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2006年6月25日 (日)

四季「アイーダ」めぐ王女様降臨

アイーダ 濱田めぐみ
アムネリス 五東由衣
ラダメス 福井晶一
メレブ 有賀光一
ゾーザー 大塚 俊
アモナスロ 石原義文
ファラオ 勅使瓦武志

濱田めぐみは、北島マヤだ。

96年に「美女と野獣」のベル役としてすい星のごとく登場した濱田めぐみを観たとき、そう感じた記憶がある。当時の自分といえば堀内敬子にメロメロ(死語)だったわけで、なーんだ今日は敬子ちゃんじゃないのか、と半ばがっかりしながら始まった舞台。しかし驚いた。敬子ベルは「ベルを演じている堀内敬子」だったのに対し、そこには「濱田めぐみ」の存在を全く感じさせない。アニメーションのベルが、そのまま飛び出てきたような、純度120%のベルだった。

その後、四季で数々の主役を演じさらにその女優力に磨きをかけてきた濱田めぐみが演じる、アイーダ。心を揺さぶる抜群の歌唱力、寸分の狂いもない演技力、そのトータルとしての表現力、そして他の追随を許さない圧倒的な存在感。

そうです、王女様。

それはまさしく王女の姿だ。「ふたりの王女」で北島マヤも姫川亜弓も王女のオーラを身にまとうのに悪戦苦闘し、月影先生にも強烈なダメ出しを受けた。濱田がそのオーラを手に入れるまで、どれほどの苦労があったかは分からない。しかし濱田の王女ぶりは、アルディスよりもオリゲルドよりも、さらに完成度の高い風格を感じさせる。

ミュージカル「アイーダ」のテーマはベタな「愛」だが、中心となるモチーフは「王女」である。王女の死と、王女の誕生を描いた作品である。そのモチーフは、濱田が演じることでより明確になる。

だから、「迷いつつ」も「星のさだめ」も大いに感動したのは言うまでもないが、今回最も心に響いたのが「神が愛するヌビア」だった。捕らわれのヌビアの民ひとりひとりの手をにぎり、歌いかけ、励まし、ひとつの方向に導いていく。それが極めて説得力のあるシーンになっていた。

もはや神がかりの域に達している濱田のアイーダは、現在のミュージカル界のひとつの頂点だ。絶対に見逃してはいけない。噂の東京公演もいつかは実現するだろうが、これを見るためだけに福岡まで足を伸ばす価値は十分にある。そういう自分はもう次の福岡行きに意欲十分だ。

さてこの日、ラダメス将軍を演じたのは福井昌一。阿久津陽一郎と比べると、実にマジメで、一途なラダメスである。阿久津ラダメスだと、これまでちゃらちゃら生きてきた無責任男が、王女アイーダに出会って真面目になっていく、という感じだったのに対し、福井ラダメスは真面目一本で生きてきたカタブツが、悪女アイーダに出会って社会人デビューならぬ将軍デビューしちゃったぜ、という雰囲気になる。これはこれで面白い。

アムネリスは五東由衣。丸顔のアムネリスってどうなのよ、と思ったが、なんだかかわいらしい、どことなく憎めない感じのアムネリスだった。しかし王女として目覚めると、そのかわいらしさを潔く捨てる。このあたりの演技はさすがだった。歌い方が素直なので、冒頭の「時は古代エジプトの~」はちょっと迫力不足だったが、これは実力の問題というより個性の問題なので仕方がない。

3人とも歌唱力があるので、2幕の最初、「どうしたらいい」は聞いていて本当に心地よかった。

ついでに言うと、有賀光一のメレブは絶好調。抜け目なさも出てきて、客席からがんがん笑いを取っていた。

ところでアイーダという作品は、最初はあまり面白いとも思えなかったが、曲がいいからか、観るたびにだんだんはまりこんできた。そのあたりは「エビータ」の印象に少し近いかもしれない。タイトルも似てる。関係ねえか。

