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2007年9月 6日 (木)

小浜島 ちゅらさんロケ地編

宿に到着してすぐに、ロケ地見学に出発。この段階で14時であり、残された時間は少ない。

はいむるぶしのレンタルコーナーで移動手段を借りる。島内はアップダウンが激しいのでバイクが便利、と聞いていたが、「ちゅらさん2」でえりぃは自転車で爽快に移動していた。それなら俺でも大丈夫だろう、と自転車をチョイス。この判断が後に悲劇を生むことになる。

でも少し不安なのでヤマハの電動モーター付きタイプにする。はいむるぶしはヤマハの経営だからこの辺は充実している。だがこの春、ヤマハは施設全体を三井不動産に譲渡する、という発表をしている。すでに予定ではそうなっているはずだが、ホームページを見るとまだヤマハ100%。まだ手続きが完了しないのか、単にWEBが更新されていないだけなのかは不明だ。

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まず、はいむるぶし内に展示されている、ドラマの序盤で堺正章が送迎に使っていた黄色いワーゲンとご対面。ウェルカムです!

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そして、はいむるぶし方面から中央の集落まで伸びる一本道、通称シュガーロードへ向かう。

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今にも向こうからえりぃと田中久子真理亜さんが向こうから歩いて来そうではないか。

集落に入ると、「こはぐら荘」が看板を掲げている。

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観光客のために、ロケ時に使用した看板を残してくれているが、実際には民家。なので中には入れない。

続いて幼少期のえりぃや恵達が通っていた小学校。

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小中学校が一体となっている。これだと確かに下級生はずっと下級生だ。

集落を離れると、島内全域を見渡せ、さらに八重山全体を見通せる大岳(うぶだき)がある。そこを中心にして集落と対称の位置にあるのが和也君の木が見える「ちゅらさん展望台」だ。

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やけに元気がいいと思ったら枯れるたびに植え替えられているらしい。ガジュマルの生育環境としてはあまり良くないのだろうか。

とはいえ、やはりドラマ中最大ともいえる見せ場の雰囲気は、遠巻きに眺めても十分伝わってくる。植物学的に問題があるものの、こういう構図をよく思いつくものだ。木に向かって語りかけながら涙するえりぃとそれを見守る真理亜さんが目に浮かぶようだ。そこにカッコよく現れる文也君。「兄貴との約束、果たしに来た!」いちどこんなセリフ言ってみたいものだ。小さいときに約束しとかなかったからダメか。兄貴も生きてるしな。

ちゅらさん展望台は島の北西にあたるが、そこから南下し、漁港のある細崎(くばざき)集落を目指す。だがこれが悲劇を生んだ。集落までは、長い下り坂。帰りを考えると頭が冷たくなってくる。しかし悩んでいるうちにどんどん自転車は坂を下りていく。

とりあえず集落にたどり着き、脱水直前の身体に水分補給しつつ海人公園から防波堤を望む。

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少女時代のえりぃが「大人になったら、かならず結婚しようねえ」と叫んだ場所だ。いちどこんなセリフ言われてみたいものだ。もう大人になっちゃったからダメか。

帰りはこの楽園で味わった唯一の地獄。途中でギブアップして押して歩いた。いったいどれほど時間がかかるかと思ったが意外に距離はなく、すぐに坂の上までたどりつく。同じ境遇になった人は無理せず押して歩こう。

坂を上りきったあとは、よく舗装された、通称小浜ハイウェイ(制限速度40km)ではいむるぶしまで一直線。これは楽だ。

はいむるぶしに戻って、ドラマによく登場したビーチへ。プロポーズされる直前、真理亜さんにえりぃがお礼を言った東屋が目印だが、それがなかなか見つからない。すでにドラマ内でもぼろぼろだったから、すでに撤去されたか。スタッフに聞けばわかるのだろうが、カメラ構えた野郎がひとり「すいません、真理亜さんの・・・」とか聞くのも痛すぎる。しばらく浜辺を散歩するふりをして探したら、ありましたとも。

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そしてその前に広がる砂浜。

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最終回のラストシーンで、水着姿のえりぃが走っていった場所だ。ここで涼子ちゃんが水着になったのかと思うと感慨深い。いちどあんな美人と砂浜で遊んでみたいものだ。それは理由を考えるまでもなくダメか。

ちゅらさんファンとしての聖地めぐりは実に楽しかった。自分の場合、大岳での休憩時間を含めて2時間半ほどかけて回ったが(ラストの砂浜を除く)、バイクで走ればもう少し時間を短縮できるだろうし、逆にもっと時間をかけて回るのもいい。何しろどこを向いても絶景という最高の楽園だ。

特に自転車の人は、細崎には相当の覚悟を持って向かうこと。かなりの体力を消耗する。防波堤の眺めはさほど感動的なものでもないので、「真の古波蔵恵里は国仲涼子ではなく浦野未来」と言い放つ、超えてはならない一線をアービング・サラディノ並みの跳躍力で飛び越えてしまったハードコアなマニア以外は、スキップしてもいいのではないかと思う。ただ静かな漁村の風景と、海人公園の妙なマンタ展望台は心を魅かれるものがある。

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コメント

はじめまして。
多分…私が書いたブログのアクセス解析で
こちらのブログを知ったのだと思いますが
それを以来、たまに拝見させていただいております。
四季のキャストの件も、実はこちらで最初に知って
ミクシィのコミュをスグに見ねば!と。
さて、『ちゅらさん』も大好きでして…行かれたのですね!!
いいですねぇ。羨ましいです。
写真を見て、あぁぁ、あのシーンだ…と思い出しましたよ。
自分が行った気になりました。
ありがとうございました!!いいもの、見させていただきました。

投稿: シリウス | 2007年9月 8日 (土) 19時35分

こんにちは。
こんなブログに目を向けていただき恐縮です。

四季はあいかわらずですが、どうなることやら。

小浜島は本当にきれいな島で、あの島があのドラマそのものだったのだと実感しました。いやあ楽しかったです。

投稿: ヤボオ | 2007年9月10日 (月) 22時18分

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