カレッタ汐留「エメラルド ファンタジー」点灯式見学
「電通四季劇場・海」のあるカレッタ汐留で、「ウィキッド」公演とのタイアップイベント、「エメラルド ファンタジー」が27日から始まる。
前日の26日19時には点灯式があるが、そこに出演者が参加するとWEBサイトで発表された。こりゃ行きたい。
ちょうど、たまたま汐留で仕事があったので(75%ぐらい本当)、終了後いそいそとカレッタ前の広場へ。
すでにかなりの人垣が出来ている。ビル風の吹く中じっと待ち、19時と同時に点灯式開始。ナレーションのあと、「さあ、ウィキッド出演者のお二人です!」。
これで阿久津陽一郎と栗原英雄だったら笑うな、と思ったが、おおかたの予想通り、そして期待どおりの濱田めぐみに沼尾みゆきだ!
ステージ前にはプレス関係者が陣取っているので、高い位置に立って手を上に伸ばし、やっと望遠で拾った写真がこれ。何で仕事帰りなのに望遠を持っているかは疑問を持たない方向でお願いしたい。
司会者が、米国でウィキッドを観た感想を聞くと、濱田は「テーマがとても複雑なんです。真実と言われているものが本当にそうなのか。ウィキッドなものは、生まれつくのか背負うのか。そして善が悪に、悪が善にもなる、『価値観』というものを考えさせてくれる舞台ですね」と真剣に答える。
沼尾は「劇場に入ったらもう魔法の世界なんですよ。グリンダみたいなスカートをはいた女の子や、緑のカーディガンを着た人もいて、リピーターが多いみたいです。」とさりげなく複数回鑑賞を要求。ええ、何度でも行きますとも。
そのあと点灯式。演台上のへんな球状物質に向かい、2人が「レ・ミゼラブル」のラストシーンのように手を伸ばすと周囲の照明が落ちて、イルミネーションが始まる、という演出。
オーバーチュア、One Short Day、Defying Gravityと続く曲に乗せて、10分弱も続くイルミネーション・ショーはなかなかの規模。エメラルドグリーンのLEDを中心に、青やその他、色とりどりに点滅を繰り返し、ビルの中にもイルミネーションがあるわ、ビルの壁面にアレの影が投影されるわ、グリンダ様登場には不可欠のアレも出てくるわ、想像していたよりもずっと面白かった。
そのあと、さらに司会者と受け答え。作品への意気込みを聞かれ、濱田は「この作品の世界を貫き通すために、日々稽古に精進したいと思います」と、昇進した力士のようなまじめなあいさつ。沼尾は「がんばってるので、応援してください!」と要求。ええええ、応援しますとも。
短い時間だったが、2人の素の声が聞けてよかった。濱田は、はきはきと、しかも多くの表現を交えて丁寧に答えていて、好感度がさらにアップ。10年近く前の福岡キャナルシティで行われたトークショー(「美女と野獣」プロモーション。堀内敬子も一緒だった!)でも如才ない受け答えをしていたが、そこに落ち着いた大人の魅力(?)が加わり、なんだか神々しいほどのオーラをまとっていた。それはまさしく王女の風格だ。アイーダを演じたことは、濱田にとって大きなプラスになったのだと思う。
沼尾のほうはといえば、本当にふつうのお嬢さん。普段は地味でも舞台上であれだけ輝くのだから舞台女優というのは不思議なものだ。意外に地声が低くてびっくりしたが、愛きょうのあるタヌキ顔はなかなかグッドである。かなり自然体な受け答えで、広報的に大丈夫なんかいな、と心配になるほどだったが、わりと素でグリンダ行けるかもよ?
