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2008年11月23日 (日)

AKB48コンサート「まさか、このコンサートの音源は流出しないよね?」

NHKホールで行われた、メンバー総出演+SKE48によるコンサート。この夏以降ファンの数は加速度的に増えているようで、日比谷野音のときよりさらにチケットは取りにくくなった。そういえば最近劇場公演の入場抽選も次第に門が狭くなってきた。もっと気合を入れて臨まないと、ついていけなくなりそうだ。

コンサートのタイトルは、「大声ダイヤモンド」の音源がリリース前に流出してアップされる事件が起きたことをネタにしたものだが、それが示す通り、このコンサートのMCでは普通なら触れないと思われる話題に言及するシーンが続出。これがAKBらしいといえばAKBらしいし、秋元康がAKBプロジェクトで何をしようとしているかがそこから垣間見える。

注意事項などを伝える開演前の影アナは、劇場ではメンバーが交代で務めている。この日も同じようにチャイムが流れたので、誰が影アナをするんだろうと耳をそばだてていると、野太い男性の声が。劇場支配人だった。「え~」というがっかり感が客席に流れる。それも計算のうちで、影アナの中でも「高まっていないのにMIXを打つのも禁止です」など大いにふざけていた。「録音、録画、撮影などはYouTubeやニコニコ動画、銀行などにアップされる危険があるのでご遠慮ください」と、あえて「銀行」を加えるあたり、かなり2ちゃんねるの「地下アイドル板」を意識している。秋元自身が言うように、AKBはネットアイドルであり、スタッフは常に2ちゃんねるの動きをウォッチしているようだ。

始まったあとのMCでも、秋元才加からは「このタイトルも思いつきだけど、AKBの運営は常に思いつき。18歳未満お断りの公演を始めることになって、みんなあんなことやこんなこと、ストリップとか期待してるかもしれませんが、そういうのありませんから!」と運営批判やらエッチな話題やらが飛び出すし、宮澤佐江は「前にゆり組、ばら組っていうのがありましたよね?」と立ち消えになった企画のことを持ち出すし、野呂佳代に至ってはチームBが声優として参加した麻雀ゲーム「萌える麻雀 もえじゃん!」について「ぜんぜん売れてないんだって?もう正月の福袋に入れちゃえば?」とタイアップ商品にケチをつける始末。そして途中のMCでは「AKB意識調査」の結果を大島優子が読み上げたが、その問題の中には「本当はモーニング娘。に入りたかった」「できれば他のチームに移籍したい」など、実際には結果が発表されなかったものの、スレスレのネタが並ぶ。ときどき予期しない爆弾発言が飛び出してしまうのが劇場公演の面白さだが、その雰囲気をこういう大ホールでも再現しよう、という試みなのだろう。

さて、この日は先日のチームA4thリバイバル公演「ただいま恋愛中」の千秋楽で卒業となった、大江朝美、駒谷仁美、戸島花、中西里菜、成田梨紗の5人のファイナル・ステージでもある。そのセレモニーも、決してコンサート全体の雰囲気を壊すことなく、しかし大いに感動的に演出され、好感の持てる形になっていた。

トータル2時間50分弱の長丁場、そのひとつひとつをセットリストごとに追ってみたい。

Dreamin' girls(全員)
意表をつくアカペラ曲でのスタート。日比谷のユニット曲からのスタートに比べれば、大正解のスタートだ。

ビバ! ハリケーン(全員)
1曲目に続き、ひまわり組1stからの曲。この曲の振り付けは難易度が高く、秋元才加はあまりにもできなくて泣いたという。しかしDVDで観ると、その難しいダンスを峯岸みなみは嬉々として軽くこなしている。だから今回もみいちゃんに注目してみたが、やはりその動きは他のメンバーとレベルが違う。峯岸のすごさを再認識した。

夢を死なせるわけに行かない(全員)
ここでひまわり2ndの表題曲に。ひまわり組を3曲も続けてくるとは面白い構成だ。

クラスメイト(大江朝美、駒谷仁美、戸島花、中西里菜、成田梨紗)
最近、SKEが始まったことで聴く機会も増えたチームA1st公演の「クラスメイト」。それを今回卒業するメンバーたちが、思いをこめて歌う。戸島はこの曲が一番好きだったのだそうだ。

Bye Bye Bye(小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみ)
ユニットメドレーがスタート。まずはドラマのためにずっと劇場公演を休んでいる3人が、ひまわり2ndで本人たちが担当していたユニット曲を歌う。このあとからはシャッフルメンバーで歌っているので、この曲だけシャッフルなし、ということは、やはりスケジュールの関係で練習できなかったということなのだろう。でもどうせならノースリーブスとして「Relax!」歌わせちゃえばよかったのに。いやペルソナとして「3seconds」でもいいぞ!

