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2009年4月18日 (土)

映画版「ひぐらしのなく頃に 誓」公開初日舞台あいさつ

(映画の内容少しバレます)

作年公開された映画「ひぐらしのく頃に」実写版の続編となる「誓」が公開になった。前回、初日の舞台あいさつを見たので、今回もひとつ見てやろうじゃないか、と早々に前売り指定券をゲット。目当てが小野恵令奈であることは今さら言うまでもない。

今年は池袋のシネマサンシャインではなく、渋谷のシアターTSUTAYAに参戦。映画ファンにはユーロスペースのビル、といったほうが分かりやすいか。もっともユーロスペースというと移転前の場所のほうが馴染みがあるかも。その旧ユーロスペースでは昨年「魁!!男塾」の舞台あいさつを見たものだ。

今回こちらにしたのは、座席が指定できたから。発売日の発売時刻ジャストにログインしたところ、前から2列目の席を購入できた。昨年と同じような並びになるだろう、と予想し、押えたのは下手側の通路席だ。

だが、よく考えたらこの席で映画も観なくてはいけないわけで。そうなると前から2列目ってどうなのよ、と思ったが意外に見やすくてよかった。

さて映画本編の上映。基本7作のパラレル・ワールドと1作の前日譚で構成されるサウンドノベル「ひぐらしのく頃に」。前作の映画はその1作目である「鬼隠し編」をベースにしていたが、今回の原作は「罪滅ぼし編」だ。

この罪滅ぼし編のひとつの特徴は、竜宮レナが罪を犯すという点だ。映画でものっけからレナは暗い表情で登場し、ほぼ全編に渡って「かあいいモード」は封印され、イッちゃってる演技が続く。もっとも映画ではもともとあんまりかあいいモードは描写されていない。

そのレナに前作と同じ松山愛里。原作の雰囲気とはだいぶ隔たりがあり、前作ではかなりの違和感もあったが、今回の狂ったレナはなかなかの熱演で心に響いた。キャスティングの際に、「嘘だ!」以降の演技を計算して起用したのだろうか。

レナ以外も、主要キャストはほぼ前作と同じ。なのでてっきり2作同時に作ったのかと思っていたら、そうではなくきちんと前作が公開されてから撮影したのだという。園崎魅音の飛鳥凛も良かった。「罪滅ぼし」編の魅音は、どちらかといと強さよりも弱さが印象的だ。まあ双子の妹である園崎詩音との関係を考えれば基本的に魅音というキャラクターは弱い存在なのだけれど。そして今回、それとは紹介されていないがちょっとだけ詩音も登場している。無類の詩音好きとしては本作一番の見所だ。

古手梨花のあいか、北条沙都子の我らがえれぴょんも、依然出番は少ないが、前作よりもキャラクターの色を出せて、それぞれ印象的な演技ができていたのではないかと思う。えれの影のある表情にぐっとくるのは俺だけではあるまい。

唯一、主要キャラクターの中で俳優が変わった、大石蔵人の大杉蓮。前作の杉本哲太はどうしても若いイメージがあるのと、脚本上人の良さを前面に出した設定だったのとで、ある意味レナや魅音よりも違和感があった。好きだけどね。しかし今回の蔵人はかなり原作のイメージに近い。大杉の演技はもちろん一級品で、映画全体をうまく引き締めている。

作品としてどうかというと、前作と同じように「うまく作っているな」という印象だ。世界観の説明をすっとばしている分、展開もテンポがよく、飽きさせない。

ただこれも前作同様「部活」のシーンがないため、主人公たちの絆の深さを描ききれていないきらいはある。オカルト的な恐怖感をあおるよりも、何やら巨大な陰謀が動いている、というところをにおわせるあたりは原作の雰囲気を踏襲している。

また原作の持っている「美少女ゲーム」という側面のかわりに、ここかしこにさりげなく挿入されるエロチックな映像によって風味づけられているのがミソだ。

雛見沢村の美しい自然もよく再現できていたと思う。特に今回は夕日の使い方が印象的で、クライマックスの屋根の上での格闘戦は実に美しかった。まあ戦っていたのはどちらもスタントマンだが。また、夕映えの中、台所で夕餉の支度をする梨花と沙都子の姿は、絵画のような完成度の高い映像で息を呑んだ。

