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2009年5月 3日 (日)

「池沢早人師・サーキットの狼ミュージアム」オープン

茨城にまたひとつ、素晴らしい観光名所が誕生した。

その名も「池沢早人師 サーキットの狼ミュージアム」。もうこの名前だけで説明は不要だろう。あの70年代のスーパーカーブームを彩った名車たちがずらりと並んだ私設博物館だ。クルマ好きにはもちろん、マンガ「サーキットの狼」に心躍らせていた世代、そしてマンガは読まずとも「スーパーカークイズ」に熱い視線を注いでいた人たちにとって、これほど心引かれる名前の私設もないだろう。

場所はカシマスタジアムで全国的に知られる鹿嶋市にほど近い、神栖市。池沢早人師(池沢さとし、という旧ペンネームのほうが馴染みがあるかもしれないが)は千葉県野田市の出身だが、この施設のオーナー、スーパーカーのコレクターとして知られる八幡正毅氏の創業の地がこの神栖市とのことだ。そしてお隣りの潮来市には、マンガの中に「潮来のオックス」として登場する、池沢氏の旧友・関根英輔氏も在住している。

茨城県出身者として、そしてサーキットの狼ファンとして、スーパーカーブームに踊らされまくった身として、これは行かなくてはならんだろう。そう思い、オープン初日に駆けつけた。

俺の自宅は千葉の柏市で、ここから神栖までは利根川沿いをまっすぐ行って1時間半ぐらいの距離。しかしゴールデンウイークということもあって渋滞しており、2時間ほどかけて市内に入る。

当然ナビにはまだ登録されていないので、地図を頼りに車を走らせていると、心躍る看板が目に入った。

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駐車場は広く、初日ということもあって多数の来館者が詰めかけていたが、すぐに車を入れることができた。ここから写真とくどいテキストが並ぶのでたたんでおきます。付いてこられる人だけ付いてきてください。

建物はパチンコ店を改装したものだという。田舎のパチ屋は豪華だからね。駐車場が広いのもうなずける。

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もうこの外壁だけで血圧急上昇ですよ。

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正面に回ると、これまた立派だ。池沢先生が記念撮影に応じていた。

チケットを購入(大人800円)して、早速中へ。

まずはサーキットの狼の主人公、風吹裕矢の愛車、ロータス・ヨーロッパ。マンガと同じデザインになっていて、ブッチギった相手の数を記した星が29個並んでいる。

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作品内で「ああ、あのペッタンコの車か」というセリフがあったほど、車高が低いのが特徴だ。

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続いて、フェラーリ・ディノ。美しいフォルムでファンの多い名車だ。劇中では、もと警察官の公道レーサー、沖田が乗っていた。

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そして、風吹のライバルにして盟友、早瀬左近が乗っていたポルシェ・カレラRS。

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この3台が並べて展示されている。この3ショットを見て興奮しない奴は男じゃねえ。

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そう、これは作品序盤の「公道グランプリ」の1位、2位、3位を再現しているのだ。ゴール時、ロータスはひっくり返った状態で地面を滑っており、ポルシェはエンジンがバーストして惰性で走行、そしてディノの沖田は最終コーナーを回った時点で絶命しているという、実に壮絶極まりないゴールだった。

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ランボルギーニ・ミウラである。飛鳥ミノルである。表彰台で結婚式だってやっちゃうぞ!

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運転席も見ることができた。

そしてスーパーカーブームの象徴ともいえる、ランボルギーニ・カウンタック。劇中ではハマの黒ヒョウが乗っていた。暴走族なのにどうしてこんなに高い車が買えるのか子供ながらに疑問だったが、彼は公道グランプリで1台廃車にしたあと、またカウンタックを購入している。その強大な財力にはどのような事情があったのか。

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合理性など微塵もない、実にイタリア車らしい車だ。ガルウイングにどれだけあこがれたことか!

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そしてスーパーカーブームのとき、このランボルギーニ・カウンタックと人気を2分していたのがご存知、フェラーリ・ベルリネッタボクサー。512BBiが展示されている。

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フェラーリはどの角度から見てもカッコいいのだ。

フェラーリといったら、作品の登場人物で忘れてはいけない「フェラーリの女豹」こと田原ミカが乗っていたフェラーリ308も収蔵している。

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その田原ミカを、流石島レースの「うず潮バンク」で死に追いやった、最凶のヒール・隼人ピーターソンが最初に乗っていた車といえば、ご存知トヨタ2000GT。

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この男も、公道グランプリで廃車にした後、再びトヨタ2000GTを購入している。幻の名車なのに、よほどのツテでもあるのか。

その後、ピーターソンが乗っていたBMW CSL。

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そして風吹がロータス・ヨーロッパ、そのターボ、沖田から受け継いディノのレーシングスペシャルに続き、相棒として選んだランチア・ストラトス。

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この車が「ラリーに強い」というのは当時の小学生ならみんな知っていた。デビューとなった日光レースでは予選でなかなか好タイムが出せず、やきもきさせたものだ。

こちらはスーパーカーブームの中ではややマイナーな存在だったデ・トマソ パンテーラ。

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しかし「サーキットの狼」ではその第1話に登場している。極道連の、スーツを着たおぼっちゃん暴走族が乗っていたのがこれ。裕矢に「栃木ナンバーのパンティラ」と言われていた。作中でもマイナー扱いだ。

マイナーといえば、早瀬に思いを寄せる山岸みのりが乗っていた、コスモスポーツも展示されている。「みのり」と「コスモスポーツ」というキーワードで、すぐに「へへへ オレはどっちかっていうとマシンより女がすきなのさ」というセリフが出てくるあなた、マセてましたね。

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子供のころは街中でふつうに見かけた車。「帰ってきたウルトラマン」のMAT車両もこれだった。

さらにマイナーといえば、マセラティ・カムシン。これどこに出てたんだよ、と思って解説プレートを読むと、A級ライセンスの模擬レースで、事故を起こしてロータスの屋根に穴を空けたのがこの車だったそうだ。そりゃ覚えてなかったなあ。

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ほか、作品に登場しないものも含め、さらに数台が展示されている。入れ替わりはあるものの、17台が常設展示される予定だそうだ。

館内はそれなりのスペースだが、やはりこれだけの台数がひしめいていると、車と車の間はかなり狭く、また観客との間を隔てるロープパーテーションが車のすぐそばに張られているので、写真はちょっと撮りにくい。後部からも見たい気がする。

しかし、それは贅沢というものだろう。これだけのスーパーカーを一度に見たのは、小学生のとき水戸の老舗デパート・伊勢甚の第二駐車場で行われたスーパーカーショーのとき以来のことだ。そのときと同じ感動をまた味わえるなんて幸せすぎるではないか。

しかし、写真の技術は当時と全く変わらず下手くそなのが実に悲しい。

「池沢早人師・サーキットの狼ミュージアム」WEBサイト

http://www.ookami-museum.com/index.html

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