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2010年1月 9日 (土)

年末年始映画特集

この年末年始は、金もなく体調も悪いので旅行にも行かず、大掃除以外は映画ばかり観ていた。

劇場で観たのは下記のような作品だ。最近物忘れがひどいので、記憶から消えないうちにメモしておこう。

 

「2012」 http://www.sonypictures.jp/movies/2012/

2012

ローランド・エメリッヒといえば、「インディペンデンス・デイ」「GODZILLA」といった愛すべき馬鹿映画を生み出した名匠だが、「デイ・アフター・トゥモロー」はいまいちおとなしかったので、もうあの荒唐無稽っぷりは見られないのかな、と残念に思っていた。

しかし、本作は久しぶりにやってくれた。特段のストーリーもなく、ただひたすら世界が崩壊していく様子をこれでもかと描くだけの映画。いやなんとも潔く、男らしいすがすがしさ。

クレジットされていないし、誰もそんなことは言っていないが、エメリッヒはこの作品を撮るにあたり、確実に日本の特撮映画「地震列島」(1980年)からインスパイアされているに違いない。崩壊シーンの雰囲気が、なんとなくそんな印象を与えるのである。USA版ゴジラを撮っているぐらいだから、エメリッヒが観ていてもおかしくはないが、それを確信したのは最後のあのシーンだ。あれは表立ってそうとは言えないエメリッヒの、精一杯のオマージュに違いない。

 

「アバター」 http://movies.foxjapan.com/avatar/

Avatar

そんなに期待しないで観たが、実に面白かった。もともと、ジェームス・キャメロンは「ターミネーター」を高校生当時、茨城の映画館で見て以来大好きな監督だ。しかし、今回の予告編を見る限り、どうもCGばっかりのつまらない映画のように見えて仕方がなかったのだ。

しかし、始まってみるとどんどん引き込まれた。映像も確かに美しいが、緩急の付け方など演出の妙が実に冴え渡っている。CGだから、3Dだから、ということにとらわれず、純粋に面白い映画を作ってやろう、というキャメロンの本気がびりびりと伝わってきた。映画を観ていてこんなにわくわくしたのは何年ぶりだろう?

 

「ビッグ・バグズ・パニック」 http://www.mushi-panic.jp/index2.html 

Bugs

銀座シネパトスで単館上映されているこの映画。突然街を襲った巨大な昆虫にほんろうされる人々の様子と、主人公の心の成長を描く。

パニック・ムービーというほどの大規模なVFXもなく、ホラーでもサスペンスでもコメディーですらない、非常に中途半端な、素晴らしい馬鹿映画だった。これが2010年最初に観た作品である。今年もいいことがありそうだ。

 

「釣りバカ日誌 20 ファイナル」 http://www.tsuribaka-movie.jp/  

Fishing

ついに大団円を迎えた長期シリーズ。強烈な感動はなくても、西田敏行と三國連太郎の安定した名人芸を眺めているだけで幸せな気分になれる。

本作は、どうもいったん完成した脚本に、最終回のエッセンスを後から付け足したような雰囲気で、ややツギハギな印象もあったが、長期シリーズがこのようにキチンとしたラストを迎えられるのはいいことだ。最後、一瞬だけ登場したかつてのレギュラー、谷啓がかなり弱っている様子で、少し心配になった。

 

「パブリック・エネミーズ」 http://www.public-enemy1.com/

Pe

「ヒート」「インサイダー」「コラテラル」など、男っぽくてカッコいい映画を次々と世に送り出す、マイケル・マン。彼がジョニー・デップががっちり手を組んで作り出した快作だ。全くもって期待どおりの出来栄えである。

実在の人物をモデルにしながら、過度にドキュメンタリータッチに走ることもなく、かといってドラマチックすぎる演出もせず、たんたんと、しかし派手なドンパチも適度にまじえながら展開していく。全体のバランスが非常にいいのだ。マイケル・マンとジョニー・デップという2人の職人の技を心ゆくまでたんのうできる。

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