できればこのキャスト、スタッフでもう1作できないかな、と思う。昨年は原作の「鬼隠し編」しかプレーしていないだけのライトなファンだったが、今年は原作は全編プレー済み、アニメ版も全部おさえたそれなりのファンとして観たわけだが、そう感じることができた。実写化、映像化はどうしても抵抗がある、という人にはお勧めしないが、それなりに魅力的な映画に仕上がったのではないか。

上映終了後の舞台あいさつ。監督の及川中、原作の竜騎士07、前原圭一役の前田公輝、松山愛里、飛鳥凛、あいか、えれが登場。狙いどおり、えれは自分の席から至近の位置だ。

発言要旨は次のとおり。

及川「感想は人それぞれだと思うが、『ひぐらしのく頃に』という壮大な原作があり、それを基に映画づくりをせいいっぱい頑張ったということは分かっていただけると確信しています。皆さんが観に来てくれたことは本当に幸せ。心から感謝しています」

前田「自分はどちらかというと人を『ドンマイ』と励ますタイプ。今回の圭一は自分を犠牲にして人のために戦うという役どころで、自分にリンクするものがありました。友達に対する熱い気持ち、親友への信頼は自分に近いと感じています」

松山「(今回のレナ役は)すごく難しかった。トーンの落ちた状態から入っていくので、そこからどう変化をつけていけばいいのか分かりませんでした。撮影現場では、みんなとわいわいさわぐような楽しいシーンがなかったので寂しかったけれど、その分役に入り込めたのかな。最後の屋根のシーンはとても印象的でした」

飛鳥「(続編が決まって)とても楽しみでした。前回も楽しかったし、たくさんのことを吸収でき、役に対する気持ちも沸いてきた。新しい『ひぐらし』で、新しい自分をどう見つけられるだろう、という気持ちで撮影に臨みました。撮影期間の約1カ月、いろんなことがありました。前作よりも、自然な気持ちを表現するシーンが多くて難しいと感じましたね、普段の自分が持っているはずの感情なのに。でもゴミ山のシーンではレナへの熱い気持ちが自然に出てきて、本当に号泣してしまいました。こういう風に気持ちを作るのか、と発見することができました」

あいか「このスタッフ、キャストの方々とまた仕事ができた、ということで、感謝の気持ちでいっぱい。演じるときは監督に言われて、素の自分の『謎っぽさ』をありのままに出して頑張りました」

小野「(最初、マイクがなくてエアーマイク。飛鳥が気づいてマイクを渡す)フー、何度目でも(舞台あいさつは)緊張するものですね。えっと何でしたっけ。AKB?はい、AKB48です。(質問を聞き直す)はい、前作が公開されてすぐに、メンバーのみんなとは続編やりたいね、って話をしてて、そのためには大ヒットしてくれないと、って願ってたんですけど、大ヒット?になったんですよね。そのおかげで続編ができました。1作目を自分で見たとき、悔いがいっぱいあったんですよ。もっとカツゼツがよければ、とか、もっと沙都子っぽくできたんじゃないか、とか。2作目では必ずこうしよう、と決めていて、それができたんじゃないかと……60%ぐらい(笑)。次は恋人でも友達でも会社の同僚でも、一緒に誘って来ていただいて、そのときはそこに注目して欲しいです」

竜騎士07「当初、続編の話はなかったので、最初聞いたときにはびっくりしました。それで聞いたんですよ『採算は取れるんですか?それならいいんですけど』って。そしたら『大丈夫です』って言っていただいて。嬉しかったですね」

冷静に考えると、メモ取っててえれをあんまり見ていられなかったのはやや失敗だったと思う。

200904192312000

いろいろ買っちゃったよ

「ひぐらしのく頃に 誓」公式ウェブサイト
http://www.higurashi-movie.com/

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