オープニングは、かなりの確率でこの2人と見た。ますます楽しみだ。
「エメラルド ファンタジー」の紹介ページ
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ヤボオさん、こんにちは。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
私も昨日カレッタに行きました。望遠と3脚を持って出勤しました!建前はイルミネーション夜景撮影だったのですが・・・(^_^;)。
濱田さん、沼尾さんともステージでは未見の私ですが、お二人とも可愛らしくキレイな方でした!(≧∇≦)
6時15分ごろ会場に着くとステージ(?)正面はかなりの人がいましたが、ちょうど左側にあったPAの後ろがステージにも至近で空いていたので「ラッキー(^^♪」と思って陣取ってたら、しばらくするとプレスの方が前に入ってしまって、沼尾さんは結構視界に入りましたが、濱田さんはほとんど見えませんでした・・・。
寒い、見えない、とりあえず写真取りたい、でほとんどお二人の言葉を聞いていなかったので、今ヤボオさんのブログを見て「ほほっ~そんなことを言っていたのか!」と感心している始末です(-_-;)
初回ロットは手を出さないを信条に(単に都合がつかないだけなのですが・・・)WICKEDのチケットは購入していませんが、ヤボオさんのレビューを楽しみにしています。(^o^)/
投稿: にょん | 2007年4月27日 (金) 16時35分
にょんさんお久しぶりです。
三脚だとかえって高さが固定されてきつかったかもですね。
自分は液晶の向きを変えられるタイプのカメラを持っていたので、アンドレ・ザ・ジャイアント視点ぐらいから撮りました。
そういえば、肝心のイルミネーションを撮っていなかったことにいま気付きました。
投稿: ヤボオ | 2007年4月27日 (金) 23時10分
こんにちは。レポは時折り読ませていただきたいのですが、
目玉の写真がグロテスクで気持ち悪くて、アクセスするのをいつも躊躇してしまいます。
他のブログは日課のようにサーフィンできるのですが、
四季関係で何か特別なことがあったときしか、こちらへのアクセスはちょっと・・・
あの目玉写真、ご本人はお気に入りなのでしょうけれど、申し訳ございません。変更をご検討いただく余地はないと思うのですが、ダメ元でコメント入れてみます。
投稿: | 2007年4月29日 (日) 09時32分
○○○さん、こんにちは。
タイトルの写真ですかー
そこまでひどくはないと思うけど…。(byエディ)
まあそろそろ差し替える時期ではあるんですが、なかなかこれ以上インパクトのある写真が見つかりません。そのうち変わると思いますのでどうぞよろしくお願いします。
投稿: ヤボオ | 2007年4月29日 (日) 18時01分
うまく撮れましたねー!
キャストも決まりっぽい?(嬉)
あまり良い席を持ってないのが難ですが私も待ち遠しいです!
それから↑の方にご意見、私も当初同じでした。。
でも今は「慣れ」ましたよ(笑)
これって舞台関係?か何かのでしたっけ??チラッと某放送局の海外特集番組で見たような?
投稿: fudoh | 2007年5月 2日 (水) 02時37分
こんばんは。
タイトル写真は以前ニューヨークのレポ"BLUE MAN GROUP(ブルーマン)"にあったブルーマンの顔ですよね。
確かに最初見たときものすごいインパクトがありました!
多方面に渡るヤボオさんの見識が伺える、良い写真の選択だと思います。
何にも知らない私なんかは、レポ読むまでX-MENのミスティークかと思ってました^^;
投稿: にょん | 2007年5月 2日 (水) 21時49分
fudoh様
タイトル画面についてこうした指摘が来るということは、このブログに限らず、個人ブログがメディア的に読むれるようになってきた傾向の現れではないかと興味深く思っています。一年前にfudohさんに指摘されたときにそれに気付けよ、って感じですが・・・。世の中におけるブログの位置づけも、自分にとってのこのページの存在も、たった一年で随分変わったんだなあと感慨深くすらあります。
しかしウィキッドの第二期発売が開幕前ってのはちょっといただけないですねえ。
投稿: ヤボオ | 2007年5月 2日 (水) 23時32分
にょん様
鋭い!私はX-MENの映画でミスティークを見たとき「ブルーマンだ!」と叫びました。
そろそろブルーマンがまた日本で話題になりそうなので、それまでにこの写真も引っ込めなくては。そうだ今度はミスティークの写真にしようかな?(無反省)
投稿: ヤボオ | 2007年5月 2日 (水) 23時36分