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2008年9月28日 (日)

四季「ブラックコメディ」素顔のめぐ様に会いに行こう

ブリンズリー・ミラー 荒川 務
キャロル・メルケット 濱田めぐみ
ミス・ファーニヴァル はにべあゆみ
メルケット大佐 志村 要
ハロルド・ゴリンジ 栗原英雄
シュパンツィッヒ 高橋征郎(劇団民藝)
クレア 八重沢真美
ゲオルク・バンベルガー 勅使瓦武志

ブラックコメディの2年ぶりの再演が始まった。評判が良かったのだろうが、こんなに短い間隔で再演するということは、やはり「石○が抜けたぐらいではビクともしないぞ」という意思表示なのだろうか。もっともそれなら「壁抜け男」をやるか。

この作品、実は初見である。もともとコテコテのエンターテインメントが好きな自分としてはストレートプレイとか積極的に観ておらず、今回もスルーかと思っていたが、めぐ様降臨のニュースが。その手にまんまと乗せられて自由劇場へ行ってきた。

今さら説明するまでもないが、この作品は停電で互いの姿も確認できないほど真っ暗な一室で、訳ありな複数の男女が織り成す喜劇だ。「アマデウス」「エクウス」のピーター・シェーファーの作で、一幕1時間30分の小編である。

演劇の基本を踏まえた上で、それをひっくり返してみせる手法はさすが当代随一の劇作家、シェーファー先生の作品である。上演時間のわりに意外と登場人物が多いが、いずれも全く無駄がない脚本はほれぼれするほどの完成度だ。そして「舞台上の人物は互いが見えていないが、観客には見えている」という大いなる矛盾を抱えつつ、それを驚きの手法で解決してしまう奇抜な演出は、演劇空間とはどんなフィクションでも可能にできるのだ、ということを改めて感じさせてくれる。

ただ、古典的演劇手法を踏まえたコメディ、となると日本には三谷幸喜がいる。その爆発力のある笑いに慣れてしまっている自分にとっては、どうしても笑いの面での物足りなさを感じてしまったのも事実だ。ただ、半笑いの状態がずーっと持続するのはなかなか快感でもある。

役者陣では、まず荒川務が、弱気で、やや女にだらしない彫刻家を熱演。「異国の丘」の誠実な演技もいいが、こういういい加減な男は荒川のはまり役だ。声のトーンや間の取り方で笑いを取るのもお手のもので、かえって石丸幹二がこの役をどう演じていたのか気になってしまった。

そして濱田めぐみ。最近アイーダとかエルファバとか、人生や国をしょいこんだ重い役が多かっただけに、ひさしぶりの「娘役」はファンにとって嬉しい限り。色を塗り替えない、ほぼ素顔に近いめぐ様はやはり最高だ。私服っぽいラフな衣装がまた萌える。

栗原英雄のゲイっぷりもお見事。ほかの役者もみなすばらしく役にはまっていて、飽きる暇もないこの作品をますます飽きさせないものにしている。

演劇の面白さ、荒川務のいいかげんさ、めぐ様のかわいらしさ。その3つのうち、どれかひとつでも味わってみたいと思うなら、劇場に足を運んでみるべきだろう。

Bcp

例によって「前回の舞台写真」のないパンフレット。だが稽古着姿のめぐ様もまた・・・

「ブラックコメディ」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/black/index.html

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映画「おくりびと」

葬儀の中でも、遺体を棺に納めるというプロセスを専門的に担当する比較的新しい職業「納棺師」を本木雅弘が演じるという映画。

監督は滝田洋二郎。特にファンというわけでもなく、いつも満足度が高いわけではないが、「コミック雑誌なんかいらない!」以来、そのほとんどを劇場で見ているという、自分にとってなじみのある監督だ。あまりひとつのスタイルにこだわることなく、貪欲に様々な演出に取り組むのがこの人の特徴とも言えるが、中井貴一主演の「壬生義士伝」あたりから、巨匠の風格が出てきたようにも感じる。

とにかく、この映画の最大の見所は、モッくんが手がける納棺の儀式、その様式美である。まさしく至高の美しさで、その前では胸を打つエピソードを綴るなかなかよく出来たストーリーも、どこか陳腐に見えてきてしまうほどだ。同じ滝田監督の「陰陽師」のラストシーンで、野村萬斎の舞姿を思い出させるな、と思っていたら、ラストではやっぱり、という展開だった。

だから滝田監督も、笑いも涙も盛り込みながらあまりそれらを強調せず、山形は庄内地方の空気感を生かし、静かに、本当に静かに、それこそなきがらをそっと棺に納めるように、映画全体を丁寧に包み込むように演出している。これが非常に観ていて心地いい。

モッくんのうまさはもちろんだが、競演者も見ごたえがある。何といっても「師匠」役である山崎務。名優との呼び声をほしいままにしている山崎務だが、やっぱりすごい。スクリーンに出ているだけで、息を呑む存在感だ。

ところで山崎務と葬儀の仕事、といえば誰もが伊丹十三の「お葬式」を思い出す。それをちゃあんと意識して用意されたシーンもある。これは今はなき伊丹十三へのオマージュだろう。

また妻役の広末涼子もいい。涼子ちゃんは「生」を感じさせることにかけては屈指の女優だ。これが「喪」をモチーフとした映画の中で強烈な印象を残し、モチーフの輪郭をより明確に際立たせて見せるのである。

もうひとり、峰岸徹の演技も特筆に価する。序盤、彼は背中だけの演技を見せるが、それだけで峰岸と分かる圧倒的なオーラを放っていた。それが終盤に大きな影響を与え、映画全体の感動を膨らませている。

一流のキャスト、スタッフの丁寧な仕事ぶりが生きた快作。すでにモントリオール世界映画祭でグランプリを受賞したが、今後国内でも多くの賞を獲得するのは間違いないだろう。

Hyoushi

「おくりびと」公式サイト
http://www.okuribito.jp/

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2008年9月27日 (土)

シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」トライアウト公演

今まで、シルク・ドゥ・ソレイユの公演は今まで見たことがなかった。例えモーニング娘。が宣伝に参加していても、だ。

サーカスの芸に、アスリートたちの技を加え、幻想的な演出を施した舞台、と聞いていたので、もちろん観てみたいとは考えていた。なのに未体験だったのには特に理由があるわけではないが、あえて考えてみると、ラスベガスの「O」や「KA」のような専用劇場での舞台があることを聞いていたので、ツアー版を仮設劇場で観るのはもったいないような気がしていたんだろう。

しかし、ついにその専用劇場ができた。しかも東京ディズニーリゾートの施設として。これはTDRウォッチャー(最近あまり活動していないが)としても見逃せない。

というわけで10月1日のグランドオープンに向け、トライアウト公演が8月から始まっている「シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京」にやってきた。

舞浜駅を出て、イクスピアリを抜け、アンバサダーホテルを越えたところにある広大な駐車場の大半を使ってこの劇場は建てられた。

イクスピアリ開業直後、映画館でレイトショーを見て、駐車場に戻ろうとして迷ったことがある。イクスピアリからアンバサダーへ抜ける扉はひとつしかなく(屋外庭園からも抜けられるか?自信なし)、それが極めてわかりにくいところにあるからだ。

