Acela Expressでニューヨークへ
ボストンで一泊し、ニューヨークへ向かう。というか戻る。
また飛行機で来て、飛行機で戻るのもいささか芸がないと思い、アメリカのJR、アムトラックが誇るボストン―ニューヨーク―ワシントンを結ぶ特急電車、Acela Express(アセラ・エクスプレス)に乗ることにした。
アセラを利用するのは、かつて出張でニューヨーク―ワシントン間を往復したことがあるので、それ以来のこと。その2地点間だと2時間50分で、恐らくミッドタウン→ラガーディアの移動時間や手荷物検査(当時は今よりピリピリしていた)を考えるとこっちのほうが早いだろう、と考えて乗ったのだが、フィラデルフィアやボルチモアなど、アメリカの古き良き時代の面影を残す町並みや、常磐線に乗っていると錯覚するほどの田舎の風景はとても心に沁みるもので、なかなかオツな列車の旅だった。
そんなわけで、今回ボストンからニューヨークに乗れば、併せ技一本ということでアセラ全線制覇となる。何の自慢にもならないが、一応やっておく価値はある。
早朝、ボストンの始発駅となるサウス・ステーションに行くと、もう早い列車に乗るひとたちがロビーにたむろしている。クリスマスの豪華なデコレーションが目を引いた。
すでにネットで予約してあり、自動チェックイン機のようなもので切符を受け取るだけ。やはり自宅でプリントしたバーコードを読ませるものだ。昨日のジェットブルー以上にあっさりと切符を入手。あとはロビーにて、出発番線が発表されるのをじっと待つ。
結構時間があったので、駅に入っているマックで朝食。せっかくアメリカに来ているのだから変わったものを食べようとかいう気持ちもないではないが、ストレスなく注文できるほうに傾いてしまう。だから人間的な成長がないのだ。
発車30分前ぐらいに番線が表示。ニューヨークで乗ったときより早いが、考えてみれば始発駅なのだから当然か。
アセラはファーストクラス・ビジネスクラスの2クラス制。ビジネスクラスといっても、日本の特急列車の普通席をちょっと良くしたぐらいのものだ。トイレもあるし、スナック・カーもあるので、本当に日本の特急に乗るような感覚で利用できる。ビジネスクラスは全席自由だ。ファーストは知らん。
ほぼ定刻どおり、3時間半かけてニューヨークに到着。さすがにこれだけ時間をかけると、飛行機のほうが早いだろうが、のんびり車窓を眺めながらの電車の旅は、なかなか快適なのでお勧めである。ただ、この日はホリデーの家族連れがぎっしりと座っていて、ほぼ満席の状態だった。以前、ワシントンへ向かったときはガラガラだったが、帰りはやはり混んでいた。ニューヨークへ向かう便はいつもこうなのだろうか?
ニューヨークのペンシルバニア・ステーションは地下にある。
アムトラックのWEBサイト
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