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2009年4月29日 (水)

東京ドームシティ「侍戦隊シンケンジャー シアターGロッソに見参!」

4月25日、東京ドームシティにヒーローショー準専用劇場「シアターGロッソ」がオープンした。これまでヒーローショーに使用していた野外劇場「スカイシアター」は閉鎖し、新たにジオポリス1階に建設したものだ。

そのこけら落とし公演は「侍戦隊シンケンジャーショー」の第一弾。シンケンジャーはこの数年のスーパー戦隊シリーズでは「特捜戦隊デカレンジャー」以来の面白さである。時代劇や歌舞伎をモチーフにしており、武器は刀、登場の際には陣幕が張られ、街で悪者が暴れていると鳴子が鳴って知らせてくれる。変身には筆で文字を書くと「モヂカラ」が発生してスーパースーツを蒸着できる。そして、殿を支え、家臣たちを指導する家老役として、なんと伊吹剛が出演しているのだ。

レッドが殿様、それ以外の4人は家来、という明確な身分差があるという設定も斬新だ。またレッドが熱血漢でなくクールガイで、ブルーは殿への忠誠心が過剰すぎて、うざいというかめんどくさい男というこれまでにないキャラクターだ。一方、敵役は三途の川に浮かぶ船を根城とした「外道衆」。人のうらみつらみが三途の川に流れ込むことから、現世で破壊活動を行って三途の川を氾濫させ、その勢いで人間世界を支配しようとたくらんでいる。

ヒロインは久しぶりのダブルヒロインで、そのうちの一人、シンケンイエローにアイドリング!!!11号の森田 涼花(すうちゃん)。これだけで十分観る価値がある。

そのショーが、新設の専用劇場で開幕するというので、これは面白そうだと早々にチケットを確保した。以前、デカレンジャーショーを観たときは、早朝から並んで当日券を買い求めなくてはいけなかったが、この劇場のオープンに伴い、チケットはネットで事前購入できるようになった。席も選ぶことができ、なかなか便利である。

そんなわけで久しぶりにやってきましたジオポリス。入るとすぐに劇場入り口だ。

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10時30分のショーを予約していたが、会場に到着したのは9時40分。当日券の残席状況が窓口でリアルタイム表示されており、この段階でまだ残席があった。

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この春のキャンペーンで「東京ドームシティ市長」に就任したつるの剛士の胸像とシアター入り口。

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シンケンレッドもお出迎えだ。殿自ら庶民にあいさつとは、人の上に立つ者の鏡である。

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劇場のとなりにトイレはある(ジオポリス敷地内)が、劇場内にはない。なのでトイレに行くときはいったん出て再入場、という形になるので半券を忘れないようにしよう。

トイレの向かいにはコインロッカーがある。いちばん小さいもので300円。

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シアターに入ると、キャパ765席のなかなか立派な劇場だ。傾斜がかなりあるので後方からでも見やすい。ただ、縦長の劇場なので後方の席からステージまでは相当な距離がある。雰囲気は京都劇場の1階席に近いだろうか?

ショー上演中は撮影禁止だが(デカレンジャーショー時代はOKだった)、上演前なら差し支えなさそうなので内部の模様をカメラに収めてきた。客席最後部、中央からの眺め。ステージは相当遠い。

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自分が座ったL列下手側からの眺め。ここでも結構距離を感じる。

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座席はだいぶシンプルなもので、30分ほどのショーを観るにはなんとか堪えられる、という程度。カップホルダーがあるのはちょっと便利かもしれない。

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座席のサイズだが、幅も前後の間隔もやや小さめ。ざっと寸法を測ってきたが、座席の幅は42.5cm、前後の間隔は85cmだった。

さて、オンタイムにショーはスタート。オリジナルキャラクター、さくら姫が登場。シンケンレッドの幼なじみという設定だ。彼女がシンケンジャーとともに外道衆に対し果敢に戦いを挑むというストーリーである。

オープニングは外道衆のまがまがしい酒盛りのシーンで、かなり不気味だ。しかしすぐにアクションシーンの連続。何しろ上演時間が30分しかないので展開は早い。

スカイシアターのヒーローショーの売りといえば、キャラクターたちの「上下移動」である。舞台上に大きな奈落を作り、その下にスタントシーンに使うクッションを用意する。その奈落を目指し、ヒーローや悪役たちがセットのかなり高い位置からぽんぽんと飛び降りるのだ。これが実に小気味いい。

