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2008年10月11日 (土)

AKB48 チームA 4th Stageリバイバル「ただいま恋愛中」千秋楽公演 大江・駒谷・戸島・中西・成田卒業

<出演者>
板野友美、大江朝美、大島麻衣、川崎希、小嶋陽菜、駒谷仁美、佐藤亜美菜、篠田麻里子、高橋みなみ、戸島花、中西里菜、成田梨紗、藤江れいな、前田敦子、峯岸みなみ、中塚智実(研究生、佐藤由加理アンダー)

4月にスタートしたチームA 4th Stageリバイバル公演「ただいま恋愛中」が千秋楽を迎えた。

そして、AKB発足時からのメンバー5人がこの千秋楽でAKB48を卒業する。これだけの人数が同時に卒業するのはAKB史上初めてのことであり、ただでさえ激戦の千秋楽チケットの競争率はとんでもないことに。

事前のチケットメール抽選では、当選、キャンセル待ち、落選のいずれかになるが、幸い「キャンセル待ち」に入った。キャンセル待ちの場合、開場時に行われる入場順を決める抽選に参加できる「抽選対象内キャンセル待ち」と、当選者がすべて入場を終えた後に入場できる(必然的に立ち見になる)「抽選対象外キャンセル待ち」とに分かれる。整理番号の若い順から対象内をまず割り当て、その後対象外を割り当てていくのである。

自分の整理番号は、通常公演ならまず対象内で入れる番号。これならいける、と安心してインフォメーションに。

当選者のチケット購入列が終了し、さあキャンセル待ちの呼び出しだ、と思ったら「本日チケット完売しましたー」との声。なんと驚きの対象内キャンセル0だ。どうやら千秋楽&卒業公演ということで、関係者も非常に多かったのが影響したらしい。

油断していた自分が一気に緊張モードに。これは対象外でも入れないのではないか?そうしたら劇場外のモニターを見る「カフェ観戦」にならざるを得ない。しかし、聞けばきょうのカフェ観戦はキャンセル待ちの整理番号を持っている人に限られ、建物の外にはさらにそのキャンセルを待つ人々が300人以上も並んでいるのだという。カフェ観になったとしても相当な幸運なのだ。そう思ったら緊張が解けた。

大変ありがたいことに、対象外で劇場内に入ることができた。どうも自分のちょっと後ろで対象外入場も締め切られたらしい。本当に感謝だ。

さて、異様な熱気に包まれて幕が上がった「ただいま恋愛中」公演。オープニングの「ただいま恋愛中」は、メンバー全員が一列に並ぶフォーメーションがすさまじいインパクトを持っている。「くまのぬいぐるみ」「Only today」と続くこの3曲で一気に高まるボルテージ。AKBの公演は、どてもMC前の3~4曲は場内に火がつくよう緻密な計算に基づいて構成されており感心する。最初にインパクトを与える、というのはエンターテインメントの基本だ。

最初のMCでは、大江朝美が自作のテーマソング「チームA%」を歌うなど、卒業メンバーも涙より気合の入ったコメントで気力の充実ぶりがうかがえた。そして板野の締めのMCは、決まり文句にちょっとアレンジを加え「チームA、新たな気持ちで、そして新しい道への出発です」。

ユニット曲でも、それぞれ見納めになるのでばっちり目に焼き付けておこうと思ったファンが多かったと思うが、ある意味普段どおりの、しっかりとした歌とダンスで応えてくれていた。それは卒業生に限ったことではない。おそらくこのセットリストが使われるのは、あるとしてもかなり先のことになるだろうから、どのメンバーもその曲を歌っている姿は見納めになるのだ。

「帰郷」後のMCでは、しんみりした雰囲気の中でも、中西のいじられキャラが全開で楽しいものに。研究生ながらいつもキツイことを言う中塚も、中西との思い出を2つ3つ語ったうえで「でも本当に私にとってはいいお姉さんのような存在で……最高でした、篠田さん!」というオチをつけるし、篠田にいたっては「きょうは里菜にプレゼントがあるんだ」と何を取り出すかと思えば「ゴリラの鼻くそ」。篠田「これを里菜だと思って。ああ、おかしいか。これを里菜の形見だと思って」とひどい言い草である。

「軽蔑していた愛情」前の、2チームに分かれてのMCも、それぞれの思い出話をまじえながら比較的淡々と進んでいく。しかし、2チーム目が登場すると、下手側にいる峯岸の表情がおかしい。「ガラスの仮面」で北島マヤが人形を演じたときのように、目をがっと開いたまま固まっている。そしてしっかりと戸島の手を握って話さない。

