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2013年5月 5日 (日)

壱岐の旅

HKTはどんたく初日終了後横浜に行ってしまったので、いきおいやることがなくなった。どうしたものかな、と思ったとき、ふとどんたく祭りのステージに参加していた壱岐観光協会の人たちを思い出した。

そうだ、壱岐に行ってみよう。

壱岐は長崎県だが、博多埠頭からジェットフォイルで1時間。気軽に行ける距離だ。

長崎は本当に広くて、佐世保や平戸、雲仙など地続きでも行くのが大変なのに、離島も多い。それだけに、各地域が魅力にあふれていて、何度訪れても新しい発見ができる。五島には以前行った。壱岐は初めて。

意気揚々と降り立ち、まず向かったのが、玄関口となる郷ノ浦港にほど近い、商店街にある「塞神社」。結構人通りの多いところなのに、実に堂々と、堂々としたモノが祭られている。

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・・・圧倒的じゃないか。(一部写真を加工しています)
昨年春に行ったこのお祭りを思い出した。

続いて、壱岐出身で「電力王」の異名を取った松永安左エ門の記念館へ。数々のエネルギー企業を立ち上げ、戦争に反対し、戦後は民間主導の復興を主張し(このため官僚主導の復興を描いた吉田茂と対立した)、高度成長の礎を築いて1971年95歳で没。叙勲などを一貫して嫌ったり、没後の莫大な財産を一切子供たちに相続させなかったり、とぶれのない人生を死の直前まで貫いたという。館長さんの説明で実に勉強になった。

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博多で走っていた市電を移送して展示してある。敷き詰めた石は、軌道敷に使われていたものだそうだ。

そして数年前にできたばかりの立派な「一支国(いきこく)博物館」へ。土器をはじめとした数々の出土品などを多数展示するとともに、弥生時代からこの地域が栄えていたことを示すことを分かりやすく解説している。

展望フロアは4階だが、壱岐には高い山がなく、全般的に平野のない長崎では諫早に次ぐ大きさの平野がここにあるとか。少し離れたところに原の辻一支国王都復元公園が見える。この公園と博物館、地図で見ると近くのようだが、ちょっと歩くのはきつい。

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絶景の「左京鼻」。海は碧く美しい。海女さんたちの漁が始まっていた。

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満潮時には海に浸かるかっこうになる「はらほげ地蔵」。住民の方が前掛けなどを常に替えているようだ。

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壱岐は元寇に際し戦場となった。弘安の役(1281年)で、壱岐国守護代として戦闘を指揮したのが、弱冠19歳の少弐 資時(しょうに すけとき)。前線で勇猛に戦い、戦士したこの若き武将は今も壱岐の人たちに「資時さん」と慕われているという。そのお墓や、海から引き揚げられた碇石などがあるのが少弐公園。

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こちらは文永の役の古戦場、新城の千人塚。住民の手でとてもきれいに手入れされている。
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壱岐の島には無数の古墳が点在している。そのうちのひとつ、掛木古墳は玄室の中まで入って、石をくりぬいた石棺を見ることができる。あっ指かかっちゃった

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壱岐といえばウニ。ということではらほげ地蔵に近い「はらほげ」食堂でうにのぶっかけ定食をいただく。

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これは、久しぶりにいいウニを食べた。味もいいけど、香りが、そうだウニってこういう香りだった、と思い出させてくれる強烈なもの。

ウニの香りは、ミョウバンをかけたら当たり前だけど、塩水漬けでも失われてしまう。このウニはいい。知床のバフンウニ以来の衝撃だ。

そしてそこから車で10分ほどの芦部港から博多へ戻る。

観光タクシーをお願いして3時間半の急ぎ足だったけど、実に勉強になった。弥生時代や鎌倉時代の歴史が手に取るようにそこに存在している。そして、住民の人々がその歴史を大切にし、ともに生きているのが分かる。

日本神道発祥の地と言われる月読神社など、他にも多くの文化施設があり、夏にはマリンスポーツも楽しむことができる。ウニだけでなく、壱岐牛も素晴らしい味だそうだ。これは再びじっくり訪れなくてはなるまい。

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2013年5月 3日 (金)

HR・LinQ・HKTふたたび

昨年のどんたく祭りでは、HR・LinQ・HKTの福岡3大アイドルグループ(と勝手に呼んでいる)を1日で見ることができた。

今年はそれは難しいだろう、と考えていた。なぜなら、HKTは4日、5日と横浜でイベントを開催しているからだ。

2日の前夜祭には出演すると聞いて、さすがに平日はいけないなあ、とこのGWにHKTを見ることはなかば諦めていた。

3日の朝、博多につき、ホテルに荷物をあずけてキャナルシティのスターバックスでこの後どう動くか考えていた。

すると、指原の番組の公開収録を博多駅前のステージで行うということが、指原のGoogle+で流れた。うん?指原が博多にいるということは、まだ主要メンバーいるということか?続いて、宮脇咲良が「今日もどんたくに参加します!」という情報を流してきた。