Cds2

この扉。これを抜けてからアンバサダーホテルを飛び越える渡り廊下のような通路がまたわかりにくい。さすがに標識が出ていた。

Cds1_2

けっこう距離もあることだし、初めて行くときは舞浜から劇場まで15分~20分ぐらいの余裕を見ておいたほうがいいだろう。

通路を抜けるとドーンと現れる、シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京。パフォーマンスと同じぐらい、この劇場にも興味があったが、外観からしてなかなか美しい建物だ。あまり外観にとらわれず、コスト削減を優先している四季の劇場、そしてその元四季のスタッフが手がけたブルーマン劇場などに比べると、これが常設劇場でございます、といったいかにも金がかかっている趣がある。

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特に荷物チェックや不愉快なボディーチェックもなくすんなり入場。そりゃディズニーランドやディズニーシーと一緒に来る人も多いだろうから、いちいちカメラなんて預かってた日にゃ全員の入場が間に合わない。

広々としたロビーや、

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シネコンを上回る飲食物販売コーナー。客席での飲食も可能だ。

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100円リターン式のコインロッカー。あまり数はないが、全部使用中というわけでもなかった。

Cds6

客席のいすは意外にゆったりとしたもので、ドリンクホルダーもついている。前列との間隔もそれなりにあり、一応通るときは「ちょっとすいません」とは言わなければいけないものの、通る側も通られる側も、さほどストレスを感じない。これは頻尿の自分にはありがたいところ。

さて、キャッツ・シアターのように半円形の客席に囲まれている舞台。そこには1冊の大きな本が置かれている。しかし舞台装置には大きなベールがかかっていて、その様子は分からない。「オペラ座の怪人」を思い出す人もいるだろうが、むしろ自分はオフ・ブロードウェーで大旋風を巻き起こし、日本ツアーも行ったアルゼンチン出身の奇抜な宙吊りパフォーマンス集団デ・ラ・グアルダの「ビーシャ・ビーシャ」を思い出していた。

開演が近づくと、2人の道化が登場して客をいじり始める。「夢から醒めた夢」みたいだ。衣装もそんな感じだし。というかこっちがオリジナルか。夢から醒めた夢の初演は88年だが、開演前パフォーマンスが始まったのは2000年。一方シルク・ドゥ・ソレイユは92年から日本公演を続けている。インスパイア(便利な言葉だ)されていてもおかしくはない。

さて、そうこうするうちに舞台が始まる。たいしたことは書いてないけど、これから観る人のために一応たたむ。

続きを読む "シルク・ドゥ・ソレイユ「ZED」トライアウト公演"

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映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」

ウルトラマン、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンAの旧世代4作と、ティガ、ダイナ、ガイア、メビウスという新世代4作、計8作品のの主演俳優と、それぞれのヒロインがずらりと競演した、奇跡のような映画。

このキャスティングだけでも劇場へ行く価値は十分にあるが、映画としてもなかなかよく出来ている。「ウルトラマンネクサス」と映画「ULTRAMAN」を生んだ「ULTRA N PROJECT」の失敗を受け、懐古趣味で作られた「ウルトラマンマックス」。しかし続く「メビウス」は単に懐古趣味にとどまらず「ウルトラマンとは何か」という命題を掲げてそれを掘り下げ、高い評価を受けた。この映画はその延長線上にテーマを置き「日本人の心とウルトラマン」について考えさせる内容になっている。そしてそこに40年という「時間」が非常にうまく絡んでおり、ベタながらも心を打ついい映画に仕上がった。

もちろん、これまでの作品にちなんだエピソードやセリフがかなり盛り込まれており、その理解には相当に深い知識が求められるなど、かなりウルトラファンとして試される。しかも、旧作だけでなく、ティガやダイナもきちんと見ていなくてはいけない。これはなかなか大変だ。

旧作の主役とヒロインはみな夫婦という設定になっている。あまり恋人同士な雰囲気のなかったアキコとハヤタ、泣き分かれとなったアンヌとダン、ナックル星人に惨殺されてしまった坂田アキと郷秀樹、月に帰った南夕子と北斗星司。それぞれ異なる感慨を持つ4組の夫婦だった。それにしても、榊原るみがいまだにかわいいってのはどういうことだ。

技術的にも、伝統の「特撮」とCGの新旧2つの破壊・戦闘シーンを用意し、古いものには古いものの、新しいものには新しいものの良さがあることを再認識させてくれる。それが、映画のテーマにもつながっている。

親子2世代で楽しめる作品、ともいえるが、よく考えるとティガやダイナを見ていた子供たちはいま中学生ぐらいで、とてもウルトラマンの映画など見に行くとは思えない。やはりこれは、ずっとウルトラマンを忘れずにいるいい大人たちに向けて作られた映画だ。これまでも、そしてこれからもウルトラマンと共に生きていく人は、ぜひ劇場に足を運び、このメッセージを受け止めるといいと思う。

Yokohama

「大決戦!超ウルトラ8兄弟」公式サイト
http://ultra2008.jp/index.htm

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2008年9月16日 (火)

人間万事塞翁が馬

人間万事塞翁が馬

空港のエンダーで昼ごはん。何だか食べてばっかりの旅行記になってしまったが実際にそうだったんだから仕方がない。

まあ災難続きではあったが、実はそれによって大きな災厄を免れているのかもしれない。現状を淡々と受け容れ、でも感謝の気持ちは忘れずに、夏休みを終えよう。

また、今回初めて訪れるはずだった与那国島は、40時間以上暴風域にあり、甚大な被害が出ている。食糧の供給も心配だ。心からお見舞い申し上げるとともに、いつかきっと島を訪れる機会を、それも近いうちに作りたいと思う。

そうそう、のんびり昼飯食っててなんだが、お土産を買う時間がなくなってしまった。おそらく明日以降俺に何かもらった人は、それは柏の葉キャンパスのららぽーとにある「沖縄良品ショップ ゆんた」か、有楽町にある「わしたショップ」で買ったものだから、そんなに感謝しなくていいぞ。

とりあえず、残念だった記憶はエンダー店頭の鐘の音で忘れて、楽しかった記憶だけ持ちかえることにしよう。

はい、カラーン!

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空港へ

空港へ

ホテルの人たちに感謝しつつ、タクシーで空港へ。雨もあがり、快適なドライブだ。

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まだ続く逆境

まだ続く逆境

そうと決めたら行動開始だ。まず全日空に電話してフライト変更手続き。そしてフロントに連絡、精算を頼む。そして部屋を片付け荷物をまとめる。さて計算ができたというので払いに行こうと思ったら…

カードがない!

さっき全日空に電話したときは手元にあった。マイレージカードを兼ねたANAカードだからだ。つまり、部屋を片付けたときに捨てたか、荷物のどっかにしまい込んだかのどちらかである。

急ぎゴミ箱やまとめた荷物をひっくり返してみたが出てこない。自慢じゃないが、整理整頓の苦手な自分はこういう状況でなくしたものが出てくることはほとんどない。

20分ほど探してギブアップ。精算はバックアップのJCBカードがあったからいいが、毎年この精算でマイルを一気に貯めていたので、それが非常に残念だ。

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強制終了

強制終了

いきなり強い雨が降ってきた。ほどなく、たぶんダメだろうと諦めていた釣りやらシュノーケリングやらがすべて中止の電話が入る。
そして問題は、あす那覇が確実に強風域に入るということだ。

誠に残念ながら、今回はここで強制終了とせざるを得ないと判断する。

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真南風の朝食

真南風の朝食
真南風の朝食

和食レストラン「真南風(まはえ)」はもっぱら朝食に利用している。

最近内装を大改装して、だいぶ雰囲気が変わった。確かに前はかなり普通のホテルの和食屋さんぽかったから。入り口付近がやや洋風?になり、人口の滝に面したサイドにはテラス席も設けられた。

朝食はいつもどおりだが、以前に比べると少しレベルダウンしているような気がする。

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台風再接近

台風再接近

律儀に引き返してきた台風13号が接近しつつある。

明日のフライトが心配だが今のところ全日空からのインフォメーションはない。
システムダウンのクレーム対応でそれどころではないのかも。

昨日と同じような天気の朝である。

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2008年9月15日 (月)

テレビでも見て寝るか。ヒマだからな!