新劇場でも、その醍醐味は忠実に再現されている。ステージの天井が非常に高く(「ミス・サイゴン」のホーチミン像も入りそうだ)、セットはスカイシアターにあったものと同じぐらいのサイズで作られていた。

さらに、スカイシアターでは上から下への移動、つまり飛び降りるという動作しかなかったのに対し、新劇場では下から上への移動も実現した。ワイヤーアクションによる宙吊りの演出である。これは今までのショーの魅力を踏襲し、さらにそれを発展させたという好事例と評価できるだろう。

また、これまでは野外なのでできなかった映像を用いた演出もふんだんに盛り込まれる。まだ練れていない印象はあったが、今後公演を重ねていけば、リアルと映像をうまくミックスさせた新しい演出も生まれてくるのではないか。

ストーリーは単純だったが、クライマックスでシンケンレッドとさくら姫が子供のころの思い出を語りあるシーンなど、思わず涙が出そうになった。最後は会場の小さなお友達に「夢を持て。真剣に生きろ」と諭すが、大きなお友達には耳の痛い話ばかりである。

今後シンケンジャーショーは何バージョンか作られていくだろうが、冬になったらまた俳優登場の「素顔の戦士たち」を上演してくれるだろうか?してほしいなあ。会場は相当数のアイドリング!!!ファン様たちで占められるだろうが。

さて。

自分がチケットを買ったのは3月中の話である。単純にこのヒーローショー劇場建設というのが面白そうだ、と思って予約したわけだが、つい先日、NHKホールで行われたAKB48のコンサートで、AKBがここを第二劇場として使用することが発表された。何とまあ、俺の嗅覚の鋭さにはあきれるばかりである。

しかし、いったいここをどう使うというのだろう。確かにキャパ700以上というのは魅力的だ。しかし、土日はヒーローショーで埋まっているわけだから、基本は平日公演に使うということだ。平日にキャパのでかいハコを使い、週末は今までの小さい劇場を使うというのか。ちょっとちぐはぐな感じがする。

土日の夜、という目はある。ヒーローショーは夕方で終わってしまうからだ。ただ、それだとセットの撤収と現状復帰はできないだろう。セットはそのままで、ステージの前のほうのスペースだけ使うのか。それはできるかもしれない。

座席が狭いので、2時間も座っているのはつらいだろうが、これは現在の劇場と比べたらずっと快適なのだから我慢はできる。いや、この劇場だとスタンディングOKになるのかもしれない。それはそれで、もう若くないこっちにはつらいんだが。

ステージとの距離を感じさせてしまう構造なので、この劇場で観る場合には前方、座席表で言うとK列までに座らないともったいないだろう。座席は今のように当日の抽選で決めるのか。それともネットで事前に座席予約ができるようになるのか。

AKBの発表には企画倒れになることも多いので、どうなることやらではあるが、より詳細な情報が出てくるのを気長に待つとしよう。

シアターGロッソのWEBサイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/g-rosso/

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2009年4月19日 (日)

東京ディズニーランド新アトラクション「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」

TDLに待望の新アトラクション登場。テーマとなっている映画は「モンスターズ・インク」で、「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」に続くピクサー映画の3次元化アトラクションだ。

この建物は、昔の「ミート・ザ・ワールド」の再利用。アトラクションが終了してから、ずっと「スター・ツアーズの横の建物」として、キャッスルショーの鑑賞エリア抽選などに使われてきたが、晴れてアトラクションとして再デビューを果たした。

このアトラクションはライド型で、人間の子どもであるブーを追いかけるモンスターのマイク、サリー、そして悪玉モンスターのランドールなどのドタバタ劇を眺めるというもの。ライドには懐中電灯が常備されており、それをいくつかのポイントに照らすと、隠れているモンスターが現れる、などの反応がある。

実は、俺がこれに乗ったのは、先月15日のことだ。アトラクションがオープン、あるいはリニューアルする際には、グランドオープンの2週間ぐらい前から実際に稼動させて最終チェックを行う。「スニーク」と呼ばれる内緒の運行期間だ。稼動時間中に行けば、誰でも普通に乗ることができる。このときも、このときもスニークだった。

