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2006年1月15日 (日)

ナムコ「THE iDOLM@STER」天海春香プロデュース終了

ナムコの「THE iDOLM@STER」は、家庭用ゲームではない。ゲームセンターでプレイする、業務用ゲームとかアーケードゲームとか言われるジャンルのものだ。

ナムコが、社内の家庭用ゲーム部門、業務用ゲーム部門、そして携帯向けゲーム部門を横断するクロス・ファンクショナルチームを設置して送り出した、全社プロジェクトの成果であり、その制作には6年近い歳月がかかっているという。

内容は、プレーヤーがプロデューサーとなり、新人アイドルを育成するというもの。プリンセスメーカーに、ギャルゲーの要素が加わったようなものだ。

これを初めてプレーしたのが12月初め。稼働したのは夏だが、超人気だったので、試してみる気にならなかったのだ。

最初に、リライトカード(データやカード表面の画像を書き換えられる磁気カード)を2枚購入する。1枚は「プロデューサーカード」で、プレーヤーのプレー記録をするためのもの。もう1枚は「ユニットカード」で、アイドル1人または1ユニットごとに必要になる。最初は1人しか育成できないが、レベルが上がると複数育成が可能になる。

ゲームとしては、ギャルゲーにありがちな選択肢による会話や、歌やダンスなどのレッスン、そしてネットワークで全国のプレーヤーと対戦するオーディションなどをこなしながら、ファンの人数を増やしていくというもの。ファンが増えるに従ってアイドルとしてのランクが上がっていき、最後は「アイドル神」まで上りつめる。

ただ、ランクアップには各段階ごとにタイムリミットが設けられており、既定のプレイ回数でランクアップしないと、ゲームオーバー、育成したアイドルは活動停止に追い込まれる。だが、そうして1人のアイドルを最後まで面倒みることで、プレーヤー自身のレベルが上がっていくのだ。「引退」がエンディングではなく、プロセスとして織り込まれているところがみそだ。

さて、まずはプロデューサー(つまり自分)の名前をつける。考えていなかったので、適当につけた名前は

ヌゲヌゲ。

「出動!ミニスカポリス」プロデューサーの愛称をぱくった。

しかしこれは失敗で、ネット対戦のたびに、「ヌゲヌゲ プロデュース」と恥ずかしい名前が全国に晒されることになった。

続いてキャラクター選択。予備知識がなかったので、最も無難そうなキャラクター「天海春香」を選ぶ。そしたら今度は芸名をつけろという。これも突然だったので、苦し紛れにつけた名前が、

かげやま りな。

もちろん伝説のストリッパー、影山莉菜から勝手にいただいた。「ヌゲヌゲプロデュース かげやま りな」を対戦中に目撃した人、すいません、それ僕です。

ゲーム自体は、さほど目新しさを感じさせる要素も少なく、ネット対戦のオーディションも、あまり洗練されたゲームシステムとは言い難い。まあ、これならちょっとやって飽きるだろうな、というのが初プレイの感想だ。

しかし聞けば携帯用のコンテンツが、このゲームに連動しているという。そこで携帯サイトもマイメニュー登録してみる(月額300円)。メールアドレスを登録すると育成しているアイドルからメールが来るという。これは面白そうだ。

翌日、会社に出勤すると携帯にメールが届いた。何だろう、と開けてみると・・・

mail12

これはいい。なんだかよくわからないが嬉しい気持ちになる。この感動は、ファミコンのディスクシステムで87年に発売された「中山美穂のトキメキハイスクール」で、ゲーム内で指定された番号に電話をかけ、中山美穂からの留守電メッセージを聞いたとき以来だ。

がぜん、このゲームに対してやる気がわいてきた。(37歳、会社員)

しかし翌日来たメールの最後には、こう書かれていた。

mail22

・・・キャバクラ嬢の営業メールかよ。実際、ナムコ社内でもこれを「キャバメ」と呼んでいたらしい。

だが、翌日、会社帰りにいそいそとゲームセンターに向かう自分の姿があった。

いずれにしても、「足を運んでプレーする」業務用ゲームと、「常に身近にある」携帯メールという、2つのメディアの「距離感」を巧みに組み合わせたところに、このコンテンツの魅力がある。通常「メディアミックス」というと、1つのコンテンツを多様なメディアに流すことを指すが、今後はさまざまなメディアの異なる特性をどう組み合わせるか、という点も、ヒットコンテンツを生み出すカギになりそうだ。

そんなこんなでずるずるとこの世界に入り込み、初回のプレイだしランクDまでいければ十分、と思っていたのに、奇跡のオーディション5連勝などもあって結局ランクCまで上がることができた。

そして活動停止が決まり、お別れコンサート、そして天海春香との離別。あまり高いランクまで行けなかったため、感動のエンディング、というほどでもなかったが、それでもやはり感慨深いものがあった。深夜のゲームセンター(松戸あたり)で、iDOLM@STERの筐体の前で涙ぐんでいたスーツ姿のサラリーマンを見かけた人がいたら、それは多分俺だ。

しかし、いつまでも悲しんではいられない。すぐに次のアイドル育成にとりかかる。今度はテンション管理が難しいがポテンシャルは高い秋月律子と、能力は低いが常に躁状態のハイテンション双子姉妹、双海亜美・真美のユニットで勝負だ。

ユニット名は考えてある。

ユニバG。

どうだ、強そうだろう。

また一歩、「私の友人」ジャン・クロード・バンダムに近づいた。

THE iDOLM@STERのホームページ

http://www.idolmaster.jp/

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コメント

すごく面白そうなゲームですねぇ。
>がぜん、このゲームに対してやる気がわいてきた。(37歳、会社員)
私もです。今度近所のゲーセンに行ってみよっと!
同じく37歳、会社員。。

投稿: fudoh | 2006年1月19日 (木) 02時07分

早速先日このゲームにトライしてきました。
選んだのはおとなしめの萩原雪歩。
芸名はもちろん…
「木村はな」
にしてみました。。
とりあえずFランクになり閉店時間が迫ってきたのでその日は終了しました。
結構時間かかるゲームですねぇ。

投稿: fudoh | 2006年1月22日 (日) 02時08分

やや、同い年でありましたか!まあポワトリンの話題とかで同年代とは思っておりましたが。

またヘンな道に誘ってしまって申し訳ないです。初回は3プレイセットな上にオーディションまでついているのでえらく時間がかかるのです。雪歩はコアなファンが多いんですよねえ。俺も「樋口あみ」とか「吉沢りえこ」とかデビューさせてみようかな。

投稿: ヤボオ | 2006年1月22日 (日) 17時01分

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