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2007年3月17日 (土)

四季「キャッツ」阿久津ふたたび

グリザベラ 奥田久美子
ジェリーロラム=グリドルボーン 秋 夢子
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 王 クン
ディミータ 遠藤瑠美子
ボンバルリーナ 南 千繪
シラバブ 南 めぐみ
タントミール 高倉恵美
ジェミマ 熊本亜記
ヴィクトリア 宮内麻衣
カッサンドラ 大口朋子
オールドデュトロノミー 石井健三
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 村 俊英
マンカストラップ 青山祐士
ラム・タム・タガー 阿久津陽一郎
ミストフェリーズ 杜 彦昊
マンゴジェリー 百々義則
スキンブルシャンクス 岸 佳宏
コリコパット 王 斌
ランパスキャット 張 沂
カーバケッティ 劉 志
ギルバート 范 虎
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 塚下兼吾

阿久津がキャッツシアターに戻ってきて数週間。あの妙な阿久津タガーをもう1回見ようかどうしようか、迷っているうちに福井晶一に変更。まあ今回は縁がなかったということで、と思った矢先にまた阿久津に変わった。

どうも俺が劇場に行かない限りこの男は永遠に居座るつもりらしい。それでは多くの人々に大変な迷惑をかけてしまう。仕方ない、行くとするか……と、ぼやきながらチケットを確保する。ちなみにそのときの俺の表情がどんなものだったかは、1982年の自民党総裁選の直前に、話し合いによる決着を目差し鈴木善幸、福田赳夫、二階堂進による三者会談が行われ、「中曽根総理・福田総裁」でまとまって部屋から出てきた福田が「黄門様が将軍になるなんてことはできないんだがな……」とぼやいていたときの表情を思い浮かべてほしい。要するに、嬉しかったのだ。

また、もうすぐオペラ座の怪人がクローズする。考えたら、ファントムとキャッツの豪華なハシゴはまだやっていなかった。もはやロンドンでもニューヨークでもできないこの贅沢を、味わっておかない手はない。

そんなわけでやってきたキャッツシアター。初見のキャストも多いのでなんだかんだ言いながらもわくわくしてくる。

問題の阿久津タガーだが、前回よりもちょっとおとなしくなった気がした。あのくねくねといやらしく腰を振る目に余るへんてこぶりがずいぶんマイルドになっている。まあどっちにしても猫には見えない。自分としてはやや肩すかしだったが、そこはほら、気まぐれタガーだから、ということで納得。どうにも阿久津タガーが受け入れられない、という人は観るなら今ですよ!

ちょっとおかしかったのは、グロールタイガーの劇中劇で、子分に扮した阿久津タガーが、村ガスに本気でおびえているように見えたこと。村の強気攻めに、総受けの阿久津……そういう妄想は止めておこう。

青山祐士のマンカストラップはハンサムな優等生。最近は福井だったり芝だったり、武闘派マンカストラップが続いてたため一瞬ひ弱そうに見えたが、力でねじ伏せるばかりがリーダーではないだろう。みんなで支えていこう、という気にさせるのもまたリーダーの資質だ。こういうマンカストラップもあっていい。

杜彦昊ミストはまだ修行中な雰囲気がありあり。歌もダンスもパワーに欠けるが、身のこなしが非常にしなやかで、ミストフェリーズの雰囲気に合っている気がする。今後に期待が持てそうだ。

岸佳宏スキンブルはヒットだ。「鉄道猫」は男ファンにとっては時にメモリーをしのぐ感動ポイントだが、スキンブルを演じる役者によって印象が異なるので毎回感動できるとは限らない。その点、この岸スキンブルはいい。タモリ倶楽部にも出演できそうなほどの陽性の鉄道マニアらしさがよく出ていて、大いに親近感を覚えた。自分は鉄道マニアにはなれなかったけど、今でも憧れているからだ。ミストフェリーズにそっと駅長帽を渡されたあたりで胸にぐっときた。そして♪夜行列車の旅は素敵~のくだりでは、こらえきれずに泣きそうになった。鉄道マニアへの道もまだ諦めるのは早い。近いうちに、夜行列車に乗ることにしよう。

