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2012年8月 5日 (日)

四季「アイーダ」福井将軍はコメダ珈琲にいる

アイーダ 朴 慶弥
アムネリス 光川 愛
ラダメス 福井晶一
メレブ 有賀光一
ゾーザー 飯野 おさみ
アモナスロ 高林幸兵
ファラオ 石原義文
ネヘブカ 桜野あら

今回の秋劇場公演はスルーしちゃおっかな、と考えていたが、千秋楽を前にしてキャストが動いたのであっさり心変わり。

まずはこの人、福井晶一ラダメスだ。この役見るのいつ以来かな、と思ったら2006年の福岡公演以来だった。しかしその印象は強烈だったので昨日のことのように思いだせる。

6年前にも書いたけど、阿久津陽一郎とは対称的なラダメスで、阿久津ラダメスは最初チャラチャラしてたのにアイーダと出会って次第に真面目になっていくのだが、福井ラダメスは最初から真面目で、それがアイーダに出会って人生を踏み外してしまうように見える。なので、だんだん残念な感じになっていくのが面白い。

その6年ぶりの福井ラダメス、生え際もなんとか踏みとどまり、ほぼ昔の印象どおりのラダメスだった。だがどこかワイルドさが加わり、「勝利めざして」は無茶苦茶カッコよかった。その分、後半の残念さ加減もアップしていて、お前、本当にそれでよかったのか?と尋ねたくなる。

朴慶弥のアイーダは7月の登場以来評判が良かったので楽しみにしていたが、これは確かにナイスなキャスティングだ。以前、ジェリーロラムで見たときには、歌も演技もうまい、スケールの大きな女優さんが出てきたな、と感じたが、これほど早く主役の座を射止めるとは。後期の濱田めぐみアイーダがデレ要素満載だったのが記憶にあるからか、凛とした強さの引き立つアイーダだった。後半は完全にアイーダがラダメスをリードしているのがより明確になっていた。

そして以前の東京公演でも見ている光川愛アムネリス。これがもう美人で美人で。言いたきゃいいなさい、美人にしか興味ないって。しかし、二幕のせつない演技は実に心を打つ。

3人のバランスも非常に良く、しかもそれぞれが対称的で、三角関係が物語の全てという、ある意味面白くないストーリーを、十分に面白いものとして見せてくれた。演出ではなく、役者の演技によって作品が面白くなることは、確実にあるのだ。前回の東京公演はストレスが溜まることが多かっただけに、ひさしぶりに満足のいくアイーダだった。あえて言えばネヘブカがいまいちだった。「神が愛するヌビア」で、ネヘブカが澄んだ声で歌い出すあのシーンは、アイーダの心情に大きな影響を与える。大事にしてほしい。とはいえ全体的には大満足で、自分にとっては昨年4月の大阪公演以来の充実感だ。

さて、この日は週末には珍しくイベント開催日でオフステージトークがあった。たいていイベントは平日に行われるので、自分は四季の舞台にこれだけ通っていながら、実はイベントは初体験だった。

飯野御大の軽妙な司会に、アイーダ、ラダメス、アムネリス、メレブとメインキャストそろい踏み。素顔の俳優たちもなかなか魅力的だ。「毎晩オリンピックを観ている」と、代表様が聞いたら怒られそうな発言をしていた福井アニキは(いや、今の立場だから言えるのか?)、なんだかハンマー投げの室伏広治みたいながっしりした体格で、ゲイでなくてもおもわず惚れてしまいそうになる。

次は名古屋公演だが、名古屋のうまいものは何か、という話になり「コメダ珈琲」とナイスな回答。シロノワールの話で盛り上がっていた。飯野さんが「じゃあ公演期間中、そこに行けばいるかもしれないね」と突っ込むと「コメダ珈琲たくさんありますからね」とすかさずリアクション。確かにコメダは探さなくても歩いていれば突き当たるが、劇場に一番近いのはあそこの店だ。自分も何度か行っている。

そして光川さんはやっぱり美人。それしか言うことないのかよ、と言われても、それしか出てこない。あとすげースリム。

それに比べれば、慶弥さんは美人オーラは一歩譲るかもしれないけど、ナチュラルな感じのキュートさがいい。うん、やっぱり俺の目に狂いはない。トークショーの最後にじゃんけん大会があって、自分は残念ながら敗退してしまったが、自分のすぐ後ろの男性が勝ち残ったところ、そこまで本人が賞品を持ってきてくれたため、間近で素顔、笑顔を拝むことができた。すぐにキャッツのグリドルボーン握手席抑えなきゃ、と思った。

アイーダがこんなに楽しかったのは本当に久しぶり。名古屋ではどんなキャスト構成になることか。少し期待して待つことにしよう。コメダ珈琲も要チェックだ。

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四季「アイーダ」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/index.html

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