戸島「あの~、とりあえず上手で話進めといてもらえます?」それを受けて川崎が成田に、以前自分が「きょう卒業するんだ」とウソをついて、それがもとでしばらく口をきかなかったエピソードを披露。「こうして自分が送る側になるなんて知ってたら、あんなウソつくんじゃなかった」といいながら泣き出してしまい、だんだん涙モードに。峯岸が戸島に「とりあえずマイクを口に当てようよ」と促され、たどたどしい口調で語り始める。「まだ公演が始まったばかりのころ、私がAKB入ったことで小学校からの友達と悪い雰囲気になっちゃって、落ち込んでたら花ちゃんに非常階段に呼び出されて。これからもっともっとつらいことがあるんだから、今泣くな、って」と涙ながらに語る。これに対し戸島は「年下のメンバーとどう付き合っていいか分からなかった。だから『泣いたら怒るからね』としか言えなかった」と明かす。それぞれ感動的な話だったが、どうにも重くなってしまった空気を嫌って戸島が「ここで、たかみながエアーチェンジしてよ」と高橋に水を向ける。そして期待どおりにエアーチェンジ失敗。非常にチームAらしい展開だ。しかし最後はさすがたかみな、泣きながらも「思い出は、これからもずっと続いていくと思いますよ。チームA、よろしくお願いします!」と元気に締める。

さて、アンコールの「LOVE CHASE」「制服が邪魔をする」も終わり、スクリーン登場。毎回流れていたインタビュー映像でも、「大声ダイヤモンド」のPVでもなく、A4公演(リバイバルでなく、前回公演)前のレッスン風景を、星野みちるの「ガンバレ!」に乗せて上映。最初騒いでいた客もだんだん静まりかえり、そして次第にみな一緒に歌いだす、というこれもAKB劇場らしい光景が繰り広げられた。

そして「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」では、ほとんどのメンバーが涙を浮かべながらの熱唱となった。歌いながら抱き合ったり、手紙のようなものを交わしたり。まるで楽屋の光景を目の前で見ているような不思議な感覚だった。

歌のあと、卒業メンバーのあいさつ。これはせっかく入場できた者の義務としてこのブログに書かなくては、と、初めて劇場内でメモを取る。仕事でメモを取ることは多いが、要旨を書き留めることしかしないので、話をまるごとメモするのがこんなに大変なものだとは知らなかった。聞き逃し、聞き間違いも多々あると思うが、雰囲気だけでも感じ取っていただければ幸いである。途中涙で言葉がつまったりして間が空いた部分は……とした。

◆成田梨紗

私の高校3年間はシアターとともにあり、まさに青春そのものでした。明日からこのステージに…………明日からこのステージに立てないと思うと、すごくさびしいですが……

……自分の夢に向かって、いっぱいいっぱい頑張っていきます。

今日ここまで来れたのは、みなさんの応援のおかげです。本当に、本当に、本当に感謝しています。ありがとうございました。チームAのみんな、大好きです。本当にありがとうございました。

◆大江朝美

ええ、何を言ったらいいのか。2005年の12月8日に劇場がオープンしてから3年。チームA 4th「ただいま恋愛中」リバイバル公演が4月20日にスタートして半年。今日、この日が私にとっても千秋楽となりました。

(メンバーに向かって)みんな、ずっと一緒だったよね。何も分からないところから始まって、ダンスとか、いっぱい怒られたよね。

でも、みんなで頑張ってきたから、お客さんもたくさん来てくれるようになって……だから、みんながいなかったら…………みんないなかったんだよ!

AKB48にかかわっている、スタッフの皆さん、関係者の方々、お父さん、お母さん、友だち、ファンの皆さん、感謝しています。本当に本当に、皆さんがいなかったら、この劇場はなかったんですよ!

卒業はするけど、みんなにきっとまた会える、って信じてるから。

ここで私から発表があります。

私、大江朝美は、新しい事務所への移籍が決定しました!ニューゲートプロダクションという事務所です。

どんなときも、メンバーとかみんながメールや電話をくれたり、友達だって、お父さんお母さんだって、スタッフさんだって、支えてくれたから、事務所が決定したんです。チームのみんなを信じてきて、良かったと思いました。

私を信じてくれた事務所さんと一緒に、私の夢、女優さんに向かって頑張っていきたいと思います。

◆駒谷仁美

AKB48に入ってから、メンバーやスタッフさん、応援してくれるファンの皆さんに出会えて、本当に幸せです。3年間ほとんど毎日一緒にいたメンバー。家族みたいなメンバーのみんなに、なかなか会えなくなっちゃうのがさびしいけど、みんなのおかげでここまで頑張ってこれたと思います。

