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2010年7月31日 (土)

四季「美女と野獣」野獣度増量中

ビースト 福井晶一
ベル 坂本里咲
モリース 松下武史
ガストン 田島亨祐
ルミエール 百々義則
ルフウ 遊佐真一
コッグスワース 吉谷昭雄
ミセス・ポット 遠藤珠生
タンス夫人 大和貴恵
バベット 長寿真世
チップ 川良美由紀

開幕から3週間、ふたたび福井晶一ビーストを見学。前回とほぼ同じキャストである。

日数を経たことで、開幕時はやや固さのあった演技もいい感じにこなれ、すっかりビーストと一体化していた。セリフも表情も実に自然で、獲得する笑いも25%増量といったところだ。

逆に、歌声は開幕のときのほうが張りがあったかもしれない。もともと声楽出身でない福井である。柳瀬大輔のような長期連投は厳しいのだろうか。今回の東京公演は長丁場になりそうだ。ひとつ無理をせず、じっくりとこの役に取り組んでほしいものだ。

一方、この日の坂本里咲は完全にベルになりきっていた。開幕時は、まだ「サウンド・オブ・ミュージック」のエルザが抜けきっていなかったのかもしれない。若手の新ベル登場には大いに期待したいところだが、坂本里咲という女優の底力を見た気がする。

この日、ほんのちょっとしたハプニングがあった。二幕の最初、ベルが野獣の手当てをするシーンがあるが、その手当てに使ったハンカチが、転換の際に舞台に落ちて、そのまま残ってしまったのである。

誰がどう処理するか注目して見ていると、コッグスワースの吉谷昭雄が、器用に身を屈めて拾い上げ、そのあとはあたかも小道具であるかのようにハンカチを持って演技をしていた。あの衣装でそういうことができるのは素晴らしい。さすがはベテランの技といったところか。

京都のクレイジー・フォー・ユーが開幕、そして静岡のマンマ・ミーア!も始まる。キャスト変更の波がこの作品に影響があるかどうか。夏の陣に注目だ。

四季「美女と野獣」ホームページ

http://www.shiki.gr.jp/applause/bb/index.html

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2010年7月29日 (木)

AKB48チームA 6th Stage「目撃者」公演

延期に延期を重ね、発表から11カ月経ってようやく7月27日に開幕した新チームA公演。初日はもちろん落選。しばらく当たらないだろうなあと覚悟していたが、幸運にも2回目、しかもフルメンバー勢ぞろい、そして前田敦子生誕祭という公演に入場することができた。5thはついにフルメンバー公演を見られないうちにメンバーが卒業していってしまったので、今回は早いうちに観ることができてよかった。

ドキッとするオープニングから、最初のMCまで、AというよりかつてのチームKのような気合の入った曲調が並ぶ。ユニットも含め、あまり分かりやすいフレーズの曲は少なく、そういう意味ではこれもチームカラーは今後に委ねるという薄味な作りだ。

しかし、個人的にはA5th公演「恋愛禁止条例」よりも好感を持った。どうもA5thは全体的に手抜き感が否めなかったからだ。耳に残りやすい曲は多かったが、どこか大味で、振付もイージーという印象がある。それに比べ、今回の曲はじっくり聞くうちにその味わいが深まってくる凝った作りだし、振りは大きく早い動きが多い。

自分は正直なところ、テレビに出ているAKBには、あまり興味がわかない。あの狭い劇場で、毎日のようにライブを行っているAKBにこそ魅力を感じている。だから「AKBはあくまで公演重視」という姿勢を、口先だけでなく、身を持って証明するようなこのセットリストには大いに期待したい。

ユニット構成はこんな感じ。

■前田敦子、仲谷明香、倉持明日香
■高城亜樹、指原莉乃
■高橋みなみ
■小嶋陽菜、多田愛佳、中田ちさと、岩佐美咲
■篠田麻里子、松原夏海、大家志津香、片山陽加、前田亜美、仲川遥香

新チームで、どちらかというと地味な存在だったもとKの松原夏海や、長い長い研究生時代を終え、やっと正規メンバーに昇格できた大家志津香らがぐっと前に出てきているのは見ていて本当にうれしい。

