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2011年4月16日 (土)

四季「夢から醒めた夢」新ピコ登場

ピコ 岡村美南
マコ 苫田亜沙子
マコの母 早水小夜子
メソ 厂原時也
デビル 川原洋一郎
エンジェル 有賀光一
ヤクザ 野中万寿夫
暴走族 西尾健治
部長 菊池 正
老人 高橋征郎
老婦人 丹 靖子
夢の配達人 道口瑞之

2年ぶり近くになるだろうか、「夢から醒めた夢」が新ピコを引っ提げて東京に戻ってきた。

ピコといえば、もともとは保坂知寿の当たり役。彼女以外にこの役ができる人はいないと思えるほどだった。21世紀になってからは樋口麻美、そして木村花代にバトンタッチしたが、いずれも保坂のイメージを払しょくするほどではなかった。2人とも大好きな女優さんではあるのだが。そこに、あまりにも意外だった吉沢梨絵のキャスティング。しかしこれが実にぴったりで、以降ピコ=吉沢梨絵の図式が出来上がった。

その吉沢が退団。真家瑠美子のピコも個人的には好きだったが、定着することなく2009年の公演では樋口ピコの復活とあいなった。

そして今回、ついに新ピコが誕生。「ウィキッド」で華々しくエルファバ役デビューを果たしたホープ、岡村美南である。岡村エルフィーはエントリーは上げていないが大阪で見ている。長身で美声、フレッシュでのびのびした演技には好感を持った。

で、緑色じゃない岡村美南はどうだったかというと、エルフィーの印象と同じように、実にのびやかに、元気いっぱいのピコだった。顔立ちはちょっと地味だけど、それも愛きょうのひとつだ。歌の実力は文句がなく、吉沢梨絵の唯一の弱点だったラストのナンバーも最高にきれいにキメてくれた。

保坂・吉沢以外のピコは、笑わせどころをいくつかスルーしてしまっていたが、岡村ピコはていねいにそれを拾おうとしている。ただ、間を丁寧に取りすぎてかえって笑うタイミングを外してしまったり、ということもしばしば。誰か笑いのお手本を示せる人は劇団内にいないのだろうか?

吉沢ピコのデビューほどの衝撃はないが、なかなかの愛すべきピコだ。今後の成長を見守っていきたい。

そしてもう1人、注目のキャストが道口瑞之の配達人。この役は演じる人によってがらっと雰囲気が変わる。若いながら引き出しの多い道口がこの役をどうこなすのか大いに期待していた。その道口配達人、なんとも表現に困る雰囲気だった。下村配達人のエキセントリックさとも、北澤配達人のミステリアスさとも、味方配達人のひょうひょうとした感じとも、荒川配達人のうさんくささとも違う。いや、それらすべてを合わせたような雰囲気とも言えるかもしれない。うーん、困る。実にとらえどころがない。これはもう1回観なくては。

あ、そうそう、ひさしぶりに「マ」のつく女の子(?)が1人だけ更新。そろそろ全とっかえしてもいいと思うが。

改めて、自分がこの作品が大好きであることを確認した。この後、各地の劇場を回るのだろうか。さらなる新キャストの登場も期待したいところだ。

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「夢から醒めた夢」公式サイト
http://www.shiki.gr.jp/applause/yume/

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四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」(エルサレムバージョン) 聖☆おやっさん

ジーザス・クライスト 芝 清道
イスカリオテのユダ 金森 勝
マグダラのマリア 高木美果
カヤパ 金本和起
アンナス 阿川建一郎
司祭1 平山信二
司祭2 内海雅智
司祭3 伊藤潤一郎
シモン 本城裕二
ペテロ 神永東吾
ピラト 村 俊英
ヘロデ王 北澤裕輔

以前、配役表にその名を連ね、パンフレットにも稽古写真が載りながら実際の舞台に立つことのなかった芝ジーザスが、いよいよ本当に登場してしまった。見たいような見たくないような。しかし一度は見なくてはいかんだろう。