このスニークが今回はえらく早く、1月以上も前から始まった。それでさっそく乗りに行ったのである。スニークはいつやります、というインフォメーションは当然ないので、やってなかったらあきらめる、と覚悟の上で入場。入場してすぐに向かうと、すでに列ができていた。

しかし、運行開始は2時間後だという。どうしようか迷ったが、せっかく来たのだからとそのまま列へ。まだ寒かったがじっと待つこと2時間きっかり、列が動き始めた。

屋外待機エリアにあるモニターで、アトラクションの解説映像が流れる。

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館内に入ると、なつかしい天井が・・・

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乗ってみた印象としては、うーん、微妙。

「マウンテン」クラスの大型アトラクションではないので、スペクタクルな感動は期待していないが、このクラスでは近年「プーさんのハニーハント」という大ヒットがある。ひょっとしたら、という期待はあった。

モンスターたちの造形はすばらしい。ブーも含めて、絵の中から、いやCGの中から飛び出してきたように精巧に作られている。

だが、全体的にとても明るいので、緊張感というか、非日常感が薄いのに加え、肝心な懐中電灯の存在感があまり発揮できないのだ。そして、「照らすと何かが起きる」ポイントも、少ない上にみんながいっせいに照らすため、いまいち手ごたえがない。これなら、バズのほうが点数が出るのでまだ楽しいと思えるぐらいだ。

最後にちょっとしたインタラクティブな仕掛けでゲストのびっくり感を演出。これはちょっと楽しかった。

一度は乗ってもいいと思うし、待ち時間が短ければまた乗りたいと思う。しかし、何時間も待ったり、貴重なファストパス発行権を消費してしまうには値しないように感じる。あくまで個人的な感想ですがね。

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モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”特設サイト(音が出ます)
http://www.tokyodisneyresort.co.jp/tdl/japanese/event/monster/ride_go/

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2009年4月18日 (土)

映画版「ひぐらしのなく頃に 誓」公開初日舞台あいさつ

(映画の内容少しバレます)

作年公開された映画「ひぐらしのく頃に」実写版の続編となる「誓」が公開になった。前回、初日の舞台あいさつを見たので、今回もひとつ見てやろうじゃないか、と早々に前売り指定券をゲット。目当てが小野恵令奈であることは今さら言うまでもない。

今年は池袋のシネマサンシャインではなく、渋谷のシアターTSUTAYAに参戦。映画ファンにはユーロスペースのビル、といったほうが分かりやすいか。もっともユーロスペースというと移転前の場所のほうが馴染みがあるかも。その旧ユーロスペースでは昨年「魁!!男塾」の舞台あいさつを見たものだ。

今回こちらにしたのは、座席が指定できたから。発売日の発売時刻ジャストにログインしたところ、前から2列目の席を購入できた。昨年と同じような並びになるだろう、と予想し、押えたのは下手側の通路席だ。

だが、よく考えたらこの席で映画も観なくてはいけないわけで。そうなると前から2列目ってどうなのよ、と思ったが意外に見やすくてよかった。

さて映画本編の上映。基本7作のパラレル・ワールドと1作の前日譚で構成されるサウンドノベル「ひぐらしのく頃に」。前作の映画はその1作目である「鬼隠し編」をベースにしていたが、今回の原作は「罪滅ぼし編」だ。

この罪滅ぼし編のひとつの特徴は、竜宮レナが罪を犯すという点だ。映画でものっけからレナは暗い表情で登場し、ほぼ全編に渡って「かあいいモード」は封印され、イッちゃってる演技が続く。もっとも映画ではもともとあんまりかあいいモードは描写されていない。

そのレナに前作と同じ松山愛里。原作の雰囲気とはだいぶ隔たりがあり、前作ではかなりの違和感もあったが、今回の狂ったレナはなかなかの熱演で心に響いた。キャスティングの際に、「嘘だ!」以降の演技を計算して起用したのだろうか。

レナ以外も、主要キャストはほぼ前作と同じ。なのでてっきり2作同時に作ったのかと思っていたら、そうではなくきちんと前作が公開されてから撮影したのだという。園崎魅音の飛鳥凛も良かった。「罪滅ぼし」編の魅音は、どちらかといと強さよりも弱さが印象的だ。まあ双子の妹である園崎詩音との関係を考えれば基本的に魅音というキャラクターは弱い存在なのだけれど。そして今回、それとは紹介されていないがちょっとだけ詩音も登場している。無類の詩音好きとしては本作一番の見所だ。

