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2010年1月30日 (土)

四季「キャッツ」福井晶一番長日記

グリザベラ 早水小夜子
ジェリーロラム=グリドルボーン 朴 慶弥
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 愛沢えりや
ディミータ 団 こと葉
ボンバルリーナ 西村麗子
シラバブ 谷口あかり
タントミール 八鳥 仁美
ジェミマ 小笠真紀
ヴィクトリア 原田真由子
カッサンドラ 蒼井 蘭
オールドデュトロノミー 橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 田島亨祐
マンカストラップ 福井晶一
ラム・タム・タガー 荒川 務
ミストフェリーズ 松島勇気
マンゴジェリー 川東優希
スキンブルシャンクス 岸 佳宏
コリコパット 金子信弛
ランパスキャット 高城将一
カーバケッティ 齊藤太一
ギルバート 入江航平
マキャヴィティ 桧山 憲
タンブルブルータス 川野 翔

 

おぅワイや、マンカストラップや。

やっとアメ公の仕事が終わってノンビリしたろ思うとったら、すぐに横浜や。ボスの命令には逆らえんから従ごうたるけど、まったく人使いの荒い劇団じゃのう。まあ横浜キャッツも開幕から2月半、ちょうどダレてくる頃や。ワイにカツ入れえゆうことやろ。ビシビシ行くでぇ!

キャスト見たろ・・・なんや、ラム・タム・タガーは荒川の兄さんかいな。兄さん今年50やろ。頑張っとるのう。ワイも兄さんに比べたらまだまだやな。なに?生え際だけは追いついとる?アホ、こりゃハゲとるんやない、剃っとるんや!

ミストフェリーズは誰や。松島?じぶん、ここでもワイの舎弟か!よほどワイのことが好きなんやろ。まあワイも嫌いやないで。何しろヤツはデカイからのう。ナニが、って人間の器に決まっとるやないか!下品な想像すなボケぇ!

しかしワイがちょっと目を離しとった間に、新顔も出てきとるやないか。ほう、ジェリーロラムは韓国出身の女優さんや。ええ声しとるし、いけとるんちゃう?夢子はほっそりしとるけど、このジェリーロラムは肉感のあるタイプや。たまらんのう。ジェミマに小笠が入っとるやないか。USJの「ウィケッド」でグリンダやっとったから、いずれはこっちでもグリンダやりたいんやろうけど、そのためにもいろんな役を経験しとくのはええこっちゃ。応援するでぇ。

あとな、ワイもただ若いもん締めたり客にガン飛ばしたり電車の中で暴れたりしとるばかりやないで。きちっとコマい演技もこなしとるんや。マキャビティーのガキが変装して出てくるとき、ニオイで気ぃ付いて振り返ったり、あのガキにやられて手のケガ舐めたり、なかなかシブい演技しとるやろ?そのへん、よう見たってな!

ところで、去年ワイがワラジ脱いどった福岡の劇場が閉まるっちゅう話や。そりゃ劇団経営も客商売や、お客さん来いへんところで仕事はできんわい。10年間も、地方に常設劇場作って頑張ってきたのが並大抵の事やなかったのは認めたる。そやけどな、「文化の一極集中を排除するのは、劇団の使命」とかブチ上げとったのは、どこのどなたさんですか?東京に新しい劇場作るそばから、地方の劇場なくすゆうのは文化の一極集中そのものやないんか?入場料下げたんはええことやけど、そのシワ寄せが地方に行くのは、筋が通らんのちゃいますか?福岡はええとこや。またうまいもん食いに行かせてえな。

それにしてもワイ、次は何やらされるんかのう。そや、ヌビアのガキどもシバき倒したろ。あんじょう頼むで!