これからも、ひぃは、がんばっていきますので…………これからもよろしくお願いします。

◆中西里菜

AKB48に出会って約3年経ちます。大分から出てきて、最初は本当にさびしくて、お客さんも5人とかのときもあって、大分に帰りたくなったけど、初めてファンレターをもらったとき、声援をもらったときの嬉しさ…………もう話せない…………たくさんの人に応援してもらえて、幸せでした。

腰が痛くて卒業、という、悔しい形での卒業となりましたが、自分の夢に一歩近づく、ということで、明るく卒業しようと思います。

スタッフの方、家族、メンバー、ファンの皆さん、本当にありがとうございました。これからソロでやれるように、形になって皆さんの前へ出られるように頑張っていきますので、応援してください。

最後は笑顔で。中西里菜でした!

◆戸島 花

えー、えー、うーん、えーとですね、えー。

一応、11月23日のNHKホールまではAKBなんですけど、私の中では、ここから始まってここで終わりたい、とい気持ちがあるので、戸島花はきょう、ひとまず卒業します。

私は自分の気持ちをうまく言葉にできないところがあるので、女の子の集団生活で大丈夫かな、とか、合格してから考えちゃったりもしたんですが、応援してもらったり、支えてもらったりして、3年間、悔しいことに3年に届かないけど、やってこれました。

自分で卒業するって決めたんですけど、その後ここを離れたくない気持ちが出てきてしまって、新しい自分の道を歩くんだって、自分に言い聞かせてました。でも、今日この日を迎えて、残り時間もだんだん少なくなってきて、ひとつひとつがこれで最後なんだ、と思ったら、もうこの空間にはいられないんだ、という寂しさがあふれてきてしまって。

(メンバーに向かって)……みんな好きだった。あれ、過去形でごめん。

今度みんなにいつ会えるのか、新しい芸能活動を始めてみなさんの前にいつ立てるのか、どうしていいか分からないけれど、新しいスタートをして、みなさんの前に新しい形で立てるように、明日から頑張っていきます。

……言いたくない……ありがとうございました!

 

あいさつが終わり、ステージ上は涙で埋め尽くされている。そこで高橋みなみがひとこと。

「実はきょう、ある人が駆けつけてくれています」

卒業生でも来たのかな、それとも秋元康が?と思ったら、何と私服姿の佐藤由加理だ。仕事を終えて駆けつけたのだという。これで現役チームA勢ぞろいだ。

その手にはティッシュの箱が。メンバーたちにそれを差し出す。ちょっと空気が和んだ。佐藤もあいさつを始めるが、メンバーたちはそれぞれ卒業メンバーと話をしたりしているので、泣きながらも「ちょっと聞いてるー?」と中断して観客の笑いを誘う。さらには5人と順番に抱き合って、最後に成田とハグしたあとに、「いい感触」とささやくなど、少し重くなっていた雰囲気が、いい具合に緩んで、実にAKBの卒業らしい感じになった。これは佐藤だから許される、いや、ゆかりんでなくてはできない役どころだったかもしれない。実はこのためにわざわざ公演を欠席させた演出ではないか?と思えるほど、絶妙の登場だった。

最後に全員で「桜の花びらたち」を熱唱。みな涙で声が出ないなか、大泣きしながらも高橋の声だけは響き渡っていた。そしてここでもうひとつのサプライズ。卒業生である折井あゆみ、星野みちる、増山加弥乃が登場。ステージ上からメンバーをあたたかく見守っていた。その姿は、まるで「スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還」のラストで、ルーク・スカイウォーカーらを暖かく見守るヨーダ、オビ・ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカーのようだった。

いつもの手をつないでの「ありがとうございました!」が終わっても、場内に鳴り響くチームAコール。それに応えて、卒業メンバー5人が下手、上手、センターでそれぞれあいさつし、実に2時間半に及んだ千秋楽公演は幕を閉じた。

終了後、いつもは秋葉原駅からJRからつくばエクスプレスに乗車するが、少し頭を冷やそうと思い上野駅までつらつらと歩いた。これほどの熱気と感動を味わったのは、何年ぶりだろう?

そして帰宅してもなお、この公演の意義を客観的に考えることができない。とりあえず記録で精一杯というところだ。だから、AKBの歴史において大きな1ページとなるであろうこの公演をこの目で見ることができたことに心から感謝して、きょうのところはこのエントリーを終了したい。

AKB48のWEBサイト
http://www.akb48.co.jp/

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