開演し、やがて舞台に現れた芝ジーザスは…

想像していたのとだいぶ違った。

以前、パンフレットに出ていた写真では、口ヒゲをたくわえた、いかにも芝清道な雰囲気のジーザスだった。しかし、目の前に登場したのは、まるでさっき床屋に行ったかのような、すっきりした顔立ちである。

若者らしくしたつもりなのだろうが、いかんせん芝である。若づくりによって、かえってオジサンっぽさが強調されてしまっている。

オジサンっぽいといえば、金森ユダもそうで、ジャポネスクの隈どりメイクでは感じなかった中年な感じが前面に出ていた。

芝&金森の濃厚すぎるコンビに、中年の悲哀という味付けが加わり、どうにも暑苦しい。見ていて面白いのは確かだが、ジーザスを「悩める若者」として描いた本作の趣旨から見ると、かなりアサッテの方向に行ってしまった感は否めない。

どうもこれはロックじゃない。何がロックかと言われると答えに詰まるが、でも違う。無理に若者ぶろうとせず、中年は中年のまま、気取ることなく、でもカッコをつけて歌う。それがロックだと思う。中年が中年らしくふるまうことで、結果として中年っぽくなくなるはずなのだ。逆説的ではあるが。

「ちゅらさん」で、いつも恵達(山田孝之)に「ケイタツ、それはロックじゃナイよ」と言っていたジョージ我那覇(鮎川誠)が、ライブに恵文(堺正章)が三線で乱入したのを「これはロックだ」と評する場面があった。それをふっと思い出した。

では芝ジーザスがぜんぜんダメかと言われれば、そうでもない。歌声はさすがで、ゲッセマネの独唱では柳瀬ジーザスをはるかに超えるロングトーンを披露。もちろん声楽的には柳瀬の技量に及ぶものではないが、その熱意は十分に感じられた。

一方の金森ユダも、その鬼気迫る演技は健在で、この2人の組み合わせで発生する圧倒的な熱量は、方向性さえ間違わなければ観客の心をつかんで離さないだろう。

やはり、このコンビはジャポネスクバージョンに期待したい。そもそも、エルサレムバージョンはロックじゃない、とも言える。小ぎれいにまとまる傾向にあるからだ。歌舞伎の精神、「かぶく」ことはロックにつながる。それが、中年コンビにあるべき方向性を示してくれるに違いない。

舞台全般も、どうも小さくまとまっていた印象だった。群衆の熱狂ぶりもおとなしかったし、使徒たちも、モロ師岡のような顔の本城シモンはなかなかよかったが、それ以外はみなまじめな優等生のようである。むしろ、カヤパ軍団のほうがはつらつとして見えた。

村ピラトの抑えた演技はいつも素晴らしいが、この日も抜群の安定感を見せていた。千秋楽までに、芝×金森×村という、豪華なトリオのポテンシャルを存分に発揮できる舞台になってほしいものだ。

また、ひそかに期待していた北澤ヘロデはなかなかの出来だった。気持ち悪いほど美しいその姿でまずインパクトを与える。エルサレムバージョンではヘロデの変人ぶりもやや抑え気味なのだが、視線の動かし方など、細かい演技で近寄りがたい、いや、近づきたくない雰囲気を醸し出している。これもジャポネスクに期待である。

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「ジーザス・クライスト=スーパースター」公式サイト
http://www.shiki.gr.jp/applause/jesus/

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2011年4月12日 (火)

「レ・ミゼラブル」なかなかいいぞ!新キャスト

ジャン・バルジャン 吉原 光夫
ジャベール 岡 幸二郎
エポニーヌ 平田 愛咲
ファンテーヌ 和音 美桜
コゼット 中山エミリ
マリウス 原田 優一
テナルディエ 三波 豊和
テナルディエの妻 森 公美子
アンジョルラス 上原 理生

さてさて久しぶりのレ・ミゼラブル東京公演だ。そして現在演出での帝劇公演はこれが最後になるという。次回は先日ニュージャージーで観たツアー版の演出になるらしい。キャメロン・マッキントッシュは全世界のレ・ミゼラブルの演出を変更するつもりなのだろうか?それともロンドン公演以外を?あるいは日本公演は契約上はツアー版という位置づけなのか?よくわからない。