古手梨花のあいか、北条沙都子の我らがえれぴょんも、依然出番は少ないが、前作よりもキャラクターの色を出せて、それぞれ印象的な演技ができていたのではないかと思う。えれの影のある表情にぐっとくるのは俺だけではあるまい。

唯一、主要キャラクターの中で俳優が変わった、大石蔵人の大杉蓮。前作の杉本哲太はどうしても若いイメージがあるのと、脚本上人の良さを前面に出した設定だったのとで、ある意味レナや魅音よりも違和感があった。好きだけどね。しかし今回の蔵人はかなり原作のイメージに近い。大杉の演技はもちろん一級品で、映画全体をうまく引き締めている。

作品としてどうかというと、前作と同じように「うまく作っているな」という印象だ。世界観の説明をすっとばしている分、展開もテンポがよく、飽きさせない。

ただこれも前作同様「部活」のシーンがないため、主人公たちの絆の深さを描ききれていないきらいはある。オカルト的な恐怖感をあおるよりも、何やら巨大な陰謀が動いている、というところをにおわせるあたりは原作の雰囲気を踏襲している。

また原作の持っている「美少女ゲーム」という側面のかわりに、ここかしこにさりげなく挿入されるエロチックな映像によって風味づけられているのがミソだ。

雛見沢村の美しい自然もよく再現できていたと思う。特に今回は夕日の使い方が印象的で、クライマックスの屋根の上での格闘戦は実に美しかった。まあ戦っていたのはどちらもスタントマンだが。また、夕映えの中、台所で夕餉の支度をする梨花と沙都子の姿は、絵画のような完成度の高い映像で息を呑んだ。

できればこのキャスト、スタッフでもう1作できないかな、と思う。昨年は原作の「鬼隠し編」しかプレーしていないだけのライトなファンだったが、今年は原作は全編プレー済み、アニメ版も全部おさえたそれなりのファンとして観たわけだが、そう感じることができた。実写化、映像化はどうしても抵抗がある、という人にはお勧めしないが、それなりに魅力的な映画に仕上がったのではないか。

上映終了後の舞台あいさつ。監督の及川中、原作の竜騎士07、前原圭一役の前田公輝、松山愛里、飛鳥凛、あいか、えれが登場。狙いどおり、えれは自分の席から至近の位置だ。

発言要旨は次のとおり。

及川「感想は人それぞれだと思うが、『ひぐらしのく頃に』という壮大な原作があり、それを基に映画づくりをせいいっぱい頑張ったということは分かっていただけると確信しています。皆さんが観に来てくれたことは本当に幸せ。心から感謝しています」

前田「自分はどちらかというと人を『ドンマイ』と励ますタイプ。今回の圭一は自分を犠牲にして人のために戦うという役どころで、自分にリンクするものがありました。友達に対する熱い気持ち、親友への信頼は自分に近いと感じています」

松山「(今回のレナ役は)すごく難しかった。トーンの落ちた状態から入っていくので、そこからどう変化をつけていけばいいのか分かりませんでした。撮影現場では、みんなとわいわいさわぐような楽しいシーンがなかったので寂しかったけれど、その分役に入り込めたのかな。最後の屋根のシーンはとても印象的でした」

飛鳥「(続編が決まって)とても楽しみでした。前回も楽しかったし、たくさんのことを吸収でき、役に対する気持ちも沸いてきた。新しい『ひぐらし』で、新しい自分をどう見つけられるだろう、という気持ちで撮影に臨みました。撮影期間の約1カ月、いろんなことがありました。前作よりも、自然な気持ちを表現するシーンが多くて難しいと感じましたね、普段の自分が持っているはずの感情なのに。でもゴミ山のシーンではレナへの熱い気持ちが自然に出てきて、本当に号泣してしまいました。こういう風に気持ちを作るのか、と発見することができました」

あいか「このスタッフ、キャストの方々とまた仕事ができた、ということで、感謝の気持ちでいっぱい。演じるときは監督に言われて、素の自分の『謎っぽさ』をありのままに出して頑張りました」

