東京ディズニーリゾート・クリスマスイベント徹底攻略
そして伝説へ・・・
今年も東京ディズニーリゾート(TDR)のクリスマスシーズンがやってきた。
昨年は、シンデレラ城前で行われるメインショーの指定席を確保するために、「レッツ・エンジョイ・スペシャルイベント」という特別なガイドツアーに参加する必要があり、とんでもない時間から並ぶことを余儀なくされた。しかし今年は同ツアーからはショー指定席の特典が外されたので、別の手を講じなくてはならない。
そこで目をつけたのが「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」という、TDRオフィシャルサイトでオンライン予約できるツアーパッケージだ。特に、ディズニーアンバサダーホテルに宿泊するツアーは、特典も多く、今年のメインショー「ミッキーのマジカルクリスマスツリー」指定券が含まれる。また、さまざまな事前の手配も可能になり、さらに両方のパークを行き来できるスペシャルなパスポートも手に入る。今回はこれを利用して、東京ディズニーランドのみならず、東京ディズニーシーまでも視野に入れた攻略戦を展開することにした。
決行は土曜日。言うまでもなく一番混んでいる曜日だ。前日深夜にアンバサダーホテルにチェックイン。明日に備えて就寝する。
シェフ・ミッキー
まず朝は7時からホテル1階の「シェフ・ミッキー」で朝食。ビュッフェスタイルのレストランだが、食べているとミッキーマウスほかのキャラクターが次々とテーブルにやってくる。
ディズニーリゾートライン乗車
ゆっくり朝食をいただいて、ホテルをチェックアウト。モノレールからランドの駐車場を見ると、すでにピノキオまで車が入っている。つまりすでに満車に近い。何しろクリスマスシーズンの土曜日、よく晴れて気温もさほど低くない。ダブル制限(両パークで入場制限実施)必至の、ウルトラ混雑予想日だ。
東京ディズニーランドへ
とりあえずモノレールで一周してからランドに入場。すでに場内は歩くのもままならない状態になっている。
ホーンデッドマンション ホリデー・ナイトメア
昨年から実施され大好評の、ハロウィン~クリスマス期間限定のホーンテッドマンション「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」バージョン。ティム・バートン好きにはたまらない出来映えだ。アトラクション内はフラッシュ禁止なので、ぼーっとした写真しか撮れない。すでにファストパスが昼ぐらいの発券になっており、スタンバイは130分待ち。パッケージツアーに特典として2枚ついてくる、オールマイティのファストパスを使用して入場。
イッツア・スモール・ワールド ベリーメリーホリデー
昨年から実施されているクリスマス~新年スペシャルバージョン。いつもすぐに乗れるのが魅力のアトラクションだが、この期間はそうはいかない。少し待って入場。
ディズニー・ジャンボ・クリスマスパレード
今年のクリスマスパレードは、かつての「ディズニー・パーティグラパレード」を思い出させる、巨大なバルーン型のフロートが特徴だ。先頭はミニーフロート。
このパレードは途中何回か停止してショーを行う。そのときにどのキャラクターのフロートが止まるかが場所選びのポイントだが、運良くミッキー停止位置を確保することができた。
キャッスルショー ミッキーのマジカルクリスマスツリー
お待ちかねのメインショー。いつもは抽選に外れてばかりだが、今回は指定席、しかも前から10列目というナイスポジションだ。
ホースシュー・ラウンドアップ
ダイヤモンド・ホースシューのランチショーは、昨年のときと違ってキャラクター総出演ではなくなった。それでも人気は相変わらずで、オープンと同時に予約窓口に行かないとまず観られない。今回は宿泊者特典で事前予約し、最前列テーブルで鑑賞。
プーさんのハニーハント
いまだ超人気を維持しているアトラクション。好き嫌いは分かれるが、自分は気に入っている。朝のうちに入手しておいたファストパスで入場。
東京ディズニーシーへ
ここでシーに移動。
プレミアムツアーに参加~海底2万マイル&センター・オブ・ジ・アース
東京ディズニーシーのガイドツアーのひとつ、「プレミアムツアー」に参加。これも宿泊者は事前予約の権利があるが、超人気のため実際にはなかなか予約できない。今回は運良くキャンセルを拾えて参加できた。ガイドさんの話を聞いて勉強。「隠れミッキー」の場所をいくつか教えてもらう。
このツアーの人気の理由の1つは、その時間内でショーやアトラクションに参加できること。今回は「海底2万マイル」と「センター・オブ・ジ・アース」に参加。もちろん待ち時間ゼロだ。
ミニーのナットクラッカー
そして東京ディズニーシーのクリスマスメインショー「ミニーのナットクラッカー」もこのツアー時間内なら指定席を手配してもらえる。このショーは1日5回公演で、整理方式の回と先着順の回があるが、いずれも朝一番に入場したり、長時間待たないと参加は難しい。それを指定席で観られるのだからこれはありがたい。
ミッキーやミニーがアイススケートを披露する、小さいながら迫力のあるショーだ。
ブラヴィッシーモ!
