小浜島「はいむるぶし」概要編
どの島に行きたいか、ったらそりゃもう小浜島である。言わずとしれた「ちゅらさん」の舞台。といっても実際のドラマのほとんどは東京の場面なのだが、要所要所に登場する小浜島の風景は、強烈に印象に残っている。
那覇から石垣行きの飛行機に乗り換えて約1時間、そのあと石垣島で秘密の用事を1時間半ほどで終え、離島ターミナルへ向かう。
ここは今年の1月に新たに移転したばかりで、綺麗で広く、気持ちのいい待合室もある。
小浜島行きの船は複数の船会社が運行しているが、ちょうど時間が合ったので、これまた今年5月に就航したばかりの「石垣島ドリーム観光」の船で行くことに。通常は25分ほどで到着するというが、自分が乗ったのは高速船ではなくフェリーだったため、ちょっと余計に時間がかかって30分ほどで小浜港に到着。
この日の宿泊は、島の面積の20%を占めるとも言われる「はいむるぶし」だ。送迎バスでまず宿に向かう。
5分ほどで到着。はいむるぶしは、広大な敷地の中に1~2階建ての集合住宅のような客室が点在しているリゾート施設だ。
ここがフロントやレストランのあるセンター棟。中には「ちゅらさん」のパネル展示などもある(だいぶ古くなってきた)。
客室は3タイプあり、自分は真ん中の「スーペリアヴィラ」。
やけに広い室内。43㎡もある。大人4人まで泊まれるらしい。
ベッドは広く、綺麗なシーツ。寝ごこち抜群そうに見える。
これだけ広ければ、長期滞在にもいいだろう。
はいむるぶし全体は広いので、ゴルフのカートのようなものを貸し出し、移動手段として利用させている。ただし有料。自分の借りた2人乗りタイプだと1泊2日で4200円だ。特にビーチへの移動など、これがないとかなりきついことを考えると、この値段はちょっと高い。まあ運転してると楽しいので、これも遊び道具と考えるべきなんだろう。
ビーチへはこのカートを使って3分ほど。入り口には立派なアーチが。
夜はセンター棟ロビーで軽快なトークをまじえた弾き語りコンサートが行われていた。
ここには1泊しただけで、アクティビティーなども利用していないので、総合的な評価は難しいが、客室の風呂場がやや清潔感に欠ける(もちろん清潔ではある)など、設備の老朽化に直面しているようだ。そのあたりは残念だったが、全体的には好印象の持てるホテルだった。
その好印象に大きく貢献したのが、この「西表展望大浴場」。
温泉でも、露天風呂でもないが、厚い雲に覆われた西表島を正面に見ることができる風呂で、なかなか気持ちがいい。部屋に近ければ何度でも入りたくなるいい風呂だった。
風呂場からテラスに出られるようになっており、全裸で島に向かっていると、なんだかプリミティブな遺伝子が次々に呼び覚まされるような不思議な感覚があった。
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