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2007年7月 1日 (日)

ブルース・ウィリス「ダイ・ハード4.0」

10年ぶりのダイ・ハード最新作。シルベスター・スタローンといい、ハリウッドのオジサンたちはすこぶる元気な今日このごろだ。

ダイ・ハードシリーズは一作目で築いたいくつかのお約束をきっちり守っている。限られた空間と限られた時間で事件が起き、それを解決する。悪役はただのドロボウ。かならず主人公にクセはあるが頼りになる相棒がつく・・・といった具合。それらがいずれも独特の面白さにつながっていて、アクション映画としての面白さとうまくからみあうところにこのシリーズの魅力がある。

今回、監督に大抜擢された新鋭レン・ワイズマンも、そのメソッドを忠実に守ろうという姿勢が強く感じられた。「限られた空間」は、ダイ・ハード3ではニューヨーク全体をひとつの空間としてとらえていたが、今回はサイバー空間でつながった全米がひとつの空間になる。それでは「限られた」にならんだろう、という人もいるかもしれないが、映画の中でそういう見せ方をしている、ということが肝心なのだ。

しかしプロデューサーの意向か、アクションはもちろん、交通システムの麻痺によるパニックやヘリコプターのみならず戦闘機まで出てくる空中戦など、ど派手なシーンが満載で、どうもその「ダイ・ハードらしさ」が影に隠れてしまった印象がある。一作目の、実は装甲車を破壊するシーン以外あまり派手なシーンがないのにゴージャスな印象をもたらしていたあのうまい映画づくりの手法をもっと見たかった自分にとってはやや残念だった。しかし、逆にダイ・ハードといえばアクション、という印象のファンには、十分以上に期待に応えてくれる作品だ。2時間10分、ノンストップで素晴らしいアクションを見せてくれる。

ブルース・ウィリスの年齢を考えれば、アクション控えめ、演出重視のほうが作りやすかっただろうに、あえてその逆を行ったチャレンジ精神は高く評価したい。続編ものが多いことは、ますますハリウッドが保守化しつつある証明ではあるが、そういう中でもこうした意欲作が生まれてくるあたりは、さすがハリウッドと言うべきだろう。

Dh

「ダイ・ハード4.0」のWEBサイト(いきなり奴がしゃべります)

http://movies.foxjapan.com/diehard4/

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