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2010年12月27日 (月)

Billy Elliot(ビリー・エリオット)

27日 14時 IMPERIAL THEATRE

Sp1140626

(ネタばれします。注意)

気を取り直して観劇再開。交通機関はだいぶ止まっていたが、どの劇場もほぼ予定どおりに幕を開けたようだ。Playbillの記事参照。

http://www.playbill.com/news/article/146132-PHOTO-CALL-Broadway-After-the-Blizzard

http://www.playbill.com/news/article/146123-Broadway-Shows-Will-Go-On-Despite-Blizzard

さて、この日のマチネは「ビリー・エリオット」である。2年前に来たとき、すでに話題沸騰であり、2009年のトニー賞は間違いないと言われていたが、観なかった。主役の少年の評判がすこぶる良かったため、どうもこれは俺向きじゃないな、と勝手に思い込んだのだが、4年前は同じような理由で「春のめざめ」を見逃している。で2年前に観たわけだ。おんなじように、今回ビリー・エリオットを観る。つくづく学習能力がない。

エルトン・ジョンが音楽を担当し、映画「ビリー・エリオット(日本公開時のタイトルは「リトル・ダンサー」。労働争議が続くイギリスの炭鉱の町を舞台に、バレエに目覚めた少年がその才能を開花させていく様子を描いたハートフルな物語だ。

今回の観劇に先立ちDVDで映画版を観たが、炭鉱が舞台ということでなんとなく「フラガール」を思い出した(フラガールのほうが後に公開された作品だが)。主役だけでなく、街全体にスポットを当てているあたり、テイストがちょっと似ているかもしれない。主人公に思いを寄せる子が妙にマセていたり、スパイスの効いた笑いも盛り込まれていてなかなか楽しい作品だった。

ミュージカルでは、この労働争議にかける住民たちの思いと、バレエに魅了されつつも家族の反対や自分の中の先入観のために生じる主人公の葛藤を明確にオーバーラップさせ、作品としてのまとまりを高めている。

ほぼキャラクターたちも映画と同じだが、主人公の少年に思いを寄せるゲイの少年が、映画よりぐっと濃いキャラクターになっていて、舞台でがっつんがっつん笑いを取る。主人公の少年より印象が強かったほどだ。

やっぱり、それはエルトン・ジョンがかかわっているから・・・?いやいやそんなわけは。

そのエルトン・ジョンの音楽はとても耳にやさしく、心にしみこむ。決して派手なストーリーや舞台装置があるわけではないが、最後まで飽きさせず、楽しい気持ちで少年たちの成長を見守ることができるのは、この音楽の力によるところも大きい。

「春のめざめ」ほどの衝撃はないが、これは万国共通で人気を博することのできる秀作だと思う。

すでに韓国では韓国人キャストによる公演が行われたが、はたして日本では?劇団四季との話は進んでいてもおかしくないような気がする。少年が主役ということで、女性層の厚い日本のミュージカルファンにも十分受け入れられるだろうし、労働争議など硬派なテーマも含まれていて、四季のテイストにも比較的なじみがあるような気もするが。ちょうど「夏」劇場あたりがぴったりのような雰囲気も・・・。

ま、期待せずに待つとしましょう。

公式ウェブサイト

http://www.billyelliotthemusical.com/

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