終演後、キャナルシティ内にあるホテルグランドハイアットの1階ラウンジで、「アイーダオリジナルデザート」を食べる(25日で終わりだったようだ)。

Hyatt_1

「アイーダ」のホームページ
http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/cast.html

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キャナルシティ10周年

キャナルシティが10周年を迎えた。福岡シティ劇場のこけら落とし公演「オペラ座の怪人」を観に来たが、もう10年前になるのか。それが自分にとって初めて福岡を訪れた時だった。その後、「夢から醒めた夢」、もう1回「オペラ座の怪人」、去年は「美女と野獣」とここで鑑賞。常に存続の危機がささやかれる福岡シティ劇場だが、何とかがんばってこれからも自分を福岡に誘ってほしいものだ。

キャナルシティも、テーマ性のある複合商業施設の先駆けで、10年前大いに感動したものだ。今でもお気に入りスポットである。こちらも経営的には厳しい状態が続いているようだが。

名物の噴水ショーは何度観てもすばらしい。美女と野獣の「Be our guest」に乗って宙を舞う水の芸術は、訪れたときにはぜひご覧いただきたい。

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キャナルシティのホームページ
http://www.canalcity.co.jp/home.html

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博多味処 いろは

数ある博多名物のひとつ、水たきを味わうために中州にある「博多味処 いろは」へ。有名人も数多く来店する有名店だ。有名店というと看板倒れの懸念もあるが、そこは味とサービスに妥協のない博多のこと、そんな心配は全くご無用の名店だった。

水たきは、へたな鳥を使うと独特のくさみが出てしまい、特に鳥の苦手な人には耐えられないものになってしまう。しかしここの水たきはすっきりとした味わいで、鶏肉のうまみを素直に味わうことができる。白濁したスープには予め鳥のうまみが十分にとけ込んでおり、スープを湯飲みにとって飲むよう勧められて飲んでみると、ゆず胡椒で引き立てられたそのうまさが体中に染み渡る。鶏肉はある程度うまさが出てしまっているが、やわらかいながらもしゃきっとした歯ごたえが快感だ。関東では水たきの野菜というと白菜だが、ここではメインがキャベツ。このキャベツがまたやわらかくて味が濃く、実にうまい。

Iroha1

そして官能的な色合いの鳥ミンチを団子状にして鍋で煮ること数分、できあがった鳥団子は最高だ。口のなかでほろりとくずれ鳥のうまさを鮮烈に堪能させてくれる。

Iroha2_1 

水たきは1人前4300円。これは安いけど、なぜかソフトドリンクが500円~600円と高めの設定。博多に来たら酒を飲め、ということなのだろうか?

情報はこのあたりに

http://woman.excite.co.jp/gourmet/restaurant/shop_56589.html

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櫛田神社の飾り山

多くの博多っ子にとって、仕事より優先度の高い行事である「博多祇園山笠」。毎年7月に行われるビッグイベントだ。そのクライマックス、締め込み姿の男子が山笠を担いでハイスピードで市内をかけめぐる「追い山」のスタート地点である櫛田神社を見学。すでに市内のあちこちに豪華にディスプレイされた「飾り山」が展示されており、ここ櫛田神社でも2体の山を観ることができた。どこの展示でも、大きい飾り山を、専用の屋根で覆っているので遠くからでもすぐにわかる。

Yamagasa_1 

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またまた「稚加榮」へ

めぐ王女降臨のニュースに沸く(一部で)福岡に遠征を決意。勝利めざして、西へとまっしぐらだ。

昨年に引き続き、昼は料亭「稚加榮」で。去年だいたいのところは書いているので多くは語らないが、今回はデジカメを持っていたので少しはキレイな写真を撮れた。それでも貼っておこう。