小野「(最初、マイクがなくてエアーマイク。飛鳥が気づいてマイクを渡す)フー、何度目でも(舞台あいさつは)緊張するものですね。えっと何でしたっけ。AKB?はい、AKB48です。(質問を聞き直す)はい、前作が公開されてすぐに、メンバーのみんなとは続編やりたいね、って話をしてて、そのためには大ヒットしてくれないと、って願ってたんですけど、大ヒット?になったんですよね。そのおかげで続編ができました。1作目を自分で見たとき、悔いがいっぱいあったんですよ。もっとカツゼツがよければ、とか、もっと沙都子っぽくできたんじゃないか、とか。2作目では必ずこうしよう、と決めていて、それができたんじゃないかと……60%ぐらい(笑)。次は恋人でも友達でも会社の同僚でも、一緒に誘って来ていただいて、そのときはそこに注目して欲しいです」

竜騎士07「当初、続編の話はなかったので、最初聞いたときにはびっくりしました。それで聞いたんですよ『採算は取れるんですか?それならいいんですけど』って。そしたら『大丈夫です』って言っていただいて。嬉しかったですね」

冷静に考えると、メモ取っててえれをあんまり見ていられなかったのはやや失敗だったと思う。

200904192312000

いろいろ買っちゃったよ

「ひぐらしのく頃に 誓」公式ウェブサイト
http://www.higurashi-movie.com/

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Bunkamura「ドゥ マゴ パリ」のランチ

「ひぐらしのく頃に」を観たシアターTSUTAYAはBunkamuraのほど近く。終わったのが1時半ぐらいなので、飯でも食おうとBunkamura内のレストラン「「ドゥ マゴ パリ」へ。

200904181442000

Bunkamuraは今年で20周年だそうだ。バブルの恩恵で企業メセナ華やかなりし頃に出来たわけで、よく20年持ちこたえたと思う。ハコだけでなく、質の高いコンテンツをプロデュースしてきたことの賜物だろう。

このレストラン「ドゥ マゴ パリ」も、バブルの象徴みたいな存在だったが、これも消えることなくずっと営業しているのだからたいしたものだ。かなり久しぶりにメニューを見ると、意外にお手ごろ価格のランチが並んでいる。

よく前は通るけれど、店内に入ったのは10年ちょっとぶりじゃないだろうか。あのときは待ち合わせだった。窓側の席に座ると、エスカレーターを降りてくる人がよく見えるので待ち合わせにはぴったりなのだ。

この日は「日替わりプレートランチ」を注文。肉、魚料理がちょっとずつ入っているというものだ。

まず上等なスープとパンが出てくる。

200904181416000

続いてこのようなプレートが。なかなか豪華だ。サラダ、フライドライス、肉、魚。思ったよりもボリュームがあり、パンも調子に乗って全部食べたのでかなりおなか一杯に。

200904181422000

コーヒーと、小さなデザートもつく。

200904181437000

これで1680円だから、休日のぜいたくランチとしては十分なコストパフォーマンスである。

今年の夏はBunkamuraにちょくちょく来ることになるだろうから、また寄ろうっと。

「ドゥ マゴ パリ」のページ

http://www.bunkamura.co.jp/restshop/magots/index.html

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2009年4月11日 (土)

四季「アンデルセン」20年ぶりの再会

※ばれます。ばれてもさほど問題のない作品とは思いますが、一応宣言しておきます。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン 佐野正幸
マダム・ドーロ 斉藤美絵子
ペーター 有賀光一
ニールス 松島勇気

「アンデルセン」である。この作品を観るのは、1987年12月の青山劇場以来。実に21年半ぶりだ。当時はタイトルを「HANS」として、サブタイトル的に「ハンス・アンデルセン」と表記していた。ちなみに当時の自分は大学一年生。厚顔の、いや紅顔の美少年の面影を残していたさわやかな青年だった。とブログには書いておこう。そのころの生活レベルではミュージカルなんてとても手が出せない財政状況だったはずだが、公演期間を見る限り、おそらく自分の誕生日だから、とフンパツしたのではないかと思う。そのあたりはさすがにあいまいだが、大学生協のチケットぴあカウンターで発券する際、大金をはたくので緊張した記憶が残っている。

ちなみに当時のキャストも紹介しておこう。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン 市村正親
マダム・ドーロ 八重沢真美
ペーター 佐藤秀樹
ニールス 加藤敬二