テレビでも見て寝るか。ヒマだからな!

ムービーチャンネルで、ちょうど沖縄が舞台の(と言っても米国内で撮影)ベスト・キッド2を放送していた。

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「龍潭」で夕食

もはや鉄板焼きの「龍潭」とフレンチの「ファヌアン」に来るためにブセナに泊まっていると言っても過言でない。

佐藤料理長が苦心して石垣牛の流通を抑えて以来、その魅力にさらに磨きがかかっている。そういえば佐藤氏は高田純次とみのもんたの旅行番組に出ていたな。

さて、今日の鉄板を担当してくれたのは沖縄の男らしく、シャイな口調で話すナイスガイのS氏だ。

まずはつきだし代わりの一品。ミミガーの和え物だ。

Ryutan1

続いてオードブル。豆腐ように牛肉のタタキ、海鮮。

Ryutan2

オマール海老が焼きあがった。

Ryutan3

時間差でツメの部分も出てくる。

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本日のチャンプルーはフーチャンプルー。東京の沖縄料理屋で食べるのとは段違いの味だ。軽く醤油で味をつけているが、「基本は塩味」とのことだ。

サラダで一休み。

Ryutan6

いよいよ石垣牛登場。今年はこの場面を動画でご紹介しよう。

そして焼きあがった石垣牛(サーロイン)。

Ryutan8

石垣牛のうまさは油ののったところにある。それを堪能できるのはやはりフィレよりサーロインではないか。夢中であっという間に食べてしまった。

そしてガーリックライスと、

Ryutan9

味噌汁、お漬物をいただく。パパイヤの漬物は毎年沖縄でしか食べないけれど本当においしい。

Ryutan7_2

デザートはこの店オリジナルの、かき氷のかわりに抹茶アイスを使った沖縄ぜんざい。

Ryutan10

すっかり全国ブランドになった石垣牛だが、やはり石垣牛を食べるなら龍潭に限る。

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ビーチへ

ビーチへ

波は高いが、一応遊泳は可能。黄色い旗は注意を示している。

夕飯までに腹を空かせるため、頑張って泳ぐ。

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パソコン持参

一応社会人だからね。ブログ更新以外にもいろいろすることがあるのさ。

パソコン持参

新しいPCは動画もスムーズだ。ネットのスピードは9Mぐらい。

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琉華菜苑のランチブッフェ

久しぶりに琉華菜苑。ここのランチブッフェはなかなかコストパフォーマンスが高いのだ。

琉華菜苑のランチブッフェ

まずは前菜。県産豚のチャーシューにもやしの和え物、なんかのゼリー寄せ。そしてたまごスープ。

琉華菜苑のランチブッフェ

点心のワゴンがまわってきた。海老シューマイ、ゴーヤ入り餃子、豚まんじゅうと揚げカステラをもらう。

琉華菜苑のランチブッフェ

続いて豚肉、海鮮、大根餅。

琉華菜苑のランチブッフェ

またワゴンがまわってきた。大人のふりをしてやり過ごそうかと思ったが、大人になりきれず肉シューマイと紅芋餃子をもらう。ウサギの形をした妙な餃子だが、ほのかな甘さでなかなかいける。

琉華菜苑のランチブッフェ

続いてマーボー豆腐、牛肉、チャーハン。

琉華菜苑のランチブッフェ

なんだか食べ過ぎたのでデザートはやめておこうかと思ったが、ちょっとだけもらおうと思ってデザートコーナーに。どれにしようかと迷っていたら、中国人シェフが「これもあるぞ。これもうまいぞ」とばかりに指し示すので結局全種類ゲットだぜ。タピオカ入りココナッツミルク、愛玉ゼリー、焼き菓子2種とせいろで蒸したケーキ。

琉華菜苑のランチブッフェ

ううむ、満足だ。

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朝風呂

朝風呂

本日予約していたさまざまなアクティビティーは台風接近のためことごとく断念。

いきなりやることがなくなったので、9時から開いている大浴場へ。

ここは意外に利用者が少ないが、海の見える気持ちのいい風呂だ。

誰もまだいないのをいいことに、一枚記念撮影。

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朝食スキップ

朝食スキップ

さすがに胃がもたれていて、朝食は断念。クラブラウンジでコーヒーのみいただく。

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ブセナの朝

ブセナの朝

一年ぶりのこの光景。波が今まで見たこともないぐらい高い。

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2008年9月14日 (日)

ラ・ティーダで夜食

もう10時を過ぎているのでホテル内のレストランはあらかた店じまいだが、ブッフェレストランのラ・ティーダが、アラカルトで11時ラストオーダーまで営業しているというので軽く食べようと降りていく。

朝、昼とヘビーなものを食べたので、何か胃にやさしいものでも、とクラムチャウダーをたのむ。

あと、軽くサンドイッチでも、と思ったらけっこう重いのが出てきてしまった。

腹いっぱいで就寝。体に悪いなあ。

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ブセナテラス到着

結局定刻の3時間遅れで那覇空港にランディングしたところ、ひっくり返したようなどしゃ降りの雨である。台風が進路を変え、本島に接近しつつあるのだ。

さすがプロのスナイパー台風、簡単には許してはくれない。

タクシーで名護へ向かう。今年の春に高速が少しだけ延びて、これまでのように市街地の渋滞の影響を受けなくなったようだ。ただ距離は少し遠回りになるので、メーターはやや上がってしまう。

Highway_2

明らかにリゾートホテルにチェックインする時間ではなく、損したような気分だが、眠りにつく沖縄の住宅街を眺めたり、真っ暗な森の中を疾走したり、となかなかおつなドライブである。

ホテル到着は22時15分。5年連続5回目のザ・ブセナテラスだ。

部屋は4年連続同じ部屋。こちらが指定しなくても、ホテル側が過去の記録を見てそうしてくれている。別にこの部屋に特別な愛着があるわけではないが、これだけなじんでくると別の部屋にも泊まる気がしない。

Room1

アメニティは毎年ちょっとずつ変わっているけど、男の自分にはよくわからない。

Room2

ターンダウン時に持ってきてくれるチョコレートは、これまでフェレロのロシェだったと思うが、オリジナルのものになった。

Room3

ブセナ水(本当の名称は違うと思うが)のパッケージデザインが変わった。

Room4

ザ・ブセナテラスのホームページ

http://www.terrace.co.jp/busena/

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石垣島を出発

レンタカーを返却し、空港に行ってみるとまだ混乱が続いている。

ここでまた逆境が。来たときも30分ぐらい遅れたので、17時に予約した帰りの便も1時間ぐらい遅れるかな、と思っていたが、機材調達の関係で2時間半も遅れるという。18時の便のほうが先に出るそうだ。