入り口近くの生け簀に、イカがすいすいと泳いでいる。この2日ほど福岡は大雨だったと聞いていたので、入荷していないのではと心配していただ、ひと安心だ。

Ikesu1

これが名物の巨大生け簀。

Ikesu2

大満足の和定食(1260円)。

Wateisyoku

上の写真では分かりにくいが、どのお椀も東京のそれより1.5~2倍ぐらいの大きさで、お膳自体がだいぶ大きい。だから量的にも本当に大満足だ。明太子なんて、チューブに入っていて食べ放題である。

Mentai

イカはやはり入荷が少なかったらしく、活け作り(2000円、時価)の透明度が今ひとつのようにも思えた。おいしかったけどね。ゲソの部分は、ちゃんとうねうねと動く。

Ika

ゲソは天ぷらにしてもらう。塩焼きや唐揚げにもできる。

Gesoten

着いて早々腹一杯になっていざキャナルシティへ。

料亭「稚加榮」

http://www.chikae.co.jp/ryotei/index.html

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2006年6月19日 (月)

夕食の風景

駅ビル内の小ぎれいな定食屋で、ひとりで夕飯を食べていた。

少し離れた席で、若い女性2人が話をしている。客が少ないので、盗み聞きする気はなくとも会話が耳に入ってくる。

「沖縄いいよー。美ら海水族館?あそこがすごいの」

「何かいるんだっけ」

「おっきい、そう、ジンベイザメ」

ああ、もうすぐ夏休みシーズンだ。俺もまた行きたくなってきたなあ。3年連続で行っちゃおうかな。

そんなことを考えているうちに、スキューバダイビングの話になったようだ。

「けっこうライセンス取るのたいへん?」

「うん。最初あれができなくってさー。ほら、ふんっ、てやるの。ハナぬき?」

  

鼻抜き?

Eritrea

↑こういうの?

 

それとも、沖縄は遠いから、やっぱり近場に行こうということになったのか?

Hananuki

↑花貫渓谷(茨城県高萩市)

 

 

「耳ぬきでしょ?」

「そうそう。それがさー」

 

何事もなかったかのように会話は続いていく。

しかし俺の頭の中では、幼稚園の遠足の思い出が、アフリカン・リズムに乗って蘇ってきており、それどころではなかった。

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2006年6月18日 (日)

映画「デスノート」前編(40秒以内にバレる)

デスノートファンの皆さん。

この映画は観てはいけない。少なくとも、観ないほうがいい。

なぜならば。

とてつもなく続きが観たくなるからだ。後編の公開は11月。そんなに待てるかよ、リューくん。

恐らく後編の公開時には前編もリバイバル上映されるだろうし、ひょっとしたらDVDも出るかもしれない。そのとき、まとめて観た方が精神的にはずっといい。

我慢ができなければ、こんなくだらないブログを読んでいないですぐ映画館に走れ!

それでもこのエントリーが読みたい人は、更に6分40秒が与えられる。

続きを読む "映画「デスノート」前編(40秒以内にバレる)"

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2006年6月11日 (日)

目黒「アルカション」

目黒駅にあるフレンチの名店、「アルカション」に初めて訪れた。

かねてから評判の店であり、2年ほど前には「美味しんぼ」でも大きく取り上げられた(コミックス90巻「感動の多い料理店」)。一度行ってみたいと思っていたが、なかなか機会がなかったのだ。

Meguro_1   

営業時間は23時までだが、ラストオーダーは20時30分と早い。ゆっくりと時間をかけて料理を楽しんでもらおう、という姿勢なのだろう。閉店してしまったパトリス・ジュリアンの店「サントル・フランセ・デ・ザール」もそうだった。

予約の時間から少し遅れ、ラストオーダー時間ぎりぎりにとびこむと、決して広くはない店内は明るくやわらかい空気に満たされている。いやがおうにも期待が高まるというものだ。

ここのディナーコースは「充実2皿コース」(4800円)「アルカションおまかせコース」(6500円)「スペシャルコース」(10000円)となっている。今回は「アルカションおまかせコース」を注文した。

前菜1皿目

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マスを焼いたシンプルな一皿。最小限の味付けで魚本来の味を引き出している、なんとなく懐かしい一品だ。

