メインダイニング「ファヌアン」
昨年、台風で予定を1日繰り上げた関係で来られなかった「ファヌアン」。豪快さの「龍潭」、ファミリーで行ける「ラ・ティーダ」に比べると、どうも人気がいまひとつのようであるが、自分は以前からここが大好きで、必ず来るようにしている。
この日は、夏の特別コースをいただくことにした。
食前のお楽しみ
豚肉を使ったグラタン。
冷製オマール海老 島豚生ハムと共に ペルノ風味のドラゴンフルーツのピューレ
オマール海老、生ハム、ドラゴンフルーツ果肉というビックリな取り合わせ。でもうまい。
フカヒレとホタテ貝、冬瓜入りビーフコンソメスープ
伊勢海老と鮑のソテー トリュフのリゾット添え アメリカンソース
凝った盛り付けに気合を感じる。
ハイビスカスとシークワーサーのシャーベット
県産和牛フィレとフォワグラのポワレ 季節の野菜添え 赤ワインソース
牛とフォワグラ、どっちもうまいのにぴったり合っているの不思議。
チーズの盛り合わせ
カマンベールとミモレット。ミモレットってあれだ、森喜朗が「干からびたチーズ」って言ったやつだ。
クープ トロピカル ゴーヤー風味のテュイルを添えて
上のおせんべいみたいのにゴーヤが入っている。味は甘くて、ゴーやの味なんかしないと思ったら、後味に来る。
プティフール
かなり以前と印象が違う。自分はフランス料理のことはよく分からないけど、以前はとてもオーソドックスな感じがした。
しかし、今回はのっけから海老と生ハムとドラゴンフルーツというキテレツな取り合わせで、メインの魚料理も見た目のインパクトがすさまじい。
聞いたら、やはりシェフが変わったのだそうだ。
しかし、別にまずくなったということはなく、同じようにうまく、全体としてファヌアンの伝統は受け継がれているような気がする。でも、印象がどこか違う。前は、きまじめな男だと思っていたが、付き合ってみたら意外に面白いヤツだった、という感じだったが、今度は面白いヤツだと思って付き合ってみたら意外に真面目な男だった、という感じだ。
解は同じだが、式が違う。これはこれで興味をそそられる。また来る機会を楽しみに待ちたい。
全体的に価格帯が少し上がったような気がする。今までは東京に比べたらリーズナブルなのが魅力のひとつだったので、そこはぜひよろしくお願いしたいものだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント