Wicked behind the emerald curtain(ウィキッド バックステージツアー)
27日 14時
Gershwin Theatre
前回来たときにその存在を知ったウィキッドのバックステージツアー。しかし月に数回しか行われておらず、日程が合わなかった。今回はラッキーなことに滞在中の開催。参加しない手はない。
バックステージツアーといっても、実際に舞台に上がれるわけではない。ウィキッド出演経験のある2人のお兄さんが、劇場の構造や衣装についてハイテンションに説明してくれるのと、映像の上映がメインだ。
朝10時スタートで、9時半すぎから入場開始。行くと劇場ロビーの一角(行った人は分かると思うけど、トイレの手前にあるホール)に、数々の衣装が飾られている。写真撮影はもちろんOKだし、触ることもできるが、怒られそうだから触らない。
一番人気はこれ、オリジナルのエルフィー、イディナ・メンゼルが着用した衣装だ。
オペラ座の怪人にインスパイアされている、マダム・ネッサローズのタンス
時間になると劇場の中へ誘導され、自由に座る。意外に参加者は多くて、200人近くいたんじゃないかと思う。
まず2人が登場して、漫談をスタート。ひとりはJerad Bortzさん。かつてアンサンブルで出演し、フィエロのアンダーも務めていたそうだ。もう一人の名前は確認できなかった。
非常にはきはきとした聞き取りやすい英語で(意味は分からない)、大いに会場を盛り上げる。まだ朝10時だというのに!なんばグランド花月では、土日は9時40分から第一部がスタートするのだが、そんな雰囲気だ。
ひとしきり話を聞いたあとに、2グループに分かれて1つのグループはさっきの衣装展示のスペースへ移動。もう1グループは劇場内に残り映像を観る。
衣装について、説明するBortzさん
ディラモンド?先生も登場
2つのグループが入れ替わり、全員が映像を観終わると今度は2人が劇場の構造を解説してくれる。吊り物をはずしたステージが見られるのはなかなか貴重。続いて質問コーナー。「グッドクエスチョン」を連発しながら、なごやかに質疑応答が進む。どんな質問にも真摯に、笑いをまじえて答えてくれる姿勢に大いに好感を持った。
トータル90分ほどで終了。その後ロビーで2人はずっと会話やサイン、写真撮影に応じていた。
また、売店も営業している。2人の話からは、たとえ英語がよく分からなくても「ウィキッドがいかに魅力的な作品か」がひしひしと伝わってくるので、自然とカスタマーロイヤリティーが上がるのだろう。多くの人がグッズを購入していた。自分は、いつもどうしようかなあと思って買わなかった「グリムリーブック」をつい買ってしまった。ウィキッドについてのさまざまな資料を集めた特集本のようなものだ。なぜいつも迷っていたかというと、高いこともあるが(50ドル)、非常に重いのだ。なにしろグリムリーだからね。でも買っちゃったので、荷物がまた増えることが決定。
このツアー、英語が分からなくても特に困ることはないので(指示が分からなかったり、強制的に話をさせられたりとか)はないので、英語の苦手な方も気軽に参加してはどうかと思う。それまで以上にウィキッドが好きになることは確実だ。
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