焼肉「正泰苑」町屋本店
東京一、いや日本一の呼び声もかかる「正泰苑」に初めて訪れた。銀座や大門、そして町屋駅前にもあるが、本店が一番うまいのだという。
路地を入った住宅地にあり、場所が分かりにくい上に外観はぱっとしないが、店内は明るくて小ぎれいだ。
出てきた肉は、一目見ただけでよだれが出そうに美しい。これはもう、食べずともうまいのが分かる。
食べてみた。
どれもこれも、言葉を失ううまさである。
塩カルビは肉本来のうまさが口の中でスパークする。上ロースは「生でもどうぞ」という店員の言葉を信じて食べると、舌の上でとろけていく。
レバ刺も、山芋をかけて和風仕立てにした創作っぽいユッケも、みなうまい。
元気のいい店員さんたちは各テーブルの様子をきちんと見ており、すぐに網を替えてくれるのもありがたい。
値段は、野郎二人でたらふく食べたのでそれなりにいってしまったが、チェーン店でない、普通の焼肉店なみといったところ。肉の質はいずれもIT長者が通うような超高級店並であることを考えれば、コストパフォーマンスは素晴らしい。
人気店のため時間を制限されてしまうのは、のんびり食べたい人にはマイナスか。しかし予約時に、すぐになくなってしまう上ロースなどを頼んでおくと取り置いてくれるなど、限られた時間で満足してもらおうという姿勢が感じられ、おごった印象は全くない。
ほかの焼肉がちゃんちゃらおかしく思えるほど、まぎれもない名店だ。
血圧が・・・
泣くほどうまかった「塩カルビ」
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