そういえば、昨年の参加も、運営側は情報出してなかった気がする。人が来すぎて迷惑をかけるのを避けるためだろう。

だが、どんたくというのは特殊な祭りで、メインの場所がない。街のあちこちに「演舞台」というステージが作られ、そこで主に市民グループが歌ったり踊ったり、さまざまな芸や技術を披露するのだ。

なので、参加すると分かっても、どこで何をするのか分からない。各演舞台のスケジュールまでは、どこにも発表されていないからだ。

さてどうしたものかな、と思っていたら、田島芽瑠が、どのステージにどのぐらいの時間に出るのか、Google+に流してくれた。めるGJ。無邪気に書き込んだように見えるが、本能的にファンのためを思ってくれたに違いない。こないだ握手したときも思ったけど(したのかよ)この子はまっすぐにすべてのファンと向き合える。どんなおじさんだろうと、ヘンな奴だろうと、分け隔てなくくったくのない笑顔で対応できるのだ。確かにとんでもない逸材かもしれん。とにかくありがとう。

それで、まず博多駅前のステージでスケジュールを確認すると、なるほど、指原の公開収録のあと、HKTステージが予定されている。

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そして昨年HRを見た市役所前のステージにも、HKTの文字が。

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博多駅前のステージは観客席が少なく、遠巻きに見るにもスペースがあまりないので、まずは市役所側のステージに集中することにする。でも出番が15時からで、まだ10時半のため、さすがにここでスタンバイするのは体力もたないな、と考えてとりあえず飯食いに行く。おなじみ稚加榮の昼定食。

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ささっと食べてしまい、会場に戻るとまだ12時。他にやることもないので席に座ることに。まず後ろのほうに座り、前のほうが空いたらそこに移っていく、という方法で、3時間後には前から5列目ぐらいまで行けた。

3時間も暇だなあ、と思っていたが、次々登場するどんたく隊はみな個性があって面白く、他県の人たちの観光PRを聞いたり、市民団体のダンスを眺めたりしているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまった。どんたくは楽しい。ふつうの市民が参加して思い思いに盛り上げる、という意味では、ニコニコ超会議の楽しさに通じるかもしれん。

そして15時、めるの情報どおりHKT登場。メンバー数人が来てちょっとしゃべるぐらいかな、と思っていたらとんでもない。スキップ選抜そのまま来た。いや、指原がいない。これは嬉しい。しかも代りに熊沢世莉奈が入ってるじゃないか!こりゃまたケッコー。

そしてこのメンバーで「スキ!スキ!スキップ」と「HKT48」を披露。いやーたまんねえ。

充実感を覚えつつ、その市役所の隣にあるベスト電器の上にあるホールへ。ここでLinQの公演を見るのだ。この日はセンター高木悠未の生誕。実行委員が配るサイリウムを持って入場した。

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その終了後、博多駅前のステージに行ってみる。スペースは狭いけど、思ったほどカオスになってない。出番の50分前からスタンバイして、立ち最前をゲットできた。座席がそもそも少ないので、市役所前のときより距離は近いかも。

HKTの出番の少し前、HRが登場。3組の中ではもっとも早く誕生したHRだが、その生みの親が立ち上げたLinQと、そしてHKTに完全に勢いで遅れを取っている。

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しかし、HRの素晴らしいところは、地元のイベントやお祭りに実によく顔を出し、ライブなどを行っていることだ。これはLinQが常に東京志向なのとは対称的である。昨年も、今年も、あちこちの会場で、手分けして募金活動も行っていた。

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あいかわらずごたごたも多いが、5期生の安田玲が成長著しく、これはLinQの高木にも負けない魅力を備えている。まだHRは終わってない。頑張ってほしい。

そしてHKTのステージ。今度は指原が加わっている。りーぬはいない。残念。

普通ならここで、「ここは撮影ご遠慮ください」のアナウンスがあるのだが、どうも主催者が忘れたのか、みんな写真撮りまくり。自分はカメラを持ってなかったし、撮影に気を取られるとライブに集中できないので、スマホで1枚だけいただいた。

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曲は「君のことが好きやけん」「言い訳Maybe」「大声ダイヤモンド」の3曲。これは高まる。大声のセンター咲良だし。

結局、HKTを間近で5曲も見られたことになり、昨年のどんたく以上だ。やっぱりあきらめずに現地に足を運んでみるものだ、としみじみ実感。ありがたいことです。

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2013年5月 2日 (木)

レ・ミゼラブルがミゼラブルな状況に

これは、アクシデントではない。


事業の失敗である。


レ・ミゼラブルが開幕早々とんでもないことになっている。


開幕前から予兆はあった。まず山口祐一郎の降板。制作発表会見にばっちり出席しておいて、「体調を整えるために休養」はないだろう。何かあったと考えるべき。


しかし、その穴を補って余りある「神の一手」を東宝が繰り出した。四季の看板だった福井晶一の起用である。しかも、初演の滝田栄と鹿賀丈史を思い出させるかのように、同じ四季出身の吉原光夫と、バルジャンとジャベールを交互に演じるという。


