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2008年12月29日 (月)

STOMP(ストンプ)

29日15時~16時45分
Orpheum Theatre

Stomp

ブルーマンとオフ・ブロードウェーの人気を二分する、ロンドン生まれのパフォーマンス公演、ストンプ。1994年からのロングランにもかかわらずこれまで観る機会がなかったのは日本公演がたびたび行われていることもあるが、オフで何か1本、ということになるとどうしてもブルーマンを優先してしまっていたからだろう。しかし、ブルーマンは日本公演で相当な回数を観ているので、今回はストンプを観ようと決意。初めてこの劇場へやってきた。

劇場はブルーマンのアスター・プレイスと同様、下北沢の小劇場のような小ぢんまりとしたもの。ステージは倉庫のような空間だ。

そこで繰り広げられるのはご存知の通り、掃除道具を始めとしたさまざまな日常にあるものを叩き、鳴らすことでリズムをきざみ上げていくパフォーマンスである。ほめ言葉として「やかましいステージ」と聞いていたし、実際フィナーレの大合奏は耳をつんざく迫力だ。しかし、実際に劇場に足を運んでみると、それだけではないことが分かった。

まず、ゴミ箱のような形も出る音も大きなものは後半まであまり使わない。それまではマッチ箱とか、非常に小さなものを使って、細かい音を作っていく。そして、道具と同じぐらいか、それ以上に、自分の肉体を楽器に見立てている。拍手をしたり、体を叩いたり。島木譲二の大阪名物パチパチパンチやポコポコヘッドは、彼らのパフォーマンスを先取りしていたことになる。見直した。

また、これも行ってみて分かったが、観客を大いに笑わせる。言葉を一切話さず、間合いやアイコンタクトで笑わせる、という意味ではブルーマンと同じだ。しかし、ブルーマンがコテコテの関西系の笑いだとすれば、こちらはシティーボーイズのコントのような、笑っていいのかどうかちょっと迷う微妙さを持った、東京っぽい笑いだ。パチパチパンチの東京版、と考えれば分かりやすいが、たぶん間違っている。

カッコよさでは完全にこちらに軍配が上がる。タップダンスにも似たリズムを寸分の狂いなく数名のパフォーマーたちが奏でる様子は、目にも耳にも心地いい。

前にどこかで記事を読んだことのある、日本人パフォーマー・宮本やこ氏の活躍を見られたのもよかった。彼女は慶応大学理工学部を中退し、米国にダンス留学して日本人初のSTOMPメンバーとなったのだという。同時に、和太鼓とタップダンスを融合させたオリジナルのパフォーマンスグループも率いている。こういうスケールの大きい人材が日本から生まれていることは、もっと知られていい。

ところでこの作品、前のほうで観るとかなりホコリが立つので、気管支や咽喉の弱い人は注意したほうがいいかもしれない。

STOMPのウェブサイト
http://www.stomponline.com/

宮本やこ氏が率いる「鼓舞」のサイト
http://www.cobu.us/

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