 

以上、武闘派マンカストラップ調でお届けしました。

 

以上、「清原和博番長日記」調でお届けしました。

 

「キャッツ」のホームページ

http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/index.html

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2010年1月24日 (日)

AKB48 リクエストアワーセットリスト ベスト100 2010

3回目となる年に一度の恒例行事、AKBの全曲を対象に人気投票を行いランキング形式で発表していく渋谷AXの4日連続ライブ。昨年急激にファン層を拡大したこともあり、その模様は全国24カ所の映画館でも中継された。自分は渋谷の会場で2日、映画館で1日観戦。

その結果は以下の通り。カッコ内は昨年の順位。

100位 7時12分の初恋(38)
99位 涙の湘南(29)
98位 小池(85)
97位 回遊魚のキャパシティ(30)
96位 ただいま 恋愛中(49)
94位 僕の太陽(82)
94位 ヒグラシノコイ(93)
93位 真夏のクリスマスローズ(初)
92位 Glory days(初)
91位 JK眠り姫(初)
90位 脳内パラダイス(97)
89位 Girls' talk(初)
88位 ガラスの I LOVE YOU(62)
87位 そばかすのキス(初)
86位 チャイムはLOVE SONG(初)
85位 アイドルの夜明け(初)
83位 ごめんね ジュエル(15)
83位 Confession(42)
80位 夢を死なせるわけにいかない(21)
80位 向日葵(39)
80位 くるくるぱー(ランク外)
79位 スコールの間に(初)
78位 スカート、ひらり(89)
77位 16人姉妹の歌(59)
76位 RUN RUN RUN(51)

75位 君に会うたび 恋をする(初)
74位 君はペガサス(45)
73位 誰かのために(52)
72位 記憶のジレンマ(12)
71位 長い光(初)
70位 白いチューリップ(初)
69位 タンポポの決心(初)
67位 飛べないアゲハチョウ(初)
67位 ワッショイB!(23)
66位 みなさんもご一緒に(初)
65位 初恋ダッシュ(初)
64位 やる気花火(初)
63位 チューしようぜ!(初)
62位 おしべとめしべと夜の蝶々(11)
61位 クリスマスプレゼント(初)
60位 Bye Bye Bye(44)
59位 抱きしめられたら(初)
58位 ウィンブルドンへ連れて行って(初)
56位 わがままな流れ星(初)
56位 竹内先輩(96)
54位 虫のバラード(初)
54位 渚のCHERRY(35)
53位 誘惑のガーター(初)
52位 Blue rose(50)
51位 強き者よ(初)

50位 明日は明日の君が生まれる(8)
48位 夕陽を見ているか?(41)
48位 支え(16)
47位 MARIA(7)
46位 純情主義(9)
45位 禁じられた2人(27)
44位 AKB参上!(初)
43位 Faint(14)
42位 Dear my teacher(68)
41位 逆上がり(初)
40位 恋愛禁止条例(17)
39位 BINGO!(19)
38位 愛しきナターシャ(初)
37位 草原の奇跡(25)
36位 となりのバナナ(46)
35位 純愛のクレッシェンド(13)
34位 最終ベルが鳴る(5)
33位 パジャマドライブ(6)
32位 桜の花びらたち(10)
31位 雨のピアニスト(初)
30位 ナットウエンジェル(初)
29位 ひこうき雲(初)
28位 タネ(初)
27位 手をつなぎながら(初)
26位 FIRST LOVE(初)

25位 黒い天使(24)
24位 孤独なランナー(初)
23位 天使のしっぽ(18)
22位 片思いの対角線(初)
21位 会いたかった(73)
20位 エンドロール(初)
18位 Relax!(初)
18位 Only today(20)
17位 残念少女(初)
16位 口移しのチョコレート(初)
15位 転がる石になれ(32)
14位 ツンデレ!(28)
13位 Baby! Baby! Baby!(34)
12位 てもでもの涙(3)
11位 泣きながら微笑んで(22)
10位 Bird(4)
9位 3 seconds(初)
8位 初日(2)
7位 ハート型ウイルス(36)
6位 涙サプライズ!(初)
5位 RIVER(初)
4位 大声ダイヤモンド(2)
3位 10年桜(初)
2位 君のことが好きだから(初)
1位 言い訳Maybe(初)

最近の曲が昔の曲を追い出してランキングし、上位は直近のシングル曲が占めるという傾向が鮮明になり、やや面白みには欠ける展開だ。AKBだけでなく、SKEやSDNの曲も入ってくるのは楽しいが、古い名曲の居場所はますますなくなってしまう。

昨年はチームBの「初日」が1位を取るというドラマチックな演出が用意されたが、今回は夏に行われたファン投票である「選抜総選挙」で選ばれた選抜メンバーが歌う「言い訳Maybe」が1位という無難な結果となった。

