この作品は、琉球朝日放送が制作したドキュメンタリーで、やんばるの森への米軍ヘリパッド建設反対運動から、オスプレイ阻止のための座り込みによる普天間基地封鎖までを、住民・県民視点で描いている。

あえて日本政府や米軍のコメントを入れず、住民の姿や声をたんたんと写し続ける手法は、ジャーナリズムではないかもしれない。だがそれによって、沖縄に住む人の憤りがストレートに伝わってくる。

特に、この映画では住民と沖縄県警とのもみ合いの場面が何度も登場する。どちらも沖縄の人たちだ。その悲しさこそ、沖縄が置かれている複雑な状況を象徴している光景である。

2009年の9月17日、自分はその年の夏休みを迎え、沖縄に行く準備をしていた。未明に行われた鳩山内閣の発足記者会見で、北沢俊美防衛大臣は普天間基地について「(民主党が訴えてきた)県外移設は最もいい選択肢だが、現実を直視して対応したい」と述べた。

それを見て、自分はこの日、那覇について最初に普天間基地を一望できる宜野湾市の嘉数高台公園に向かった。当時、ここはさほど多くの人に知られておらず、ひとりでじっくりと普天間の現状を確かめた。住宅地の中にある基地であると同時に、美しい海に面した基地であることもわかった。町内の有線放送がのどかに情報を伝える中、ヘリや小型飛行機が発着を繰り返している。

そのあと、この普天間移設問題がいかにこじれたかは知っての通り。この場所も、自分が訪れた少しあとに民主党幹部がやってきたりして有名になった。

翌年、このときは両親を連れて沖縄に来たのだが、またこの場所にやってきた。すると多くの人がここを訪れており、ちょっとしたダークツーリズムの名所になっていた。

そんな経緯もあり、普天間の問題にはそれなりに関心を持っていたが、この住民による封鎖事件は、関東ではほんの少ししか伝えられていなかった。その模様を生々しく映し出したこの映画は貴重で、そしてまさにそのあまり伝えられなかったという事実を含め、重い。

この日は朝1回だけの上映だったが、200人弱と思われる劇場内はほぼ満員。途中、涙を流す人もいた。

映画が終わったのが昼過ぎ。そろそろ昼食である。前日、facebookで教えてもらった、沖縄そばの店に向かう。

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移転してた。しかもまだ移転先で開業してなかった。

仕方ないので、ここも何度となく来ている、牧志の公設市場へ。ここは高いとか強引だとか、観光客向けだとかいろいろ言われるが、観光客にとっては有難い場所だ。

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ミーバイやオジサン、セミエビなどを刺身でいただく。ミーバイは半身を塩焼きに。うまかった。

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「琉宮」でまた沖縄ぜんざい。何回も食べてるが、ここのは本当にうまい。

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前日、地元の人にfacebookで市内のイベント情報をまとめたサイト( http://event.uruma.jp/list.php )を教えてもらった。網羅的で、実に役に立つ。それをもとに、沖縄県立看護大学の学園祭という、きわめてローカル、そして心躍るイベントに参加できた。

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思ったより男子学生も多くて、ああ時代は変わってるんだなあと実感。「性教育コーナー」があって、これは!と目を輝かせて入ったところ、医学的、社会学的見地に基づく極めてまじめな研究発表だった。当たり前だ。ごめんなさい。

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さんざん食べてるブルーシールも、数割増しでうまく感じた。

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2013年9月20日 (金)

ウサギの日

前日は十五夜だった。そこに目がけて台風19号「ウサギ」が急接近。日本列島にはほとんど影響がなく、先島諸島の島間航路に一部の影響が出る程度、とのことだった。

で、まさにその島間航路が止まると大変困るのである。

この日は昨年同様に西表の海でダイビングを計画していたが、当然波は高くて中止。このまま島にいても閉じ込められるだけなので、とりあえず石垣島へ脱出することにする。

でも朝食は食べる。グルクンの一夜干しがいいかんじ。

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滞在時間が極めて短かったが、ニラカナイはなかなかいいホテルだった。また来よう。

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ホテルから近い上原港はいつも波が高く、欠航が多い。台風が来るとまっさきに閉まる航路だ。そこでバスで大原港まで移動し、そこから石垣へ。

とりあえず昼飯でも食うか。前日、70オーバーの運転手さんから「石垣牛はステーキよりハンバーグのほうがうまい」という話を聞いた。確認してみようじゃないか、とガイドブックなどにも掲載されている有名店「コーナーズ・グリル」へ。とても人気があり、30分近く並んで入った。が、俺のあとは並んでなかったのでタイミングもあったようだ。そもそも、小さな店である。

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アボカド、チーズを添えたハンバーグが出てきた。食べてみると、こりゃあうまい。

そもそも石垣牛はうまみが濃いのだが、同時に少し歯ごたえもある。肉なんて歯ごたえがあって当たり前だが、肥育場で穀物を大量に食べさせられた肉はとてもやわらかい。このへんは何のデータを見てるわけでもなく推測だが、石垣牛は放牧で草を食べてる期間が比較的長いのではないか。そうなると、当然肉は硬くなるはず。それで石垣牛は他の肉と比べて歯ごたえを感じるのでは。

ハンバーグにすると、その歯ごたえが打ち消されて、うまみだけが残る。うまいはずである。

あくまで当て推量なので自信はないが、要するに石垣牛のハンバーグはうまい。空港などではお土産用にも売っているので、買っていこうっと。

「コーナーズ・グリル」の近くに「北キツネの大好物」があった。九州でちらほら見かけるクレープ屋さんだが、石垣島にも進出していたのか。FCかな。それにしても石垣島で北キツネとは。その取り合わせに笑ってメニューを見ると、この店オリジナルで沖縄ぜんざいも出しているという。ならば食べない手はあるまい。

