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2008年5月24日 (土)

名古屋「コメダ珈琲」のシロノワール

名古屋に来ると、仕事でも遊びでも目的地以外に足を伸ばすことがあまりない。日帰り地域だから時間に余裕がないのだ。

今回は、もし余裕があったら名古屋らしい食べ物でも、と思って事前に詳しい人に聞いたところ、名古屋地域に膨大な店舗を構える「コメダ珈琲」を教えてもらった。

名古屋駅に最も近いのは、新幹線口を出てすぐにエスカレーターを下ったところにある地下街「エスカ」の中にある店舗のようだ。ただ、ここはいつも人気で行列ができている、と聞いていた。実際、この日も何人か外に並んでいた。ほかの店舗ではそんなことはあまりないという。

少し待って店内に入り、メニューを見る。ボリュームのありそうなパン料理や、ブーツ型のグラスや手作りマヨネーズのビンのような容器に入ったドリンクなどが食欲をそそる。

とりあえず薦めていただいたカツサンド、そして名古屋名物にも挙げられる謎のデザート「シロノワール」、そしてブレンドコーヒーを頼む。

ほぼ全部同時に来た。珈琲のおまけの豆菓子も一緒に。

Komeda

大きさ比較のために千円札を置いてみた。カツサンドもシロノワールともにだいぶでかい。

カツサンドはトンカツ屋さんではなく、お総菜屋さんで売っているような味わいのトンカツをまるごと1枚、キャベツとともに巨大なパンで挟んでいる。カツは揚げたてのようで実にうまい。肉は薄めだがそのぶん柔らかく、巨大メニューにありがちな食べにくさがない。3つに切ってあるのも親切だ。

カツサンドを食いながら、シロノワールの前衛的すぎるフォルムを目で味わう。

やわらかいデニッシュパンのうえにうず高くフルヘンヘッドしたクリーム。何というか、世界中の名だたるパティシエたちの日々の努力をあざ笑うかのような、繊細さのカケラもないデザイン。子供の落書きのようだ。

実は、この段階で自分はこのクリームはホイップクリームだと思っていた。しかし、カツサンドをぱくぱく食べているうちに、そのクリームの形が次第に変化してきた。

これはホイップクリームなんかじゃないッ!ソフトクリームだッ!

カツサンドを食べ進めるのをいったん中止し、シロノワールに手を出す。メインとデザートを同時に食わなくてはいけないという緊急事態だ。まあ旅行ではこういうこともある。

シロノワールもいいかげんでかいが、ちゃんと切り分けられているので問題はない。いや、問題はある。これはどう見たって一人で食べる分量ではない。今更どうしようもないので、覚悟を決めて一切れたべる。おおう、こりゃまた美味だ。デニッシュとソフトクリーム、という単純な組み合わせで、そこかわ得られる味覚は予想以上でも以下でもないが、デニッシュの暖かさとソフトクリームの冷たさが解け合う快感。そしてデニッシュの甘さとソフトクリーム甘さという、なんともぜいたくな甘さの競演を体験できる。

しかしここで次の問題発生。甘過ぎるのだ。コーヒーで流し込んでもかなり甘さが舌に残る。2きれほど食ったところで、またカツサンドへ復帰。むう、うまい。しかしカツサンドにとりかかっているうちにソフトクリームはどんどん溶けてくる。いかんいかん、とシロノワールを食べる。甘すぎる。カツサンドへ。

このスパイラルを繰り返しているうちに、さらに問題が。だんだん気持ちが悪くなってきた。どちらもとてもうまいのだが、一緒に食べ合わせるにはやや相性が悪い。それに何と言っても、それぞれが一食分をゆうに越えるボリュームだ。しかも、実は帰りの新幹線の時間がかなり迫っており、テレビチャンピオンのようなハイペースで食べていたのもよくなかったのだろう。

なんとか食べ終えて、ぶじ新幹線には乗れたものの、座った瞬間から自分は乗物酔いのような顔色になっていたと思う。

教訓。シロノワールは2人以上で頼みましょう。

デイリーポータルZのコメダ珈琲に関する記事
http://portal.nifty.com/2007/09/17/c/

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コメント

こんにちわ
いつも楽しく読ませて頂いています
(「異常な観劇態度」がツボです)

シロノアールはミニサイズもあるんですよ~d(^。^)
メープルシロップはかけました?
デニッシュとソフトクリームとメープルシロップが
三位一体となって究極のハーモニーが生み出されるのです
(甘さも度を越え過ぎるとあんまり感じなくなるのです)

でも、シロップはナゼか目立たないよーにひっそりと置かれるので、かけ忘れるヒトが多いようです・・・

投稿: チエドナミタイ♪ | 2008年5月26日 (月) 14時59分

チエドナミタイ♪ さん、こんにちは。

シロノワール注文のとき、「普通サイズとミニサイズとどちらにしますか?」と聞かれ、元気よく「普通サイズでお願いします」と答えてしまったあたりに、まだまだ大人になりきれない自分を感じます。

メープルシロップは、飽きてきてから味に変化をつけるために投入しましたが、確かにもう甘さの感覚がマヒしてしました。

でもまた行きます。今度は大人らしくミニにします。

投稿: ヤボオ | 2008年5月26日 (月) 23時48分

ヒェッ!!出た!シロノワール!いいなあ。私も一度食べてみたいです。ヤボオさんのエントリーを読んでいて、カツサンド・シロノワール・コーヒーの三角食べ?の奮闘っぷりに思わず吹き出してしまいました。スミマセン。

投稿: popon-x | 2008年5月27日 (火) 00時23分

ぽぽんさんこんにちは。

実に、いろんな意味で名古屋らしいメニューの店です。胃袋の大きさよりも、どれだけ名古屋人であるかを試されている気がします。

わたしも大きくなったら、立派な名古屋人になりたいと思います。

投稿: ヤボオ | 2008年5月27日 (火) 00時32分

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