今回のランキングで唯一の「台風の目」となる可能性があったのが、「River」のB面に入っている「君のことが好きだから」。これを歌う「アンダーガールズ」は仁藤萌乃や佐藤すみれなど、メディア露出は少なくても劇場での声援が多い、いわゆる「現場人気」のあるメンバーや、人気急上昇中の研究生たちで構成されており、さらに秋元康の真骨頂とも言えるもてない男の心情を綴った歌詞と、全力でアイドルタッチな曲調で、PVの出来もいいことから、多くの支持を集めた。自分も久しぶりにPVを繰り返し見た、大好きな曲だ。ちなみに今の携帯着信メロディーもこの曲である。

選抜ではなくアンダーガールズの曲が1位、というシナリオもあっただろうが、それでは昨年のアングルと同じようなものになってしまう。まあRiverの上にランクさせるというのはいい落としどころかもしれない。もっとも個人的には1位になってほしかったし、会場に詰め掛けたコアなファンたちはかなりそれを望んでいたフシがある。2位が発表されたとき、会場に起こったどよめきは、どちらかというと落胆の声だった。

自分がAKBを見始めたのが2007年紅白以降なので、いまでも新規という意識があるが、当時と比べるとAKBファンの数は確実に10倍以上に膨れ上がっている。となると、自分もファン暦だけで言えばトップ1割の中に入るということか。不思議なものだ。

秋元康は、あくまでAKBはライブ+ネットの文脈を保つことにこだわっている様子で、それは大いに評価するところだが、現在のややバブル気味なAKB人気は確実にテレビの文脈だ。今年、どういう方向性に伸びていくことになるのか、興味深く見守って生きたい。

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AKB48公式サイト

http://www.akb48.co.jp/

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2010年1月16日 (土)

宝塚歌劇 花組公演「相棒」

杉下 右京 真飛 聖
パリス・エヴァンス 桜乃 彩音
神戸 尊 壮 一帆
内村 完爾 星原美沙緒(専科)
小野田 公顕 夏美 よう
三浦 信輔 眉月 凰
教祖 絵莉 千晶
ノーマン・エヴァンス 愛音 羽麗
角田 六郎 未涼 亜希
宮部 たまき 桜 一花
米沢 守 華形 ひかる
伊丹 憲一 真野 すがた
稲田 麦子 初姫 さあや
暴漢 扇 めぐむ
芹沢 慶二 夕霧 らい
アンコ 華耀 きらり
キナコ 天宮 菜生
モチコ 芽吹 幸奈
キャロル 天咲 千華

あの人気刑事ドラマ「相棒」を宝塚がミュージカルにした。ゲーム「逆転裁判」だって舞台にするのだから今さら驚かないが、いやでもびっくりした。本当は大阪公演に行きたかったがもろもろの事情で実現できなかったので、日本青年館の東京公演に行くことに。

日本青年館大ホールっていつ以来だろう。昔は劇団四季も使っていて、ここで「夢から醒めた夢」を見た記憶もある。98年2月のことだった。それより遡ると、大西結花やらうしろ髪ひかれ隊など、大学時代によく来ていた。古いホールというイメージがあるが、広すぎず狭すぎず、演劇には適したホールだと思う。

さて、「相棒」だ。土曜ワイド劇場で放送していたときは和泉聖治の演出と水谷豊、寺脇康文の演技がばっちり嵌った面白さに大いに魅了されたが、レギュラー放送になってからはそう熱心に見ておらず、ヒット作となった劇場版もCATVで観たぐらいである。しかし、やはり杉下右京というキャラクターは日本の刑事ドラマの歴史に残る秀逸さであることは間違いない。

この宝塚舞台版では、寺脇演じる亀山薫に代わり、現在右京の「相棒」を務める神戸尊(及川光博)が登場。ストーリーはシーズン5の13話「Wの悲喜劇」を下敷きにしたオリジナルである。

