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2007年3月31日 (土)

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「ウィケッド」

「ウィキッド」日本公演のキャストが発表になり、もうどうにも待ちきれないと自分の中の人がいうので、この時に続き2回目のウィケッド鑑賞のため大阪までやってきた。他人には厳しいが、自分には無茶苦茶甘いのである。

これはこれでショーとしてはよくできているし、「Wicked」の世界観やテーマは、ダイジェストではあるがきちんと描こうとしているので、実際の舞台を観てからこのショーを観ても、さほど違和感はない。これからも、大阪に来るたびここに足を運んでしまいそうな気がする。

東京公演への不安と期待が渦巻く中、いよいよ来週末はチケット争奪戦の開始だ。皆様、抜かりなく!

そして予習はばっちりですか?結局、この日本公演を楽しむために、原作を(翻訳だけど)読み返し、このショーを観て、ブロードウェイでも観たけど、結局のところ一番いいのは映画「オズの魔法使い」を観ることです。むしろ、小説と映画では設定が異なる部分もあり、舞台は映画をベースにしているようですので。

うーむ、自分を落ち着かせるためどころか、ますます観たくなってきたぜ。

Staff

「ウィケッド」のスタッフはオズの国の住人、マンチキンの格好をしている。一人でいると秋葉原でビラを配ってる人みたいだが、複数名まとまるといかにもマンチキンらしいかわいらしさが出てくる。

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ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド

USJに3月に登場したジェットコースタータイプの新アトラクション、「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」に乗るのも大阪へ来た大きな目的のひとつだ。

入場してすぐにこのアトラクションに向かうと、すでに40分待ちだったが3時間以上も当たり前の超人気、しかも春休みの週末とあってとんでもない行列が予想される。40分なら並んで損はない。一人だと早く乗れるという、精神的苦痛と時間とを交換するシステム「シングルライダー」も稼働しており、そちらに並ぶと待ち時間ほぼゼロで乗ることができた。

このジェットコースターは素晴らしい出来だ。

富士急ハイランドの絶叫マシンのように、えげつない高さとスピードで怖がらせるようなものとも、TDRのようにコースターそのものだけでなく演出によって楽しさや怖さを加えるようなものでもない。ジェットコースター本来の楽しさとは何か、それを愚直に追求したひとつの芸術作品だ。

このコースターが極めたその楽しさとは「爽快感」であり、その爽快感を支えるのが、マイナスG状態で起こる「浮遊感(エアタイム)」だ。

クライマックスでは、このエアタイムが3回立て続けに起きる。浮遊感どころか、後ろの方に乗っていると本当に浮いてしまう。この感覚が、思わず笑いがこみ上げてくるぐらい楽しい。エアタイム以外にも、折り返しのバンク状になった部分では抑えめのスピードで「自分が横になってる感」をじっくり味わえるなど、緻密な計算が随所に見られる。

そして騒音も振動もないスムーズな動き、ボディソニックのようなスピーカーシステムから流れてくるBGMなど、様々な技術が組み合わせられて「新感覚コースター」のキャッチフレーズに恥じないアトラクションになっている。

降りたあと、間違いなく「もう1回!」と言いたくなるだろう。USJは、自分のような映画好きなら十分に楽しいが、そうでない人も楽しめるようなアトラクションの設置が急務だった。そのニーズには十分以上に応えられるだろう。

このコースターを設計したのはスイスのBolliger & Mabillard社いう会社だが、マニアの間では評価の高い仕事をするとして有名なのだそうだ。以前、MONDO21の「山田五郎アワー」に登場した市川尚孝氏が素晴らしいと言っていた、アメリカのシックスフラッグス・アドベンチャーという遊園地にある「ニトロ」というジェットコースターを設計したのもここである。

ファーストドロップはそれなりに恐いので、ジェットコースターが苦手、という人に無理に進めることはできないが、そうでなければ、ぜひこの「新感覚」、味わってみていただきたいものだ。

動画で紹介

ファーストドロップは高さもあり、苦手な人には厳しい。スプラッシュ・マウンテンの1.4倍ぐらいの怖さだと思う。

同じくファーストドロップを横から見た映像。

ファーストドロップのあと、敷地を飛び出して、入場待ちの人たちにアピールするかのように派手なバンクで折り返す。ここでは減速して、自分が横になっている、ということをいやというほど実感できる。

最大の見せ場、3連続キャメルバック。前の方に乗っていると「浮遊感」だが、後ろの方に乗っていると「浮遊」そのものを味わうことができる。

中央のラグーン近くまで言って、またバンクで折り返し。このあたりになるとかなり余裕もできて園内の風景を上から楽しむことができる。

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ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロールショー

Monster

昨年、満席で入れなかったこのショー。ディズニーシーの「ブロードウェイ・ミュージックシアター」を思い出させる立派な劇場で、映画「ビートルジュース」のビートルジュースが率いるモンスター軍団が陽気なパフォーマンスを日夜披露している。