石垣島を出発

実はこの帰りの便は、当初のスケジュール段階で時間にやや不安があったためもともと正規運賃で購入していた。だからいつもなら便の変更もできるのだけれど、キャンセル待ちが1000人以上いる状態ではにっちもさっちもいかない。プレミアムクラスにしておけば、キャンセル待ちのクラス分けで1等級上がってなんとか滑り込むことができたはずだが、今さらである。予約のとき、1時間の飛行なのでプレミアムクラスにしてもさほど変わらないからいっちょプレミアムにしちゃおうか、と思ったが、やめておいたのだ。リスクとコストの見極めが足りなかったのを反省する。

とにかく空港で3時間ほど待って、やっと飛行機に乗る。かなり疲れたが、貴重なゴールドジェット(全日空グループの737-700導入を記念した、2機しかない機体)だったのでよしとしよう。

Gold

夜だからよくわからなかったけど。

2泊3日で4島をまわる予定が、日帰りで1島だけになってしまったものの、なかなか充実した島ツアーで満足した。

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具志堅用高記念館

石垣島の生んだチャンピオン、具志堅用高の栄光の記録を残す記念館だ。実は石垣島でいちばん来たかったのがここである。

世界戦13回防衛、「カンムリワシ」具志堅は、王や長島、馬場や猪木と並び自分たちの世代にとって偉大なヒーローである。

入場券売り場で具志堅の実父であるおじいからチケットを買い、2階に上がると、リングがしつらえてある。

具志堅用高記念館

膨大な数のトロフィー。

具志堅用高記念館

グローブやベルトも展示されている。

具志堅用高記念館

1階はグッズ売り場で、サイン色紙やTシャツを売っている。小さな施設だけど、具志堅が好き、ボクシングが好きという人は一度訪れる価値のある記念館だ。

具志堅用高記念館

具志堅用高記念館「ちょっちゅね・コム」

http://www.chocchune.com/index.php

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ヤギを食べる

鍾乳洞のすぐ向かいぐらいに、ヤギ汁で知られる「一休」があった。いちど食べてみたかった沖縄料理だ。この機会に試してみよう。

メニューはこんな感じ。ヤギ汁+ごはんを頼む。

Menu0914

出てきたヤギ汁。デミグラスソースのような色に意表をつかれた。よくわからなかったが、八丁味噌のような味つけだった。

Goat

骨つきだがよく煮込んであるらしく、やわらかくてすぐ骨からはがせる。少しクセのある風味だが、スジ肉のような感じだ。カレーとかにしたらうまいかも。

肉だけでなく、モツも一緒に煮込まれていた。スタミナ満点のメニューである。

Hitoyasumi

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八重山鍾乳洞小動物植物園

続いて、鍾乳洞見学にやってきた。ここは鍾乳洞と、植物園とがセットになっている。

鍾乳洞は、「おきなわワールド」の玉泉洞ほどドラマチックではないが、薄暗くて、鍾乳洞本来のスリリングな探検気分を味わうことができる。

Syonyudo

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八重山民俗園

続いて、古民家を複数保存して集め、そこで伝統工芸などを紹介している八重山民俗園に。地味だけど、個人的には好きなタイプの施設だ。

Minzoku

展望台もある。

Tenboudai

そこから見える風景。

また、ちょっとした動物コーナーもあり、水牛とか

Suigyu_2

保護されたカンムリワシなどを見ることができる。

Kanmuriwashi_2

そして、フェンスの中に入って直にふれあうことができるリスザルコーナーでは、えさの自動販売機(ガチャガチャ)があるのだが、それをまわす音だけでわらわらとサルがよってきて、体中にまとわりついてくる。ふたを開けた瞬間、もう手元にえさはない。こんな小さな猿でさえこうなのだから、各地で猿害を引き起こしているエテ公どもの始末の悪さが目に浮かぶようだ。

そんな中、動きがにぶい、まだ子供(と思われる)猿がいたので動画に収めてきた。

八重山民俗園のWEBサイト(もうすぐ名称が変わるらしい)

http://www.minzokuen.com/

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川平湾

島のあちこちで、木の枝が折れていたり、看板が曲がっていたり、と台風の爪あとが残っている。そんな中観光ドライブなんて、と申し訳ない気持ちになった。復旧の作業車なども走っており、せめてそうした人たちに迷惑をかけないようにしよう、と考える。

まずは石垣島きっての景勝地、日本の百景にも選ばれた川平湾へとやってくる。

なるほど、こりゃあ確かに美しい。八重山の松島、といった雰囲気だ。

Kabira

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石垣島空港

石垣空港には人があふれている。

何しろ2日間飛行機が飛ばなかったわけだから、島に残っていた人たちがキャンセル待ちで待機しているのだ。なのに、システムが動かない。アクシデントのタイミングが最悪である。

さて自分はといえば、石垣島から最も近い竹富島ぐらいには行けるかな、そしたら「ニライカライからの手紙」で蒼井優が手紙を読んでいたガジュマルの木があるところで座ってみたり、「星砂の島、私の島」で道重さゆみが署名を求めた自転車レンタルの店で自転車を借りたりしようと思っていた。

しかし、すべての離島への船は欠航になってしまった。

ならば、石垣島内を観光するまでだ。石垣島を単なる飛行機から船への乗り換え地とするのはもったいない。一度きちんと観光しなくては、と考えていたところだ。

というわけで、またレンタカーの厄介に。石垣には多数のレンタカー事業者があるので、1台ぐらい当日でもなんとかなるだろう、と大手から順番に電話をしていったら、あっさりニッポンレンタカーで手配できた。

この日借りたのはスズキのソリオ。でも写真撮るの忘れた。

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それでも島に渡る

それでも島に渡るそれでも島に渡る

それでも島に渡るそれでも島に渡る

結局自分の予約していた便は強風で欠航になる。次の便は飛ぶらしく、それに振り替えることも可能というが、端末が使えないことにはその手続きができない。八方塞がりのなか、もうあきらめて北部のホテルに移動しようかと思ったが、もうちょっと粘ってみる。

結局二時間立ち通しで、あちこちのカウンターをいったりきたりはしたが、なんとか30分遅れで離陸する次の便に乗れることに。

ターミナルから機体までバス移動。なぜか天井から水が落ちてきた。ぴちょん!なんてかわいいものではなく、コップの水をひっくり返しような勢いでズボンがびっしょりになってしまった。エアコンの関係らしい。

たまたま同乗していた地上係員の人がひらあやまりしてくれたが、もうこんなことぐらいでは腹がたたない。

ただ、CAの人に小便をもらしたと思われるのはいやだなあ、と思っていたが、地上職員の方がちゃんと伝えてくれて、CAが席にタオルを持ってきて、もしクリーニングが必要なら負担します、とか言ってくれた。

そんなこともあったが、ついに石垣島にたどり着く。現地はすさまじい風で、よくこんな中で着陸できるものだと驚く。

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一難去らずにまた一難

一難去らずにまた一難

やっと石垣行の飛行機が飛ぶというので空港にやってきた。

が、全国的なシステム障害が発生して搭乗手続きができなくなっている。

面白くなってきました!

