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2006年4月 9日 (日)

東宝「レ・ミゼラブル」日生劇場公演

レ・ミゼラブルが東京に戻ってきた。帝劇が改装中のため、日生劇場で1カ月限りの公演である。当初観るつもりはなかったが、始まるとやはり観たくなるもので、ついYahoo!オークションでチケットを入手し参戦。

キャストは下記の通り。

ジャン・バルジャン 山口祐一郎
ジャベール 鈴木綜馬
エポニーヌ 笹本玲奈
ファンテーヌ 井料瑠美
コゼット 剱持たまき
マリウス 岡田浩暉
テナルディエ コング桑田
テナルディエの妻 田中利花
アンジョルラス 岸祐二

山口、鈴木(芥川英司)、井料と3人そろったモトシキ祭り。これに坂元健児が加われば完璧だ。そういえば以前、山口、鈴木、堀内敬子という祭りもあった。客席のマニア偏差値が一挙に高まり、異様な雰囲気だった。

岡田浩暉、コング桑田、田中利花が初見。いずれも可もなく不可もなく、でもどっちかというと不可、という印象だ。悪くないんだけど、どうもね、というなんとも歯切れの悪い感想しか出てこない。

また井料の歌がちょっと「?」な状況だった。四季を離れ、この舞台で復活したときは、少しブランクを感じさせたものの今後に期待させてくれる出来だったのに。雰囲気はファンティーヌに合っていると思うので、奮起を望みたい。

アンサンブルでは司教様がいまいち。急病者が出た余波か?

とぶつぶつ不満を言ったものの、全体の印象が悪くないのは、山口&鈴木の主役コンビがいいからだ。もはや初演の滝田栄バルジャン&鹿賀丈史ジャベールに匹敵する。歌だけでみればもちろんとうにそのコンビを越えているが、演技や存在感を含め、そのレベルは相当高い位置まできている。

2人の間にみなぎる緊張感もひりひりと伝わってきた。山口は、芥川が相手だと実にまじめに演技をする。いや、真面目に演技をするのは当たり前だが、そこはほら、山口祐一郎だから。

ますますその歌に磨きのかかってきた岸アンジョルラスや、剱持コゼット、笹本エポニーヌなどがそれぞれ着実にステップアップしているのが頼もしい。来年か再来年には確実に帝劇で上演されるだろうが、そこでは中核メンバーとしてカンパニーを引っ張ってくれるだろう。

ところで、エポニーヌが「その髪好きだわ~」と手を伸ばすシーンのマリウスの反応は、演じる者によってだいぶ異なる。石川禅は「なんだよふざけて、アハハ」と自分もふざけている。石井一孝は「なんだよふざけて!」と本気で怒る。だいたいこの2パターンのどちらかだったが、今回の岡田マリウスはさらに異なり「いきなり女の人に触られちゃってどっきどきだぜ!」という中学生みたいな演技だった。これもなかなか面白い。

昨年12月のレポート(大阪)

http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/12/post_2.html

昨年6月のレポート(2000回記念キャスト)

http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/06/post.html

昨年3月のレポート

http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/03/19_fcc8.html

レ・ミゼラブルのホームページ

http://www.toho.co.jp/stage/lesmis/welcome-j.html

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