Bird(板野友美、北原里英、指原莉乃)
ここからシャッフルユニット。まずはA3rdから、高橋みなみがセンターを務めたこの曲を板野が歌う。昇格組2人を従えての堂々としたともちんがカッコ良かった。ひまわり2nd~A4thリバイバル序盤のころに比べ、最近ともちんの存在感がぐっと増してきたように思う。

僕とジュリエットとジェットコースター(小野恵令奈、早野薫、藤江れいな)
ひまわり1stの、どちらかというと大人っぽい曲をどちらかといと子供っぽい3人で。シャッフルの面白さは「この曲をこの人が歌ったらどうなるか?」であり、その妙味を十分に生かした編成に、だんだん観客も引き込まれてくる。ただ次の曲の途中まで、大画面の映像がなかったため、客席のあちこちで「誰?誰?」という声が飛び交っていた。

パジャマドライブ(前田敦子、梅田彩佳、小林香菜)
ユニット曲ながらチームB3rdの表題曲である「パジャマドライブ」。その渡辺麻友ポジションをあっちゃんが務める。キターッって感じのナイス人選だ。考えてみるとAの2ndをBが2ndとして上演したときは、あっちゃんポジションにまゆゆが入っていたわけで、今回はその逆を行ったというわけか。かなのパジャマ姿もぐっとくる。

嘆きのフィギュア(宮崎美穂、中田ちさと、奥真奈美、仁藤萌乃)
日比谷のときの「ガラスのI LOVE YOU」に続き、萌乃の可愛さに悶絶。奥ちゃんのフィギュア衣装が似合いすぎてて倒れそうになる。

君はペガサス(佐藤亜美菜、増田有華、浦野一美、高城亜樹)
K3rdのカッコいい曲をちょっと意外な組み合わせで。亜美菜の声がアニメ声だけじゃなく、よく響く力強い声だということを改めて感じた。研究生から唯一、6期生の高城亜樹が参加。高い身長と可愛い顔は遠くの席からもよく目立つ。

てもでもの涙(大島麻衣、篠田麻里子)
B3rdの2人ユニット曲。大人っぽい曲を本当の大人が歌ったらどうなるか、という試みだが、これは見事にはまった。ぜひA公演でやってほしいぐらいの素晴らしいパフォーマンスである。

ガラスのI LOVE YOU(川崎希、大島優子、倉持明日香、宮澤佐江)
日比谷に続いて登場、A2ndのかわいらしさ全開の曲を、あまり普段かわいい系のイメージのない4人で歌う。少し恥ずかしそうにしつつも、かわいさ炸裂の歌とダンスを見せる優子が最高だった。

となりのバナナ(多田愛佳、渡辺麻友)
曲間に日替わりでセリフのやりとりがあるため、ひまわり2ndのひとつの楽しみだったこの曲。いったい誰が出てくるのかと思ったら、らぶたんにまゆゆという仲良し(実はライバルらしい)コンビ。これはある意味、今回のシャッフルの中で最も意外な組み合わせと言えるかもしれない。というのも、この曲は「天然系」と「妹系」の2人の組み合わせが基本だ。ところが、フタを開けたら妹系が二人出てきちゃった、っていう展開。両方が突っ込みのオードリーみたいだ。

曲間のセリフはこんな感じ。

まゆ「らぶたんって大人っぽいのか子供っぽいのかわかんないよね」
らぶ「えーっ。でもまゆゆってCGなんでしょ?」
まゆ「CGじゃないです!人間ですよ!。でもらぶたん、CGって何の略か知ってる?」
らぶ「……じゃあまゆゆ、NHKって何の略か知ってる?」
まゆ「らぶたんってホントに負けず嫌いなんだから!」

