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2008年1月19日 (土)

博多「相撲茶屋 大塚」のアラ料理

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上のコマは「美味しんぼ」第10巻、「横綱の好物」より。自分がこれを単行本で読んだのは1987年だから、高校を卒業したばかりのころだ。この話は、主人公・山岡士郎が勤める新聞社の社主が、自分が後援会の役員をしている横綱にごちそうしようとしたところ「アラの鍋物がいい」と言われ、勘違いして魚の臓物などのアラを鍋にして出そうとしたところを、山岡の実父にして最大のライバル・海原雄山にそれとなく教えられ、ぶじ博多名物「アラ」の鍋を用意して事なきを得る、というストーリーだ。現在は山岡妻となっている同僚・栗田ゆう子が海原を見直すきっかけになった、重要なエピソードである。

これを読んで、いつかは寒い季節に福岡に行ってアラという魚を食ってみたいものだ、と思っているうちに、20年が経過してしまった。

そしてついに、寒い季節に福岡へ来て、アラを賞味する機会を得た。

やってきたのは「相撲茶屋 大塚」。

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実は上に書いたエピソードに登場する店だ(マンガでは「相撲茶屋 白田山」となっている)。

せっかくだから自分にアラをいう魚を教えてくれた店で食べようじゃないか、という趣向である。

アラはハタ科の「クエ」の九州での名称で、大きいものは30Kg近くにもなるのだそうだ。この日も25kgの大きなアラが入荷し、カウンターごしに豪快にさばく様子を見ることができた。

店頭の水槽にも、数キロはありそうなアラが泳いでいる。

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店内は相撲一色だ。

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アラのコースはいくつかあるが、ここの名物は「アラのしゃぶしゃぶ」だという。きばってしゃぶしゃぶと鍋が両方食べられるコースを頼む。

まずは小鉢が出てきた。

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そしてアラの刺身。ふぐのように淡泊だが、味わいはより深く、うま味が多い。肝の部分がまた珍味だ。

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続いてアラの唐揚げ。アラのうま味が加熱によりさらに増す。

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いよいよアラのしゃぶしゃぶだ。

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湯気を立てる鍋で、おおぶりのアラの切り身をさっとくぐらせていただく。

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これはうまい。うますぎる。

余分な油が落とされ、アラの濃厚な味わいだけが純粋に味わえる。

もう一度言っておこう。うまい。これまでの人生で食べた魚の中でも、トップ級のうまさだ。

感動の余韻にひたりつつ、アラの鍋をいただく。

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鍋の底に敷いてあった大根が美味だった。

最後は雑炊。明太子をちょっと入れて食べるのがいかにも博多らしい。

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最後はデザートで、この日はメロンだったが撮り忘れた。

念願がついにかなったという達成感と、期待を上回るアラのうまさに、めいっぱい満足した博多の夜だった。

「相撲茶屋 大塚」のホームページ

http://www.chanko-ootsuka.jp/index.html

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