これで1年ごしのチーム再編成が終了したわけだが、トータルで見ると非常にうまく機能しており、大成功だったといえるのではないか。今後、それぞれのチームカラーがどう形成されてくるのか楽しみに見守りたい。そのためにも、ぜひテレビより公演重視でお願いしたい。

そういえば、しばらく見ないうちに髪型を変えていた指原が、最初誰だかわからず「誰だこの高井つき奈似の美女は!」と思っていた。まあ、しゃべった瞬間指原と分かったが・・・

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AKB48のウェブサイト
http://www.akb48.co.jp/index.html

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2010年7月25日 (日)

第27回 百里基地航空祭

だいぶ久しぶりに、百里基地の航空祭へ。子供のころはよく行ったものだが、いい大人になってからは初めてだろうか。

茨城空港のエントリーでも書いたが、わが一族の本家は茨城空港≒百里基地まで至近の距離にある。しかし周辺道路は大混雑なので、この日は本家から自転車で向かった。

茨城空港と百里基地は、入り口が違う。滑走路を挟んで、はす向かいの位置関係だ。

炎天下、しかも結構アップダウンもあり、渋滞で自転車といえどすいすいとは進まず、汗だくになって到着。

F-4EJやF-15、RF-4Eなどのデモ飛行やブルーインパルスの妙技など、大興奮のイベントだ。

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詳細は映像をどうぞ(長くて荒いです)

 

新名物登場。茨城空港≒百里基地を活用した街おこしの方向性としては、これで間違ってないと思う。 

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百里基地のWEBサイト

http://www.mod.go.jp/asdf/hyakuri/index.html

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2010年7月24日 (土)

AKB48チームB 5th Stage「シアターの女神」公演

新チームKに続き、新チームBが5月21日から「シアターの女神」公演をスタートさせた。しかし相変わらず公演は少なく、公演があっても主力メンバーは欠席が多く、そしてそもそも抽選に当たらない。なかなか見る機会がなかったが、ようやく目にすることができた。この日も2人休演(宮崎美穂、近野莉菜)がいるが、これは少ないほう。そして渡辺麻友、柏木由紀の2トップがそろうのは貴重だ。しかも柏木の生誕祭というイベントも重なった公演に入場できたのはラッキーである。

メンバーは大きく入れ替わったが、一期メンバーがいないからか、やはり末っ子属性なほんわかしたチームBの雰囲気は健在である。その中で、キャプテン柏木の存在感が際立っている。人気は絶大ながら、どうも地味な印象のあった柏木だが、役職が人を育てるということもあるのか、実に目を引く。

ユニット構成は

■渡辺麻友、佐藤すみれ、奥真奈美
■小森美果、鈴木まりや、佐藤夏希、宮崎美穂(この日は研究生島田晴香が代役)
■増田有華、河西智美、佐藤亜美菜
■小林香菜、石田晴香、北原里英、平嶋夏海、近野莉菜(この日は佐藤夏希が代役)
■柏木由紀

といったもので、目玉は柏木由紀のソロである。柏木が2008年12月のJCBホールで小野恵令奈と歌った「禁じられた2人」は実に印象的だったが、そのムードの延長上にあるような曲だ。

4th公演「アイドルの夜明け」のような枠からはみ出したような元気さ・面白さはないものの、全体的にはチームBらしい明るい感じのセットリストである。4thに比べウス味なのは、新チームKの6thと同様、今後新しいチームカラーが作られるように、という思いなのだろう。

なんでも渡辺麻友、柏木由紀の2人がそろって出演したのは初日以来なのだとか。やはり休演が多いのは気になるところだ。まあ自分は佐藤すみれを見に行くからいいけど。

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AKB48のウェブサイト
http://www.akb48.co.jp/index.html

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2010年7月18日 (日)

イッセー尾形の一人芝居「わたしの大手町 2010」

昨年に引き続き、イッセー尾形の大手町公演「わたしの大手町2010」が上演された。こんな素晴らしい公演を2年続けて観られるのは本当にありがたい。

サラリーマンの町で、サラリーマンを演じる。そのことにイッセー尾形本人が手ごたえを感じているのが客席にも伝わってくる、渾身の舞台だった。

働く人々、をテーマに新旧作を織り交ぜて上演する、というスタイルは昨年と同様だが、ネタが終わったあと舞台を降りて、得意の「音ネタ」でそのキャラクターの心情を歌いあげるという立体的な演出が加わった。常に本音とタテマエのはざまに揺れるサラリーマンを描くのに、これほど効果的な構成はないかもしれない。本音の「音」をそのまま表現してみせるのだから。