前菜2皿目。

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スミイカのオリーブオイル焼きをサラダ仕立てにしたもの。イカはやわらかく食べごたえがあり、また添えられた野菜がどれもこれも見事にうまい。

前菜3皿目。

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芋セロリをすりおろしてブランマンジェにし、さらにオマール海老を添えてスープにしている。セロリの鮮烈さを保ちながら、その刺激をまろやかな味わいに閉じこめている。このブランマンジェを作るのにいったいどれほどの手間がかかっているのか、想像もできない。

魚料理。

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魚料理はアイナメだ。その身の淡泊なうまさと、パリっと焼いた皮の香ばしさが絶妙のバランスである。つけあわせのキノコはジロール茸というフランスのきのこだそうだ。

肉料理。

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鴨のソテーは火の通し方が職人芸である。さわやかな味わいのソース、にんじんのパテ、温野菜にはちょっとだけトリュフが。

デザートの前の小さなデザート。

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ほんのりリキュールの聞いたシャーベットだ。

デザート。

5~6種類のデザートから1つを選ぶことができる。そのうち3種類を撮影。

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味も量も、大満足のコースだ。野菜がおいしい、というのがこの店の売りだが、アルカションというのはフランスの海を臨むリゾート地の名前だそうで、魚介類の取り回しも実に手慣れたものである。

決してぜいたくな素材を使っているわけではないが、それに丁寧に手を加えてうまい料理にしてくれる店、という評判は全くもってその通りだった。その手のかけ方も、だいぶユニークというかオリジナリティーの感じられるものだが、それでいて決してマニアックに走っているわけではない。あくまで真正面から素材に向き合い、常識にとらわれず、純粋に、真摯にそのうまさを追求した結果が、結果としてユニークなものになっているという印象だ。

素材や、その料理法を自慢げにひけらかすのもそれはそれで面白いが、この店はそういう店ではない。謙虚といえば謙虚だが、確かなものを提供しているという自信の現れでもあるのだろう。そのスタンスは料理だけでなく、住宅地にひっそりとたたずんでいる店構えにも、その内装にも、そしてそのサービスにも共通している。決して強い自己主張はしないが、絶大な信頼感を漂わせている。ぜんぶひっくるめて、実に気持ちのいい店だ。

なんだかちょっとだけ健康を取り戻したような気がした。

「アルカション」の情報(グルなび)

http://r.gnavi.co.jp/g235500/

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四季「キャッツ」強力布陣でGO!

芝タガーまたまた登場。鈴木涼太が夜行列車に戻ってきた。村ガスもいる。早水グリザベラもいる。高倉タントも復活だ!そこに真鍋奈津実ランペルティーザのおまけつきとなれば、行かない訳にもいくまい。

ということで1カ月ぶりのキャッツシアター。

グリザベラ 早水小夜子
ジェリーロラム=グリドルボーン 遠山さやか
ジェニエニドッツ 礒津ひろみ
ランペルティーザ 真鍋奈津美
ディミータ 滝沢由佳
ボンバルリーナ 南 千繪
シラバブ 荒井香織
タントミール 高倉恵美
ジェミマ 王 クン
ヴィクトリア 金井紗智子
カッサンドラ 井藤湊香
オールドデュトロノミー 種井静夫
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 村 俊英
マンカストラップ 田村雄一
ラム・タム・タガー 芝 清道
ミストフェリーズ 蔡 暁強
マンゴジェリー 萩原隆匡
スキンブルシャンクス 鈴木涼太
コリコパット 牛 俊杰
ランパスキャット 幸田亮一
カーバケッティ 劉 志
ギルバート 張 文瀟
マキャヴィティ キム グヨル
タンブルブルータス 村瀬美音

