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2006年4月 9日 (日)

「ウルトラマンメビウス」放送開始

ウルトラマンの新シリーズ、「ウルトラマンメビウス」の放送が始まった。

前シリーズ「ウルトラマンマックス」は、旧作品の怪獣が登場したり、実相寺昭雄らウルトラシリーズの創世記を支えた演出家が手がけたりと、往年の名作へのオマージュに満ちあふれ、人気を博した。今回もさっそく第2話でグドンが登場、その路線を引き継ぐ模様だ。

この傾向、怪獣ファンとしては確かに楽しいのだけれど、ウルトラシリーズが新たな価値の創造よりも懐古趣味に走ってしまうのは残念な気もする。劣化コピーの繰り返しでは、子供たちの記憶に鮮烈な印象を残すことはないだろう。もはやウルトラマンは日本の大切な文化のひとつだ。次の世代まで考えた番組づくりを期待したい。

もっともこの傾向に円谷プロが走ったのも理由がある。それは全く新しいウルトラマン像を作ろう、という意気込みで2004年にスタートした「ULTRA N PROJECT」の失敗だ。朝の時間帯での放送、1話完結を捨てたストーリー、複数の変身能力者の登場など、さまざまな試みに取り組んだテレビシリーズ「ウルトラマンネクサス」は途中で放送打ち切りになった。映画「ULTRAMAN」はまともに上映もされず、続編の制作も中止された。これが「新しい試み」へのトラウマになっていることは想像に難くない。

だが、それで引きこもってどうする。昔ばかり懐かしんでいる大人の姿を見て育った子供は、たぶんろくな大人になれないだろう。ウルトラマンは、常に強くあってほしいものだ。

もっとも今回のシリーズも、いくつか斬新な設定は含めている。1話を見ただけではわからないが、科学特捜隊やウルトラ警備隊に当たる組織「CREW GUYS」のメンバーは、これから集められるようだ。きっと彼らの成長を群像劇として描いていくのだろう。ウルトラマン自身の成長も語られるようだ。そこは「ウルトラマン80」に少し似ている。

そうした新しい部分を着実に形にしていけるのであれば、サービスとして多少レトロ要素を盛り込むのも悪くはないだろう。第1話では、さりげなく(?)「帰ってきたウルトラマン」の最終回で披露される「ウルトラ5つの誓い」が登場した。あまり懐かしさを前面に出すのではなく、こういうマニア心理をくすぐる要素として織り込んでいくのなら歓迎である。

その5つの誓い、きちんと暗唱できた。最近は物忘れが激しく、さっぱりものを覚えれないが、子供のころの記憶は本当に消えることがない。できれば少し消して、容量を確保したいのだけれど。

Ultra

ウルトラマンメビウスのホームページ

http://hicbc.com/tv/mebius/

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