前回の総括のときに述べたが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、随所に大阪のお笑い文化がうまく生かされていて好感が持てる。その極みが「ターミネーター2」の綾小路麗華とここのビートルジュースだろう。特にビートルジュースは大阪弁丸出しで自ら前説を務め、客いじりで大いに会場を盛り上げる。この日のやりとりの中にはポケモンやキン肉マンまで登場した。東京ディズ○ーリゾートではあり得ない話だ。

あまりにもその客いじりが見事で、前説の方がショーの中身より面白かったぐらいだが、ショーそのものもテンポがよく楽しいものだった。奏でられる曲も耳に覚えのある曲が多く、客席も大いに沸いていた。

USJに来たら必見のショーと言えるだろう。

フラッシュを焚かなければ撮影OKとのことだったので、何枚か撮ってきたものを貼っておきます。

続きを読む "ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロールショー"

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ブルース・ブラザーズ~ハリウッド・ドリーム~

Bb

前回、時間の関係で見逃したブルース・ブラザーズのショー。映画「ブルース・ブラザーズ」といったら、20世紀最高の映画と言ってもいいぐらいの大傑作だ。当時自分はまだ中学生だったが、映画とは何と面白いものか、教えてくれた作品でもある。

ちゃんとこのパトカー払い下げに乗ってやってくる。

Bb2

最初はもちろんこの曲だ。

ショーの中身としては、別に協会でジェームス・ブラウンが説教をしてくれるわけでも、「ローハイド」を歌って金網にビンを投げつけられるわけでもなく、強烈な面白さはないのだが、もうこのオープニングでファンとしては一気にボルテージが上がり、そのままエンディングまで行ってしまう。もうスクリーンでは観ることのできないコンビが、現実世界で実体化して目の前にいる。「映画のテーマパーク」とは何と素晴らしい場所だろう。

最後は記念写真まで撮らせてもらって、超ゴキゲンな俺であった。

Bb3

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急行「きたぐに」

金曜に仕事で新潟へ。そのまま新幹線で関東に帰ってもいいが、何か別の方法はないかと考え、新潟駅22時55分発の夜行列車、急行「きたぐに」で関西に出ることにした。

Kitaguni1

Kitaguni2

「きたぐに」は急行列車で、厳密にはブルートレインではないが、ブルートレイン全盛時代に活躍した583系電車を今も使用している唯一の定期運行路線として、鉄道ファンにも人気の路線だ。

自分も水戸に住んでいた小学生時代、早朝に水戸~赤塚間を通過する「ゆうずる」の写真を撮影したことがあるが、その車両が530系だった。だから自分にとってブルートレインといったら530系だ。

A寝台の中はこんな感じ。上下2段の寝台で、下段のほうが少し料金が高い。

Kitaguni3

下段の寝台の中に入ると、マクラ、布団、浴衣、スリッパが用意されており、スリッパは持ち帰りOK。枕もとの明かりがひとつだけでやや暗く、寝る以外には何もできない。

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Kitaguni5

天井の高さは大きめのジャケットと同じぐらい。

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新潟を出ると、少し内陸に入って長岡を経由し、柏崎からずっと日本海沿いを走る。大きな窓から真っ暗な海や田畑、民家の明かりなどを眺めていると、これはなかなか風情があり、自然と「キャッツ」の鉄道猫・スキンブルシャンクスのナンバーを口ずさみたくなる。

夜行列車の旅は素敵 暗闇の向こうに
ほのかにかすんで見える やさしい街あかり
思い出を道連れにして ゴトゴト揺られて
夢見るうちに 聞こえてくるよ 明日の訪れ
目覚めたそのとき両手を広げ 僕を迎えてくれるよ
光に満ちた 素晴らしい朝 さあ終着駅だ

四季の日本語訳には微妙なものも多いが、これはなかなか名訳だと思う。

舞台の感動を思い出しながら2時間ほど情緒に浸っていたが、だんだん車内が寒くなってきたので、布団にくるまっていたら寝てしまった。

敦賀から内陸に入り、米原あたりからだんだん明るくなってきた。あいにく明け方は曇り空で、「光に満ちた」とはいかなかったが、京都が間近に迫ってきたころ、きれいな朝焼けを見ることができた。

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大阪に着いたのが6時49分。大ベテランの車両は快適さとはほど遠い空間だが、ホテルでもあまり寝られない自分がぐっすりと眠れた。不思議なものである。その理由は分からないが、きっとそこに寝台列車の魅力があるのだろう。

ところで、もともとは京都で降りるつもりで切符も京都までしか買っていなかったが、ある複雑な事情により終点・大阪まで車内で変更した。対応してくれたのは若い車掌さんで、テキパキと処理し「どうぞごゆっくりお休みください!」と笑顔で敬礼してくれた。

あの列車には、スキンブルが乗っているんだな。

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2007年3月30日 (金)