主演の真飛聖は水谷豊のしゃべり方や細かい仕草をばっちりコピーしており、よくもまあここまでなりきれるものだというぐらいそっくりだ。開演前の陰アナからその口調で会場を沸かせていた。角田六郎の「暇か?」は似すぎだし、小野田公顕の喰えなさ加減も、鑑識・米沢や捜一トリオも実に正確に再現されていた。しかし、脚本・演出の石田昌也がパンフレットで「物まね大会にするつもりはないが」と述べているように、単なるモノマネをしているわけではない。オリジナルのキャラクターが持っている雰囲気や印象を大切にし、それを舞台の上で観客に感じてもらうにはどうすればいいかを緻密に計算した演技をしている。だから必ずしもモノマネ的アプローチを必要としているわけではなく、神戸役の荘一帆は及川光博の見せる優雅な物腰に絞って強調し、見事に神戸らしさを身にまとっていた。

そして、作品全体でも同じようなことがいえる。テレビ版「相棒」の舞台版、というのではなく、あくまでこれは宝塚歌劇だ。「相棒」の世界観はそのまま生かしながら、タカラヅカの世界に置き換わっているのである。石田は「様々なジャンルを『宝塚化』するのが宝塚の使命」と述べているが、この「宝塚化」のノウハウ、何でも貪欲に取り込んでしまう雑食性こそ、宝塚の競争力の源泉であり、また百年近い伝統がありながら活性化し続けている秘けつでもあるのだろうと思う。

テレビ版を知らなくても、オープニングからぐっと観客を引き込む派手な演出で、最後までテンポよく展開していく舞台は十分に楽しむことができるだろう。逆に、右京の飛びぬけた天才変人ぶりと「相棒」らしい笑いの要素が強調された舞台のため、原作ファンはややサスペンス性が足りない、と感じるかもしれない。個人的には、また観たいし、続編も期待したい、楽しい舞台だった。

自分は宝塚に深くかかわるとのめり込みすぎるのが分かっているので、こうした新ジャンルの公演に限って足を運んでいるわけだが、劇場に行くたびこの世界にどっぷり入ってしまう誘惑にかられる。やはり劇場という空間はどっかの代表は否定するが麻薬的要素に満ちているのである。

宝塚「相棒」公式ホームページ
http://kageki.hankyu.co.jp/revue/161/index.shtml

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2010年1月 9日 (土)

四季「アイーダ」阿久津ラダメス&濱田アイーダ

アイーダ 濱田めぐみ
アムネリス 光川 愛
ラダメス 阿久津陽一郎
メレブ 有賀光一
ゾーザー 田中廣臣
アモナスロ 川原 洋一郎
ファラオ 前田 貞一郎
ネヘブカ 松本 昌子

時がついにキターーーーーーーーーーーーーーー!と渡辺正よろしく叫んだのは俺だけではないはず。阿久津ラダメス将軍がエジプトにご帰還だ。

こりゃ観に行かないわけにはいかない。

アイーダには濱田めぐみが戻ってきている。自分にとって、この2人の組み合わせは初見なのだ。自分は大阪公演を観ていないので、最初にこの作品を観たのが京都公演。アイーダ役は井上智恵、ラダメスは阿久津、アムネリスはなんとシルビア・グラブだった。その後同じ組み合わせでもう一度観劇。しばらくして福岡公演で濱田アイーダを観ることができた。ラダメスは福井晶一、アムネリスは五東由衣。そして名古屋公演では秋夢子アイーダ、渡辺正ラダメス、江寿多知恵アムネリスというある意味レアなキャストを体験。そして東京公演にいたる。

「ミュージックフェア」以来、いつかこの2人の組み合わせで観たいものだな、と思っていたが、やっとそれがかなった。

だいぶ久しぶりにお目にかかった阿久津ラダメスは、序盤のやや軽薄で自信満々な様子が印象的だった記憶があるが、今回はどちらかというとアイーダに気持ちが傾いてからの表情が強く心に響いた。アイーダに諭され、自分が間違っていたと告げにアムネリスの部屋を訪れたときの、アイーダに向けた視線。まるで叱られた子供が親に何かを言おうとしているときのような、嘘いつわりのない純粋な心を映し出しており、実に良かった。そしてアイーダへの気持ちのぶつけ方も、ほとんど中学2年生のように、見ていてこそばゆくなるほどストレートに行っている。福井ラダメスの実直な感じとも、渡辺正のちょっとオトナな感じとも異なり、全体的に子供っぽい感じを残したラダメスである。