この日のジャン・バルジャンはこの公演から参戦した吉原光夫。劇団四季出身で、32歳のバルジャンは日本公演史上最年少だろう。

吉原光夫といったら、「夢から醒めた夢」の暴走族である。後にヤクザ役も担当したが、やはり暴走族が当たり役だった。野太い独特な声と、その立ち居振る舞いに独特なユーモアを感じさせるキャラクターが印象的なスケールの大きい役者で、将来を楽しみにしていた。とはいえ、実は夢から醒めた夢以外ではあまり見たことがなく、「ジーザス・クライスト=スーパースター」のユダ、「エビータ」のチェといった大役も見逃している。特に残念なのは、「美女と野獣」のガストン役だ。実にぴったりの配役に思えた。福岡公演に登場したとき、木村花代ベルを見に行った直後だったのですぐには突発せず、沼尾みゆきベルとの共演が実現したら行こうと準備していたが、結局その組み合わせはなかった。

退団後もその活動が気にはなっていたが、まさかバルジャンで再会できるとは。まるで冗談キャストのような信じられない話だが、個人的には楽しみすぎる配役である。

前置きが長くなったが、その吉原バルジャン。なかなか男前のバルジャンである。そういえば、ヤクザ役を見たときに「おお、この人結構カッコいいんだ」と驚いた記憶がある。しかし若い。市長様ぐらいまではいいが、パリのシーンあたりからは、ちょっと無理が出てくる。だがそれ以外は全く問題のない、いいバルジャンが誕生した。

全身からみなぎる力強さ。それは生命力にも、意志の強さにも、敬虔さの象徴とも受け取れる。コゼットがその背中を見るとき、これほど頼りになるバルジャンも他にいないだろう。また、その特異なキャラクターも健在で、いつも薄い笑みを浮かべているように感じる。その笑みは改心前はふてぶてしさに見えるし、市長のときは余裕に、歳を経てからは愛情の豊かさに見える。

もともと、四季の時代からセリフ回しには抑揚がなく、それを下手な演技に感じる人も多いと思うが、彼は細かい演技よりも存在感で表現する役者だ。もちろんバルジャン役としてはまだまだ未熟な側面もあるが、今後再演を重ねることで、もっともっといいバルジャンになっていくことを大いに期待したい。

この日はほかにも新キャストが多かった。ファンテーヌに宝塚出身の和音美桜、エポニーヌに東宝ミュージカルアカデミー出身の平田愛咲。2人とも強烈な印象を持つわけではなく、ある意味地味で、声量を自慢するタイプでもないのだが、心に響くみずみずしい演技と歌で好感を持った。

三波豊和のテナルディエは、基本に忠実というか、これぞテナルディエという教科書のような演技だった。歌っているイメージがないのだが、相当なボイストレーニングを積んだのか、十分な声の張りと伸びだった。ベテランにして努力の跡を感じさせるあたり、頭が下がる思いだ。

中山エミリのコゼットは、とても30代とは思えないかわいらしさ。目のぱっちりとしたはっきりした顔立ちなので実に舞台映えする。アンサンブルとして登場するシーンでさえとても目立ってしまうほど。ミュージカルに主演した経歴もあるが、歌はどうなんだろうと思っていたところ問題なかった。まあ声楽重視の人からすればとても受け入れられるものではないかもしれないが、かつての早見優とかを考えたらぜんぜんOKである。それに、誰も言わないのなら俺が言ってやろう。コゼットなんて、可愛けりゃいいんだよ!むしろ可愛いことのほうが大事なのだ。そうでなきゃ堅物マリウスが一目ぼれできないじゃないか。可愛いことで、愛されキャラをアピールすることこそこの作品が求めるコゼットの役割なのだ。

出色の出来だったのがアンジョルラスの上原理生。その歌声は、日本アンジョルラス史上最強ではないのか。歌声だけで学生たちをまとめるカリスマ性を表現できている。長身のルックスもいい。演技はまだまだこれからという感じだが、歌声がそれを補って余りある。