劇団四季「ウィキッド」キャスト発表

ウィキッド東京公演のキャストが発表になった。

http://www.shiki.gr.jp/closeup/wicked_cast/index.html

このエントリーでえらそうに予想したものの外れまくりで、つくづく証券会社とかに勤めなくてよかったと思う。ごめんなさい。

一応ここにまとめておきましょう。

グリンダ 沼尾みゆき、佐渡寧子
エルファバ 濱田めぐみ、樋口麻美
ネッサローズ 山本貴永、小粥真由美
マダムモリブル 藤田昌子、武 木綿子、森以鶴美
フィエロ 李 涛、玉城 任、北澤裕輔、阿久津陽一郎
ボック 伊藤綾祐、金田暢彦
ディラモンド 岡本隆生、武見龍麿
オズの魔法使い 松下武史、栗原英雄

グリンダは沼尾、佐渡の「オペラ座の怪人」クリスティーヌコンビ。沼尾がコメディエンヌとしてのセンスを発揮できるかに注目だ。個人的に沼尾は好きなのでとりあえず嬉しい。その割には予想外してるじゃん、と言われるかもしれないが、まあ、このエントリーでちらっと書いてるからそれで勘弁してほしい。

佐渡のグリンダは「アイーダ」のアムネリスの延長で行けそうだ。2人とも歌唱力に不安はないので、無難といえば無難か。

もっと無難なのはエルファバ役。下馬評通りで拍子抜け、という感じもしないでもないが、やはり今の日本演劇界全体で考えても、この役をできるのは濱田しかいないだろう。しかし、四季の速報ページに出ている濱田の写真には、拍子抜けどころか戦慄を覚えたほどだ。すでにエルファバの顔になっているじゃないか。初めて濱田を四季で観たとき(「美女と野獣」)、この人は北島マヤだと思った記憶がある。やはりマヤだ。濱田エルファバ、猛烈に観たくなってきたぞ!

樋口エルフィーも、「Defying Gravity」までは非常にうまく演じられるような気がする。問題はそこから先。エルファバが強い決意で自ら変わっていく様子を表現できるかどうかで、樋口麻美という女優が次のステージに向けて脱皮できるかどうかが問われることになる。素直に応援したい。がんばれ!

ネッサローズはバブ枠だったのね。2人も素顔の演技を観たことがないので楽しみだ。モリブル夫人、ディラモンドも無難な線でそろえてきた。

ボックは自信を持って有賀光一だと思っていたが外れた。まあ最近の有賀の成長ぶりを見れば、この役はもっと若い世代に、ということで納得だ。

フィエロは・・・来たか、阿久津!嬉しくねえぞ、と言いつつ思わず顔がほころぶ。「マンマ・ミーア!」のスカイ同様、うさんくささ満点のフィエロになりそうだ。北澤フィエロ、なるほど言われてみれば、という感じだ。シンバの呪縛から解き放たれて以降、数々の役を演じているが、小利口に演じて器用貧乏になることなく活躍してほしいものだ。夢の配達人を見る限り、内に強烈な個性を秘めた役者だと思う。李に玉城は少し意外。特に玉城。お人よしのフィエロになりそうだ。李の素顔を見られるのも楽しみ。

オズには、無難な松下と意外な栗原。無難なキャスティングが並ぶ中で、この栗原オズが唯一、四季の(代表の?)仕掛けたトロイの木馬ではないか。すべてオリジナルの言いなりにはならないぜ、という姿勢がここに垣間見える。この舞台でオズは悪役だが、ブロードウェーの印象とはがらりと異なるセクシーな悪役になりそうだ。下村尊則が、「ライオンキング」のスカーの印象を変えてしまったような、破壊力のある演技を期待しよう。

全体的に、びっくり仰天はなかったものの、濱田エルフィーを中心にそれなりに楽しみなキャストがそろった。木村花代がいない!とお嘆きの人も多いだろうが、いや自分もそうだけど、ロングランを続けるには確実に第三、第四のグリンダやエルファバが必要になる。もはや四季のスーパーサブのポジションを獲得した花ちゃんが出てこない筈はない。だから、嘆く必要は全くない。と思う。

とりあえず、最初に観たい組み合わせは佐渡グリンダ、濱田エルフィー、阿久津フィエロかな……ってまんまアイーダじゃねえか!名古屋公演どうするんだよ?

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2007年3月17日 (土)

四季「オペラ座の怪人」佐野だ苫田だ涼太もいるぞ!

オペラ座の怪人 佐野正幸
クリスティーヌ・ダーエ 苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵 鈴木涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグ・ジリー 今在家祐子
マダム・ジリー 秋山知子
ムッシュー・アンドレ 林 和男
ムッシュー・フィルマン 小林克人
ウバルド・ピアンジ 半場俊一郎
ジョセフ・ブケー 岡 智
ムッシュー・レイエ 喜納兼徳
ムッシュー・ルフェーブル 川知啓友

間もなく東京公演の千秋楽を迎えるオペラ座の怪人。東京にいるうちにもう一度佐野ファントムを見たいな、と思っていたが、ぎりぎりで再登場となった。そしてクリスティーヌも、やはりもう一度見たかった苫田亜沙子。そして未見の鈴木涼太。大変だ、こりゃ行かなくては!