そのせいか、対する濱田アイーダがちょっとばかりお姉さんな雰囲気に。まあ男女の関係なんてたいてい女性のほうが精神的には上手な場合が多いわけだが。その終始お姉さんだったアイーダが、最後に来て大きく心が揺らぎ、逆に覚悟を決めたラダメスと完全に同じ目線になる。このあたりがこの作品の面白さだ。そして何といっても、息のあったラダメスの登場で、めぐ様のリミッターは完全に解禁。本気モードで共演者と客席に迫ってくる。その圧巻の演技と歌は、もう他の役者のアイーダを受け入れなくしてしまうほどすさまじいものだ。

さて、この日は新アムネリスと新ゾーザーも見ることができた。

まず光川愛のアムネリス。先般「ドリーミング」で、こりゃあキレイな人だな、と感じていたので、このキャスティングを聞いたときはなるほど、と思った。キャラ的にもぴったりではないか。やや歌に迫力不足なところがあって残念だったが、とにかくその美人オーラが圧倒的だ。いや、実際に美人なのだが、身にまとった美人のオーラが、まさにアムネリスである。うーん、個人的には好きだねえ。歌も、2幕の「真実をみた」では情感をこめてせつせつと歌い、感動を呼んでいた。この人、こういうナンバーのほうが力を発揮するタイプなのかもしれない。

そして田中廣臣のゾーザー。田中廣臣といえば、「夢から醒めた夢」の部長さんがすっかり板についてきており、そのイメージがかなり強い。そのせいもあってのことだろうか、どうもゾーザーの極悪ぶりがあまり感じられない。あれでは霊界に行ってもせいぜいグレーパスポートどまりである。ゾーザーたるもの、霊界空港の役人にタンカきって真っ黒いパスポートをたたきつけてほしいものだ。もっとも、ゾーザーという役も演じる人によってやや印象が変わってくる役だ。飯野おさみのゾーザーは、極悪ながらもラダメスへの愛を感じるのに対し、大塚俊のゾーザーはいざとなったらラダメスも手駒として切り捨て、本気でアムネリスに求婚しそうな冷徹さがある。田中ゾーザーはまだつかみどころがない感じだが、彼なりのゾーザー像をものにしてほしいと思う。

新キャスト、オリジナルキャストをまじえ、アイーダ東京公演も活性化してきた。ひとつここで勢いをつけて、ウィキッドにも負けないロングランを達成してほしいところである。

四季「アイーダ」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/index.html

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年末年始映画特集

この年末年始は、金もなく体調も悪いので旅行にも行かず、大掃除以外は映画ばかり観ていた。

劇場で観たのは下記のような作品だ。最近物忘れがひどいので、記憶から消えないうちにメモしておこう。

 

「2012」 http://www.sonypictures.jp/movies/2012/

2012

ローランド・エメリッヒといえば、「インディペンデンス・デイ」「GODZILLA」といった愛すべき馬鹿映画を生み出した名匠だが、「デイ・アフター・トゥモロー」はいまいちおとなしかったので、もうあの荒唐無稽っぷりは見られないのかな、と残念に思っていた。

しかし、本作は久しぶりにやってくれた。特段のストーリーもなく、ただひたすら世界が崩壊していく様子をこれでもかと描くだけの映画。いやなんとも潔く、男らしいすがすがしさ。

クレジットされていないし、誰もそんなことは言っていないが、エメリッヒはこの作品を撮るにあたり、確実に日本の特撮映画「地震列島」(1980年)からインスパイアされているに違いない。崩壊シーンの雰囲気が、なんとなくそんな印象を与えるのである。USA版ゴジラを撮っているぐらいだから、エメリッヒが観ていてもおかしくはないが、それを確信したのは最後のあのシーンだ。あれは表立ってそうとは言えないエメリッヒの、精一杯のオマージュに違いない。

 

「アバター」 http://movies.foxjapan.com/avatar/

Avatar

そんなに期待しないで観たが、実に面白かった。もともと、ジェームス・キャメロンは「ターミネーター」を高校生当時、茨城の映画館で見て以来大好きな監督だ。しかし、今回の予告編を見る限り、どうもCGばっかりのつまらない映画のように見えて仕方がなかったのだ。

しかし、始まってみるとどんどん引き込まれた。映像も確かに美しいが、緩急の付け方など演出の妙が実に冴え渡っている。CGだから、3Dだから、ということにとらわれず、純粋に面白い映画を作ってやろう、というキャメロンの本気がびりびりと伝わってきた。映画を観ていてこんなにわくわくしたのは何年ぶりだろう?