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最強の食堂

最強の食堂

2年前から来たかった「最強食堂」にやってきた。これまで、行こうとしても車でしか行けないようなところにしかないと思っていたので手がでなかったのだが、ゆいレール奥武山公園駅近くにも存在することがわかった。

写真で見た店舗は、そっけない明朝体で書かれていた「最強食堂」の文字が最強っぽさをかもし出していたが、新しい店舗の看板ははこのようにデザインに凝っているようだ。

Saikyo2

さっそく食券を購入。迷わず「最強ランチ」で行こうと考えていたが、ふと見るとその横に「最強ランチデラックス」とある。

Saikyo3

なんと。最強の上にまだ最強がいるのか。この店は少年ジャンプかよ。ならばその最強の上を行く最強に挑戦するのが男子の本懐というものだ。

出てきた最強ランチデラックス。

Saikyo4

とんかつ、ソーセージ、から揚げという肉三種に、エビフライとカキフライというシーフードが加わっているのが「デラックス」のゆえんというわけか。目玉焼きのおまけがつくのはここのランチの特徴だろうか。

揚げ物は衣がとても固く、歯ごたえがありすぎる。ちょうど歯痛の治療をしたばかりなのでちと咀嚼がきつかった。

有名な「軽食の店 ルビー」のAランチのような華やかさも、閉店したという噂の「なじみ大衆食堂」で見かけたAランチ(食べてはいない)の暴力的なまでのボリュームもない。それでどこが最強か、という声もあるだろうが、まあ500円台ですからね。コストパフォーマンスは十分すぎるかと・・・。

ちなみに、ランチといってももちろん24時間食べられる。自分がこのデラックスなランチをいただいたのは、朝の6時半だ。

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2008年9月13日 (土)

ブルーシールレストラン「オン・ディッシュ」

斎場御嶽の見学を終えたのが12時半。飯でも食おう、とこれも前から行ってみたかった裏添市にあるブルーシールレストラン「On Dish」へ向かった。これはブルーシールのお店「Big Dip」牧港店に隣接しており、沖縄らしいでかいステーキなどが食える。

Bs11

メニューを見て、いちばんおすすめっぽい位置に表示されている「1ポンドステーキ」を注文。2750円で、ライスかパン、サラダバー、スープがついてくる。

しゃれたドリンクバー。グアバやシークワーサー、パッションフルーツなどもある。

Bs13

さっそくサラダとスープからいただく。スープはコーンクリームスープだが、カレー味ですこぶるうまかった。

Bs14

ステーキはすぐ出てきた。これを見て、1ポンドが何グラムか、自分が理解していなかったことに気づく。3分の2ぐらい食ったところでようやく普通サイズのステーキになった。でも期待どおりの沖縄らしいステーキだ。

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ここでは、ドリンクバーが300円で追加できるが、500円出せばドリンクだけでなく、ケーキやアイスクリームもバイキングで食べ放題になる。ケーキはバイキングにありがちな小ぶりのケーキだけど、アイスクリームはそこは何といってもブルーシール直営店、10種類ものフレーバーが用意されている。

10種類というのは、

ブルーウェーブ

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美らイモ

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サンフランシスコミントチョコ

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黒糖

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ストロベリー

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バニラ

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クッキークリーム

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ミルクチョコチップ

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抹茶

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オレンジシャーベット

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だ。

「美らイモ」が素敵にうまかったほか、意外に「ブルーウェーブ」も結構いけた。

大好きなブルーシールのアイスを心行くまで堪能できて超満足の昼食だった。夕飯食えなくなったけどね。あとちょっとお腹こわした。

オン ディッシュのホームページ

http://www.blueseal.co.jp/share/hp/ondish-1.htm

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世界遺産・斎場御嶽

DFSギャラリアでレンタカーを借りて、南部で唯一、行きたいと思いながら訪れていなかった斎場御嶽(せいふぁうたき)を見学することにした。

沖縄ではこれまでも、首里城や今帰仁城といった、鈍感な自分でもわかる圧倒的な大地の力を感じさせるスポットを訪れてきたが、この斎場御嶽は琉球の王族が参詣に訪れた、最高の聖地であるという。

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自然のつくりを生かし、そこにいくつもの拝所や関連の施設を設けている。自然に宿る聖なる存在への畏敬の念を感じるすばらしい場所だ。

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巨大な岩石と岩石の間を抜けたところにある拝所からは、久高島を望むことができ、今も実際に利用されているようだ。

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印象深かったのは、風の音、そして波の音がきれいに調和していたことだ。海、空、大地が一体化した、まさに聖地と呼ぶにふさわしいこの場所では、誰もが敬虔な気持ちを持たずにはいられない。

斎場御嶽 参考情報

http://rca.open.ed.jp/city-2001/heritage/seifa/index.html

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レンタカー

今回は、日産キューブ。

Cube

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ホテル ロコア ナハ

さて沖縄2日目。とりあえず、ホテルにこもっていても仕方ないのでレンタカーで出かけることにした。

そのホテルだが、那覇の2泊は県庁前に9月15日オープンする「ホテル ロコア ナハ」。まだオープン前だが、プレオープンということで予約できた。出発前の夜中に慌てて確保したホテルだが、真新しいホテル、しかも自分にとって最も動きやすい県庁前駅から歩いて2分という最高の立地に泊まることができたのだからありがたい。これも運命だったのか。

Hotel1

観光とビジネス両方をにらんだつくりで、シングル素泊まりで正価16000円という。東京ならふつうの価格だが、このエリアは5000円台でもそこそこのホテルに泊まれるところなので、実勢は10000円かそれを切るぐらいで運用せざるを得ないのではないか。県庁と向かい合わせ、そして国際通りの入り口(出口?)に面するこの立地はすばらしいので、そこをどれだけ評価してもらるかがカギだ。ちなみにプレオープン価格は1泊7500円(朝食なし。ありだと+1500円)。

Hotel2

部屋はシングルで18㎡。ひとりで滞在するには十分な広さだ。シンプルだが温かみのあるインテリアはなかなかのものだ。全室LAN完備。まだ泊まっている人が少ないこともあり、実測すると27.8Mbps出ていた。

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バスタブもそれなりの大きさ。

Hotel4 

もちろんオペレーションはまだまだ不慣れだけど、みんなでがんばろうという雰囲気が伝わってきて好感を持った。今後那覇に来たときはここに泊まろうっと。

ホテル ロコア ナハのWEBサイト

http://www.rocore.jp/

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2008年9月12日 (金)

沖縄プロレスを観戦

きょうの昼間、お店のうちなー娘と世間話をしていた。自分が台風のために予定を変更して那覇に来たというと、彼女はこともなげに「それはそういう運命だったんさあ。何か那覇でしなきゃいけないことがあるんですよ」と言った。慰めるという感じではなく、そういう発想が彼女にとって自然なのだと思えた。

では、俺は那覇で何をすればいいのだろう。誰かと出会うことになるのか?

