Annie(アニー)
29日 14時
Palace Theatre
この日この時間は、期間限定のリバイバル公演「The Mystery of Edwin Drood(エドウィン・ドルードの謎)」を観る予定だった。でも、このあたりが一番時差ぼけで眠いタイミングだし、英検4級ではちょっときついな、ということで、現地入りしてから変更。泊まっているホテルのはす向かいの劇場ということもあり、急きょアニーを観ることに。
ちなみにエドウィン・ドルードの謎は1986年のトニー賞受賞作。チャールズ・ディケンズの未完の推理小説を原作に、途中で終わっていて犯人が分からないことを逆手に取り、観客に犯人を投票で決めさせて後半の展開を変えるという画期的なアイデアが話題を呼んだ。
で、アニーだ。主演で、ビリー・エリオットにも出演経験のあるLilla Crawfordの評判がよかったので楽しみにしていたが、この日はアンダーの子が出演。体調不良で休んでいたものの、最近復帰したと聞いて安心していたのだが、まあこういうこともある。
物語はおなじみの、生意気な小娘が因業爺さんをたぶらかしてまんまとその財産を手中に収めるというエビータも顔負けの自己実現ストーリー。アメリカ人が大好きな話だ。
アニーだけでなく、子供たちの演技が実に達者で、観ていて飽きさせない。海外の劇場に行って、一度も眠気を感じなかったのは久しぶりのことだ。
ひとつ面白かったのが、ルーズベルト大統領役の人が、なんだか財津一郎みたいな顔だな、と思っていたら、話し方や身のこなしまでそっくりだった。会議の席でいきなり「アメリカ経済はヒジョーにキビシーッ!」とか「ニューディールしてチョーダイ!」とか言いそうだった。財津一郎は日本語版アニーに出演しているので、きっとその舞台を観てリスペクトしたに違いない。なんてこともないだろうが。
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