クリスマスツアー in 大阪
子供のころはともかく、成人して以降クリスマスにいい思い出なんぞあったためしがない。そのうち何とかいい思い出を作ろうとする意気込みも失せてきた。さらにこの数年は、痛かったり、イタかったり、とさんざんだ。
さて今年は平穏に過ごすつもりだったが、せっかくの3連休でもあり、軽く大阪に出かけることにした。理由は上のエントリー参照。予算もないので日帰りだ。
あさ5時に家を出て、車で羽田空港に向かう。6時台になると高速が混んでしまうからだ。たまたま車内で「ゴールデンベスト 少女隊」を聴いていたところ、「ハレーロマンス」が流れ、あることを思い出した。あのシングルを買った高校2年の冬の日、音楽教師が指揮者を務めている関係で強制的に行かされた地元の交響楽団のコンサートがあり、隣にクラス一番の美人が座ってくれたということがあった。確かクリスマスの日そのものではなかったと思うが、クリスマスに関してはあれが人生最高の思い出だ。逆に最低の思い出としては、大学時代の友人に、うまい焼鳥屋に連れて行くから、と呼び出されて横浜まで出向いたところ、そいつが「風邪で気持ち悪いので今日はキャンセルだ」と帰ってしまい、しかたなく一緒に呼び出された友人(もちろん野郎)と「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」をカップルだらけの関内の映画館で観たことだ。
とか考えているうちに羽田到着。伊丹空港に着陸したのは8時20分ごろ。開演は13時なのでそれまでやることがない。とりあえずミナミにでも出よう、とバスに乗車。
なんばに着き、朝ごはんでも食べようと24時間営業の金龍ラーメンへ。クリスマスということで、奮発してチャーシュー麺(900円)を注文。観光客向けだとか、味についての批判はあるが、結構好きなラーメンである。キムチやニラは入れすぎないよう注意。ぱりっとしたチャーシューが実にうまい。
まだ時間はたっぷりあるので、まだ登ったことのない通天閣に登ろう、と考え新世界に向かう。
新世界の雑踏の中にすくっと立っている通天閣。このパッケージは良くも悪くも大阪に行ったことのない人に植え付けられている大阪のイメージそのものだ。自分も長く大阪というのは全体がこういう雰囲気だと思っていた。もうその誤解は解けたものの、こういう雰囲気も大好きである。
さてもはや通天閣など観光地として人気はないのだろう、とタカをくくっていたら、
すごい行列でびっくりだ。エレベーターの輸送能力が著しく低いのと、施設全体が狭いのもあるが、「せっかく大阪に来たのだから通天閣」と考える人はまだまだ多いようだ。全国の人に愛されているランドマーク、大事にしたいものである。
エレベーターで展望台に登り、そこそこ見渡せる景色を眺め、ビリケンさんに詣でる。
阪本順治監督の「ビリケン」を観て以来、いちど会いたかったが、念願がかなった。ハッピーになれそうな気がしてきた。
通天閣のホームページ
まだまだ時間があるので、そこからほど近い「スパワールド 世界の大温泉」へ向かう。
ここは2回目だが、ほんとうにすごい。「ラクーア」や「大江戸温泉物語」とは風呂そのものが比べものにならない。「アジア」フロアと「ヨーロッパ」フロアに分かれており、自分は「アジア」しか利用したことがないが、「バリの風呂」「ペルシャの風呂」「インドの風呂」と本当かどうかよくわからないさまざまな風呂が次々と登場。それに加えて檜風呂も岩風呂の露天風呂もある。入場料は高いが、スーパー銭湯ファンはいちど行ってみることをおすすめする。
「スパワールド 世界の大温泉」のホームページ
http://www.spaworld.co.jp/index.html
すっかりキモチよくなって大阪四季劇場へ。詳細は上のエントリー参照。
終演後、秘密のプレイをしてからまたバスで空港へ向かう。早めについたので、「551蓬莱」で晩ごはんを食べる。やはり蓬莱の豚まんは蒸したてがうまい。
調子にのって海鮮焼きそばも注文。うまかったが食べ過ぎた。
551蓬莱のホームページ
http://www.551horai.co.jp/index.html
体力的にはきついが、たまには日帰りの充実ツアーもよいものだ。でもここまで書いてきてちっとも「クリスマスツアー」ではないことに気付いたので、ANAカウンターにあったピカチュウの写真でも載せておこう。
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