キャッツのマチネ後、海劇場へ移動。なんて幸せな時間なんでしょう。過去に海(ファントム)→秋(エビータ)というアンドリュー・ロイド=ウェバー連続観劇は経験があったが、キャッツ→ファントムは初めて。世界で唯一、東京に住む者だけが許されたこの特権も、まもなく消えてしまうのは少し寂しい。あんた住んでるの千葉じゃん、という指摘はこの際スルーで。

佐野ファントムの印象は、あまり変わっていなかった。危なさよりも危うさのある、青春まっただ中のファントムには大いに好感を持っていたので、変わらないのは歓迎だが、何らかの変化を期待していたことも事実だ。しかし堅実に演技をこなす佐野だけに、演技が熟成されて新たな価値を生み出すまでには少し時間がかかるのだろう。

鈴木ラウルはイイとこのぼんぼんらしさが全開で、個人的には理想的なラウル。鈴木の演じた他の役との比較で言えば、スカイでもエンジェルでもなく、スキンブルシャンクスに近い。人間になりたがった猫・スキンブルが念願かなって人間になったら子爵様だったよ、という雰囲気だ。子供っぽさを強く残したラウルで、ラストのクリスティーヌの決意を眼にするシーンでは木村花代ポリーを一瞬思い出す口あんぐりでビックリを表現、続いて「振られちゃったよウワアアアアアアン!」とでも言いたげな泣き顔になる。こんなラウル、そりゃほっとけないわな。

佐野があまり変わっていなかったのに対し、苫田はいきなり変わっていた。大化けだ。前回観たときは、はち切れんばかりのバスト若さを前面に出した元気一杯のクリスティーヌで、自分は好きだけど一般的な評価はどうなのよ、と気になった。しかし、今回はそのはつらつとした魅力はそのままに、演技や歌に安定感が備わり、また雰囲気にも湿感が加わって観る者の心をがっちりと掴み取る強力なクリスティーヌに生まれ変わっていた。「夢から醒めた夢」のマコや「エビータ」のミストレスは残念ながら未見だが、そうした役をこなしてきたことがいい影響を及ぼしだのだろうか。正直「恐れ入りました」と言いたくなるほど素晴らしいクリスティーヌだった。これが苫田という役者自体の実力だとしたら、次の展開も大いに楽しみだ。グリンダ?まあそれも期待したいが、新エビータ候補にもなれるのではないか。井上智恵は「マンマ・ミーア!」に出なくてはならないし……。

沼尾みゆきも、前回観たときにもう完成してしまったな、という印象を持った。女優陣の成長は早い。女というものは、ぐずぐずしている野郎どもを置いてきぼりにして、どんどん先に行ってしまう。

芝居の中でも、ファントム、クリスティーヌ、ラウルの中で、最初に「大人」になるのがクリスティーヌだ。“Point of No Return”の中で、明確にそれが表現されている。続いて、ラウルがウワアアアンなあのシーンでファントムが大人になる。ラウルは、最後まで子供のままだ。

女は大人になるしかないけど、男には大人になる道と、子供のまま生きる道とがある。いや、その狭間でどっちに行こうかとうろうろしているのが男なのかもしれない。

「オペラ座の怪人」に男性ファンが多いのは、ファントムが「もてない男」世界代表として共感を覚えさせてくれるからだと思っていたが、どうもそうではないらしい。ファントムとラウルが表裏一体となって、情けない男の本質をまざまざと見せつけてくれるために、男性にとっては眼を離せなくなるのだ。

今回の3人の組み合わせは、自分にそんなことを考えさせてくれた。大阪ではどんなファントム、クリスティーヌ、ラウルが見られることだろう。今から楽しみだ。って遠征する気満々だよ。

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キャストボードを押しのけるように立っているウィキッドの看板。もうこの劇場の心はオズの国に飛んでいるようだが、千秋楽までよろしくお願いしますよ。

「オペラ座の怪人」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/operaza/index.html

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四季「キャッツ」阿久津ふたたび

グリザベラ 奥田久美子
ジェリーロラム=グリドルボーン 秋 夢子
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 王 クン
ディミータ 遠藤瑠美子
ボンバルリーナ 南 千繪
シラバブ 南 めぐみ
タントミール 高倉恵美
ジェミマ 熊本亜記
ヴィクトリア 宮内麻衣
カッサンドラ 大口朋子
オールドデュトロノミー 石井健三
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 村 俊英
マンカストラップ 青山祐士
ラム・タム・タガー 阿久津陽一郎
ミストフェリーズ 杜 彦昊
マンゴジェリー 百々義則
スキンブルシャンクス 岸 佳宏
コリコパット 王 斌
ランパスキャット 張 沂
カーバケッティ 劉 志
ギルバート 范 虎
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 塚下兼吾