女優陣は実に粒ぞろい。相変わらず見事な歌声の奥田久美子、きりっとした表情の素敵な遠藤瑠美子、ナイスバディで野郎の視線クギ付けな南千繪、鼓膜の裏をくすぐる美声の南めぐみ、ジェミマという縁の下の力持ち的な役で意外なほど存在感を発揮した熊本亜記、ちっちゃくて可愛い鈴木由佳乃などなど。もちろん高倉タントの美しさは不変。というか普遍の域に。

男優陣にも大きな穴がなく、阿久津がおとなしくなり、リーダーのキャラが変わったせいか、全体的にまとまった感がある。

総じて、突出して強烈な印象を残す者がいない反面、みなそれなりにいい働きをしており、何だか久しぶりにスタンダードなキャッツを観たような気がした。ホームランバッターはいないがヒットをつなげて得点に結びつける、1998年の横浜ベイスターズを思い浮かべてほしい。つまり、マシンガン打線だ。

さて、阿久津は今後も五反田に居座るのだろうか?名古屋に行くのか?いやそれとも……。

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「キャッツ」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/index.html

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コメント

こんばんは!ヤボヲさん。
行って来ましたか、東京ブロードウェイツアーw。
私はオペラよりもキャッツ派です。"「鉄道猫」は男ファンにとっては時にメモリーをしのぐ感動ポイント"には大きく頷いてしまいました。私も阿久津に長く居座られないように、早めに五反田の巡回をしようと思います。

投稿: よしぼう | 2007年3月19日 (月) 22時47分

まいどです~

阿久津、居座ってますねえ(笑)。お前、ここにいていいんかい?と言いたくなるぐらい。

劇団四季のラム・タム・タガー、次はどこに出現するでしょう。名古屋か、それとも・・・海か!?

投稿: ヤボオ | 2007年3月19日 (月) 23時52分

こんにちは。

関西も京都、大阪と2劇場はありますが、東京遠征時はせっかく旅費を使っていくので土曜日2公演、日曜日1公演と3公演を観て帰ります。
たいていの演目は関西にも来ますが、東京での発表があるとついつい出向いてしまって、先月行ったコンタクトはチケットを予約してすぐ京都公演の発表がありムッとしてしまいました。
でもお陰で初阿久津タガーを観ることができました。
私は(こちらではあまり評判のよくない?)阿久津ファンです。タガーは猫と言うより、あの風太くんを思い出しました。

5月末は解ってたまるかとユタとキャッツのはしご予定ですが、ウィキッドとエクウスの先行予約もあり、それもはしごする日程を考えないと・・・。

4月に入るともうすぐ終わってしまうCFY(花代ポリーがもう一度帰ってきてくれることを期待しています)と、5月連休はオペラ座です。

次から次と四季に踊らされていて(舞台上だといいけど)、これでいいのかと時折思ったりしています。
まあ舞台と映画を観るために働いているようなものなので、病気をして治療費につぎ込むことを考えれば、元気の源なんだし出来る時にしておかないとと考えています(家族からはそれも限度があるやろと言われています)。

投稿: さえ | 2007年3月21日 (水) 08時59分

いやいや、阿久津タガーはこのブログでも大人気ですよ。ただこういう扱いこそ、つっぱり猫への正しい礼儀なのだ~♪という感じがしておりまして。

確かにあのタガーは姿勢がいいので(だから猫に見えない)風太くんというのは言い得て妙です。

踊らされているのは私も一緒ですが、踊りに行っていると思えばよいのではないでしょうか。踊ろうロックミュージック!気分最高!

限度ですか。聞き慣れない言葉です……ああ、ひと月に四季の会で購入できるチケット代の上限のことですね!

投稿: ヤボオ | 2007年3月21日 (水) 21時31分

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