うひょー、すげえキャスト。ご存知のように市村・八重沢はこのとき夫婦だった。市村も、まさか自分が後に離婚してアイドル歌手と結婚するとは思わなかっただろう。八重沢だって20年後にまだ四季の舞台に立っていて、そこでABBAの曲を歌っているなんて想像もしなかっただろうし。俺もまさかこの年になるまでおんなじような生活を続けているとは……ちょっと予感はしてた。

さて久しぶりに観たHANSならぬ「アンデルセン」。おなじみ童話界の巨人・アンデルセンの若き日々を、「人魚姫」の劇中劇とバレエをふんだんに盛り込んでつづるミュージカルだ。

20年ぶりではあるが、ストーリー展開はだいたい頭に入っている。そしてその通りに舞台は繰り広げられた。

お話を作るのが大好きで、子供たちの人気者だったアンデルセン。しかしそれがもとで町を追い出され、大都会コペンハーゲンに一旗上げようとやってくる。そこで若気の至りから人妻であるプリマドンナに恋をして、舞い上がって「人魚姫」を書きプレゼント。思いは届かなかったが、これがバレエ化され大ヒットし、名声を手に入れて新しい人生を歩みだすという青春グラフィティ的な成功譚。

だが、どうも自分の中にあった印象と、何かが違う。それも大きく。

ストーリーは確かに同じである。しかし、自分はこの作品に、もっと暗いイメージを持っていた。

人魚姫の悲しい結末同様、ハンスの思いは叶うことなく、泡となって霧散してしまう。たとえ国王から勲章をもらったって、それが何だというのだ。やるせない気持ちを山ほど抱えたまま、栄光への道を「歩まざるを得なくなった」男、それがハンス・アンデルセンだった――そう記憶していたのだ。

なぜそんな思い違いをしていたのだろう?単に18歳の俺の理解力のなさがそうさせたのか。いや、当時の自分にはまだ純真な心が残っていて、金や名誉よりも好きになった人と添い遂げることのほうが価値がある、などと思っていたのか(まさか!)。それとも、単純に長い年月で記憶が勝手に書き換えられてしまったのか。あるいは……市村がそういう演技をしていたか。

今となっては確認する術はない。ただ、この舞台は単純なサクセスストーリーではなく、そういう悲しい要素が隠されているのは確かだ。ラストシーンで、国王からの勲章を使いとして持ってきたマダム・ドーロ。彼女が口にした「わが友、ハンス」という言葉に、何とも冷たく残酷な響きを感じたのは男性なら理解していただけるのではないかと思う。だって、ハンスはドーロと「友」なんかになりたくはなかっただろうから。

だから、佐野正幸演じるハンスが、嬉々としてその勲章を受け取り、わが青春に一点の悔いなし、という表情をしているのに強烈な違和感を覚えた。いや、佐野ハンスはそういう解釈なのだろうから、そこに文句をつけるつもりはない。実直でまっすぐないいハンスだとは思う。しかし、自分が抱いていたこの作品の悲しいイメージと、どうも相容れなかった。

その点、やはり市村は、ハンス・アンデルセンの「恋しさとせつなさと心強さと」を表現していたように思えてならない。

作品としては、派手な面白さはないものの心温まる良作だし、バレエが好きな人にはおすすめだろう。「人魚姫」の劇中劇は、昨年末にブロードウェーで観た「リトル・マーメイド」よりずっと水中の世界のように見えて、改めてバレエの力に感服した。でもまあ、バレエに興味ないとちょっと眠くなるかもしれない。眠気を感じたら松島勇気のもっこりタイツを刮目して目に焼き付けよう。あれを見るだけでも劇場に足を運ぶ価値があると思うぞ。

20年前の加藤・八重沢コンビ。真美さんあんまり変わってないね

「アンデルセン」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/andersen/

      

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AKB48チームK 5th Stage「逆上がり」公演初日

K4千秋楽から1週間、早くもK新公演の幕が上がった。幸運なことに当選。公演の中で、野呂佳代がメールの抽選倍率について口にしたが(運営批判に応えた情報公開の一環か?)先週の千秋楽はメール応募数4700通、この日の初日公演は5200通の応募があったらしい。遠方優先席や女性・児童シートなどもあり、関係者招待もあるだろうから単純には計算ができないが、この数と劇場定員250名だけを考えに入れれば競争率は20倍を超える。通常公演の倍率も推して知るべしだ。