そんなことを考えながら国際通りをつらつら歩いているとき、ある看板が目に入った。

沖縄プロレス。

国際通りに常設リングを作って、この7月から毎日のようにプロレスを行っている地元密着型プロレス団体だ。つい先日もどこかの局のニュース番組で、特集としてこの団体と社長のスペル・デルフィンの密着レポをしていた。それを見たとき、ああ、これは今度沖縄に行ったら寄ってみようか、とも思ったが、そのころは島のスケジュールづくりに余念がなかったので具体的に検討せず、そのうちに忘れてしまっていた。

これは見なくてはいけない。そう確信した。さっそく当日券を買いに会場へ。試合は20時開始だが、開場は19時15分ぐらいだからそのころまた来てください、と言われたので、少し時間をつぶしてから会場に赴く。

会場といっても、飲み屋なんかが入っている雑居ビルの5階である。そこに、小さなリングと、それを取り囲む形でパイプ椅子が100席ほど用意されている。

Pro1

自分が見た番組では、沖縄プロレスというのは大阪プロレスを立ち上げたスペル・デルフィンが、沖縄県のベンチャー育成事業に応募して採択された事業だとか言っていた。彼の奥さんが早坂好恵で、沖縄出身というのもあったんだろう。

番組の中でしきりにデルフィンは、家族で楽しめるプロレスを目指す、観光の目玉にする、と話していた。面白い発想だと思った。彼が昔在籍した「みちのくプロレス」の影響もあるかもしれないが、常設リングを作ってそこで毎日のようにファイトをする、というのがいい。そう、これはAKB48と同じモデルである。でもそれだけじゃない。地域振興にライブ・エンターテインメントはもっと貢献できるのではないか、とかねがね考えていたからだ。

しかし、そんな理屈はどうでもいいサプライズがあった。なんと、この日はウルティモ・ドラゴンが特別ゲストとして参戦するのだという。女性も含む若い世代から圧倒的な支持を集める新感覚プロレス「DRAGON GATE」の源流となった闘龍門の創始者である彼は、いまのプロレス界におけるキーマンのひとりだ。

今回、旅行の前半を何で埋めようか、と考えていたとき、そういえばまだ沖縄でこのブログの本分であるエンターテインメントを見ていないから、何かないかな、と考えていた。そこに突然現れた沖縄プロレスという魅力的なコンテンツ。そしてウルティモ・ドラゴンのおまけつき。これは運命を感じる。

そして8時すぎ、いよいよ開演。試合の前には必ず沖縄の伝統芸能が披露される決まりで、この日も三線を弾きながらの歌が場を盛り上げた。

その後試合が始まった。この日の試合は3試合。

まず、“ガジュマルの精霊”キジムナー vs キャプテン“美ら海パイレーツ”ザック。このように、沖縄プロレスのレスラーは、それぞれ沖縄のゆかりのものになっている。

Pro2

トリッキーな動きで相手を翻弄するキジムナーに、キャプテン・ザックは正統派プロレスの大技で挑む。両者のスピーディーな動きが小気味いい。

続いては“踊る沖縄名産”ゴーヤーマスク&“伝説の拳”カンムリワシ用高 vs “魅惑の果実”ゴールデン・パイン&“黒いゴムマリ”アグーのタッグマッチ。

Pro6

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ダンサブルな動きで敵をも魅了するゴーヤーマスクと、華麗なフットワークとムエタイ並みの鋭いキックが持ち味のカンムリワシ。かたや変態キャラでつかみどころのないパインと、猪突猛進の突破力が武器のアグー。4人が4人とも個性的なうえファイティングスタイルも全く異なるため、飽きることがない。小さな子供が「ぶたー」と声援していたのに会場が和んだ。

そしてメインイベントは3対3の6人タッグマッチだ。

社長のスペル・デルフィン、怪人ハブ男、“国際通りの変なおじさん”めんそ~れ親父、という3人と、ゲストのウルティモ・ドラゴン、ミル・マングース、そして“琉球の守り神”シーサー王という3人の対決。リングはもう満員だ。

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Pro7

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Pro9

デルフィンとドラゴンはそれぞれルチャ・リブレ型のスタイルだから技の応酬がきちんとしたハーモニーになる。ハブ男とシーサー王はどちらも重量級で、この2人が体をぶつけあう迫力は圧倒的だ。そして動物ならではの敏捷性を生かしたマングース、酔拳のようなくねくねした動きをしながら、意外に手ごわいめんそ~れ親父。こういう試合を見ていると、本当にプロレスというのは何とバリエーションの豊富なエンターテインメントなのだろう、とつくづく思う。その可能性は無限だ。

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この試合、もちろんドラゴンのフォール勝ちで終わったが、その後デルフィンがマイクパフォーマンスでベルトを賭けた1対1の勝負をしよう、と提案。即答でOKするドラゴン。それぞれプロレスの未来を考えて自ら道を切り開こうとして奮闘してきた2人のこのやりとりには、胸が熱くなる。

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本当にいいものを観た。地元に愛され、そして他県からの動員ができるものにしていこうという意欲がひしひしと感じられた。

エンターテイメントで地域活性化、というのは素晴らしい。そうした動きが全国に広がってくれば、さぞや日本は面白い国になるはずだ。だが、地代も人件費も高い日本では、常設スペースを維持していくだけでも大変である。AKB48だって、とても黒字が出ているようには見えない。だから、そこはこの沖縄プロレスがそうであるように、公共団体のバックアップがあってもいいと思う。あとは横展開だ。近隣の地域で、似たような取り組みをしている団体が積極的に連携していけば、コスト減のヒントも発見できるかもしれない。

さまざまなエンターテインメントが全国にあふれていて、それらを楽しむために各地をまわる――そんな自分に都合のいい時代が、果たして来るかどうか。いや、来てほしいなあ。

沖縄プロレスのWEBサイト
http://okinawa-prowres.jp/

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公設市場で夕食

そういえばアイスやらかき氷やら食べていたけど、ちゃんとした食事をとっていないうちに夜になってしまった。

市場などを覗いていたからか、なんか刺身でも食いてえな、と思いまた牧志公設市場へ。

ここでは買った魚を2階の食堂で500円で調理してくれるが、かえって割高になったりするという声もある。でもなんとなく楽しいのでそれでいこう、と考え、魚売り場のお姉さんにお任せで食材を選んでもらう。いわく「魚だけなら安くあがるけど、甲殻類(伊勢海老とか)が入るとちょっと高くつく」とのこと。じゃあそんなに立派でない甲殻類でいいです、というとしばらく考え、「じゃあ、刺身盛り合わせ、カニ汁、エビチリの3品でどうでしょう」という。オードブルにスープにメインか。バランスもいいのでそれでお願いする。食材の価格は4000円。ちょっと高いかなと思ったけど、せっかくの旅行なんだし、気分を盛り上げるためにもここは豪気に行こう、と2階に上がる。

しばらくすると、刺身が出てきた。

Sashimi

・・・いったい何人様用ですか?写真だとわかりにくいが、けっこう大ぶりに切った刺身で、これだけでおなかいっぱいになりそうである。東京だとこれだけで4000円しちゃいそうだ。

Kanijiru

かに汁がラーメンのどんぶりのような巨大な器で出てくるのは何となく予想がついていた。

しかし予想を裏切ってくれたのは主菜のエビチリ。

Ebichiri

伊勢海老まるごと一匹かよ。

さほど大きくはない伊勢海老を、ぶつ切りにしてチリソースで煮たワイルドな一品。こんなの食べたことがない。海老の味が濃いのと、チリソースがあまり辛くないのとで、海老の味がソースによって何倍にも増幅しているように感じる。そうか、エビチリってもともとそういう料理だっただな。

材料費の4000円に、調理費500円、さんぴん茶200円、ごはん100円で、5000円でおつりがきた。ボリュームは明らかに3人前あり、これならもっと安く予算を言ったほうがよかったな、とも公開したが、うまい海の幸をたっぷり食ったことで、ああ旅行に来たのだとしみじみ実感した。

