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2006年6月11日 (日)

アイドルコロシアム「ザ・バトルヒロイントーナメント 2nd SEASON」

10日、新木場1stRINGでアイドルコロシアムの第6回大会が開催された。MONDO21の番組有料公開録画、というよりイベントとして独自の進化を模索しているアイドルコロシアムだが、今回は原点に戻って単純に水着姿のグラビアアイドルがプロレスをする、というスタイルの興行になった。

また出場者も総入れ替えし、8人全員が初参加というフレッシュな顔ぶれ。かなり無理して集めた感がありありだが、結果的に姉系・妹系・乳揺れ系、腐女子に電波に優等生、と様々なタイプのキャラクターがそろったのは良かった。

みなそれぞれにかわいいが、全体的に身体的能力は低く、全く迫力のないファイトが続く。コスプレや歌の披露も最小限で、全体的に小ぢんまりとまとまった感じだ。

だがつまらなかったかといえばそんなこともない。「グラビアアイドルが水着でプロレスをやったら、ちょっとエッチでばかばかしくて面白いだろう」といったところがこの番組、イベントの基本コンセプトなのだと思うが、それは原点に戻ったことで、より明確に実現できていたと思う。

試合前にMCがアイドルにくだらない質問や芸の強要をする、という段取りも復活したが、この番組の前身「女闘美X」から出演している中山正敏アナウンサーは実況に専念し、アイドルとのやりとりはお若手笑い芸人(Over Drive)にバトンタッチした。

  ◇  ◇

原点に戻った、と言ったが、アイドルコロシアムは第1回大会ですでに原点以外の要素を取り入れていた。すなわち前身の女闘美Xから継承したキャットファイト的なカタルシスである。それは第3回大会で女闘美世代の生駒エリコが卒業したことで消え去った。代わりに高橋りか、今井叶美らアイコロ世代が努力を重ねて培った、健康的なお色気路線が重要な要素になった。さらに、制作者側は新たな要素を盛り込もうとして、演技や歌などを盛り込みミュージカル志向に舵を切った。

それが今回、全ての要素を捨て去って基本コンセプトだけの公演を行ったということは、その路線が否定されたということだろう。制作者としては忸怩たる思いもあるかもしれないが、くさることはない。

このイベントの魅力は、コンセプトがゆるいだけに、それをプラットフォームとして様々な要素を盛り込めることにある。ぜひ思いもつかないものを組み込んでみて、全く新しいエンターテインメントの境地を切り開いていってほしいと期待している。

  ◇  ◇

渡瀬真由が試合中水着のひもを直しているのを見て「ゆるめにして胸を大きく見せようという作戦でしょうか」と中山アナウンサーが発言、本人に睨まれるシーンがあった。

この「ゆるさ」こそ、アイドルコロシアムというコンテンツの本質と言えるのではないか。

ゆるいがために、そこには空白、すき間が発生する。そこに何かを詰め込んでもいいし、それを老荘思想における「混沌」と見なし、あえて目鼻をつけない、という手もあるだろう。

南海の帝を儵と為し、北海の帝を忽と為し、中央の帝を渾沌と為す。儵と忽と時に相与に渾沌の地に遇う。渾沌之を待つこと甚だ善し。儵と忽と、渾沌の徳に報いんことを謀りて曰わく「人皆七竅有りて、以て視聴食息す。此れ独り有ること無し。嘗試みに、之を鑿たん」と。日に一竅を鑿つに、七日にして渾沌死せり。

前回はパンフレットを作成、販売していたが、今回はカラーコピー1枚のみ。制作予算の削減は深刻のようだ。

アイドルコロシアムのページ
http://i-colo.jp/

第2回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/06/post_1.html
第3回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/09/2005road_to_bre_97ac.html
第4回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/12/post_1.html
第5回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2006/03/post_9a62.html

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