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2013年2月16日 (土)

宝塚花組「オーシャンズ11」@宝塚大劇場 蘭寿とむのカリスマ性がヤバい

「逆転裁判」以来、すっかりファンになった蘭寿とむ。花組トップお披露目公演の「ファントム」を大劇場で観てからちょっとご無沙汰していたが、久しぶりにそのお姿を拝見した。

演目は「オーシャンズ11」。宝塚のオーシャンズ11なんて、それだけで十分面白そうだ。そこに蘭寿とむが出るのだから、これは観ない道理がない。

で、その蘭寿とむオーシャン。これがもう最高だった。

「ファントム」では、やや子供っぽいオペラ座の怪人を演じており、それはそれでなかなかキュンとする仕上がりだったのだが、今回は「一癖も二癖もある連中に囲まれて、どんな事件を巻き起こしてやろうかな」というルパン三世のオープニングナレーションが頭に浮かぶような、大胆不敵な盗賊団のリーダーだ。

映像も含めれば彼女の出演作はずいぶん観たが、その中でも一番の当たり役のように感じた。カッコよさは今さら言うまでもない。かつて『週刊AKB』でSKE48 チームKIIの秦佐和子が、蘭寿とむのどこが好きかと問われ「走るシーンの、ステレオタイプな走り方」といってポーズをまねていたが、そのとき指先までまっすぐ伸びていた。ここがポイントで、蘭寿とむは指先までカッコよさが行きわたっているのだ。

そして今回は何といっても、蘭寿とむ一流の、トップにふさわしいカリスマ性が生きている。この人についていこう、この人を支えていこうという気持にさせるリーダーの資質がまぶしいほどに発揮され、魅力が数倍にアップしている。

その輝きが仲間たちを演じる花組のメンバーに反射し、舞台上にいる者すべてがぐっと引きたつ。舞台上のみならず、観客席も含めた劇場全体の空気が華やいだものになっていく。これぞスター。これぞタカラヅカだ。

宝塚版「オーシャンズ11」は2011年に星組が上演して以来の再演だそうだが、まるで蘭寿とむのために作られたかのように錯覚するほどのはまり具合である。

映画「オーシャンズ11」はシナトラ版もジョージ・クルーニー版もエンターテインメント性の極めて高く、観終わったあとに余計なものを残さないスカッとした後味が売りだが、この舞台もまさにその方向性を踏襲。幕が下りたあとは「あー面白かった!」という感想しか出てこない。

これはいいものを観た。東京公演にも足を運びたくなってきたぜ!

Ocean

「オーシャンズ11」公式ページ
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/316/index.shtml

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