 

「ビッグ・バグズ・パニック」 http://www.mushi-panic.jp/index2.html 

Bugs

銀座シネパトスで単館上映されているこの映画。突然街を襲った巨大な昆虫にほんろうされる人々の様子と、主人公の心の成長を描く。

パニック・ムービーというほどの大規模なVFXもなく、ホラーでもサスペンスでもコメディーですらない、非常に中途半端な、素晴らしい馬鹿映画だった。これが2010年最初に観た作品である。今年もいいことがありそうだ。

 

「釣りバカ日誌 20 ファイナル」 http://www.tsuribaka-movie.jp/  

Fishing

ついに大団円を迎えた長期シリーズ。強烈な感動はなくても、西田敏行と三國連太郎の安定した名人芸を眺めているだけで幸せな気分になれる。

本作は、どうもいったん完成した脚本に、最終回のエッセンスを後から付け足したような雰囲気で、ややツギハギな印象もあったが、長期シリーズがこのようにキチンとしたラストを迎えられるのはいいことだ。最後、一瞬だけ登場したかつてのレギュラー、谷啓がかなり弱っている様子で、少し心配になった。

 

「パブリック・エネミーズ」 http://www.public-enemy1.com/

Pe

「ヒート」「インサイダー」「コラテラル」など、男っぽくてカッコいい映画を次々と世に送り出す、マイケル・マン。彼がジョニー・デップががっちり手を組んで作り出した快作だ。全くもって期待どおりの出来栄えである。

実在の人物をモデルにしながら、過度にドキュメンタリータッチに走ることもなく、かといってドラマチックすぎる演出もせず、たんたんと、しかし派手なドンパチも適度にまじえながら展開していく。全体のバランスが非常にいいのだ。マイケル・マンとジョニー・デップという2人の職人の技を心ゆくまでたんのうできる。

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2010年1月 1日 (金)

お正月の風景

さて2010年になったわけだが。

この年末年始は書くべきネタが見当たらない。平和な証拠であるという意味では結構な話だ。

元旦、茨城の本家へあいさつに行き、戻ってくると年賀状が配達されていた。

自分も年々投函する量は減ってきており、当然自分のもとに届く年賀状も少なくなっている。

にもかかわらず、今年ポストに入っていた年賀状の束は、例年より少し厚いと感じた。

どうしたことだろう。景気が悪くなるとみな年賀状を熱心に書くのだろうか?俺ももっとちゃんと書きゃ良かったな。

しかし、その理由はすぐに分かった。

これが来ていたのだ。

Nennga2 

葉書は官製インクジェット写真用を使っている。使った人は知っていると思うが、この葉書は分厚いのだ。

しかも、それがファンクラブの枠数だけ届いている。

説明しよう。

AKB48ファンクラブの会員IDは、秋葉原にあるAKB48劇場の入場チケット購入抽選(FC枠)の申し込みに必要だ。そして、FC枠の抽選には、持っているIDの数だけ応募できる。つまり、2枠持っていれば当選確率は2倍。4枠なら4倍。だから多くの人が複数枠登録しているのだ。常識で考えればファンクラブ会員登録を一人が複数できるなんておかしい話なのだが、そこはあれだ、金を積めば積むほど功徳が得られるという、巷で噂の「AKB商法」なのだ。

自分が何枠持っているかは明らかにしないが、届いた年賀状の総量が変わったと誤解するほどには入っているわけだ。

そういえば、ご覧になった方はお分かりと思うが、紅白のAKBはダメダメだった。前回の衝撃度とは比べ物にならない。これは明確にステージングの差だ。前回は夏まゆみが手がけていたのに、今回は違った。その差が出たのだ。演出家としての夏まゆみの手腕に改めて敬意を表する次第。

年の初めからこんな感じ。今年もただ漫然と年を重ねることになりそうだ。

20100101

元旦の夕方、マンションの外廊下から見えた富士山。

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