映画「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」駄作?珍作?だから何?
待ちきれなくて先行上映で観てきた。
これだよこれこれ。こういう馬鹿映画を俺は求めていたのだ。
そもそも「Aチーム」を21世紀の現代に映画化する、という発想がまず馬鹿でいい。邦題にきちんと「特攻野郎」とつけているところがまたいい。吹き替えが羽佐間道夫だったらもっとよかったが、年齢も年齢だしそれはあきらめよう。でもちょっと参加してくれたようだ。自分が観たのは字幕版だったが。
単純明快、どちらかというとお子様向けなAチーム。それだけに、何ともいえない愛着というか懐かしさを感じさせてくれるシリーズだ。今回の映画版は、そのシリーズへのリスペクトに満ち溢れている。
リーアム・ニーソン演じるハンニバルは、ちょっとオリジナルのジョージ・ペパードに比べ真面目すぎてお茶目さに欠けるし、フェイスマンはやさ男というよりちょいマッチョだ。しかし、それはそれで魅力的である。コングとクレイジー・モンキーはかなりオリジナルのイメージに近い。
映画としても、最初から最後まで、ほぼノンストップで大掛かりなアクションの連続。じっくりと人間ドラマを見せるなんていう余計な場面は全くない。でもいいのだ。マンガチックなアクションの中で暴れまわる男たちは、それだけで「友情」「絆」といったこのシリーズの分かりやすいテーマを体現しているのだから。
それにしても、こういう海外ドラマにおける吹き替えの役割は本当に重要なのだと再認識した。日本のファンにとって、ハンニバルはジョージ・ペパードというよりも羽佐間道夫なのではないか。今回の映画が、オリジナルの雰囲気を忠実に再現していればいるほど、自分の耳が羽佐間ボイスを求めているのに気付いた。もちろん、モンキーの声は富山敬でな!
無理やり彼らの声を今回の映像に合わせたらどうなるだろう、と思っていたら、いたいた、作ってる人。これ、映画を観たあとでも全く違和感なく受け入れられるのでびっくり。こういう素晴らしいMADを作れる人は本当に尊敬に値する。
関連で、ブラックですがこの動画にも笑わせてもらいました。
http://www.youtube.com/watch?v=XHzMVWLqiNs
パンフレットにもAチームへの愛があふれているぞ!
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のウェブサイト
http://movies.foxjapan.com/ateam/
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コメント
お仲間がいて嬉しいです!
オリジナルキャストのイメージが払拭できないのは、どこの世界も同じというか…耳に残るものは特に消し去りにくいのかもしれません。
とか言いつつ、作品が好きだから観ちゃうんですけどね。
投稿: らべたん | 2010年8月18日 (水) 23時01分
らべたんさんこんにちは。
こういうノウテンキな映画をのんびり観ていると、日本は平和だなーと実感します。
いつまでもこういう平和な日本であってほしいと思いますし、そうしていきたいですね。
投稿: ヤボオ | 2010年8月20日 (金) 01時33分