阿久津がキャッツシアターに戻ってきて数週間。あの妙な阿久津タガーをもう1回見ようかどうしようか、迷っているうちに福井晶一に変更。まあ今回は縁がなかったということで、と思った矢先にまた阿久津に変わった。

どうも俺が劇場に行かない限りこの男は永遠に居座るつもりらしい。それでは多くの人々に大変な迷惑をかけてしまう。仕方ない、行くとするか……と、ぼやきながらチケットを確保する。ちなみにそのときの俺の表情がどんなものだったかは、1982年の自民党総裁選の直前に、話し合いによる決着を目差し鈴木善幸、福田赳夫、二階堂進による三者会談が行われ、「中曽根総理・福田総裁」でまとまって部屋から出てきた福田が「黄門様が将軍になるなんてことはできないんだがな……」とぼやいていたときの表情を思い浮かべてほしい。要するに、嬉しかったのだ。

また、もうすぐオペラ座の怪人がクローズする。考えたら、ファントムとキャッツの豪華なハシゴはまだやっていなかった。もはやロンドンでもニューヨークでもできないこの贅沢を、味わっておかない手はない。

そんなわけでやってきたキャッツシアター。初見のキャストも多いのでなんだかんだ言いながらもわくわくしてくる。

問題の阿久津タガーだが、前回よりもちょっとおとなしくなった気がした。あのくねくねといやらしく腰を振る目に余るへんてこぶりがずいぶんマイルドになっている。まあどっちにしても猫には見えない。自分としてはやや肩すかしだったが、そこはほら、気まぐれタガーだから、ということで納得。どうにも阿久津タガーが受け入れられない、という人は観るなら今ですよ!

ちょっとおかしかったのは、グロールタイガーの劇中劇で、子分に扮した阿久津タガーが、村ガスに本気でおびえているように見えたこと。村の強気攻めに、総受けの阿久津……そういう妄想は止めておこう。

青山祐士のマンカストラップはハンサムな優等生。最近は福井だったり芝だったり、武闘派マンカストラップが続いてたため一瞬ひ弱そうに見えたが、力でねじ伏せるばかりがリーダーではないだろう。みんなで支えていこう、という気にさせるのもまたリーダーの資質だ。こういうマンカストラップもあっていい。

杜彦昊ミストはまだ修行中な雰囲気がありあり。歌もダンスもパワーに欠けるが、身のこなしが非常にしなやかで、ミストフェリーズの雰囲気に合っている気がする。今後に期待が持てそうだ。

岸佳宏スキンブルはヒットだ。「鉄道猫」は男ファンにとっては時にメモリーをしのぐ感動ポイントだが、スキンブルを演じる役者によって印象が異なるので毎回感動できるとは限らない。その点、この岸スキンブルはいい。タモリ倶楽部にも出演できそうなほどの陽性の鉄道マニアらしさがよく出ていて、大いに親近感を覚えた。自分は鉄道マニアにはなれなかったけど、今でも憧れているからだ。ミストフェリーズにそっと駅長帽を渡されたあたりで胸にぐっときた。そして♪夜行列車の旅は素敵~のくだりでは、こらえきれずに泣きそうになった。鉄道マニアへの道もまだ諦めるのは早い。近いうちに、夜行列車に乗ることにしよう。

女優陣は実に粒ぞろい。相変わらず見事な歌声の奥田久美子、きりっとした表情の素敵な遠藤瑠美子、ナイスバディで野郎の視線クギ付けな南千繪、鼓膜の裏をくすぐる美声の南めぐみ、ジェミマという縁の下の力持ち的な役で意外なほど存在感を発揮した熊本亜記、ちっちゃくて可愛い鈴木由佳乃などなど。もちろん高倉タントの美しさは不変。というか普遍の域に。

男優陣にも大きな穴がなく、阿久津がおとなしくなり、リーダーのキャラが変わったせいか、全体的にまとまった感がある。

総じて、突出して強烈な印象を残す者がいない反面、みなそれなりにいい働きをしており、何だか久しぶりにスタンダードなキャッツを観たような気がした。ホームランバッターはいないがヒットをつなげて得点に結びつける、1998年の横浜ベイスターズを思い浮かべてほしい。つまり、マシンガン打線だ。

さて、阿久津は今後も五反田に居座るのだろうか?名古屋に行くのか?いやそれとも……。

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「キャッツ」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/index.html

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東池袋大勝軒 3月20日閉店

日本ラーメン界の重鎮として、数多くの人材を育ててきた山岸一雄氏の率いる東池袋大勝軒が、3月20日に閉店する。

数年前に体調を崩してからは店に立つこともほとんどなかった山岸氏は、これをもって正式に引退し、今後は跡目を継ぐ飯野俊彦氏の新店舗を後見として見守り、また全国の弟子たちの店も廻って歩くのだという。

