« 四季「魔法をすてたマジョリン」@茨城県民文化センター | トップページ | ヘイデン・クリステンセン「ジャンパー」 »

2008年3月15日 (土)

AKB48 ひまわり組公演「夢を死なせるわけにいかない」世界のマエアツ&麻里子様生誕祭

3月に入り、1~2月の欠席を取り戻すかのように前田敦子が怒濤の出演ラッシュだ。またドラマなどの仕事に入ると観られなくなってしまう可能性もあり、このチャンスになんとか舞台上のあっちゃんを確認しておかなくては、と気合いを入れて抽選に臨んだ結果、2回ほど入場することができた。

<1回目>

秋元才加・板野友美・大島優子・小野恵令奈・河西智美・倉持明日香・小原春香・佐藤由加理・佐藤夏希・篠田麻里子・高橋みなみ・近野莉菜・戸島花・早野薫・前田敦子・松原夏海・宮澤佐江

<2回目>

秋元才加・大堀恵・大島優子・小野恵令奈・川崎希・倉持明日香・小嶋陽菜・小林香菜・駒谷仁美・佐藤由加理・前田敦子・増田有華・松原夏海・峯岸みなみ・宮崎美穂・宮澤佐江

 

さて、先日握手会ではお目にかかったものの、名実ともにAKBのエースであるあっちゃんが舞台上でどう輝くのか興味津々だ。

しかし、驚いた。あっちゃんは、特に輝いてはいないのだ。たかみなのようにキラキラのオーラを放つわけでも、みぃちゃんのように湿感で客を絡め取るようなこともしない。きわめて普通に、歌い踊っている。MCも比較的平凡で、オモシロイことを言うわけでも、強烈なキャラクターを出すわけでもない。

にもかかわらず、視線は自然とあっちゃんに向く。最初はもの珍しさがあったことは認めよう。だが曲が進むにつれ、次第にあっちゃんしか目に入らなくなってくる。全員で歌う場面でも、あっちゃんのまわりに特殊な地場が発生して、舞台の空気が歪んでいるのだ。

「超時空世紀オーガス」や「仮面ライダー電王」の言葉を借りて言えば、彼女は特異点だ。「ガラスの仮面」の言葉を借りて言えば、彼女は舞台あらしだ。「あっちゃん……おそろしい子!」だ。

一見、普通の可愛い子(という時点で実はもう普通ではない)なのに、なぜそこまでの威力を発揮するのか。

それは、アイドルとはそういうものだからだ。

映画「キサラギ」の感想のとこにも書いたけど、アイドルの本質は、ファンの心の中に投射された虚像である。つまり、アイドルはファンひとりひとりの心の中で完結する。ミッキーマウスが、あなたの心の中に一人だけいるのと同じだ。その虚像は、ファンの空想、往々にして妄想によって形作られる。

そして、妄想の余地が大きいほうが、そのファンにとってよりスッペシャルな存在になる。ということは、妄想の下絵ともなるアイドル本体は、あまり色がついていないほうがいいわけだ。究極のアイドルは、無色透明なのである。

もちろん、ただ無色透明なだけだったらただのカゲの薄い人になってしまう。その点、前田敦子には最強のルックスがある。取り立てて個性はない、ということは、逆に言えば非の打ちどころがないということでもある。全体的なバランスも、それぞれのパーツも、すべて完ぺきだ。

これは人気が出るのもうなずける。いや、出ないほうがおかしい。個人的には、たかみな&みぃちゃんの2人にベタ惚れしている状況に変わりはない。しかしあっちゃんは次元が違う。これはもう推しメンとかいうレベルじゃない。崇めるべき存在だ。

うーむ、今後も、そして先日発表されたチームA、チームKが復活しても、また舞台に出てくれるだろうか?AKB自体、相当な中毒性を持っているが、そこにあっちゃんの磁力が加わるともう大変。ますますこのブログが偏ってきそうな気配が充満している。

 

 

ところで、2回観たうちの1回は、篠田麻里子の生誕祭だった。要するに誕生日イベントである。アンコール終了後、大きなケーキが舞台上に登場し、みなでハッピーバースデーを歌い、麻里子様があいさつをする、という簡単なイベントだが、ほのぼのとしたいい雰囲気のイベントだった。あいさつの中で、これからの決意を少し涙声で語る姿には、素直に感動した。