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ちゃんと煮豆にかき氷をかけた沖縄ぜんざい。そのうえにこの店ではソフトクリームをでーんと乗っけている。最高だ。

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そこからさらに街をぶらついていたが、石垣島のホテルがかなり埋まっていて、これというところが取れない。台風の影響は空路にも及ぶ可能性があるし、このまま本島まで戻ろうと決意。

空港へ向かい、那覇行きの便を予約。17時過ぎには那覇に到着した。

さて、那覇に来たものの、むろんノープランである。とりあえず夕飯でも食うか。なんか今日は移動だけしてるのに、飯だけはきちんと食べる日だな。

確保したホテルから近かったこともあり、何度も来ている三笠食堂に行こうと思ったが、そのすぐそばに、同じ24時間営業の「ミカド食堂」がある。実はこっちのほうが少し有名。今回はミカドに入ることにした。

メニューを眺めると「ちゃんぽん」「味噌汁」がある。正しく沖縄大衆食堂だ。三笠のちゃんぽんも以前食べたので、比較してみようとちゃんぽんをオーダー。

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三笠のはひき肉がメインだったが、こちらは野菜がたくさん。味付けが濃いので食欲が進む。

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ホテルに戻って、さてあすからどうしたものかと思案していたが、facebook上でいろんな方からアドバイスをいただいた。おかげでどうにか明日の予定も完成。寝るか。

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2013年9月19日 (木)

2013年の夏休み

きょうから夏休み。だいたい、じゃんけん大会の直後ぐらいに時期が固定されている。

いつも羽田まで車で行くのだけれど、前の晩がひさしぶりの完徹だったので、それは危険だろうとバスで行くことに。しかし家に帰った時間がすでにバスの初便の時刻だった。それより遅い便は渋滞で時間がかかりすぎる。

てなわけで通勤ラッシュの中、でかい荷物をかかえ迷惑千万な客に。しかも山手線で人身事故があり、上野から浜松町まで、かなり殺気立った雰囲気の中で移動。

今年は新しい石垣空港(南ぬ島 石垣空港)ができ、羽田からの直行便も復活した。ひとつそれに乗ってみようじゃないか、と張り切ってきたが、いきなり20分の遅れで出鼻をくじかれる。

新しい石垣空港は市街地から遠い。つまり離島ターミナルから遠いのだ。例によってギリギリのスケジュールを立てていたので、船に乗り遅れてしまう可能性がある。

とりあえずバスを待っていられないので、タクシーに乗って「●時●分の乗船に間に合いますか?」と聞いたところ、オーバー70の運転手さんは「じゃあ、暴走族で行こうねえ」と嬉しそう。といいつつスピードは全く出さず、農道など裏道を通って無事間に合うように送り届けてくれた。感謝。

この運転手さんとの会話は盛り上がった。ここに書けないようなネタも多いが、ねんりんピック(高齢者スポーツ大会)であっちこっち行ってるそうで、各地の土産ものの話題に。自分が茨城出身だとか言ってないのに「俺は納豆が嫌いでね」と、沖縄における納豆の話と、いかに体質に合わないかを語りはじめた。実は茨城の出身で、というと「今すぐ直行便で帰れ!(笑)」。サイコー。

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そして「国内の交通には一部を除き影響がありません」と伝えれている台風19号。そのまさに一部が石垣島から西表島(上原)行きの船の欠航だ。そこで西表島(大原)行きに変更、もう何回目かわからん西表島へ上陸だ。

今回宿泊するのは「星野リゾート ニラカナイ」。ニラカナイといえば、環境問題で建設反対運動が起きたことでその名を知られてしまったホテルだ。自分も当初はそれを聞いて泊まるもんかと思っていたのだが、どうも現地で話を聞くと、いろいろ裏事情があったようで、一方的にホテルが悪いという話でもないことが分かった。とはいえ経営母体のユニマットの方針もいまいち好きになれず、二の足を踏んでいた。それが、今リゾート再生で注目の星野リゾートに経営が移ると、ウェブサイトなどの雰囲気もだいぶ変わり、アクティビティーの充実ぶりも感じられた。ならば泊まらない理由がない。

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部屋はちょっとバブリーで、設備的なマイナス面はいくつかあるが、従業員のモチベーションは高く、さすが星野という感じ。

時間がないので夕食は15分ぐらいでいっきに食べる。一般的なホテルブッフェメニューのほか、ヤギ肉料理や中身汁など、ディープな沖縄メニューも充実。時間があればいろいろ食べたかった。

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そしてアクティビティーメニュー「ヤマネコを探せ!」に参加。環境保護のため1日1組限定、と聞いていたが、申し込んだらあっさり通ったので何人かで行くのだろう、と思ったら俺ひとり。人気のメニューでなかなか空きがないというのに、なんか申し訳ない。

このメニューでは、ナイトビジョン(暗視装置)を使い、ヤマネコの姿を観察するというもの。もちろん見られない可能性のほうが高いのだろうが、観察できた数も少なくないという。

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残念ながらこの日はヤマネコの姿を見ることはできなかったが、ナイトビジョンを使えたのは楽しかった。ちょっと欲しくなったが、買ったらぜったい良からぬことに使いたくなるだろう。

サキシマハブを間近で見た。

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