パンチの効いたネタ、不思議な感覚のネタ、音ネタ、ダジャレとさまざまな方向性から多彩な技を繰り出してくるイッセー尾形のパフォーマンスは、もはや円熟の域に達しているが、なお新しい試みに貪欲に取り組んでいる。高みに立つものは常に歩み続けているのだ。そして、その根底にあるのはあくまで「観客を楽しませよう」という姿勢。それがある限り、どんな新しいことをしてもその方向性は決してブレることがない。

人を楽しませる、ということの素晴らしさ。それに取り組む人々をウォッチするのがこのブログの大きなテーマであることを、改めて肝に銘じた。

イッセー尾形 オフィシャルサイト
http://www.issey-ogata.net/

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2010年7月11日 (日)

四季「美女と野獣」ホレたぜ!福井ビースト

ビースト 福井晶一
ベル 坂本里咲
モリース 松下武史
ガストン 田島亨祐
ルミエール 百々義則
ルフウ 遊佐真一
コッグスワース 吉谷昭雄
ミセス・ポット 遠藤珠生
タンス夫人 大和貴恵
バベット 長寿真世
チップ 牧野友紀

実に12年ぶりの東京公演となる「美女と野獣」が開幕した。京都や福岡、広島や静岡などでも観てはいるが、大好きな作品にもかかわらず比較的(あくまで本人比)観た回数は少ない。そう考えると関東でのロングランはやはり嬉しいものだ。

初日を迎えるにあたって、注目のポイントは2つ。1つは新たに作られた「四季劇場・夏」だ。大井町駅からやや遠回りに商店街を歩き、その中ほどを右に折れて10メートルほど歩くと突如右手に見えてくる。徒歩5分。商店街には飲食店も多いので、観劇前にちょっと飯でも、というニーズには応えてくれそうだ。

「スマートチケット」とかいう、QRコードつきのチケットをリーダーにかざすと、だいたいの座席位置を示す紙がプリントされて出てくる。慣れない人もいるので入場にやや時間はかかっていたが、システムそのものは快適に動いていた。ただ、ガラケーの画面にQRコード、ってのはやや古いかなあ、とも思う。この際四季の会会員カードをFelica対応にしたらどうか。ついでにいっそ「四季カード」の発行に手を染めてくれても…特典にちょっと期待。

1階のロビーはちょっと狭め。2階のほうが余裕があるが、椅子が少ないため床に座り込む児童がちらほら。その2階にスナックコーナーがあり、VIE DE FRANCEのパンを売っている。なので他の劇場に比べればサンドイッチやホットドッグなどのコストパフォーマンスは悪くない。ドリンクメニューに、アイスカフェオレがなかったのは残念。

男子用トイレは1階、2階ともに狭い。2階のほうがわずかに広い。客席数を考えれば2階の利用がおすすめだ。女子トイレの内情はわかりません。

と、劇場観察もそこそこに席に座る。生オケでないのは悲しい。なんだか音質のイマイチな録音のオーバーチュアとともに幕があがった。

もう1つの注目ポイント、それは何といっても福井晶一ビーストの登場である。

福井ビースト、と聞いたとき、「それはピッタリだ!」と感じた。新しいビースト役の名を聞いてそう感じたのは2回目。1回目は、ついに舞台に登場することはなかった、初演の山口祐一郎だ。その他の役者の場合、芥川英司も、荒川務も、石丸幹二も、今井清隆も、柳瀬大輔も、最初は「イメージが違うな」と感じたものだ。もっとも、実際に観るとそんな違和感は吹き飛んで、みな実に魅力的、個性的な愛すべき野獣たちだったが――。

その期待の新ビーストが舞台に登場。果せるかな、まさしくディズニー版美女と野獣のビーストそのものだった。

大きな体に小さな心臓。傲慢さと純粋さが同居する、恐ろしくて、かわいくて、せつなくて、ちょっと面白いビーストがそこにいる。

演技だけ、あるいは歌だけ見れば、歴代のビースト役者のほうが上を行っているかもしれない。だが福井晶一の場合、存在そのものがビーストになりきっているのだ。このビーストを見てしまうと、これまでのビーストはみな「うまくこなしていた」ように思えてしまう。

