四季「サウンド・オブ・ミュージック」沼尾マリアに村トラップ
マリア | 沼尾みゆき |
トラップ大佐 | 村 俊英 |
修道院長 | 秋山知子 |
エルザ | 西田有希 |
マックス | 勅使瓦武志 |
シュミット | はにべあゆみ |
フランツ | 青山裕次 |
シスター・ベルテ | 佐和由梨 |
シスター・マルガレッタ | 矢野侑子 |
シスター・ソフィア | あべゆき |
ロルフ | 亀山翔大 |
リーズル | 池松日佳瑠 |
沼尾みゆきマリア登場と聞いて、夏休み(自分の)明けにさっそく観てきたのだが、書き留めるのをさぼっていたらすぐに消えてしまい、自分の記憶もどんどん消えてしまいつつあるので、忘れないうちに記録しておきたい。
その沼尾マリア。うーん、いいでげすねえ。井上智恵マリアは終盤の結婚してからがぐっと良かったけど、年齢の差かキャラの差か分からないが、沼尾マリアは序盤のお転婆な感じがいい。
すっとぼけた感じはもろにグリンダ様だが、彼女の場合笑わせる演技はもっぱらウィキッドで鍛えているのだからいたしかたあるまい。グリンダ様の信奉者としてはもちろん不満はない。まあ「ドリーミング」の光のような、おだまりなさいな感じも見たいところではあったが。
歌声ののびはさすがで、当たり前のことだけどこの作品では歌が本当に大切なのだと痛感した次第。
ぜひともまたお目にかかりたいキャスティングだが、できればひとつ、その、光輝くお城にも・・・
対するトラップ大佐に村俊英。このキャスティングを聞いたとき、悪くないと思った。彼は派手なキャラクターではないが、内に秘めた情熱を言葉でなく歌声や体全身で表現できる、男の中の男な俳優だ。
果せるかな、村トラップ大佐は、決して強く感情を出さないが、家族や故郷への愛をにじませたいいトラップ大佐だった。クライマックスの「エーデルワイス」は、決して声を張り上げるわけではないのに、迫力というか凄みを感じた。
ただ、序盤は観ているこちらもなかなかトラップ大佐像と村の演技が自分の中でうまく重ならないのも確かだ。まだ役になじんでいないところもあるのかもしれない。時間を置いてェックしてみたいところである。
この作品、子役によって印象がだいぶ異なることもわかった。子役は選んで観るわけにはいかないので(おっと、四季は子役じゃなくても選んでは見られないんだったっけ)、何度も足を運ばないといけない。子役に影響される作品というのは、上演する側も観る側も楽ではない。そろそろ来年以降の大型新作がもしあれば発表される時期だが、さて・・・
四季「サウンド・オブ・ミュージック」ウェブサイト
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コメント
沼尾マリアが観たくて24日に突発しちゃいました。
髪型が自然で智恵マリアの髪型なんとかならないかなって思っちゃいました。
村大佐はノーコメントです。
投稿: の。の | 2010年10月22日 (金) 00時22分
の。のさんこんにちは。
村トラップは評価分かれるでしょうねーどっちかというとマイナス評価が多いかな?
まあ自分は応援しとりますです。
投稿: ヤボオ | 2010年10月24日 (日) 02時05分
私も24日に突発していた一人です。
沼尾さんは文句なしに可愛かったですね。
村大佐も良かったですよ。ただ、マリアをターンさせる時のつま先立ちが…痛かったですが(笑)
池松リーズルも思っていた以上に良かったですし、なんというんでしょう、SOMなんだけれど、ウィキッドやオペラ座が垣間見えるお得な舞台だった気がします。
こうなったら、下村トラップとかどおでしょうか?
投稿: らべたん | 2010年10月25日 (月) 01時33分
らべたんさんこんにちは。
やあ、そうでしたか。村トラップ、普通にいいような気がしますが。この公演では、最初にイメージぴったりすぎる芥川トラップが出てしまったために、どうも後に続く役者にとっては分が悪いですな。
投稿: ヤボオ | 2010年10月26日 (火) 00時49分