自分も最近は年に1回ぐらいしかこの店には来ていなかったが、閉店となればもう一度行っておきたい、と東池袋にやってきた。普段から最低1時間待ちは覚悟の店だが、閉店が報じられた影響でてからはその行列がさらに伸びている。数時間は待つ覚悟でその最後尾に並ぶ。

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実際数時間待ってやっと入った店内。出てきた「あつもり」は、大勝軒の名物メニューだ。

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いつもは「あつもりチャーシュー」にするがとっくにチャーシューは売り切れている。

初めてこれを食べたときは、その味、その量に度胆を抜かれたものだ。しかしもはやそのインパクトはめっきり薄れている。

それは、大勝軒の味が変わったのではなく、ラーメンを取り巻く環境が変わったのだ。もう麺が太い、スープの味が濃いラーメンは珍しくなく、どこでも食べられる。

同じように、大勝軒の古びた建物は昔のままだが、周辺の環境はすっかり様変わりした。独特の雰囲気を持った隠れた名店の多かった東池袋エリアだが、ほとんどは再開発で姿を消し、変わりに高層マンションが建ち並んでいる。

そういうことに感慨を覚える詩的なセンスは持ち合わせていないが、ここに歴史の断層が確実に存在している、ということを強く感じさせられた。

食べ終わって店の外に出ると、山岸氏が店の外でインタビューに応えていた。そのにこやかな表情は、なすべきことをなし終えた者だけが許される、充実感にあふれた男の顔だった。

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大勝軒のホームページ

http://www.tai-sho-ken.com/

余談だが、自分は大勝軒の一門の店では柏の「匠神 角ふじ」が一番好きで、地元ということもあり頻繁に通っている。あの冗談のように太い麺、濃いスープ、でかいチャーシューは明らかに邪道だろうが、あの感覚こそ、初めて東池袋大勝軒に行ったときの衝撃なのである。

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2007年3月11日 (日)

ニコラス・ケイジ「ゴーストライダー」

ニコラス・ケイジの馬鹿映画。それ以外に語るべき要素が見当たらない。しかし、それ以外に何を語る必要があるというのだ!

あえて語ると、これは悪魔の力を身に付けた中年仮面ライダーがアメリカで大暴れする話だ。もうこれでだいたいこの映画のことは語り尽くしてしまった。

アメコミの映画化だが、どこかあの大傑作・実写版「デビルマン」のようでもあるし、「仮面ライダー電王」のイマジンみたいのも出てくるし、クライマックスは菅野美穂も出てた吉野公佳版「エコエコアザラク」を思い出させるし、ガメラと闘った「レギオン(群れをなすもの)」という言葉も登場する。なんだかとっても親近感を覚えるようなそうでもないような、観ていて妙に居心地の悪い感触が心地良い。

おっと大事なことを忘れていた。この映画はニコラス・ケイジだけでなく、ピーター・フォンダの馬鹿映画でもある。ピーター・フォンダは「イージー・ライダー」で映画史に残るスターになったのに、「キャノンボール」「だいじょうぶマイフレンド」「エスケープ・フロム・L.A.」と、時代を代表する馬鹿映画には必ず顔を出す。これは好きこのんでやっているとしか思えない。彼こそまさしくハリウッドの長門裕之だ。

それにしても革ジャンに身をつつみ、バイクにまたがったニコラス・ケイジはお世辞にも格好いいとは言えず、それによって中年の悲哀が前面に出ている。これは狙ったものだろう。しかしあの髪型はモト冬樹の「ヅラ刑事」を彷彿とさせる明らかなカツラで、いつそれが飛んでしまうのかハラハラドキドキしながら観ていた(この映画で手に汗握れるのはそこだけだ)。モト冬樹は先日のニコラス・ケイジ来日記者会見でゲストとして登場したそうだが、「ヅラ刑事2」を作るならぜひニコラス・ケイジに出演してほしいものだ。

とにかく、自分のような馬鹿映画を喜んで見る人間か、中年好きの腐女子以外にはお勧めできない素晴らしい映画だ。先日の「デッド・オア・アライブ」といい、今年は映画の当たり年である。

帰りがけに、この映画のポスターが眼に止まった。

なにやら「歴代新記録」という文字が見える。すぐに震撼する全米は、新作が公開されるたびに何らかの歴代記録を更新しているが、こんなクソ映画でも更新できるのはどんな記録だろう?