芝清道のタガーはあいかわらず変なおじさんぶりをいかんなく発揮。タガー締めはワールドカップネタで来るかと思ったが違った。自分にとっては初見のネタだった。

鈴木涼太のスキンブルシャンクスはやはりいい。明るさ、はつらつさ、愛嬌、すべてそろっている。鈴木のキャリアを考えれば、この役に縛っておくことは難しいが……。

オペラ座とキャッツを行き来している村俊英。本当にご苦労様だが、村がここにいると2幕の感動量が段違いである。しかし今回のグロールタイガー軍団は芝清道・蔡暁強・田村雄一・鈴木涼太。これ、シャム猫ごときに負けないと思うぞ。

遠山さやかのジェリーロラムと荒井香織のシラバブは美猫姉妹。ビジュアルポイントが一気にアップだ。これが秋夢子と南めぐみだったらボーカルポイントがアップすることになる。ジェリーロラム、シラバブのコンビは層が厚くなってきた。

高倉恵美のタントミールは久しぶりだが本当にキレイ。中に人が入っているのを忘れるほどだ。

それにしても早水小夜子のグリザベラには、何か凄みが加わってきた。「マンマ・ミーア!」への出演がいい影響を与えたのだろうか? 「ほら、見て」で感動がどかんと押し寄せてきた。こういう人が歌うと、メモリーは名曲だとしみじみ思う。

メモリーのあと、拍手をするかしないか、は意見が分かれるところだし、ちょっと迷うのも事実だ。しかしこの日は会場が水を打ったように静かになった。ぐうの音も出ないほど、圧倒されていたのだ。

ところで今回は前の方で観ることができたので、今まで気付かなかった各猫の小芝居もいくつか発見できた。ガスの昔話のとき、たれぱんだのようにべたっと寝そべっている真鍋ランペルティーザに激萌え。またミストフェリーズがオールドデュトロノミーを召還するためにマジックをかける相手を探すシーン、芝タガーが「俺! 俺!」と強烈にアピールし、無視されるとがっくりと落ち込んでいるのに爆笑だ。

芝といえば、ついにキヨミチと握手しちまった。ごつごつした手の感触を想像していたが、意外にもその手は女性のように細く、やわらかい手だったことを報告しておく。

「キャッツ」のホームページ

http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/index.html

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アイドルコロシアム「ザ・バトルヒロイントーナメント 2nd SEASON」

10日、新木場1stRINGでアイドルコロシアムの第6回大会が開催された。MONDO21の番組有料公開録画、というよりイベントとして独自の進化を模索しているアイドルコロシアムだが、今回は原点に戻って単純に水着姿のグラビアアイドルがプロレスをする、というスタイルの興行になった。

また出場者も総入れ替えし、8人全員が初参加というフレッシュな顔ぶれ。かなり無理して集めた感がありありだが、結果的に姉系・妹系・乳揺れ系、腐女子に電波に優等生、と様々なタイプのキャラクターがそろったのは良かった。

みなそれぞれにかわいいが、全体的に身体的能力は低く、全く迫力のないファイトが続く。コスプレや歌の披露も最小限で、全体的に小ぢんまりとまとまった感じだ。

だがつまらなかったかといえばそんなこともない。「グラビアアイドルが水着でプロレスをやったら、ちょっとエッチでばかばかしくて面白いだろう」といったところがこの番組、イベントの基本コンセプトなのだと思うが、それは原点に戻ったことで、より明確に実現できていたと思う。

試合前にMCがアイドルにくだらない質問や芸の強要をする、という段取りも復活したが、この番組の前身「女闘美X」から出演している中山正敏アナウンサーは実況に専念し、アイドルとのやりとりはお若手笑い芸人(Over Drive)にバトンタッチした。

  ◇  ◇

原点に戻った、と言ったが、アイドルコロシアムは第1回大会ですでに原点以外の要素を取り入れていた。すなわち前身の女闘美Xから継承したキャットファイト的なカタルシスである。それは第3回大会で女闘美世代の生駒エリコが卒業したことで消え去った。代わりに高橋りか、今井叶美らアイコロ世代が努力を重ねて培った、健康的なお色気路線が重要な要素になった。さらに、制作者側は新たな要素を盛り込もうとして、演技や歌などを盛り込みミュージカル志向に舵を切った。

