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2008年3月 1日 (土)

AKB48 チームB公演「パジャマドライブ」初日公開ゲネプロ

チームBが、3回目の公演にして初のオリジナル楽曲に挑む。過去2回の公演「青春ガールズ」「会いたかった」はそれぞれチームK、チームAからの「お下がり公演」だった。

初日公演は3月1日(土)夜で、そのチケットは抽選に漏れてしまったが、運よくその日の午前中に行われる公開ゲネプロの抽選に当たった。

8階に上がると、壁一面に並んだメンバー写真が更新されている。衣装は紅白バージョン。ああ、例のポスターと一緒に作ったのか。

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劇場に入ると、なんと舞台上ではまだレッスンが続いている。一般的に、舞台公演はゲネプロといっても客を入れる場合は普通の公演同様に進行するもので、まさか練習風景を見られるとは思わなかった。思い思いの服装で、先生に積極的に質問したり、メンバー同士で振りを確認したり、とまさに稽古場を覗いた気分。なんだか「コーラスライン」を観ているようだ。

5分ほどその光景を眺めたあと、緞帳が下りていつもどおりの開演前の雰囲気に。あのレッスン公開が、初回公演まで少しでも時間が惜しい、という姿勢の表れなのか、それともあえてそれを見せるという秋元康(客席でチェックしていた)の作戦なのかは不明だが、ちょっと得した気分ではある。

そんなサプライズはあったが、予定より5分遅れただけで公演スタート。

ところが歓声の中で緞帳があがると、また似たような光景だ。初日を迎えたメンバーの情景を、こんどは明らかに演技で再現している。この小芝居、初日用かと思ったがどうやらずっと行うようだ。この芝居が1曲目につながっており、その曲名は「初日」という。

これは彼女らチームBがついにオリジナル公演に挑む、まさしく今日この日の気持ちを高らかに歌い上げるもので、なかなか感動的だ。

この曲を始め、明るくてノリのいいガールズポップスの王道をいくような曲がいっきに4曲。場内のテンションが最高潮に達したところでMC、という流れだ。あまり長くなりすぎないように心がけているのか、初日で緊張しているのか、テンポよくあいさつが進み、いい雰囲気のままユニット曲へ。

ユニット曲は5曲。

①多田愛佳、仲谷明香、野口玲菜
②渡辺麻友、平嶋夏海、仲川遥香
③片山陽加、井上奈瑠、松岡由紀
④柏木由紀、佐伯美香
⑤菊地彩香、浦野一美、早乙女美樹、田名部生来、米沢瑠美

らぶたん、まゆゆ、ゆきりん、あやりんというチームBの4トップをバランスよく配置してプラス1曲、という構成だ。そのプラス1曲が、「昭和の匂いがする女」として異様なまでにキャラ立ちしたはーちゃんをメインにしているあたり、なかなか渋い。なお、らぶたんの衣装はかわいすぎて即死するのでファンは要注意だ。

その後全体の曲が続き、いったん終了。そしてアンコールの最初で、チームBの「会員番号の唄」ともいえる「ワッショイ!B(表記未確認)」を披露。かつてつんく♂もモーニング娘。版会員番号の唄である「女子かしまし物語」を作ったが、やはりこういう歌詞の作り方に関しては秋元康が一枚上手のようだ。それにしてもこの歌、誰か欠席したらどうするんだろう。

アンコールのあと、プロモーションをかねて、ということでおまけの1曲「桜の花びらたち2008」を歌ってくれた。

全体的に、かわいい曲とカッコイイ曲とをバランスよく配合してあり、あまり重い雰囲気の曲はない。観ているうちに元気が出てくる、チームBらしいはつらつとした感じのセットリストだ。

チームBは、表情が豊かでチャーミングなメンバーが多い。それがこの公演ではいっそう強く感じられる。これがオリジナル公演の威力なのか。

特に、浦野一美(シンディ)が、いつにも増してイキイキとしていた。前回公演では、まだ「もとチームAのシンディ」という空気を漂わせていたのが、この公演では完全に「チームBのシンディ」になっていた。

前のエントリーにも書いたが、どうもAKB48には戦略のぶれが感じられる。つまり、テレビを中心とした軸足を置くのか、あくまで劇場公演にこだわるのか、ということだ。

秋元康も、AKB48に関しては最初から明確なビジネスモデルを描かず、ネット時代に合った仕掛けをとりあえず作っておき、いずれ思いもかけない展開になることを期待していたのではないかと思う。これは成功したWEB2.0系のネットベンチャーに共通して見られる姿勢であり、その判断は大いに正しい。しかし、さすがに2年が経過してもこれといった方向性が見出せずにあせっているのではないか。だから結局はテレビに売り出してそこで収益を上げる、というモデルにシフトしているのではないか。もう「幕引き」を狙っているのではないか――。最近の動きを見ていて、そう感じていた。

しかし、どうもそれは少し違ったようだ。このチームB公演は、AKB48の原点に立ち返ったような公演だ。チームBで、AKBを再構築しようとしている、とさえ見える。秋元は劇場を離れるつもりも、幕を引くつもりもない。「思いもかけない展開」を諦めてはいないのだ。おそらく、しばらくはメディア露出と劇場重視の2つの方針をパラレルで進めていくのだろう。それによって、ひまわり組とチームBとの役割分担、性格の違いはますます浮き彫りになってくるかもしれない。

強力なアイドル軍団と化しているひまわり組の公演は確かに楽しい。しかし、どちらかというとそれは自分の好きなメンバーを見ている楽しさだ。一方、チームB公演は、女の子たちが集団で歌い踊ることで発生する、いくぶん宗教がかった強烈なパワーを感じ取る楽しさだ。

それはつまり、自分が紅白歌合戦のときに感じたものである。あの衝撃を舞台で体験するなら、ひまわり組よりもこのチームBがお勧めである。

とにもかくにも、楽しい公演。またリピートしてしまうことは間違いなさそうだ。あーあ。

初日、ということで企業やメディアからの花が並ぶ中、

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ファン有志による特製の花(B3の文字が浮かぶ)が光っていた。

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ファンとの協調関係に支えられてきたAKB48らしい光景だが、それを揺るがす大騒動がここ数日おきている。それについては別エントリーで。

AKB48公式サイト
http://www.akb48.co.jp/

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