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どうせ無理矢理なんだろう、と思いつつ近付いてみると・・・

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無理矢理すぎだろ。

 

 

「ゴーストライダー」のWEBサイト
http://www.sonypictures.jp/movies/ghostrider/

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2007年3月 4日 (日)

四季「夢から醒めた夢」福岡公演 野中万寿夫、ヤクザからヤクニンへ

ピコ 吉沢梨絵
マコ 花田えりか
マコの母 織笠里佳子
メソ 飯村和也
デビル 野中万寿夫
エンジェル 有賀光一
ヤクザ 吉原光夫
暴走族 西尾健治
部長 田中廣臣
老人 維田修二
老婦人 北村昌子
夢の配達人 荒川 務

自分の一番好きな舞台である「夢から醒めた夢」だが、京都公演初日以来、どうも足が遠のいていた。キャストがさほど魅力的に思えなかったのがその理由だ。苫田亜沙子のマコは見たかったが、京都や名古屋への遠征を決意させるほどの吸引力はなかった。

福岡も、同じようなキャストだったら行くことはないだろうな、と感じていたところに衝撃のニュースが。

デビルを、野中万寿夫が演じる。

どうやら、光枝明彦の「脇役の切り札」というポジションの継承者は、はっきりと野中万寿夫に定められたようだ。確かな演技力と笑いを取る技術、そして抜群の存在感を持つ野中なら、十分にその任に当たることができるだろう。

そして、なんとエンジェルが有賀光一ではないか。初めてではないようだが、レアキャストであることには違いない。もちろん自分は未見だ。さらにいつか見たいと思っていた吉原光夫のヤクザも登場。極めつけはいつも巡り合わせが悪く見られなかった荒川務の配達人。これだけ見たいキャストがそろったら、福岡に行くしかあるまい。例えマコが趣味に合わない花田えりかであってもだ。もし花田マコがいなかったら、俺は3倍ぐらい足を運んでいるに違いない。花田マコは自分が際限なく散財してしまわないようストッパーとして機能してくれているわけだ。そう考えれば、腹も立たないさっ(あまりね!)。

そんなわけで10カ月ぶりの夢から醒めた夢、8カ月ぶりの福岡シティ劇場に参戦だ。

注目の野中デビルだが、見た目のインパクトが強烈だ。京都公演のエントリーにコメントをいただいたKooさんのご指摘どおり、WAHAHA本舗の梅垣義明にそっくりである。普通にオカマだ。思わず笑いがこみ上げてくるが第一声の「堕ちろ~」でこらえきれずに爆笑。さすがは野中、期待通りである。

妙なポージングを連発するなど、小刻みに笑いを取っていたが、全体的には無理に笑いを誘うことはせず、手堅く演じている印象を受けた。「ぐははははー」も光枝ほど連発しない。何しろ見た目がくどいので、演技もくどかったら味が濃すぎるだろうから、それぐらいでちょうどいいのかもしれない。今後もこの路線で行くのか、あるいは最初は抑え気味にしておいて、少しずつ濃くしていくのか、興味が沸いてきた。

対する有賀エンジェル。鈴木涼太や藤原大輔のエンジェルは、いかにも人のいい、優しい雰囲気なのに、肝心なところで役人としての立場に固執してしまうというギャップが面白かった。しかし有賀エンジェルは、最初から最後まで「真面目な青年」キャラクターである。なるほどこういうエンジェルもいいな、と思わせる新鮮な演技だった。有賀ファンにはもちろん、エンジェルの「嫌な側面」を見るのが嫌だ、という人にもお勧めである。

吉原ヤクザは想像していたよりカッコよかった。遠目に見ると若いころの夏八木勲(「夏木勲」に改名する前の「夏八木勲」)のようではないか。しかしそのために、あの昭和初期な衣裳が似合わないように感じる。ヤクザは霊界空港のキャリアも長いのだろうから、少しは古めかしくてもいいが、もうちょっと新しいヤクザ風にしてもいい。アロハとか。だめか。

そして荒川配達人。今まで見た中で、もっともにこやかな、というより、ニヤけた配達人である。いかにも荒川務らしい、70年代スマイルだ。そこにあのアイドルボイス。田村正和が「古畑任三郎」で自分をデフォルメしたような演技をしていたが、この配達人はまさしく「荒川務であること」を最大限強調したようなキャラクターである。ただし、ものすごくうさんくさい。詐欺師というか、インチキ手品師のようだ。これは面白い。個人的には大ヒットである。北澤裕輔の謎めいた配達人とも、 味方隆司のつかみどころない配達人とも、下村尊則のデンジャラスな配達人とも異なる。何と幅の広い解釈の可能な役どころだろう。配達人が誰か、というのもこの芝居を観る大きな楽しみのひとつでもある。

それにしても、吉沢梨絵のピコはますます磨きがかかってきた。もはや役と完全に同化している。保坂知寿でさえ笑いと取っていなかった普通のセリフを、言い方を変えて笑わせたりもしていた。吉沢は四季の女優陣の中で、今や唯一とも言える「間」で笑わせることのできる役者だ。保坂の継承者としてはまだまだ修行が足りないかもしれないが、それに最も近く、そして期待したいのはやはりこの人だ。別に保坂になる必要はない。吉沢梨絵として、今後もさらに存在感を増していってほしい。