一幕最後の「愛せぬならば」。福井が「愚かなヤツ…」と歌い出した瞬間、背中がゾクゾクッとした。悲痛な思いを絞り出すように、しかし堂々と歌い上げるその姿と歌声に触れたら、男でも惚れてしまいそうになる。女性であれば、そして福井ファンであれば、卒倒すると思う。

笑いもきちんと取れていた。ところどころ、他の役者なら笑いが起きる場面でそうならないこともあったが、逆に他の役者なら笑わせないところで笑いが起きていた。福井ビーストの、いかにも人づきあいの苦手な不器用さが、期せずして笑いを誘うのだ。

フィナーレではアレの動向が非常に気になったが、カツラをかぶっていることもあり、さほど心配するに至らなかった。「多少おでこの広い人だな」というぐらいだ。それも含め、王子に見えるかどうか気をもんでいたが、これは大丈夫。眉毛のキリッとした、精悍な顔つきのカッコいい王子である。まあ王子というより王様かもしれないが。きっと、野獣に変えられる前はもっとだらしない顔だったのだろうが、苦労して、さらに愛し愛されることを知ったことで、顔つきが変わったのだろうな、などと妄想したくなる。だからコッグスワースは最初誰だか分らなかったのだ。

福井ビーストを見るだけでも、この公演に足を運ぶ価値はある。今回こそは、最初だけ出してすぐキャスト変更、ってのはナシですぜ。

ベルには坂本里咲。個人的に大好きな女優さんだし、声もかわいいのでベル役で十分通用するのだが、そろそろこの役は若手にバトンタッチすべきと考える。東京初演では、堀内敬子や濱田めぐみの大抜擢があった。ぜひ今回の公演で、四季を引っ張る新たなヒロインが生まれることを期待したい。その前に、まだ見てない沼尾めぐみのベルは見たいけど。

ビースト以外は経験者の多い、安定感のあるキャスト陣ではあるが、ガストンやルミエールにはもっと強烈さが欲しいのも偽らざるところだ。「美女と野獣」は、アニメーションをそのまま舞台にしたような作品だ。もっとデフォルメした、派手な演技が見たい。やはり歴代のガストンでは、今井清隆の印象が非常に強い。背はちょっと低かったけど何ともアクの強い、食えないガストンだった。自分はアニメーション版を見たときから、このガストンというキャラクターが大好きなので、これを誰が演じるかはビーストやベル並みに気になるのだ。吉原光夫のガストンを見逃したのは全くもって残念だ。この作品限定でいいから戻ってきて演じてほしい。一方ルミエールは、下村尊則の系譜を道口端之が受け継いでいるが、もっとヘンなルミエールが出てきてくれると嬉しい。

遠藤珠生のミセス・ポットは初見。歌も表情も、なかなかチャーミングなポット婦人である。アンサンブルでは、シュガーポットがちょっこし気になった。

この東京公演がいつまで続くか分からないが、福井ビーストがどう進化していくのか、新キャストがどう入ってくるのか、楽しみに通いたい。横浜→大井町のシーサイドなハシゴ観劇もそのうち実践することになるだろう。

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四季「美女と野獣」ホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/bb/index.html

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2010年7月10日 (土)

東京ディズニーランド 帰ってきたキャプテンEO

7月1日、東京ディズニーランドで「キャプテンEO」が復活した。1987年から1996年までの間上演されていた、マイケル・ジャクソン主演の立体映像。1年間の限定公開というが、復活を心から喜びたい。

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自分が初めて東京ディズニーランドに行ったのは、大学卒業間近の1991年2月のこと。大学の県人会メンバーで行くことになった。自分が真っ先に興味を持ったのが1989年オープンの「スター・ツアーズ」とこの「キャプテンEO」だった。よくいる映画好きの学生としては、製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督フランシス・コッポラと聞けば観たいと思うのが当然だ。

その日、2つのアトラクションにいたく感動し、それから就職までの2カ月で5回ほどパークに行った。就職してからも、ふらりとパークを訪れてはキャプテンEOを楽しんだ。シアター形式のアトラクションだから、一人で行ってもぜんぜんOKである。まあ今はシアターでなくても一人で乗ってるけど。