ガブローシュ→アンジョルラス→マリウスと横滑りを繰り返してきた原田優一はすっかりこの作品に体がなじんでいる様子で、新役であることを全く感じさせない。

ガブローシュといえば、この日のガブローシュはテレビでおなじみの加藤清史郎。さすが全国区の注目度を浴びてきたこともあり、スターのオーラを身にまとっていて、それによって舞台に貢献している。びっくりするほど小さく、丸顔のガブローシュは原作の印象とはほど遠いが、グランテールにブランデーを飲まされて吐き出したり、砦で眠ってしまったりと、細かい芝居で独特の味を出していた。

全体的に、上原理生以外はあまり声を張り上げるタイプの役者が少なく(岡幸二郎もやや控えめに歌っていた)、温かみのあるやさしいレ・ミゼラブルといった雰囲気にまとまっていた。これはこれでいいのではないか。何となく帝劇初演のころを思い出した。これが日本のレ・ミゼラブルの味わいなのかもしれない。


手書きメッセージに「大和魂」。なんというか、吉原らしい。

レ・ミゼラブル 公式ウェブサイト
http://www.tohostage.com/lesmiserables/index.html

 

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2011年4月 9日 (土)

四季「ウィキッド」福岡公演

グリンダ 沼尾みゆき
エルファバ 江畑晶慧
ネッサローズ 保城早耶香
マダム・モリブル 森 以鶴美
フィエロ 李 涛
ボック 伊藤綾祐
ディラモンド教授 前田貞一郎
オズの魔法使い 松下武史

ウィキッド福岡公演が開幕。大騒ぎして福岡を撤退した劇団四季が、キャナルシティに戻ってきた。四季専用劇場の福岡シティ劇場が、キャナルシティ側が運営するキャナルシティ劇場となり、そこで四季が公演を行うという格好だ。

いずれにしても、博多に行くきっかけが増えるのは自分とってはめでたいことだ。まあ、四季がいなくてもうまいものが無数にある博多には行くけどな。実際、去年の四季撤退騒動のあと、5回ほど博多に行っている。

さてウィキッドである。その開幕には、オリジナルキャストがそろうか、新キャストが登場するのではと予想し早々にチケット、そして高止まり傾向にある航空券もスーパー旅割で確保しておいた。

結果的にキャストはオリジナルキャストが数多くそろった。グリンダ、フィエロ、マダム・モリブル、オズの魔法使いが開幕と同じ。さらに言えば、マンチキン国の総督も開幕時と同じ白倉一成だ。

久しぶりに見た沼尾グリンダ様。四季の中でも並はずれた耐久性を誇る高音ボイスはいつ聞いても心地いい。おバカ度も3割増しで大奮闘だ。そろそろあのお姫様ドレスやピンクの勝負服がキツくなる年頃かもしれないが、そのイタさがまた萌えるっつーか。

李涛フィエロは少しスリムになった気がするが、相変わらずキレのいい動きといいキャラクターだ。北澤裕輔のフィエロも実にいいが、先に登場したほうにイメージを引っ張られるのも事実だ。

そんなオリジナル軍団の中にあって、強力な存在感を示したのが江畑晶慧。やや低音の圧倒的な声量はこの日少し調子が悪かったように感じたが、それでも十分すぎる力強さだ。特に沼尾グリンダののびやかな高音と、江畑エルフィーのハスキーな低音が素晴らしいコントラストを形作り、計算されたあいまいさが魅力のこの作品にエッジを効かせている。こりゃ楽しい。

演技の面でも、江畑はすっかりエルファバをその身の中に宿したようで、Defying GravityやNo Good Deedのときの目ヂカラといったらどうだ。その声だけでなく、表情でもぞくぞくさせてくれた。

「マンマ・ミーア」は5カ月しか持たなかった福岡公演だが、ぜひウィキッドは十分なロングランになって、何度も博多に俺を呼んでほしいものだ。新キャストもぜひ!