京都公演初日と比べ、みな演技に力が入っていて、体感温度が2~3度高いぐらいハイテンションないい舞台だった。今月限りなのが残念なほどだ。全国公演もどこかで観たいが、その後東京で凱旋公演もお願いしたい。これだけのキャストが全国を回れば、それは凱旋という言葉にふさわしい成果を挙げられるに違いない。

Fukuoka3

大好評の開演前ロビーパフォーマンスは、この地、福岡で誕生した。演出がリニューアルした最初の公演がここだったのである。あの公演を観ておいたことはいい記念だ。

以下、コアな人だけに向けたアナウンス。今回のロビーパフォーマンスに関する注意点です。村岡萌絵ちゃん降臨で注目のハンドベル隊ですが、2階ロビーに出現します。気付かない人も多いので、早めに行けば難なく萌絵ポジを確保できるでしょう。ただし、椅子がありませんので床に直に座って待つことになります。ひとり地べたに腰をおろし、カメラなど構えていると、ただのカメラ小僧にしか見えず、相当痛いです。そんな人を見かけたら、それ、たぶん俺だ。

最後にひとこと言いたい。萌絵ちゃん!ユー、マコやっちゃいなよ!

「夢から醒めた夢」公演ホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/yume/index.html

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博多料亭 稚加榮

福岡に来たら必ず行く店、稚加榮。この時この時はいずれも昼だったが、久しぶりに夜に来てみた。

夜の稚加榮における自分のオーダーの定番は、「会席料理」に活け作りを1~2品頼むというものだ。福岡や長崎といったエリアでは、コースの値段の違いは単に品数の違いであることが多い(この店がそうか、確認した訳じゃないですが)ので、迷わず一番安いコースを頼むことができる。ここでは最低コースが4500円。イカの活け作りは2000円(変動アリ)。さらに調子に乗って黄金あじ(ごんあじ)3500円までオーダー。

イカの活け作りは、ゲソがうにょうにょと動く。その模様を動画に納めてみたが、この日のイカはあまり現世に未練のないイカだったようで、あまり動かなかった。

よく見ると微妙に動いています。

そのゲソがのちほどこのようなキレイな天ぷらに。フライにもしてくれる。

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黄金あじの活け作り。

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明らかに2人前のボリュームで、今回はこれを注文しなければお腹にもフトコロにもいい具合だったのに。お店の人がせっかく「うーん、一人で食べるのはきついと思いますよ」と注意してくれたのに。勢いに任せるのはそろそろ卒業しなければとも思うが、そもそもこの店に一人で来ている時点で勢い余っているわけで。アラの部分はのちほど味噌汁にしてもらった。

会席のラインナップ。

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うにごはんと一緒に出ているのがあじのアラを味噌汁にしてもらったものだ。

イカの動いているところをうまく伝えられなかったので、代わりにイカ専用生け簀の模様をどうぞ。熱帯魚の水槽を眺めているのと同じように、心が落ち着くと思います。

稚加榮のホームページ

http://www.chikae.co.jp/ryotei/

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福岡・市場会館「おきよ食堂」

福岡市中央卸売市場に隣接した「市場会館」の1階にはいくつか食堂が入っているが、うまい魚が食べられると観光客にも人気なのが、この「おきよ食堂」だ。

市場関係者向けと思われる定食類(680円)のほか、カレーやラーメンなどもある。沖縄の大衆食堂を思い出させるメニューの豊富さだ。さらに観光客向けと思われるうに丼や海鮮丼なども。自分が行ったときはうまそうな煮魚の定食は売り切れだったため、観光客らしく海鮮丼(1400円)を注文。

内容はご覧のとおり。

Okiyo_1

刺身はいずれもプリプリとした食感で、しかもとろけそうにうまいものばかり。うにも景気よく盛られているが、すっきりとした味わいの上質なうにだ。1400円は高いが、この内容を考えたらむしろ割安どころか激安だ。また味噌汁代わりに添えられたアラの吸い物がえらくうまい。

そして、この海鮮丼にはある工夫がある。刺身が、すべてヅケになっているということだ。いつもちらし寿司やうに丼などを頼むと、醤油の扱いに困る。どんぶりからいったん引き上げて、醤油をつけてまたどんぶりに戻すのでは、そもそもどんぶりに盛っている意味がない。醤油をかけてしまうのも手だが、ちょっとお行儀が悪い。

その点、すべてヅケにしてあるこの海鮮丼なら、気にせずばくばくと食べることができる。これはいい。しかも味のつけ方が絶妙で、しょっぱすぎるということもない。

ここはヒットだ。福岡に来たときはホテルのごはんなど食べずにここに来ることにしよう。平日は翌日昼までオールナイト営業しているようだが、土曜の夜から日曜昼までは休みのようなので注意が必要だ。

おきよ食堂(ぐるなび)

http://r.gnavi.co.jp/f174600/

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