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沖縄県立博物館

沖縄県立博物館

おもろまち駅から歩いて10分ぐらいの地点に昨年11月オープンしたばかりの博物館。美術館も併設されている(入場料は別)。

沖縄について、歴史学、地質学、自然史学、考古学、民俗学、とさまざまな視点でそれぞれボリュームのある展示をしている。

新しいだけに、映像や模型を使ったダイナミックな見せ方が楽しい。

子供の学習にはもってこいだが、大人も一度は足を運んみるといい。

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農連市場

農連市場

公設市場を抜けてさらに奥に行くと農連市場がある。
「ちゅらさん」では田中好子が、「涙そうそう」では妻夫木聡が働いていたところだ。

ドラマや映画ではほのぼの雰囲気で描かれており、それは間違いではいが、実際に行ってみるとディープな空気に包まれており、旅行者にはやや敷居が高い。

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沖縄ぜんざい

沖縄ぜんざい

公設市場の二階「琉宮」で沖縄ぜんざい。

沖縄でぜんざいといったら煮豆とかき氷だが、ここのは煮豆のうえにかき氷を盛っているので豆が見えない。

下のほうにぎっしり豆が入っていた。なかなかうまい。380円。

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牧志公設市場

牧志公設市場

観光地化されているとはいえ、この熱気と活気は楽しい。

そもそも俺は観光客だし。

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沖縄コーラ

沖縄コーラ

沖縄には独自のベバレッジ文化が残っている。

500mlの缶もペットボトルもすべて100円。

「沖縄コーラ」は正しくパチもんの味がして、500飲むのはきつかった。飲んだけど。

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那覇市歴史博物館

那覇市歴史博物館

ゆいレール県庁前駅隣接のパレットくもじにある博物館。入場料300円。

琉球王朝や生活者の歴史を古文書や拓本、衣装などで紹介。

国宝の古文書がずらりと並んでいるので、古文書好きにおすすめ。

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鳩

最近、東京でも鳩がこうしてへたってるのをよく見るけど、なんで?

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パーラーわくた

パーラーわくた

沖縄県産ドラゴンフルーツアイスを食べる。

ドラゴンフルーツって見た目は派手だけど味は薄いので、バニラにちょっとフレーバーがかかってる感じだ

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国際通り

国際通り

着いたばかりだけど土産物でも買うか。ヒマだからな!

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琉球新報のキャラクター

琉球新報のキャラクター

いいことありゅらしい。

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モノレールでGO!

モノレールでGO!

とりあえずゆいレールに乗る。

自動改札で普通にSuicaを出そうとした自分が悲しい。

那覇空港駅から赤嶺駅

赤嶺駅から小禄駅

小禄駅から奥武山公園駅

奥武山公園駅から壺川駅

壺川駅から旭橋駅

旭橋駅から県庁前駅

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オキナワ 男 逃げた

オキナワ 男 逃げた
夏休みに突入し、那覇空港に到着した。

が、いまひとつテンションが上がらないのは言うまでもなく台風13号が接近しているからだ。

今回は、前半八重山諸島、後半本島というスケジュールを組んでいた。しかし、台風の影響で前半の予定は全キャンセルを免れ得ない状況となった。

タイミング、コースとも狙いすましたかのようなピンポイントでぶつかった。13号だけに、ゴルゴ13並みの正確さだ。

電話で西表の人と話したところ、記録的な暴風雨になる可能性があるとか。そういう事を聞くと、夏休みどころの話ではない。先島諸島の人々の安全を願うばかりだ。

そんなわけで、半年前から練り上げてきた緻密な計画がすべてパァになり、全く何の予定もないまま那覇まで来てしまった。ランボー2で、敵地に降下する直前、アクシデントでほとんどの武器を失ってしまったスタローンのようだ。

そう考えるとなんだかテンションが上がってきたぞ!行くぜガチのぶらり旅。ただの食べ歩きになりそうだけど。

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2008年9月 7日 (日)

四季「美女と野獣」静岡に花代ベル降臨

ビースト 佐野正幸
ベル 木村花代
モリース 喜納兼徳
ガストン 田島亨祐
ルミエール 百々義則
ルフウ 遊佐真一
コッグスワース 青木 朗
ミセス・ポット 奥田久美子
タンス夫人 竹原久美子
バベット 有永美奈子
チップ 川良美由紀

しばらく行方不明になっていた木村花代。さまざまな憶測が飛びかっていたが、ベルという最高の形での復帰が実現した。

花ちゃんベルは福岡で一度見たきりだが、その奇跡のような美しさにはびっくり仰天した。多くの役を演じてきた彼女のキャリアの中でもベストワンの輝きである。歴代のベルと比べても、堀内敬子ベル、濱田めぐみベルにひけをとらないクオリティで、この三人をもって日本三大ベルと呼称するのは俺が勝手に決めたルールだ。ちなみに、この福岡公演では沼尾みゆきベルとか吉原光夫ガストンといった気になるキャストが続出した。結局一度しか行けなかったが、もっと遠征したかったなあ。

さて千秋楽間際になって突然の花ちゃん降臨に沸いたのは静岡市民ではなく、全国の木村花代信奉者たちだ。遠征組が続々と静岡入りする中、自分も後れ馳せながら花ちゃん詣でにやってきた。

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静岡市は仕事で何度も来ている。食べ物がうまいので今回もどこかでと思ったが、いろいろ重なって余裕のないスケジュールに。だが軽く飯を食うぐらいの時間はあったので、駅前の「松乃鮨」で寿司を食って静岡市民文化会館へ。

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さて久しぶりの花ちゃんベルは、相変わらずの美しさ。普段着の青い洋服も、ピンクだ!のドレスも、どれもあつらえたようにぴったりと似合っている。そして晩餐会の黄色いドレスや、ラストのお姫様ドレスはもう、ため息しか出てこない。こんなに役と女優がマッチするなんて、そうそうあることではないだろう。なのになぜメインで使わないのか理解に苦しむ。

ベルは一幕のほとんどでプンスカしているので、あのキュートな怒った顔が全開だ。そして二幕でビーストに心を開いたときのデレデレぶりがまたくすぐられる。とにかくファンにとってはたまらない花代スペシャルな三時間だ。

ベルとしてはもちろんのこと、花ちゃん自体久しぶりのお目どおりだったわけだが、少し痩せたような気がする。そして、これは本当に気のせいだとは思うが、やや体調が悪そうに見えた。もちろん演技や声の伸びはいつもどおりだが、なんとなく、である。杞憂だといいが。

そう頻繁に観ている作品ではないので、この日も初見のキャストが多数。まず佐野ビーストだ。声がまさしく野獣である。特に、やや甘い響きの柳瀬大介に比べ、硬質な声なので、一幕の猛々しいビーストが実にしっくりくる。演技でも、笑わせるところはひとつもスベらないぞ!という意気込みを感じるサービス精神旺盛なビーストで、子供たちにも大もてさ。そうだ、佐野のグロールタイガーとか見たいぞ。まあ魔法が解けたとき、王子様、と呼ぶには少なからず抵抗があるが…。

そして百々ルミエール。強烈な個性はなくとも、ひとつひとつの演技を丁寧にこなしていて、好感の持てるルミエールだ。いたずらっぽい笑顔が印象的な、ナイスガイでもある。そうだ、大塚俊のルミエールとかも見てみたいぞ。

女優陣では奥田久美子のミセス・ポットが出色の出来。もともとこの役は「かわいいおばさん」だが、そこに奥田自身のフンワリした雰囲気が加わって、たまらなくかわいらしいポット夫人になった。まだ若いが抜群の歌唱力でキャッツのグリザベラに抜擢され、その後「ふたりのロッテ」などで着実に演技の幅を広げている。いずれ四季の至宝となるべき歌姫だ。