早野薫が卒業し、近野莉菜が加わった新生チームK。しかし千秋楽を休んだ成瀬理沙は椎間板ヘルニアだったことが判明。長期戦線離脱を余儀なくされ、波乱の船出となった。

これまではオーバーチュアが鳴り響く間に幕が開いていたが、この公演ではオーバーチュアが完全に終わってから幕が開いた。チームAの5th Stage「恋愛禁止条例」と同じパターンだ。

すると、舞台上には大島優子ひとり。これもA5と同じ。しかし歌いだすのではなく、なにやらセリフを言い始める。そこに河西智美や宮澤佐江がからむ。さらに秋元才加が参戦。みなマイクを使わない生声で、客席のざわめきとあいまって聞き取りにくい。しかしどうやら設定は学園ものの様子だ。高校をやめたい、という優子を止めるとも〜みやさえ、そしてあえて突き放す才加。ほんの寸劇だが、仲間の大切さを訴えかけていく。そこにメンバー全員が現れ、中原中也の「汚れちまった悲しみに」を唱えはじめる。

感動的なオープニングだが、これを毎回見せられるのかと思うと正直ちとキツい。そして「汚れちまった悲しみに」と聞くと、自分としてはどうしても「魁!!男塾」テレビアニメ版のオープニングを思い出してしまう。

続く最初の曲は、仲間の絆を歌ったスローな曲で、K4の最後の曲「絆」から続いているような雰囲気だ。そして2曲目が表題曲の「逆上がり」。明るく、そしてKらしい力強い歌詞で、会場の温度も急上昇だ。

3曲目に入ると、ひとり見慣れない人がいる。いや、見慣れているんだけど、Kじゃない人がいる。顔はよく見えないが、この大きな動きは……研究生の岩佐美咲じゃないか!てことはなるるのアンダーである石田晴香とバトンタッチしたのか?と思ったらはるきゃんはちゃんといる。ばかな、舞台上に17人いるのか!?と慌ててひとりひとり確認してみると、なんと優子がいない。一体どうしたというのだ。

4曲目が終わり、自己紹介MCでふたたび優子登場。なんでも、喉の調子が悪く、あさって手術をすることになったのだそうだ。もともと休みの多いところに、なるるに続く長期戦線離脱宣言。会場に激震が走った。

続いてユニット曲。メンバーの割り振りはこんな感じ。

梅田彩佳、大島優子、松原夏海、野呂佳代
小野恵令奈、小林香菜
大堀恵、奥真奈美、近野莉菜、増田有華、宮澤佐江、石田晴香
河西智美、倉持明日香、佐藤夏希
秋元才加

まずは自発的ダンスユニット「梅島夏代」が初めてオフィシャルな活動として登場。エグザイルもどきの歌と衣装で会場を沸かす。続くえれ・カナの2人ユニットは70年代チックな王道アイドルの衣装で舞台狭しと動きまわる曲。個人的に最高。そのあと6人も出てきたのでこのあとの人数構成はどうなるんだ!と思っていたらびっくり仰天の秋元才加ソロ。沢田研二の「憎みきれないろくでなし」のような帽子をかぶり、得意の尾崎豊ばりの熱唱だ。

その後の全員曲は、Kらしい力強い曲が続いた。動きの激しい曲が多く、岩佐の大きな動きが見ていて楽しかった。

全体的に、K4のときのようなエロあり企画ものありといった強烈なインパクトはなく、完成度で勝負しようという雰囲気のセットリストだ。何でもありが好きな自分としてはややオモシロさに欠ける気がした。A5を初めて観たときの印象に近い。まあ好き嫌いは人それぞれで分かれるだろう。

今回、石田はるきゃんはユニットにも出ていたが、この公演ではメンバーが休演したとき、研究生が入るのか、それとも他のメンバーがスライドしてくるのか、そのあたりはまだよく分からない。

残念ながらバックダンサーの出番はなし。研究生は研究生公演に力を注げ、ということか。

K4は1年近くのロングランになったが、今回はどうなるか。できれば「ひまわり3rd」も観たいものだ。

AKB48の公式ウェブサイト

http://www.akb48.co.jp/

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2009年4月 5日 (日)

