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2010年10月11日 (月)

2010年劇団☆新感線30周年興行(秋)豊年漫作チャンピオン祭り「鋼鉄番長」

出演:橋本じゅん、坂井真紀、池田成志、高田聖子、粟根まこと、田辺誠一、古田新太ほか

<ネタばれします!これから観る人は読まないでください>

3年に一度のお楽しみ、新感線の「ネタもの」公演。しかしもっとも新感線らしさが味わえるのがこの「ネタもの」だ。3年前の「2007年夏休みチャンピオン祭り『犬顔家の一族の陰謀~金田真一耕助之介の事件です。ノート』」は見事だった。なぜDVD化してくれないのか本当に疑問だ。何か問題なところがあるのならそこをカットしてでも発売してほしい。もっとも問題だらけで、発売したら目黒のさんまのようになっているかもしれないが――。

今回のタイトルは「鋼鉄番長」。そして主演は橋本じゅん、と聞けば、何やら「ドラゴンロック~轟天」シリーズを思い起こさせる。不良のたむろする学校が舞台、とのことなので、「クローズZERO」や、それにインスパイアされた「マジすか学園」のような作品になるのかと予想していた。

しかし、ちょっと違った。ネタもとはずっとさかのぼった。「不良番長」まではさかのぼらない。80年代ジャストミート。東京公演も続いているし、大阪公演・福岡公演も控えているので、書くのやめようかと思ったけど、話が進まないから書いてしまおう。

メーンのネタは「スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説」である。

自分は知らないで観たのだが、途中でそれに気付いて小躍りしたくなるほど嬉しかった。自分がスケバン刑事をいかに好きだったかは話が長くなるので省略するが、まあそのぐらい好きだったのだ。

で、南野陽子の役を務めるのが坂井真紀。これがもう、普通に可愛い。笑っちゃうぐらい可愛い。これ見るだけで、ネタものとしては高額なチケット代ももとを取った気がする。

ほか、ネタものらしく70年代から2000年代まで幅広くさまざまなパロディーが炸裂する。かなり自分が試されている気がする。もちろんかなり分からないものもある。「犬顔家」では舞台のパロディーも多かったが、今回も「ヘアスプレー」などが取り入れられている。

笑いのインパクトと凝縮度は前回のほうがあったほうが強烈だったかもしれない。しかし陰謀渦巻く悪の学園、という設定は新感線にジャストフィットした世界観であり、見ていてずっーっとうすら笑いを浮かべながら安心して観ていられる作品だ。

ネタものを知らない新感線ファンも増えており、作品の評価は割れるだろう。いや、そもそも評価するべきものでもないのかもしれないし、いのうえひでのりも観客を引かせてなんぼだと思っている部分もあるだろう。

ただ、ネタもとが分からなかったので笑えなかった、というのは、あまり気にしなくていいのではないか。ネタもとが分かれば確かによりおかしいが、そうでなくても十分楽しいように作ってある。そもそも、評判のいい「轟天」シリーズだって、あれのネタもとが千葉真一のアクション映画だということを理解して観ている人はそう多くないハズである。

今回は、全般的に女優陣の活躍が目立ったように思う。高田聖子の制服姿は、坂井真紀のとは違った意味でこれだけでもとが取れた気がする。保坂エマは主役を食う存在感。中谷さとみもいい味を出している。村木よし子は本領発揮の怪演。山本カナコは久しぶりに持ち味の可愛いボイスを披露していた。今回、パンフレットに新感線に何年前から参加しているかが載っているが、保坂エマってまだ11年しか経っていないと知って驚いた。なんかもっと前からいたような気がしていたからである。ということは、劇団では中谷さとみのほうが先輩ってことか!

男優ゲストの田辺誠一はかなりいい。彼は実にうまい役者なので一度舞台で見たいと思っていたが、期待以上だった。

次に会えるのが3年後というのがほんとに寂しいネタものシリーズ。フルキャストそろわなくていいから、毎年やってくれないかなあ。

「鋼鉄番長」公式サイト(年齢制限あり)
http://www.ko-tetsu.jp/

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コメント

ひゃー、びっくり!
【の。の】も11日に観に行きました。
初ネタモノ、アサミヤマサツキの土佐弁とムッチのカツラと幕間のセシルがツボでした。

じゅんさんとなるしーが元気なうちに観れて、ホントに良かった・・・

投稿: の。の | 2010年10月22日 (金) 00時05分

の。のさんこんにちは。

2人とも非常に心配です。回復を祈っております。やはりネタモノはもう無理、ということになってしまうのではないかちょっと不安ですね。

投稿: ヤボオ | 2010年10月24日 (日) 02時03分

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