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2009年4月29日 (水)

東京ドームシティ「侍戦隊シンケンジャー シアターGロッソに見参!」

4月25日、東京ドームシティにヒーローショー準専用劇場「シアターGロッソ」がオープンした。これまでヒーローショーに使用していた野外劇場「スカイシアター」は閉鎖し、新たにジオポリス1階に建設したものだ。

そのこけら落とし公演は「侍戦隊シンケンジャーショー」の第一弾。シンケンジャーはこの数年のスーパー戦隊シリーズでは「特捜戦隊デカレンジャー」以来の面白さである。時代劇や歌舞伎をモチーフにしており、武器は刀、登場の際には陣幕が張られ、街で悪者が暴れていると鳴子が鳴って知らせてくれる。変身には筆で文字を書くと「モヂカラ」が発生してスーパースーツを蒸着できる。そして、殿を支え、家臣たちを指導する家老役として、なんと伊吹剛が出演しているのだ。

レッドが殿様、それ以外の4人は家来、という明確な身分差があるという設定も斬新だ。またレッドが熱血漢でなくクールガイで、ブルーは殿への忠誠心が過剰すぎて、うざいというかめんどくさい男というこれまでにないキャラクターだ。一方、敵役は三途の川に浮かぶ船を根城とした「外道衆」。人のうらみつらみが三途の川に流れ込むことから、現世で破壊活動を行って三途の川を氾濫させ、その勢いで人間世界を支配しようとたくらんでいる。

ヒロインは久しぶりのダブルヒロインで、そのうちの一人、シンケンイエローにアイドリング!!!11号の森田 涼花(すうちゃん)。これだけで十分観る価値がある。

そのショーが、新設の専用劇場で開幕するというので、これは面白そうだと早々にチケットを確保した。以前、デカレンジャーショーを観たときは、早朝から並んで当日券を買い求めなくてはいけなかったが、この劇場のオープンに伴い、チケットはネットで事前購入できるようになった。席も選ぶことができ、なかなか便利である。

そんなわけで久しぶりにやってきましたジオポリス。入るとすぐに劇場入り口だ。

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10時30分のショーを予約していたが、会場に到着したのは9時40分。当日券の残席状況が窓口でリアルタイム表示されており、この段階でまだ残席があった。

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この春のキャンペーンで「東京ドームシティ市長」に就任したつるの剛士の胸像とシアター入り口。

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シンケンレッドもお出迎えだ。殿自ら庶民にあいさつとは、人の上に立つ者の鏡である。

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劇場のとなりにトイレはある(ジオポリス敷地内)が、劇場内にはない。なのでトイレに行くときはいったん出て再入場、という形になるので半券を忘れないようにしよう。

トイレの向かいにはコインロッカーがある。いちばん小さいもので300円。

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シアターに入ると、キャパ765席のなかなか立派な劇場だ。傾斜がかなりあるので後方からでも見やすい。ただ、縦長の劇場なので後方の席からステージまでは相当な距離がある。雰囲気は京都劇場の1階席に近いだろうか?

ショー上演中は撮影禁止だが(デカレンジャーショー時代はOKだった)、上演前なら差し支えなさそうなので内部の模様をカメラに収めてきた。客席最後部、中央からの眺め。ステージは相当遠い。

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自分が座ったL列下手側からの眺め。ここでも結構距離を感じる。

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座席はだいぶシンプルなもので、30分ほどのショーを観るにはなんとか堪えられる、という程度。カップホルダーがあるのはちょっと便利かもしれない。

Grosso04

座席のサイズだが、幅も前後の間隔もやや小さめ。ざっと寸法を測ってきたが、座席の幅は42.5cm、前後の間隔は85cmだった。

さて、オンタイムにショーはスタート。オリジナルキャラクター、さくら姫が登場。シンケンレッドの幼なじみという設定だ。彼女がシンケンジャーとともに外道衆に対し果敢に戦いを挑むというストーリーである。

オープニングは外道衆のまがまがしい酒盛りのシーンで、かなり不気味だ。しかしすぐにアクションシーンの連続。何しろ上演時間が30分しかないので展開は早い。

スカイシアターのヒーローショーの売りといえば、キャラクターたちの「上下移動」である。舞台上に大きな奈落を作り、その下にスタントシーンに使うクッションを用意する。その奈落を目指し、ヒーローや悪役たちがセットのかなり高い位置からぽんぽんと飛び降りるのだ。これが実に小気味いい。

新劇場でも、その醍醐味は忠実に再現されている。ステージの天井が非常に高く(「ミス・サイゴン」のホーチミン像も入りそうだ)、セットはスカイシアターにあったものと同じぐらいのサイズで作られていた。

さらに、スカイシアターでは上から下への移動、つまり飛び降りるという動作しかなかったのに対し、新劇場では下から上への移動も実現した。ワイヤーアクションによる宙吊りの演出である。これは今までのショーの魅力を踏襲し、さらにそれを発展させたという好事例と評価できるだろう。

また、これまでは野外なのでできなかった映像を用いた演出もふんだんに盛り込まれる。まだ練れていない印象はあったが、今後公演を重ねていけば、リアルと映像をうまくミックスさせた新しい演出も生まれてくるのではないか。

ストーリーは単純だったが、クライマックスでシンケンレッドとさくら姫が子供のころの思い出を語りあるシーンなど、思わず涙が出そうになった。最後は会場の小さなお友達に「夢を持て。真剣に生きろ」と諭すが、大きなお友達には耳の痛い話ばかりである。

今後シンケンジャーショーは何バージョンか作られていくだろうが、冬になったらまた俳優登場の「素顔の戦士たち」を上演してくれるだろうか?してほしいなあ。会場は相当数のアイドリング!!!ファン様たちで占められるだろうが。

さて。

自分がチケットを買ったのは3月中の話である。単純にこのヒーローショー劇場建設というのが面白そうだ、と思って予約したわけだが、つい先日、NHKホールで行われたAKB48のコンサートで、AKBがここを第二劇場として使用することが発表された。何とまあ、俺の嗅覚の鋭さにはあきれるばかりである。

しかし、いったいここをどう使うというのだろう。確かにキャパ700以上というのは魅力的だ。しかし、土日はヒーローショーで埋まっているわけだから、基本は平日公演に使うということだ。平日にキャパのでかいハコを使い、週末は今までの小さい劇場を使うというのか。ちょっとちぐはぐな感じがする。

土日の夜、という目はある。ヒーローショーは夕方で終わってしまうからだ。ただ、それだとセットの撤収と現状復帰はできないだろう。セットはそのままで、ステージの前のほうのスペースだけ使うのか。それはできるかもしれない。

座席が狭いので、2時間も座っているのはつらいだろうが、これは現在の劇場と比べたらずっと快適なのだから我慢はできる。いや、この劇場だとスタンディングOKになるのかもしれない。それはそれで、もう若くないこっちにはつらいんだが。

ステージとの距離を感じさせてしまう構造なので、この劇場で観る場合には前方、座席表で言うとK列までに座らないともったいないだろう。座席は今のように当日の抽選で決めるのか。それともネットで事前に座席予約ができるようになるのか。

AKBの発表には企画倒れになることも多いので、どうなることやらではあるが、より詳細な情報が出てくるのを気長に待つとしよう。

シアターGロッソのWEBサイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/g-rosso/

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