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2006年8月12日 (土)

「世界コスプレサミット2006」名古屋で開催

「世界コスプレサミット」というふざけた名前のイベントがあると聞いて、名古屋まで見学に行ってきた。聞けばもう4回目で、外務省や国土交通省が後援しているという。

このイベントは8月5日、6日の2日間開催され、初日はパレード、2日目は各国の代表レイヤーが世界一の座をかけて競う「チャンピオンシップ」を行う。いったいレイヤーが何を競うといのだ。

自分が出かけていったのはそのチャンピオンシップの会場。「アイドルマスター」の携帯アプリ「ハプニング☆ロケ あずさの名古屋編」でも紹介されている屋外立体公園「オアシス21」である。

開演は18時だが、当然これを見に全国のレイヤーが集結するはずだから、それも見物しようと早めに着くように行動したところ、14時半に着いてしまった。

開演まで3時間半

この日の名古屋の最高気温、35℃

オアシス21の野外ステージは、屋根があるとはいえガラス製だから太陽光線はスルー。時折「愛・地球博」でも活躍したドライミストがわずかな涼をもたらしてくれるものの、死ぬほど暑い。

そんな中、協賛社のNTTドコモブースでは係員がコスプレ気味の衣装でお出迎え。がんばっている。

Cos3 

PAPER MOONの等身大フィギュア販売コーナー。なんだか暑そうだ。「ちょびっツ」のちぃがセール中で30万ちょっとと聞き、心が動く。

Cos1

さて、すでに会場には続々とレイヤーがやってきていたが、みな暑さのためにバテ気味。民間人のコス写真を載せるわけにもいかないので控えるが、「BLEACH」が多かったように思う。もちろん一番人気は朽木ルキア。みな黒い着物がつらそうだが、あのジョーなみの難しい髪型をきちんと再現していて感心した。ルキアになっているのは女性だから、だいたい誰か友達が一緒にいて、それが竜貴だったり織姫だったりする。浦原商店やソウル・ソサエティのメンバーが勢揃いした十人ほどのグループもおり、撮影の列ができていた。

ほか、テニプリのグループやNARUTO関係者もおり、相変わらずジャンプ勢強しである。はたけカカシがちゃんと「イチャイチャパラダイス」を愛読していて素晴らしい。三国無双やドルアーガ・オンラインといったゲームのキャラも目に留まった。やや懐かしめのキャラとしては、空条承太郎やセーラーサターン、ラムちゃんにルパンにキューティーハニー。必ずしもレイヤーの実年齢とキャラの誕生時期が一致していないのもまた面白いところだ。ルパンはカリ城バージョンなのできっちり頭に包帯を巻いたが、暑さのせいでターバンのように見えた。

4時半に開場。席は400ぐらいあったがあっという間に埋まってしまった。さすがに2時間も待っていたので前のほうに座る。しかしここから開演までさらに1時間半。どんなに水分補給しても追いつかない。

Cos20

やっと涼しくなった6時すぎにいよいよチャンピオンシップがスタート。ゲストは古谷徹。「行きまーす!」「久しぶりだねセーラームーン」「沙織さあああああん」と持ちネタ連発で半笑いを取る。今回、予選が行われた国はドイツ、スペイン、イタリア、フランス、中国、シンガポール、タイ、日本、ブラジルの9カ国。日本だけ3チーム出場しているので計11チームが3分間のパフォーマンスタイムに小芝居や歌を披露し、「なりきり度」と「衣装」の視点で審査を受ける。審査委員長は永井豪先生だ。

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↑3位に入賞したイタリア代表チーム。「ARMS」だが、ナイトの重厚感がすごい!

