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2006年3月19日 (日)

アイドルコロシアム1周年記念公演「天空のアリーナ」

第5回、1周年公演を迎えたアイドルコロシアム。前回からイベントではなく全体をストーリー仕立てにして、演劇的な要素を強めているが、今回は試合前のアナウンサーとのやりとりも廃止して、完全な演劇公演になった。その中で8試合のプロレスが展開される。

ストーリーは近未来の悪のプロレス集団に、愛と夢を追いかける正義のプロレス集団が戦いを挑むというもので、なんとなく映画版「花のあすか組!」や安藤希主演の「ファイト・ガールズ」のような雰囲気だ。

劇中で出演者が歌う歌もすべてオリジナルだが、ピアノ伴奏だけだったのでファミリーミュージカルっぽい印象になった。ただその曲がちょっと貧相なメロディーラインで、ファミリーミュージカルの秀作を数多く観てきた自分にはやや物足りなく感じる。曲だけではなく、今回は「12歳以下は無料」と子供の参加も想定し、実際関係者の家族とおぼしき子供が何人か参加していた。

そのせい、というわけでもないだろうが、前回からプロレスシーンの衣装も水着ではなくなってしまったし、お色気度はぐっと下がった。大いに悲しい。

公演としての完成度はなかなかで、テンポよく進行する物語の中で、どの出演者も演技をそつなくこなしていた。プロレスについても1年前とは比べものにならないぐらい成長し、継続して参加している高橋りかや今井叶美はもちろん、沼尻さやかもだいぶキレのある動きになった。前回公演のあと、コーチである女子格闘家・藪下めぐみに怒られて泣いたと言っていたが、その気持ちが彼女をひと回り大きくしたのだろう。

今回の公演について、公式ページは「大人から子供まで楽しめる新しいスタイルのヒーロー系エンタテイメントを目指す」と宣言している。そのねらいはある程度達成したといえるだろう。だが個人的には、どうも比喩的な意味で「テレビ的」にまとまってしまった感じがして、少し残念だ。これならMONDO21というマニアックなCS局でなく、地上波でも放送できそうだ。スポンサーはつかないかもしれないが。

昨年これをMONDO21で、あるいは会場で観たとき、これまでにないエンターテイメントの誕生を予感した。ここで終わってほしくはない。今回のように、演劇をversatileなプラットフォームにして、その上にプロレスや歌、お色気、お笑いを載せていくというスタイルもいいが、むしろプロレスをプラットフォームにしたほうが面白いことになるのではないか?それはWWFに近いものになるかもしれないが、グラビアアイドルという日本にしかないコンテンツを生かせば、全く未知の領域を開拓できるように思う。次回の公演が、今回を踏襲したものになるのか、あるいは異なるものになるのか。もし同じであれば、何となく先は読める。ひょっとしたら大ヒットコンテンツになるかもしれないが、それは自分が観たい、というものではない。いずれにしても、次回公演の発表を待つことにしよう。

新しい出演者では、小原かおりが良かった。制作発表会見のときは(行ったのかよ)なんだか垢抜けない感じしかしなかったが、拳法の心得があるという彼女の動きには無駄がなく、ハイキックなどの難しい技をまったく自然に繰り出していて、実に美しかった。今後の活躍が楽しみだ。

今回からパンフレットを販売するようになった。藪下師匠自ら販売していた。著名な格闘家なのに、公演の裏方仕事を積極的に引き受けていて、立派な人である。自分がトイレに行って、会場に戻ってきたときはドアを開けてくれた。ちょっと好きになった。

icolo5

パンフレットは、練習風景の写真がイイ感じだ。

アイドルコロシアムのページ
http://i-colo.jp/

第2回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/06/post_1.html
第3回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/09/2005road_to_bre_97ac.html
第4回公演レポート
http://kingdom.cocolog-nifty.com/dokimemo/2005/12/post_1.html

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