これはいい。久しぶりに心が躍った。


が、これは純然たるアクシデントではあるが、4月に入って福井が怪我。6月初旬まで降板を余儀なくされた。


残念だが、仕方ない。自分は福井が戻ってから、大阪や博多で観よう、と思い手持ちのチケットは手放した。ここまでは、よくある話だ。


ところが、開幕してすぐに、プレビュー公演初日の舞台に立ったキム・ジュンヒョンが、怪我のため数日出演できなくなったという。そして、5月3日、4日の夜の部2公演中止が発表された。


そうか、アクシデントが重なって東宝も大変だな・・・とはならないムードが漂っている。キム・ジュンヒョンはプレビュー初日(23日)に出演したあと、27日に韓国で「アイーダ」に出演。そして30日に「怪我のため休演」発表である。怪我が問題なのではない。そんな強行スケジュールを認めた契約に問題大ありだ。


自分は彼を四季時代に「ジーザス・クライスト=スーパースター」と「アイーダ」で見ているが、どちらも素晴らしく、四季を離れたのは残念だったけどバルジャンを演じると聞いてとても嬉しかった。無理なかけもちは本人の問題ではなく、事務所や周囲の人の問題だと信じたい。


東宝は、情報公開の面でもかなり下手を打っている。まず公式ウェブサイト、いまだにどーんとメインビジュアルが出てくるが、休演という重大な情報を掲載しているのに、ビジュアル重視って。


しかも福井降板によるキャスト変更は、直接購入者に対するメールすらなかった。自分も、それを知ったのはウェブサイトでの発表からしばらくたってからである。あのまま知らずに劇場に来てしまった可能性も低くはなかった。


さすがに公演中止のお知らせはメールが来たが、結果的に「やればできる」ことを示してしまったため、最初のキャスト変更を知らせなかったのは「返金しろ、というクレームを避けるため」というのが見え見え。クレーマーは当日ねじ伏せた方が楽だと思っていたのなら、その段階で危機管理能力が欠けていると言わざるを得ない。


まだある。大事件に埋もれてしまったが、開幕直前にはエポニーヌ役である笹本玲奈と昆夏美の出番の日を一部入れ替えた。まあ大人の事情なんだろうとは思うが、それをウェブサイトで「演出上の都合」と説明したのだ。おいおい、役者を変えたならまだしも、出番の日を交代してクリアできる「演出上の都合」って、おかしいだろ。この時点で、多くの人は主催者発表にしらじらしさを感じ始めていたと思う。


そこへ来て公演中止の重大発表だ。その説得力は当然欠ける。にもかかわらず、またしてもその説明に「サー・マッキントッシュの~」とか「壮大なオペラであり」などと、責任回避とも取られかねない文言が見え隠れ。どんどん火に油を注いでいる。


四季のキャスト発表中止の一件でもたいがいあきれたが、あのときは多くのファンが冷静かつ愛情ある行動を取ったことで、結果的にそれなりに納得のできる結果に落ち着いた。


でも、今回は、もう怒る気力すら起きない。何か言ってどうなるとも思えない。


見たいキャストが見られないのは仕方ない。それは演劇が生ものである以上、常に観客が覚悟しなくてはいけないリスクだ。


しかし公演中止とはあまりにもお粗末だ。人数の少ない小劇団の話をしているのではない。何のためのダブルキャスト、トリプルキャストか。単にチケットを何枚も買わせるためだとしか言えなくなるじゃないか。


1日も、いや一刻も早く、このゴタゴタが落ち着いてほしい。


問題の公式ウェブサイト

http://www.tohostage.com/lesmiserables/index.html


つうわけで、こっから暴言&妄想タイム。


べつに吉原光夫は、意味不明な「連続8回ルール」なんて無視して50連投でも100連投でもできると思うよ?ああ、東宝は平日昼の部が多いから厳しいのか。確かに平日しか休みの取れない人もいるだろうし、専業主婦で家族が会社や学校に行ってる時間しか観られない人もいるだろうから平日マチネは必要だけど、毎日やらなくてもいいのでは。有閑マダムのための公演なら、まずそれを中止に・・・ごにょごにょ


バルジャンやりたい人、やれる人、あるいは過去にやった人がいっぱいいるじゃないか、とも思うが、他の舞台に立っているなどして、そう簡単にはキャスティングできないようだ。演出も変わってるから、昔やった人がすぐ、というわけにもいかないかもしれない。


そこで提案。日本には一晩で役をものにしてしまう優秀な役者を多数擁する大劇団があるじゃないか。意外と助けを求めたら「貸しを作っておこう」と誰かまわしてくれるかもよ?


そうそう、「リトルマーメイド」で一人だけ場違いな空気を発していた、ナントカ王役の、芝ナントカいう人、あの人とか連れてきたらどうだろう。


少なくともディズニー作品より、こっちのほうがあってると思うんだけどなあ。




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