有永バベットもセクシーで最高。前回広島で観たときは、小川美緒の意表を突いたロリ系バベットに衝撃を受けたが、やはりバベットはこうでなくては。ディミータのときは素顔がよく分からなかったが、なかなかの美人さんじゃないか。

全体的に、歌のうまい人が多く、コッグスワースやモリースまで美声を響かせていたので、舞台全体が非常によくまとまっていた感じがした。最近は、「役者を見ずに作品を見ろ」と言われたって、その作品を役者が邪魔してるようなことも少なくないが、今回は作品の魅力がストレートに伝わってきた。

本当にこの作品は何度見ても楽しい。「変わり者ベル」は映画で大好きになって、ビデオで何度も繰り返し見たナンバーだが、初めて観たとき、それがそのまま舞台になっていたのに度肝を抜かれた。舞台オリジナルである「ガストン」のマグカップダンスには毎回心が弾むし、ミュージカルの「すごい!」のハードルを一気に5倍ぐらいに引き上げてしまった「ビー・アワ・ゲスト」は前奏が鳴っただけで鳥肌が立つ。ハリウッドにおける「スター・ウォーズ」のように、ブロードウェーにおける作品の制作システムまで変えてしまったお化け作品は、今なお色あせることがない。東京では劇場がなかなか空かないからかしばらくご無沙汰だが、そろそろどうですか?花代ベルや沼尾ベルをできるうちに!どうせなら濱田ベルの復活も!まあ四季においてこの役の年齢制限はあんまりなさそうだから、焦ることはないか?

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「美女と野獣」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/bb/index.html

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2008年9月 6日 (土)

四季「夢から醒めた夢」苫田を越えるか?南マコ

ピコ 真家瑠美子
マコ 南めぐみ
マコの母 織笠里佳子
メソ 有賀光一
デビル 道口瑞之
エンジェル 石井雅登
ヤクザ 野中万寿夫
暴走族 大塚 俊
部長 田中廣臣
老人 維田修二
老婦人 佐和由梨
夢の配達人 天野陽一
男性アンサンブル 松本和宜、石野喜一、畑野年孝、中村 巌、
金子信弛、牛 俊杰、田井 啓
女性アンサンブル 畠山 馨、中元美里、鈴木真理子、井上あゆみ、
織田なつ美、白澤友理、小澤真琴、海野愛理、
有村弥希子、佐伯真由子、峰岸由佳

南マコが今週から登場。これは近いうちに観に行かねばのう、とのんびり構えてたら、週の途中に有賀光一がエンジェルからメソに横滑りするわ、そのエンジェルに若手の成長株・石井雅登が入るわ、おまけに夢の配達人には全国限定と思われていた天野陽一が登場、と大きく変動。こりゃ一大事と2週連続で四季劇場「秋」へ。

先に男性キャストの動きについて。有賀のメソは、さすがこの役をかなりの回数こなしてきただけあり、板についている。霊界に来た原因が受験からいじめに変わったが、その表情は吉田戦車の「戦え!軍人くん」に登場した「いじめてくん」のような、おどおどしたしたまさしくいじめられっ子のものだ。もう有賀のキャリアを考えるとこの役は卒業するべきなのだろうが、ここまではまっているとずっと演じ続けてほしいような気もする。

そして石井エンジェル。自分は石井雅登は「キャッツ」のスキンブルシャンクスでしか見たことがないが、はつらつとしたいい演技とアイドル性を感じていたので、エンジェルは適役だと感じた。ロビーパフォーマンスでその顔を見たときの印象は「意外に素顔は地味?」というものだったが、エンジェルの衣装で舞台に登場すると、若さあふれるキラキラした空気を漂わせていた。道口デビルとはきれいに正反対になっており、このコンビはなかなか魅力的である。その屈託のない笑顔と甘いボイスは、どこか古谷直通エンジェルを彷彿とさせる。

全国公演で登場したが、未見だった天野陽一演じる夢の配達人。噺家のような顔とよく通る太い声は嫌いではないが、うーん、ちょっと厳しい。特段、どこが悪いというわけではないが、いまひとつ存在感が薄いのだ。この舞台におけるこの役は、バレエ「くるみ割り人形」におけるドロッセルマイヤーのように、舞台の全体を統べ、観客に送り届けるという重要な存在である。やはりこの役には人並み以上の存在感が欲しい。下村尊則や荒川務、味方隆司と比べられるのは、確かに気の毒ではあるが…。また、他の配達人に共通して見られるしなやかさがなく、どこかゴツゴツした感じがする。そうすると、どうしても脳味噌筋肉に思えてきてしまい、配達人のキャラクターとはかけ離れてしまう。たぶん、これは最近奔放な発言を繰り返し関係者をやきもきさせている、若き金メダリストのせいだ。

もっとも、夢の配達人のキャラクターは役者の裁量が大きいらしく、演じる者によってだいぶ雰囲気が異なる。下村配達人は危険な香りがしたし、北澤配達人はミステリアス。味方配達人はひょうひょうとしています。荒川配達人は詐欺師だ。だから、天野配達人も自分なりの配達人を創り上げればいいと思う。体育会系の鬼コーチな配達人、ってのも面白いかもしれない。

さて、注目の南めぐみマコである。南めぐみといったら「キャッツ」のシラバブだ。彼女の魅力は何といってもその歌である。高い音を、声を張り上げずに出すことができるその歌い方が印象的なので、生き生きとせずに高い声を出さなくてはいけないマコにはぴったりなのではないか、と期待していた。

そこは期待通りで、幽霊であるマコにふさわしく、そしてピコの声を掻き消すことなく、澄んだ声で心地よい歌声を披露してくれた。ただ、シラバブのときと比べると、声の強弱を一定に保ちながら音の上げ下げをする、まるでエディタ・グルベローヴァのような彼女特有のテクニックがあまり見られなかった。最近歌い方を変えたのだろうか?

彼女は、花田えりか同様韓国出身の女優さんである。そのため、日本語のセリフには不安もあったが、第一幕の登場シーンでは全く問題がなかった。そうと知らなければ外国出身とは気づかないのではないか。しかし二幕のお母さんとのやりとりでは、少し発音が怪しくなった。おそらく、それだけ演技に力が入っていたのだろう。気にする人は気にするだろうけど、個人的にはたとえ発音が少々不自然さでも、熱のこもった演技や歌はそれを十分にカバーできると思う。

そしてルックスについて。猫メイクはとても似合っていてかわいらしいシラバブだったが、あのメイクを落とした顔を見るのは初めてだ。遊園地の西の館で待機していたマコ。うん、大丈夫。ちゃんとかわいい。かわいいんだけど、なんというか、庶民的な顔立ちである。堀内敬子マコや木村花代マコのような美しも、紗乃めぐみのような愛嬌もなく、印象はやや薄いかもしれない。あと、どちらかというと健康的な肌の色をしており、「透き通った~♪」と歌われるマコにはちょっとアレかも。母親役の織笠里佳子と並ぶと、お母さんのほうが色白だ。まあお母さんは食事もろくに食べてないので顔色が悪いんだろう、ということで。いろいろ文句はつけたが、自分としては十分合格点を越えているマコだ。今後、何度も見たいマコである。

しかし、南マコについては、ルックス面でもう一点、言及しなければいけない点がある。これ以降は、女性の方の閲覧を禁止したいと思います。男性と、心に親父が住んでいる女性の方だけ、読み進めてください。

あなたは男性ですか? ( はい / いいえ )

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