説明しよう。CGネタは、これも2ちゃんねる発。AKBのレギュラー番組「AKB1じ59ふん!(現「AKBINGO!」)」が始まった当初、渡辺は前列に座りながらほとんど言葉を発することなくニコニコ笑っていたため、2ちゃんねるの地下アイドル板に「AKB1じ59ふんのまゆゆってCGなの?」というスレが立ってしまった。そこから拾ったネタである。AKBファンは2ちゃんねるを見ていることが前提、ということになっているようだ。

ごめんねジュエル(柏木由紀、仲川遥香、仲谷明香、平嶋夏海)
チームK4th曲をチームBメンバーで。こういうはつらつとした曲はBメンバーの得意とするところだ。バックダンサーに回ってしまったBメンバーには少し気の毒な構成だったが。

鏡の中のジャンヌダルク(秋元才加、佐藤夏希、成瀬理沙、野呂佳代、松原夏海)
今度はチームB3rd曲をチームKメンバーで。もともとKっぽい凛とした曲なので違和感ゼロ。そして才加の衣装は似合いすぎて怖いぐらいだった。明日からでもKのレパートリーに加えても問題なさそう。

おしべとめしべと夜の蝶々(大堀恵、河西智美)
K4thの奇曲をシャッフルなしで。日比谷のとき、大堀はスクール水着のコスプレだったが、今回は公演時の衣装のままだ。ヒネリなくくるのかと思ったら、セリフの中で河西が「ところでめーたん、1万枚行ったの?」と発言。これは言うまでも泣く、大堀のソロデビュー曲「甘い股関節」が1万枚売れなかったらAKB卒業、という企画についてのコメントだ。すでに集計期間は終わっているのだが、番組発の企画のため、結果は放送まで待て、ということになり、現在ファンはその結果が分からずやきもきしている状態。「さんざん協力を呼びかけておきながらファン軽視だ」との声が上がっていた。さすがにこの話題は今回のコンサートではスルーかと思われたがここで出してくるとは。うまいやり方である。

甘い股関節(大堀恵=大堀めしべ)
前の曲の終わり、二人は怪しく身を寄せ合うが、そこで河西が大堀の衣装を剥ぎ取る。中から出てきたのは、武田久美子ばりの貝の水着だ。そのいでたちでソロデビュー曲を熱唱。いったいこの人どこまで行っちゃうんだろう。

初日(チームB)
もはやBのテーマソングになった感のあるこの曲。何度聴いてもいい曲だし、会場も大いに盛り上がる。

水夫は嵐に夢を見る(チームB)
同じくB3rdの曲。公演ではラス前に歌われる力強い曲だ。ちょっとKっぽい。

メロスの道(チームK)
それを受ける形で、KがK4thの曲を歌う。これまた力の入った、Kの真骨頂である。

転がる石になれ(チームK)
ここでKのテーマソング登場。いつもなら最高にヒートアップするところだが、同じような曲調の歌が2曲続いたあとだったために、いまひとつ盛り上がりきれなkった。

Dear My teacher(チームA)
もうこの曲は完全にAのテーマ曲扱いだ。日比谷野音では最初に歌われた。人気の高い曲だが、どうも高井麻巳子結婚の衝撃がいまだ癒えない世代にとっては、いまひとつ共感しにくい曲である。

僕の太陽 (チームA)
ひまわり1stの表題曲をここで持ってきたのはいいが、なぜチームA公演の曲ではないのかやや疑問。このあとにA5thの曲をA、K、B全員で歌っているのでバランスを取ったのだろうか?

スカート、ひらり(SKE48)
ここでSKE登場。制服ではなく、真っ白なTシャツ姿で舞台上を動き回るSKEは、この2カ月で日比谷野音の時とは比べ物にならないほど進化している。それにしても松井珠理奈の強力なオーラは大ホールで、遠くの席から見てもひときわ光っている。

SKE48(SKE48)
AKBが秋葉原の名物を歌い上げる「AKB48」を、そのまま名古屋に置き換えた曲「AKE48」。「会員番号の唄」とか、こういうのを作らせたら秋元康は日本一だ。

ロマンス、イラネ(全員)
全員でシングル曲、そしてひまわり2ndの最初の曲でもある「ロマンス、イラネ」を。AKBにとって大きな飛躍の年となった2008年は、ここから始まったのだ。

ひこうき雲(全員)
実はまだ見ていない、A5th公演から。この曲では途中メンバーがスカーフをくるくる振り回す場面があり、そこで観客も一緒にまわせるように、と劇場では専用スカーフを500円で販売している。このコンサート会場でも当然販売していた。うまい商売である。