専用劇場ではなくなったので、キャストボードも仮設になった。

「ウィキッド」公式サイト
http://www.shiki.gr.jp/applause/wicked/

 

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2011年4月 3日 (日)

四季「アイーダ」 至高の三角関係

アイーダ 濱田めぐみ
アムネリス 佐渡寧子
ラダメス 阿久津陽一郎
メレブ 中嶋 徹
ゾーザー 飯野おさみ
アモナスロ 石原義文
ファラオ 勅使瓦武志

大阪アイーダが開幕。なんとメインの3人が初演のオリジナルキャストそろい踏みだ。相次ぐ中堅俳優の離脱で全体的に層が薄くなりつつある中、四季はまんべんなく人気俳優を配置するのではなく、いずれかの公演に集中させる戦略を取ったか。いずれにしても必見だ。

この3人の組み合わせは自分にとって初めてだ。特に、佐渡寧子アムネリスは観たことがない。実は、過去一度だけ観るチャンスがあった。名古屋公演で、彼女の名前があったので期待して行ったのだが、現地のキャストボードを見たら変わっていた。それがこのときで、3人ともデビューしたばかりという、研究生公演のような出来栄えだった。ある意味貴重な体験だが、チケット代は3割引ぐらいでいいと感じた。

その待望の佐渡アムネリス。アムネリスの衣装がぴったりとはまっていて、まさに博物館の中から飛び出てきたような雰囲気。歌い方は、CDとちょっと雰囲気が変わっていた。年齢もあって、少し声量にかげりが出てきたのをテクニックでカバーしているのだろうか?しかし気になるレベルではない。

ここ数年、演技面で技巧をこらすアムネリスが多かったが、佐渡アムネリスは自然体というか、あまり演技っぽさを感じさせない。それが、アムネリスの世間知らずさに裏打ちされた純粋さにつながり、ますますアムネリスっぽくなっている。いい。実にいい。

普段のほほんとしている分、「おしゃれは私の切り札」のはじけ方がよりエッジが効いてくるし、最後の最後、王を継ぐ決心をする場面では、その内に秘めた覚悟がより色濃く感じられる。

濱田アイーダ、阿久津ラダメスのコンビはすでに体験済み。気心の知れたアムネリスを迎えたことで、さらにのびのびとした雰囲気になるのかと思ったが、これは逆だった。ヒリヒリするような「緊張感」を漂わせる三角関係となっている。特に、アイーダとアムネリスの友情は、やさしい雰囲気のアネリスだと、仲良しさんな感じになるのだが、この2人はまず王女としての誇りがあり、その立場を全うした向こうに友情を模索している。より高い次元で心を通わせている、といってもいい。

なるほど、ミュージカル「アイーダ」って、こういう作品だったのか。

これまでは、いつもどこかに「違和感」を感じながら観ていたが、今回初めて、ストレートにこの作品を楽しむことができたような気がする。

この作品はキャストを選ぶ作品なのだ。それを痛感した。ブロードウェーであっという間に終わってしまい、ディズニーミュージカルの黒歴史になってしまったのも、それはふさわしいキャスティングを実現できなかったからではないのか。日本でここまでロングランになったのも、四季の執念だと言えば確かにそうだが、やはり濱田めぐみをはじめこの作品にぴったりの役者を起用できたことが大きいのかもしれない。

しかし同時に、この作品の「完成形」を見てしまうと、実はこれが比較的陳腐なラブストーリーであることも明確になってしまう。1度観るにはいいが、何度も繰り返し観たくなるには、味が単調なのだ。

そうか、だから四季は、わざとキャスティングに「ノイズ」を入れて、その味に変化をつけようとしたのか……とまでは思わないけど、改めて舞台というのは役者まで含めて「作品」なのだ、と実感した。

「アイーダ」公式サイト
http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/index.html

 

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2011年4月 2日 (土)

おっともう2日になっていた

考える余裕がなかったというか、単に頭が働いてなかったというか。

世の中の自粛ムードに便乗してスルーしようかとも思ったが、いちおう即興で作ったネタを貼っときました。

http://kingdom.cocolog-nifty.com/dark_side_annex/

しかし毎年毎年、もうちょっと前から準備しておけば。東京電力並みの無計画ぶりを反省する次第。

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