そして、AKBならではの、ファン側の生誕イベントも行われる。今回は、ボランティアの実行委員がサイリウムを配り、それを一斉に点灯させて振る、というものだ。配られたサイリウムは2本。1本は黄色で、篠田参加のユニット曲「Confession」のときに。2本目は白で、アンコール前のラスト曲「愛の毛布」のときにそれぞれ使用した。

ファンが、ひとつの色のサイリウムで会場を埋め尽くす、ということを成し遂げたのは、自分の記憶では2002年9月のモーニング娘。コンサートで、タンポポから飯田圭織・矢口真里・加護亜依が卒業するのをタンポポにちなんだ黄色いサイリウムで送り出そう、と横浜アリーナが黄色一色に染まったときではないかと思う。このときはネット上でそのアイデアが広まり、ほとんどのファンが自主的にサイリウムを買い求め、この一大イベントを実現したため、「奇跡」とも称されている。自分はその前日に参戦しており、その場にはいなかったが、DVDで見たその光景は奇跡と呼ぶにふさわしいものだった。

のちに、安倍なつみがモーニング娘。を卒業したハロプロのコンサートでは、白いサイリウムで横浜アリーナを染めた。自分も現場にいた。このときは、いくつかのボランティアグループがサイリウムを大量に購入し現場で配ったこと、主催者側もこれを察知して、舞台上に雪を降らす、といった演出をしたことなどから、「奇跡」の信奉者からはやや下に見られているフシもある。だが、そうした活動が生まれること自体すごいことだと思うし、ファンの自主的な活動に主催者が共鳴する、というのも興味深い展開だ。そしてその流れがいま、こうしてAKB生誕祭にも受け継がれている。

配られた2本のサイリウムが黄色、白ということで、つい昔話をしてしまった。歳を取るとつい思い出話が長くなっちまっていけねえな。

篠田麻里子は、実は紅白で観て、最初に好きになったメンバーである。それほど強烈に美人なのだ。一見ポーカーフェースで、非常に落ち着いたトーンの声であるために、いまいち何を考えているかわからないタイプである。そうかと思えば、ベタなギャグですべったり、「わたしこう見えてもAKB愛してるから」と話したり(どう見えているというのか?)、ファンクラブ限定のメンバーブログでは毎日のように投稿してお茶目な側面を見せたり、と、ますますよくわからない。そんなミステリアスな麻里子様、やっぱりステキだ。

配られた2本のサイリウム。間違えないようにマークや番号もつけられている。終了後は会場の周りを散らかさないよう、回収もしていた。実行委員のみなさん、お疲れ様でした。

AKB48公式サイト
http://www.akb48.co.jp/

(追記)

このあと、千秋楽までの間にひまわり組を3回観覧。エントリー上げそびれてしまったので、自分のメモとして出演メンバーだけ記録しときます。

<1回目>
秋元才加・板野友美・大島優子・小野恵令奈・河西智美・小嶋陽菜・駒谷仁美・佐藤由加理・高橋みなみ・野呂佳代・前田敦子・増田有華・峯岸みなみ・宮澤佐江

<2回目>
秋元才加・板野友美・小野恵令奈・河西智美・倉持明日香・小原春香・佐藤亜美菜・佐藤夏希・篠田麻里子・高橋みなみ・近野莉菜・中田ちさと・野呂佳代・前田敦子・松原夏海・峯岸みなみ・宮澤佐江

<3回目>
秋元才加・大島麻衣・大島優子・大堀恵・小野恵令奈・川崎希・小嶋陽菜・小林香菜・佐藤夏希・佐藤由加理・高橋みなみ・野呂佳代・早野薫・前田敦子・増田有華・宮澤佐江

|

« 四季「魔法をすてたマジョリン」@茨城県民文化センター | トップページ | ヘイデン・クリステンセン「ジャンパー」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/98342/40513237

この記事へのトラックバック一覧です: AKB48 ひまわり組公演「夢を死なせるわけにいかない」世界のマエアツ&麻里子様生誕祭:

« 四季「魔法をすてたマジョリン」@茨城県民文化センター | トップページ | ヘイデン・クリステンセン「ジャンパー」 »