BINGO!(全員)
やはり一番盛り上がるのはこの曲か。A4th、そしてひまわり1stでも歌われた人気の曲でとりあえずいったんコンサート終了。

会いたかった(全員)
アンコール突入。昨年の紅白歌合戦で、AKBを全国のお茶の間に知らしめたこの曲を、ふたたびNHKホールで熱唱だ。考えてみれば自分もこの曲でAKBに転んだんだっけ。

AKB参上!(全員)
これもA5thから。チームごとでなく、AKB全体のテーマ曲を作ろう、という意図だろうか。曲調はKっぽい。

桜の花びらたち(全員)
今年、リバイバルとして「桜の花びらたち2008」を発売したが、制作サイドとしては紅白の記憶さめやらぬうちにここでドカンとAKBをメジャーにしたかったのだろうと思う。しかしそれほどの効果もなく、さらにポスター特典問題で「AKB商法」というありがたくない言葉が生まれてしまい、レコード会社とももめて縁を切ることになり、とさんざんな結果に。しかし、一方でファンの数はじりじりと増えてきたのだから面白いものだ。あくまでテレビ的な文脈ではないところからスターを育てていこうというのがAKBのもともとのコンセプトなのだろうから、そういう意味では「桜の花びらたり2008」が不発に終わったのも結果オーライなのかもしれない。

青空のそばにいて(全員)
ダブルアンコール突入。
卒業の5人がそろいの白い衣装に着替えて、彼女らをセンターに全員でA1stの曲を歌う。最近、SKEやAのDVDでこの曲に触れ、とても美しい旋律だと感じていたので、このような形で歌われたのは嬉しかった。曲間で、5人がそれぞれにあいさつ。BGMがあることで、あまりしんみりさせず、そしてコンサートの流れを切らずに、しかし大きな感動を呼ぶ場面を造り出すことに成功した。これは構成の勝利だろう。5人のメンバーのコメントも、感情的ながらも笑いや宣伝を交え、重苦しい雰囲気にならずに済んだのがよかった。

大声ダイヤモンド(全員、SKE48)
涙で声をつまらせながらも、高橋みなみが研究生やSKEを呼びいれ、拡大フルメンバーで最新シングル曲を披露。いつ歌うのかと思っていたが、最後の最後に使ってきた。販売方法にいろいろ問題はあったが、チャート3位を獲得した記念すべき曲だ。次のステップへの意気込みを高らかに歌って終わりにするのも悪くはないだろう。

 

全体的に、日比谷の時に比べると様々な仕掛けが工夫されており、楽しいコンサートになった。ややチームAの存在感が薄かったような気がするが、それはAKBの現状そのままなのだろう。ただ研究生の出番が少なかったので、特に小原春香は可愛そうだった。ガンバレ姫!

File

前回、売り切れで入手できず悔しい思いをした「AKBINGO!」特製クリアファイル。今回は無事にゲットしたぜ。5人の卒業生は入っている。9月29日に突然卒業した井上奈瑠は残念ながら入っていない。あと、中田ちさともまだ入っていない。だから50人。

AKB48のWEBサイト
http://www.akb48.co.jp/

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コメント

まゆゆちゃんはやはりかわいい。
例えようもないほどかわいい。
セイコちゃんはキレイで、まゆゆちゃんはかわいい。
だから、”All you need is Mayuyu”と言っておかしくない。あるいは”麻友こそは全て”でもよい。
まゆゆちゃんがいてくれれば足りないものは何もない。
まゆゆちゃん、まゆゆちゃん、まゆゆちゃんがいればそれで全てよし。
ビートルズの”All you need is love”という曲があり(和訳:愛こそは全て)、それをもじって考えました。
同じ「渡り廊下走り隊」のメンバーに「らぶたん」という子もいる。その子が対象であれば曲名そのままでよい。まゆゆちゃんが対象なら下だけを変えればよい。
まゆゆちゃんはあまりにもかわいい。しかもツインテールがあればなおさらだ。できるならあのツインテールを触ってみたい。途中、らぶたんにCGなどと言われているが、これだから実際にいるのが信じられず、CGと呼ばれるのであろう。

投稿: あやっぺ | 2010年11月 9日 (火) 19時26分

はい、まゆゆもらぶたんもサイコーに可愛いです。

投稿: ヤボオ | 2010年11月11日 (木) 00時31分

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