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2005年9月11日 (日)

ダグラス・アダムス「銀河ヒッチハイク・ガイド」

1978年にラジオ・ドラマとして誕生し、その後小説として出版されベスト・セラーとなったダグラス・アダムスのSF作品「銀河ヒッチハイク・ガイド」の映画化。アダムス自身が脚本を執筆したが氏は2001年に急逝。その遺稿をもとに制作された。

突然宇宙に放り出された主人公が、キテレツな宇宙人達にほんろうされながらもたくましく冒険を続ける様を描き、そこに社会や人間の本質に迫る考察を散りばめていく。

要するに、「21エモン」(藤子・F・不二雄、1968-69)だ。

どうも21エモンという同ジャンルの傑作マンガを読んでいるために、今ひとつこの映画はピンとこなかった。ギャグも、そこに隠されたメッセージも、どうも鋭さが足りないように思えてしまったのである。原作は読んでいないが、ひょっとしたら原作はもっと英国人らしい皮肉にあふれたものになっているのかもしれない。それが、ハリウッドによって(しかも配給はブエナ・ビスタ)、皮肉のエッジが丸くなってしまったのだろうか?

あるいは、セリフを英語で理解できると少し印象が変わったかもしれない。今回、六本木ヒルズのヴァージンTOHOシネマで観たのだが、場所がら外国人客も多く、彼らは自分達が笑えないシーンでもゲラゲラ笑っていた。

映画全体のテイストは嫌いではないし、テンポのいい展開、サム・ロックウェルの強烈な演技、美しい映像など、作品の出来としては悪くないと思うので、興味のある人は観てソンはない。ただ、「21エモン」が今読み返しても新しさを感じるのに比べ、この映画にはどうも古さを感じてしまったのがいかにも残念である。

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「銀河ヒッチハイク・ガイド」公式サイト

http://www.movies.co.jp/h2g2/

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予告がちょっと宇宙系で面白そうだったので観てきました。 いつも空き空きのTOHOシネマズ川崎で・・・。 しかもプレミア・スクリーンなのに通常料金・・ レイトで1200円なり。 原題は「THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY」。 2005年製作のSF・アドベンチャー・コメディ、109分もの。 あらすじ 銀河系バイパスを作るため、地球を爆破しまーーーす・・と、 突然宇宙�... [続きを読む]

受信: 2005年9月14日 (水) 20時53分

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