レストラン「シェ・ヤマライ」
広島に戻り、晩ごはんを食べることに。広島といったら、やはり牡蠣だろう。最初、なんとなく和食の店を探してみたが、いまひとつ琴線に触れるところがなかった。そこに、フレンチの店でうまい牡蠣を食わせる店があると知った。確かに和食にこだわる必要はなく、一人で食べるにはむしろそのほうがいいかもしれない。
というわけで、繁華街からタクシーで20分ほど行った江波山にある、一軒家レストラン「シェ・ヤマライ」に向かった。
1900年にこの地で茶店を出してから、業態を変えつつ営業を続けてきた伝統の店。丘の上からの眺めと、歴史を感じさせる建物とが、期待感を膨らませてくれる。
さて、お奨めの「ヤマライフルコース」をオーダーし、すっかり気分はBe Our Guest!
小さなオードブル。
オードブル。これがヤマライ名物、オイスターヴァリエ。ハーブやチーズなど、色とりどりの味付けで焼いた牡蠣である。どれも文句なくうまい。うますぎて一瞬で食べてしまうが「もっと食べたい」と思わせて終わるあたり、オードブルとして最高のパフォーマンスを発揮しているといえよう。
スープ。この日はにんじんのスープだった。
魚料理。コロッケやカキフライなど、洋食とフレンチの融合が楽しい。
口直しのシャーベット。
肉料理にサラダ。
デザート盛り合わせはかなりのボリューム。
コーヒー(または紅茶)と一緒の小菓子も気がきいている。
決して贅沢な素材は使っていないが、一品一品、暖かな味わいと遊びごころに満ちあふれた素晴らしい料理だった。そして、このフルコースで、なんと5000円(税サ別)。東京では不可能な価格である。なお、今の季節は「カキのフルコース」も用意されているが、こちらは事前予約が必要だ。広島にまた来ることがあればぜひ再訪したいナイスな店である。
シェ・ヤマライのウェブサイト
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