それが今回、全ての要素を捨て去って基本コンセプトだけの公演を行ったということは、その路線が否定されたということだろう。制作者としては忸怩たる思いもあるかもしれないが、くさることはない。

このイベントの魅力は、コンセプトがゆるいだけに、それをプラットフォームとして様々な要素を盛り込めることにある。ぜひ思いもつかないものを組み込んでみて、全く新しいエンターテインメントの境地を切り開いていってほしいと期待している。

  ◇  ◇

渡瀬真由が試合中水着のひもを直しているのを見て「ゆるめにして胸を大きく見せようという作戦でしょうか」と中山アナウンサーが発言、本人に睨まれるシーンがあった。

この「ゆるさ」こそ、アイドルコロシアムというコンテンツの本質と言えるのではないか。

ゆるいがために、そこには空白、すき間が発生する。そこに何かを詰め込んでもいいし、それを老荘思想における「混沌」と見なし、あえて目鼻をつけない、という手もあるだろう。

南海の帝を儵と為し、北海の帝を忽と為し、中央の帝を渾沌と為す。儵と忽と時に相与に渾沌の地に遇う。渾沌之を待つこと甚だ善し。儵と忽と、渾沌の徳に報いんことを謀りて曰わく「人皆七竅有りて、以て視聴食息す。此れ独り有ること無し。嘗試みに、之を鑿たん」と。日に一竅を鑿つに、七日にして渾沌死せり。

前回はパンフレットを作成、販売していたが、今回はカラーコピー1枚のみ。制作予算の削減は深刻のようだ。

アイドルコロシアムのページ
http://i-colo.jp/

第2回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/06/post_1.html
第3回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/09/2005road_to_bre_97ac.html
第4回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/12/post_1.html
第5回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2006/03/post_9a62.html

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2006年6月10日 (土)

焼肉「正泰苑」町屋本店

東京一、いや日本一の呼び声もかかる「正泰苑」に初めて訪れた。銀座や大門、そして町屋駅前にもあるが、本店が一番うまいのだという。

路地を入った住宅地にあり、場所が分かりにくい上に外観はぱっとしないが、店内は明るくて小ぎれいだ。

出てきた肉は、一目見ただけでよだれが出そうに美しい。これはもう、食べずともうまいのが分かる。

食べてみた。

どれもこれも、言葉を失ううまさである。

塩カルビは肉本来のうまさが口の中でスパークする。上ロースは「生でもどうぞ」という店員の言葉を信じて食べると、舌の上でとろけていく。

レバ刺も、山芋をかけて和風仕立てにした創作っぽいユッケも、みなうまい。

元気のいい店員さんたちは各テーブルの様子をきちんと見ており、すぐに網を替えてくれるのもありがたい。

値段は、野郎二人でたらふく食べたのでそれなりにいってしまったが、チェーン店でない、普通の焼肉店なみといったところ。肉の質はいずれもIT長者が通うような超高級店並であることを考えれば、コストパフォーマンスは素晴らしい。

人気店のため時間を制限されてしまうのは、のんびり食べたい人にはマイナスか。しかし予約時に、すぐになくなってしまう上ロースなどを頼んでおくと取り置いてくれるなど、限られた時間で満足してもらおうという姿勢が感じられ、おごった印象は全くない。

ほかの焼肉がちゃんちゃらおかしく思えるほど、まぎれもない名店だ。

血圧が・・・

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泣くほどうまかった「塩カルビ」

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2006年6月 4日 (日)

2日間ひきこもり

さすがに生命の危機を感じて家でおとなしくしていた。

薬がきいて、1週間で最高血圧が40も下がった。これもどうかと思うが。

今まで頭が痛くてよく眠れなかったが、それがすっきり治った。これ幸いと、おとぎ話の、というより「激!極虎一家」の三年寝太郎(菊水寮長)のように、こんこんと寝ているうちに土日が終わってしまった。

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