AKB48チームK 4th Stage「最終ベルが鳴る」公演千秋楽

チームKの「最終ベルが鳴る」千秋楽。幸運にも当選して入場することができた。この公演は昨年5月の初日も観覧しており、初日・千秋楽ともに参戦できたのは何ともありがたいことだ。

この公演は卒業する早野薫のラスト公演でもある。鉄の団結を誇るチームKからひさびさの卒業生だ。すでにその欠員は研究生・近野莉菜で埋めることが決まっている。A、Bはなかなか16人がそろわないが、チーム力が一番のアピールポイントであるKはそうはいかないのだろう。

この日、残念ながら体調不良とのことで成瀬理沙が休演。しかし体調が良くないのはなるるだけではなかったようで、小野恵令奈は発熱で昼公演をキャンセルしていた。それでも夜の千秋楽公演は強行出演。1曲目から明らかにえれぴょんは具合が悪そうで、無理はしないほうがいいと思ったが、その必死な姿勢こそKを象徴するものだ。

初日にびっくり仰天した「おしべとめしべと夜の蝶々」。セリフの所では河西智美が「私のこと、愛してる?」と言うといつもなら大堀恵みが「ふふふ、どうかしらあ~」と言うのだが、この日は「愛してる」と返した。河西も「私も愛してる!」と叫んで抱き合う二人。河西は「甘い股関節」のノルマ達成が難しそうになったとき、大堀に「あと何枚足りないの?ともが全部買ってあげる!」とある意味スレスレな発言をしたそうだが、この2人の友情は本物だ。

とも~みと言えば、アンコールの「メロスの道」で、えれと腕をぶつけて闘うような仕草をする場面で、えれの腕をきゅっとにぎり「がんばれ」とささやいたそうだ。もともとこの曲に思い入れがあったというえれはこの瞬間泣き出してしまい、みんなにハーゲンダッツをおごることになった(一番先に泣いたメンバーがそうする約束になっていたらしい)。しかし、ここというタイミングで涙が出るのも、アイドルの重要な資質だ。さすがである。

卒業セレモニーでは早野以外のメンバー全員の名前を書いたTシャツを早野にプレゼントし、かおりんがそこに自分の名前を書いた。ここまでは感動的な場面だったが、秋元才加が「これで全員の名前がそろったから……着て」と着用を強要。衣装の上からTシャツをもぞもぞと着る姿はコントのようで客席は暖かな笑いに包まれた。そして21時を過ぎたので奥真奈美は下がったが、それ以外のメンバーでK3rdの名曲「草原の奇跡」を熱唱。最後はやはり感動的に終わったな、と思ったら一列に並んでのごあいさつで、後ろに下がりすぎて舞台のドンデンが回ってしまい早野らがずっこけてしまう。ふたたび会場は大爆笑。笑いあり涙あり、の実にKらしい千秋楽となった。

終演後は、「みなさんとのご縁がこれからも続きますように」と、観客全員にメンバーが5円玉を配るという渋いイベントが行われた。メンバー全員が横一列に並び、好きなメンバーから受け取るという観客にもメンバーにもキツいシステム。優子・えれが行列になるのは当然で、早野もこの日は人気だろうと思ったので、一度話してみたかった松原夏海の前へ進んだ。性格の良さで知られるなっつみいだが、まっすぐに向けてくれたその視線は本当に澄みきっており心を打たれた。「新しい公演も観に来てください!」ええ、行きますとも。5円玉の入った袋はメンバーのサイン入り。誰のだろうと思ったら優子のだった。なっつみい、そんなところに気を使ってくれなくても…。

来週からはさっそくK5th公演が始まる。メンバーの大きく変わったA、Bと違い、1人入れ替わっただけで新公演に臨むK。その団結は健在ということか。抽選にいつ当たるか分からないが、早く見たいものだ。

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AKB48公式ウェブサイト
http://www2.akb48.co.jp/index.html

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2009年4月 1日 (水)

卒業ソングといったら「グラジュエイション」で決まり

今年も4月1日になりました。

いつも、もっと前からちゃんと考えておけばよかったと後悔しながら年に一度更新しているこのブログ。円谷プロの熱意とセンスを見習いたい!

http://kingdom.cocolog-nifty.com/dark_side_annex/

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