96年のクローズは本当にさびしく、終了間際には1日に4回も観たりした。もう二度と観られないと思っていたので、復活が発表されたときは本当にうれしかった。初日は平日だったし、先週末は出張だったので、やや出遅れた感はあるが、14年ぶりの再会を果たすことができた。

この作品の魅力を構成する要素は数多い。まずマイケル・ジャクソンの存在。さほどファンとも言えない自分だが、そのカリスマ性に満ちた歌声と動きは、文字通りスクリーンを飛び出して観客に何かを訴えかけてくる。

そして3D映像。1985年のつくば万博で数々の立体映像が披露され、すでに偏光メガネ方式の3Dは手法として一般的だった。当時立体映像はビックリ仕掛けであり、立体であることが目的だった。だがキャプテンEOは、3Dはあくまで演出手法のひとつであり、最終的にはコンテンツとしての完成度で勝負していた。そこに感動したのだが、実はその問題意識はすでにつくば万博で感じていた。つくば博で偏向メガネ方式の立体映像は、鉄鋼館、住友館、日立グループ館などが採用していたが(富士通パビリオンは赤青方式だった)、鉄鋼館は刀を客席に向けたりして怖がらせていたのに対し、住友館は美しい映像と坂本龍一の音楽が融合した、作品として質の高いものだった。当然自分の印象は住友館のほうが強い。単に立体だけではダメなのだな、と高校生ながらに感じていた。

次に明確な世界観と単純なストーリー。「歌とダンスで世界を変える」という、ノウテンキな設定にものすごいお金と人が動く。これぞエンターテインメントではないか。

さらにジョージ・ルーカスの存在。前半の宇宙船チェイスのシーンはまさしくエピソード4のデス・スター攻防戦で、最初に見たときスター・ツアーズと合せて「ああ、ルーカスは初めからこういうことがしたかったのだな」と思った記憶がある。

最後にフランシス・コッポラの存在。巨匠であることは間違いないが、馬鹿映画の巨匠でもある。「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」で得た富と名声を一発で吹き飛ばしてしまった馬鹿映画「ワン・フロム・ザ・ハート」。キャプテンEOの中にはその雰囲気を感じ取ることができるのだ。コッポラといったらゴッドファーザーしか知らない人は、ぜひキャプテンEOでアナザー・パート・オブ・コッポラを知ってほしい。

と、語り出せばキリがない。要するにそれだけこの作品には深い思いがある。

さて、復活したキャプテンEOだが、エントランスのメイキング映像も含め、当時と同じものを楽しむことができる。設備はミクロアドベンチャーの仕掛けを使っているため、当時にはなかったハード的な演出が追加された。逆に、なくなった演出もあるが、まあ気になるほどのことはない。

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8時半オープンの日で、自分は8時から並んで45分ごろ入場、一直線にキャプテンEOに向かい、発行されたファストパスが11時~12時。そのままスタンバイ列に並ぶと、70分待ちと言われたが30分ほどで入場できた。理由はなぞ。朝のFP回収率は読みにくいのか、このアトラクションでまだ十分な経験則が得られていないのか。いずれにしても暑かったので待ち時間が短かったのはよかった。

冒頭のシーンで、昔は必ず岩に手をのばす子供がいたものだが(いや、大人も手をだしていた)、いまどきの子供はそういうことはしないらしい。3Dなど珍しくもないからだろうか。最近の美しい3D映画しか知らない世代は、「何だこの暗くて見づらい映像は!」という印象を持つだろう。CGを使わない「特撮」やクレイアニメーションは、かえって新鮮に感じるかもしれないが。

しかし、この映像の正しい楽しみ方は、80年代後半から90年代前半に心をタイムスリップさせて、当時の気持ちで鑑賞することだろう。

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こんな説明書きもされていた。

やはり楽しいキャプテンEO。この1年で何回見られるだろうか?そういえば、「スター・ツアーズ2」はいつ完成するのだろう。日本上陸は?こちらも楽しみだ。

 

キャプテンEO アトラクションのホームページhttp://www.tokyodisneyresort.co.jp/tdl/tl/atr_captain.html

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