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↑シンガポール代表チーム。主催者のテレビ愛知に敬意を表してか、マイナー作品「ぴちぴちピッチ」の宝生波音と七海るちあだ。単純にかわいい。

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↑日本代表(Aチーム)。中に人が入っているストライクフリーダムガンダムは精巧なことこの上ない。キラ・ヤマト役の人が後ろでギミックを操作するなど、芸も細かい。あれ?SEED DESTINYの主役ってヤマトだったっけ。

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↑ドイツ代表チーム。三国無双だな。中国をテーマにした日本のゲームのキャラにドイツ人がなりきる。なんだかすごい組み合わせだ。

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↑中国代表の2人は、「FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN」のティファとクラウドに。個人的にはこのチームが印象に残った。派手さはないが、最後の一瞬、紙吹雪を使ってFFシリーズ特有のCGの美しさを再現した。紙吹雪でCG、その意外性が見事である。クラウドの金髪も自然だったし、なんといってもティファ役(大学1年生だそうだ)の子がどえらくかわいい。その上、ティファのイメージにぴったりである。

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↑スペイン代表は「ベルセルク」。デカすぎるソードは、どうやって税関を通したのか。

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↑日本代表(Bチーム)はキュアホワイト&キュアブラック。単に「DANZEN! ふたりはプリキュア」を歌っただけだが、あの歌はライブ向きなので、なんだか楽しかった。このキュアホワイト、きのうまで盲腸で入院しており、きょうは病院を抜け出してきたと告白し、会場全体が妙な大盛り上がり。

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↑タイ代表は「新鬼武者」だ。民族舞踊の心得があるそうで、動きが素人じゃなかった。

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フランス代表。「トリニティ・ブラッド」である。これも歌とダンスが素人じゃない。

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日本代表(Cチーム)は「ベルサイユのばら」を早がわりで。明らかに関西系のイロモノ重視作戦だ。ここが準優勝。

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優勝のブラジル代表チーム。兄妹で参加した2人は「天使禁猟区」の天使に。これ読んだことないけど、調べたら面白そうなので読みたくなった。

どのチームも、セリフや歌は日本語だ。インタビューにも、「スコシ」を言いつつ日本語を話す。どうやら、彼らにとって、そして海外の多くのマンガ・アニメファンにとって日本があこがれの国、というのはあながちウソでもないらしい。

しかし、この12チームの内容を見る限り、なんだか日本チームは明らかに劣勢で、むしろ「世界の壁」を感じてしまった。その理由はまだコスプレについてあまり詳しくないので断定はできないが、少なくとも金髪だから、というハナシではない。なぜなら、中国、タイ、シンガポールのチームもだんぜん魅力的だったからだ。パフォーマンスに慣れていない、ということはあるかもしれないし、どうしても照れが出てしまう、ということもあるだろう。

しかし、もしこれが世界と日本との、コンテンツに対する姿勢の差なのだとしたら心配だ。日本人は与えられたコンテンツを使い捨てるように「消費」することはできても、それを自らの中に「消化」する、つまり自分の思考なり言葉なりに置き換えることはできないのではないか。質の高い作品は、質の高い観客によってはぐくまれる。これではいずれ、アニメ・マンガ文化の中心も海外に移ってしまう日も遠くない。

まあワールドカップでイングランドが常に優勝しているわけではないし、大相撲で朝昇龍がぶっちぎりの強さを見せるご時世だ。気にすることもないんだろう。たとえその創造の拠点が海外流出したとしても、戦後の日本が手塚治虫をいう天才を得て作り上げたマンガ文化がその源流にあることは未来永劫変わらない。日本はその「聖地」としての役割を果たせばいい。

このイベントのフィナーレは、ゲスト審査委員の歌手・きただにひろし氏とともに参加者全員でアニソン大合唱。お互いに手をとり、抱き合う出場者たちの多くは泣いていた。その涙が、ミス・ユニバース会場で勝者に送られる敗者の笑顔とは違い、実に純粋なものだったのが心に残った。

「世界コスプレサミット2006」のWEBサイト

http://www.tv-aichi.co.jp/cosplay2006/

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