これはクリスマス期間限定というわけではないが、これでもかとばかりに火を使うスペクタクルなショー。なんとプレミアムツアー参加者は、特別な鑑賞エリアでゆっくり見ることができる。こんなに特典があるのだから、超人気なのもうなずける。
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー クリスタルスカルの魔宮
現在のところ、シーで最も安定した人気を誇るアトラクション。ホーンテッドマンションやカリブの海賊のように、広い面積を使っているのが魅力だ。もう1枚残っていた、オールマイティファストパスを使って入場。
キャンドルライト・リフレクションズ
水上のクリスマスツリーに点火する、幻想的なショー。これも特別エリアで鑑賞できる。以前、ホテルミラコスタの部屋からも観たことがある。
クリスマスウィッシュ・イン・ザ・スカイ
8時30分になると花火が上がる。これをアラビアンコーストを望むブリッジの上で鑑賞。マジックランプシアターの建物とマッチしてなかなかよい構図だ。
マゼランズ
最後に夕食。シーはランドよりずっとレストランが充実している。なかでも人気の「マゼランズ」は、シックな雰囲気のコース料理中心の店だ。ここでクリスマススペシャルディナーコースをいただく。
ゆっくり食べていたら、いつの間にか閉園時間を過ぎていた。22時30分ごろ、シーを出る。
総括
というわけで、激混みの中でどれだけイベントに参加できるか、という攻略戦だったが、まずまずの成果を挙げた。ランドの「ミッキーのマジカルクリスマスツリー」と、シーの「ミニーのナットクラッカー」を1日で両方観るというのは、なかなかできない経験だろう。
もちろん課題もある。ランドの、毎年欠かさず観ている「カントリーベア・シアター“ジングルベル・ジャンボリー”」や、シーの、この期間だけミッキーとミニーが登場する「アンコール!」を見逃したのはやや残念。計画に甘さがあったということか。アトラクションも、気合いを入れればもう少し乗れたように思う。
また、金がかかりすぎるのも確かだ。軽くオペラの来日公演をS席で観られるほどだ。
しかし、もっと大きな問題がある。今回の試みは、
1人で決行するのはイタすぎる。
これまで、TDRはもちろん、リゾートホテルやフランス料理店など、さまざまな場所に1人で突入して精神を鍛え上げてきた自分だが、この1日はその限界に挑戦する格好になった。
シェフ・ミッキーでは、ほかのテーブルはみなキャラクターと一緒に写真を撮るのだが、ここだけキャラ単体撮影。
そんな中、ミニーは、抱きついて、キスまでしてくれた。夫婦やカップルの一行だったら、男性客にそんなことはしないだろう。
さ す が だ な、 デ ィ ズ ニ ー。
ちょっと萌えた自分が悲しかった。
貴重なキャッスルショー鑑賞エリア。当然ゲストで埋め尽くされているが、俺の隣だけは空いている。後ろの人には、見やすくて喜んでもらえたと思う。
ダイヤモンド・ホースシューのランチショーでは、ショーの登場人物のひとり、サボテン・ジョージがインチキくさい語り口で客いじりを始める。嫌な予感がしたが、やっぱりいじられた。
「どうしたんですか。ひとりポツンと」
いきなり直球勝負かよ。そのあとショーに巻き込まれ、射撃の的を持たされた。いい思い出になった、とブログには書いておこう。
だいたい、このテーブルは4人席だ。1人分の料理を置くには、広すぎるぜ。
・・・。
また一歩、伝説に近づいた。
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コメント
とっても楽しいレポでした!
やはりツワモノですねぇ、ヤボオさん。
私もひとり旅をよくしますがとてもとてもここまでの勇気はもてません。
その勇気と情熱を分けていただきたいです…。
いえいえ、「イタさ」より「侠(オトコ)」を感じましたよ。
私はTDRはもう5年以上も行ってません。なのでシーは行ったことがありません。
全然知らなかったのですが、いろいろとウラ技があるんですねぇ。
読んでいてまったくついていけません…。
次行くようになった時はぜひご教授願いたいです。
投稿: フドウ | 2005年12月14日 (水) 00時03分
まっあまりホメられたものでも・・・
本当は空いている平日に行きたいんですが、そうもいかないので「混んでるときに行ってこそディズニーリゾート」と開き直っております。
投稿: ヤボオ | 2005年12月14日 (水) 00時12分